お題 |
ドラマ |
開催期間 |
2005/04/14~2005/04/25 |
参加作品数 |
11 |
審査員 |
5人 |
本スレ |
14の257-286 |
議論スレ |
9の844-864 |
【チャンプ】
【準チャンプ】
作品一覧
【審査員】
- おしっこ ◆Ti0PcEbhdw
- ギロチン・マリー ◆ZKKEnLZjOY
- 葉土 ◆Rain/1Ex.w
- 園川 ◆nWfXpQxHHM
- MUJINA ◆iXws.WGCLY
【採点レス】
275 名前:おしっこ ◆Ti0PcEbhdw 投稿日:2005/04/23(土) 23:39:31 ID:TmV2mLWH
・・・2点
266-267『現象学』
・・・1点
261『日曜日』
269『新谷さん』
270『詩である』
271『狭間』
276 名前:ギロチン・マリー ◆ZKKEnLZjOY 投稿日:2005/04/24(日) 15:05:08 ID:jEMH8I0N
>258 :自分自身 に1点。
277 名前:葉土@出先 投稿日:2005/04/24(日) 20:05:36 ID:TOsCsn+6
すみません、出先で、トリップがつけれないので、あとで追加します。
とりあえず審査します。(時間切れになりそうなんで)
1点 「日ノ御崎 」
279 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w 投稿日:2005/04/24(日) 21:17:12 ID:ZL4qB2hK
途中を切ってごめんなさい。。トリップ付け直し投稿です。
282 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM 投稿日:2005/04/24(日) 23:56:59 ID:uAXOuavC
3点 >268-269 :新谷さん
2点 >260 :名前はいらない
1点 >264-265 :ホームドラマ
283 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY 投稿日:2005/04/25(月) 00:09:24 ID:vYwlE9Nh
【2点】
>268-269 新谷さん
【1点】
>262 日の御崎
作品
自分自身
テレビの電源を入れる
ドラマの主人公もテレビの電源を入れる
一刻一刻と時間は過ぎる
主人公が時計を見る
ため息をつき頭抱えてみる
主人公もまた同じ動作をする
結局それで終わってしまう
テレビの電源を切る
なんとも下らないドラマだった
なんとも下らない1日だった
258 名前:自分自身 投稿日:2005/04/16(土) 01:30:38 ID:XRed0PCS
【コメント】
276 名前:ギロチン・マリー ◆ZKKEnLZjOY 投稿日:2005/04/24(日) 15:05:08 ID:jEMH8I0N
ええ、ゼッケンなんですけどね。今回はつい名前が変わってしまうほど
苦渋の祭典、いや、採点でした。
>258 :自分自身 に1点。
うまいなあと思うのは別にあったし、いいなと思うものもあったんだけど、
どうしてか、点数入れるんならコレっていう。
作者さんたちが頭抱えて焦点の定まらない空中分解してるなかで、
258さんは速かったし、読みやすかったし、内容は素直だったし、
素直な内容を伝えるのに無駄な言葉がゼロだし。
タイトルまでが素直すぎるのは気に入らないんですが。。。だからね、違うんですよ、
今回の採点はとにかく他と差別化を図るためだけの1点です。けつかっちん。
278 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY 投稿日:2005/04/24(日) 21:11:26 ID:jSxo77ph
>>258 自分自身
テレビの主人公とそれを見ている自分がシンクロする、というアイディアは面白いん
じゃないか。そこから、さらに二歩三歩と進めるというのが、実に難しいんだよね。
私も作者さんと思わずシンクロしてしまった。
846 名前:葉土@出先 [sage] 投稿日:2005/04/24(日) 19:57:33 ID:TOsCsn+6
>258 自分自身
鏡みたいなテレビ番組。
だけど本人以外の人にとってはまた別の楽しみがありそうな気がする。。
【得点】 1点
暮れる途方に何故か
ウソクサイドラマが嫌いなのは
役者に演じさせているから
今や何がドラマのような恋愛なのか分からないくらい
街は撮影所だろう
マジで作戦会議だろう
愛や恋を表に出すのが慎みなら自由に慎め
だからといってさらけだす僕らを笑う理由はないはずだ
僕らだって必死に生きてる
いや、生きてない必死には
必死にすがってる
それは愛とかで語れるほどチープだが
僕らはすがっている
すがりたいからすがってる
すがることを望みすがってる僕らを
笑う理由は今度聞かせてくれれば感謝の一つもする
259 名前:暮れる途方に何故か 投稿日:2005/04/17(日) 00:51:41 ID:1xJ1TDEi
【コメント】
278 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY 投稿日:2005/04/24(日) 21:11:26 ID:jSxo77ph
>>259 暮れる途方に何故か
ほとんどリクツだけ。ふつうなら、却下、というところなんだけれど。なんか
後ろ髪引かれる。なぜだろう。
後半、「僕らだって必死に――」以下が畳語のような音の面白さ、っていうのかな。
散文調で書くと、寒々なんだけど、改行すると読める、まさに詩のマジックです。
846 名前:葉土@出先 [sage] 投稿日:2005/04/24(日) 19:57:33 ID:TOsCsn+6
>259 暮れる途方に何故か
笑 の意味をちょと考えてしまいました。
笑いのとれる芸術 (あるいは芸でもいいんだけど)てなあ案外と高度だろと
思うんですよ。単純にボケを晒すだけじゃなくて、あるいはなにかを貶めることで笑いをとるのじゃなくて。
とまで考えて、ああ、この詩は「貶められる側」の煩悶なのかと思い至った次第です。
何かを貶めて得る笑ってなあ、多分最低ランクの笑なんでしょうねえ。
もう一歩進んで、笑っている側が笑っている自分自身を笑いとばす部分が欲しいなと思いました。
わたしがまだ
わかかったころに
出あった一人の
男について語ろう
198×年ナチスの極秘文書が
発けんされ
じつげんされなかった
アルバトロス計画の そんざいを
わたしたちは
しった
これにめをつけた帝国軍そうとう
ワイズマンは文書をうばい
計画をじつげんしようとする
連邦軍は計画をそしするため
英雄スーパー・ジョーをおくるが
しょうそくをたってしまう
ジョーをきゅう出せよとの
命をうけ一人の男が帝国へとぶ
このものがたりはここからはじまる
260 名前:名前はいらない 投稿日:2005/04/17(日) 10:39:42 ID:ZUy3IOXt
【コメント】
278 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY 投稿日:2005/04/24(日) 21:11:26 ID:jSxo77ph
>>260 名前はいらない(無題)
なんか、映画の梗概のようで。で、それから、どーなったの? 続きをおせーて。
282 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM 投稿日:2005/04/24(日) 23:56:59 ID:uAXOuavC
2点 >260 :名前はいらない ストーリーというのはドラマの最も表層的な面だとして、それを余白の力で詩と化している。面白い。気味が悪い。
846 名前:葉土@出先 [sage] 投稿日:2005/04/24(日) 19:57:33 ID:TOsCsn+6
>260 「わたしがまだ若かったころに出会った一人の男について語ろう」
SF風はちゃめちゃパロディラノベの冒頭部分のような作品でした。。
【得点】 2点(準チャンプ作品)
日曜日
そしていつしか僕は
右手にバッグを持ち
左手に切符を握り締め
駅のホームに立っていた
乗り込んだ車両には行楽帰りのお婆さんの一団と数人の高校生が座っていた
僕は海の見える側の席に座り西日差す窓の向こうを眺めた
列車が走り出すとまもなく僕の通っていた学校が見えてきた
僕は色々なものをそこに置き忘れてきたように思った
僕の日々がこの町のあちこちに散らばっている
夜になればこんな気持ちは忘れてしまうんだろう
明日になれば僕は別の人間になってしまうんだろう
僕は僕の日曜日を取り戻さなくてはならない
見知らぬどこか遠くの別の町で
海の向こうにじりじりと太陽が沈んでいく
「今日は富士山がきれいに見えるわねぇ」
とお婆さんの一人が言った
遠くにうっすらと均整の取れた富士の稜線が見えた
手前の桟橋で僕が僕に向かって手を振っていた
僕も小さく手を振り返した
やがて山肌が迫ってきて町はトンネルの向こう側に消えた
261 名前:日曜日 投稿日:2005/04/17(日) 17:14:18 ID:r/YhATDA
【コメント】
275 名前:おしっこ ◆Ti0PcEbhdw 投稿日:2005/04/23(土) 23:39:31 ID:TmV2mLWH
・・・1点
261『日曜日』 谷川俊太郎の「芝生」をなぞった書き出し。過ぎ去った日々と、繋がりを断ち切られたかのように投げ出されてある今の自分の不安定な存在。
278 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY 投稿日:2005/04/24(日) 21:11:26 ID:jSxo77ph
>>261 日曜日
切り取られたドラマの一場面。確かな描写力は身につけている。
「そしていつしか」という書き出しはいいね。この場面の前の書かれないドラマの
シーンを想像させるようで。全体的に悪くないんだけど、なにせ分量が少なすぎるかなあ。
この3倍は書かないと感興は興らない。「ドラマ」というお題の難しさ――。
846 名前:葉土@出先 [sage] 投稿日:2005/04/24(日) 19:57:33 ID:TOsCsn+6
>261 「日曜日」
一昔前(もっとかな)のフォークソングの詞を読んでいるような気になりました。
【得点】 1点
日ノ御崎
岩肌の模様がね、教科書で見たリンカーンの顔に似てるだとか、マンガのキャラにこん
なのいそうだとか、架空の怪物が動きだして、さまざまな少年ジャンプっぽいのや宮崎
アニメっぽいのや作りだそうとするんだけどね、誰もいない荒磯はカラーンと音がしそ
うなほどに干からびてるし、寄せては返すを繰り返す実はそれだけの海は退屈極まりな
いし、ぼくを邪魔するものは何もないように見えて、動かない風景がぼくを手折ろうと
しているから、それでぼくはつい想像力に引っ張られて、ありもしない心の画面に映画
を映しだして、モスグリーンの画面の奥に目の玉を沈めて、動きのあるシナリオに身を
託していたら、海猫の空々しく鳴く声に、振り仰いだ空にぼくは動けない雑草だった。
262 名前:日ノ御崎 投稿日:2005/04/19(火) 16:49:47 ID:xsoV7htH
【コメント】
276 名前:ギロチン・マリー ◆ZKKEnLZjOY 投稿日:2005/04/24(日) 15:05:08 ID:jEMH8I0N
好きなもの挙げると、>262 :日ノ御崎、>264-265 :ホームドラマ 、>268-269 :新谷さん
277 名前:葉土@出先 投稿日:2005/04/24(日) 20:05:36 ID:TOsCsn+6
すみません、出先で、トリップがつけれないので、あとで追加します。
とりあえず審査します。(時間切れになりそうなんで)
1点 「日ノ御崎 」
今回はなんつか、時間切れっていうイメージが強いんですが、どうでしょうか?
もう一点は、詩ってなあそもそも多少はドラマチックなんですよね。何書いてても、、
その辺りの開き直りがなかなかできなかったってのが個人的な敗因でした。
279 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w 投稿日:2005/04/24(日) 21:17:12 ID:ZL4qB2hK
途中を切ってごめんなさい。。トリップ付け直し投稿です。
281 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY 投稿日:2005/04/24(日) 23:36:53 ID:wsfZ6cu1
>>262 日の御崎
戦前のモダニズム詩、春山行夫なんかは、10ページ延々一文詩、なんていうのが
あったけど、それはもうほとんど超絶技巧の世界だった。この一文詩は、短いせいも
あってか、技巧を感じさせない。「風景がぼくを手折ろうと」ってところと、最後の
雑草が面白かったけれども。この5倍はボリュームがあったほうがよかった。
282 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM 投稿日:2005/04/24(日) 23:56:59 ID:uAXOuavC
選外>262 :日ノ御崎 ドラマを詩で構築するのではなく、ドラマと人との接合点を描く。回避の仕方としては上手い。
ただ、主人公の見た幻影はドラマなのかイメージなのか。
283 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY 投稿日:2005/04/25(月) 00:09:24 ID:vYwlE9Nh
【1点】
>262 日の御崎…この作者のもっと長い詩、期待します。
846 名前:葉土@出先 [sage] 投稿日:2005/04/24(日) 19:57:33 ID:TOsCsn+6
>262 「日ノ御崎 」
これはなんかいいなあ。。あえてだらだらと書き連ねた形式も連想が
不鮮明な連続で織り成すような気分でいい。
”風景が僕を手折ろうとしている””動けない雑草だった”という感覚、好きです。
851 名前:ドン亀 ◆YdTp8oxx7. [sage] 投稿日:2005/04/26(火) 11:56:05 ID:G1CLQHuy
「日ノ御崎」書いた。
【得点】 2点(準チャンプ作品)
- 葉土 ◆Rain/1Ex.w:1点
- MUJINA ◆iXws.WGCLY:1点
最終更新:2006年11月08日 00:06