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お題
開催期間 2006/03/03~2006/03/14
参加作品数 30
審査員 5人
本スレ 16の319-398?
議論スレ 12の912-13の29?


【チャンプ】

【準チャンプ】

作品一覧


No. タイトル 作者 点数
320-323 2006年3月3日に決断したこと - 1
324 レッスン んなこたーない -
325 ののじ - -
327 cレール 1
328 - -
329 NO SIDE 大木人 1
330 その日 - -
331 お題思案 穢土 1
332-334 ミミン 1
335-336,342 of - -
339 野風の笛 - 2
340 現代ノ現代詩 ユリーカ -
343 はるよい - -
344-345 のの質 - -
346-348 (*の_の)< Kowloon Shock メタリック竹輪〔Remodeling〕 3
349,351 神の手 - -
350 ハル - -
352 [No] - -
353 のののとののの - 1
354 東西! ユリーカ -
355 69 - -
356 ダス・コンリクランダマ・ヂングス・シンガッケン ユリーカ -
357 ののちゃん のりとはさみで野原を作る リーフレイン 1
358 もののなささぐし - -
359-360 昼の夢における朝 - -
361-363 青少年の軸、穴に向かう先、「の」 - 1
364-366 最終音 b4 -
367 楽したいの - -
368-369 君がため あぶく 1
374 の で始まる終末 - -

(編集人註:340, 354, 356は重複投稿で失格です)

【審査員】
  • メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo
  • Canopus ◆DYj1h.j3e.
  • あぶく ◆OPBYKkBBNQ
  • ikaika ◆YffIGX9Bno
  • 葉土 ◆Rain/1Ex.w

【採点レス】

381 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/03/12(日) 14:10:30 ID:oInQFYOY
  採点 各1点づつ
>>320-323 2006年3月3日に決断したこと >>368-369:君がため

382 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/03/13(月) 20:34:00 ID:WQln24et
まずは採点から。

>>327 の
>>346-348 (*の_の)< Kowloon Shock
>>353 のののとののの

に1点づつ。

385 名前:あぶく ◆OPBYKkBBNQ [] 投稿日:2006/03/13(月) 21:27:26 ID:YRV2dpRh
>>329NO SIDE
>>346-348*の_の)< Kowloon Shock
>>357ののちゃん のりとはさみで野原を作る

上記三作品に各一点で~す。

387 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/03/13(月) 21:45:40 ID:KpAnY5f1
>>381に追加


>>332-334 乃

以上で計3作品に採点

390 名前:ikaika ◆YffIGX9Bno [] 投稿日:2006/03/14(火) 18:28:47 ID:xzyBHP1k
>>339に一点
>>346-348に一点

391 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:2006/03/14(火) 20:31:02 ID:5YyDiLlb
採点

>>339 野風の笛 1点
>>331 お題思案 1点
>>361 :青少年の軸、穴に向かう先、「の」   1点


作品





2006年3月3日に決断したこと



僕は、飛ぶ、約束されている愛や優しさを捨てて、もういいよ、
誰かの笑顔に出会うことも、そして、僕が笑うことすらも、
微笑むことすらももういい、21年間の間に僕はもう満たされてしまった
厳しさを求めて、誰かに安心感を与えることも、誰かに愛を与えることも
とうさんやかあさんの笑顔を見ることすらも、僕はかなぐり捨てて、
飛び立とう、

僕の羽が猛禽類の王の名にふさわしいものとなるように、
例えば、空高く、どの鳥も追いつけない場所で、もちろん、
孤独になったってかまいやしない、一人で高く飛ぶのは寂しいだろう、
かまいやしない、自分が甘えの中にいるぐらいだったら、寂しさと孤独に
打ちひしがれているほうが僕にとっては重要なんだと、

どこかで誰かが、僕の名前を呼んだら、その口を塞ごう
もう、僕の名前を消しておくれ、僕はもう存在しないとして、
僕の思い出や、僕の姿を、忘れておくれ、
僕はもうこの世には存在しないものとして生きるつもりだから

そこまでして何を得ようとしているのかって、
あらゆる厳しさの中で、極寒の大地で、僕は、希望が見たいんだ、


凍える寒さの中で、僕の吐く息だけが白く、
暖かい、そんな世界で、希望を、

絶望や悲劇、そして微笑みや安心感、優しさや愛
それらすべてを捨てて、
そう、僕の顔は皺だらけで、苦渋の中でもまれて
醜くなったとしても、この世のものでなくなったとしても、
誰からも愛されないような外見になったとしてもかまいやしない

僕の人間としての根本的な原罪は、甘えだ、
甘えていいよ、人間だもの、人の子なんだから、
たしかにそうかもしれない、だけど、これは僕自身の問題なんだ、
僕が甘えていること、それが、僕にとっては、最大の苦痛なんだ、

詩を書いてもいいよ、と言ってくれるな、
甘えていいよ、と僕に言ってくれるな



徹底した厳しさの中で、なくことも絶望すること、笑うことも許されないような地平線上で、
ただただ、やみくもに、没頭する以外の何もないような極寒の大地で、
21年間の甘えを清算することなどできないとしても、これが我侭であったとしても、
ごめんよ、

21年間の苦悩と葛藤を
生れ落ちたときに上げた声とか、今僕の中で、渦巻いて、
喜劇にとなっている、
舞台に火を放とう、燃え盛る業火の中で、いくつかのアラビア文字が
浮かび上がって、エンドロールを告げる、
カシミアの繊維の奥の奥へ分け入るほど、繊細の極致で、僕は、
壊れかけた時計のネジを巻き、僕は僕を断罪する、


そう、21年間の苦悩と葛藤が、
そして、生れ落ちたときに上げた第一声が、
幾千光年かなたの世界で、
未だに鳴り響いて、宇宙の寒さの中で、
いつまでたっても誰かを追い求めて、
僕は、それをいつか拾いに行かなければ行けない、
そのために、僕は、飛ばなければいけない、
軌道衛星上で、居眠りをしている衛星や
うさぎ達が飛び跳ねている月を飛び越えて、

僕は、無限にも思える宇宙空間の中で、
限りなく0に近い確立であっても、
僕の声達を拾いに、探し当てて、いつか、抱きしめることができるように、
今すぐにでも飛び立たねばいけない、

いつか、どこかで、僕が、僕に挨拶をする時がくるように、
そしてぼくが、僕に向かって、おはよう、こんにちわ、それとも、こんばんわ
と声がかけれるように、最後に、抱きしめられるように、
それまでに、僕は少しだけ、ほんの少しだけ、甘えを捨てるよ、

僕は、絶世の美女とか、父親や母親よりも、そして大切な友人たちにも
ごめんなさいと言って、悪いけど、僕は、どうしても、僕にあいたいんだ、
生まれてきてよかったと、世界は美しかったと、言えるように、

だから僕は、飛ぶ、少しの間、さようなら、世界よ、愛や優しさよ
世界に向けてなきながら手を振る花嫁よ、
いつかまたどこかで会おう、その時、世界を愛せるように、


320-323 名前:2006年3月3日に決断したこと[] 投稿日:2006/03/03(金) 15:41:22 ID:9kTqMkXD


【コメント】

381 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/03/12(日) 14:10:30 ID:oInQFYOY
>>320-323 2006年3月3日に決断したこと
  21年蓄積し思案した叫びが何投稿分かに収まるはずもないよな
  いっくら書きなぐってもますます湧き出てくるだろうね
  そーいやー俺も今は無き文豪(ばかでかいワープロね)に原稿用紙何百枚分も書いて叫んでた時期があるよ
  確か学生の頃だ
  無駄にはならないよ 響いた

383 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/03/13(月) 20:35:17 ID:WQln24et
>>320-323 これは「の」じゃないね…。これはこれで甘えを感じてしまう。
ボーバクとした世界観だが、自分にかっちり地平線を引いてるので、読みごた
えはある。そういう路線はいいと思うけど。

912 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/03/13(月) 07:34:31 ID:KpAnY5f1
>>320-323 2006年3月3日に決断したこと
  「の」→「0」へ限りなくモーフィングがあるのだが
  幾分文体に落ち着き(意図的だと思われる)がある為になかなか
  お題に食われる事が無くうまい具合に調和している
  一見お題を無視しきっているように見えて「の」を見据えて自己表現に踏み切っている目線がある
  ここにこの作品の作者の力があると見ているの
  所々粗を探せば切りないけれど内容はそのままストレートに叫びと内省
  外に向かう力を「の」の払いに見立てた仕上がりだ 荒削り ちょい長いけど「下手に文章を削って核心のエッヂを削ってしまうよりはよい」と思う
  ○気に入ったので採点しました

924 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/14(火) 19:43:42 ID:5YyDiLlb
 >320 :2006年3月3日に決断したこと
限りなく本音に近い叫びだと仮定した上で、
前回「詩を書いていい」といったのは、別に甘えていいという意味じゃあないよ。
言葉を書くというのは甘えてできることではないと自分は感じるし、
書くことでやっと進むことができる時もあるんだと思う。
ただ、書いたものを読んで欲しい、あえて言えば理解して欲しいと期待するのは
確かに甘えだと思うけどね。
言葉を書くことがあなたにとって「ぬるい」と感じるのであれば
今はそうなんだと思う。書くことは生きることの一部であって全部じゃあないから。
(同時に書くことは生きることの一部であるのだから闇雲に否定してはいけない。)
私自身は違うけれど、詩を書くことが生きることと限りなく同値な詩人は存在する。

全体に大袈裟かつステレオタイプな感傷が多いが、意図は真摯で読んだ感触はとても良かった。
しかし、お題はほとんど無視したように感じた。どこからも”の”は浮かびあがらなかったよ。



【得点】 1点
  • メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo:1点





レッスン



ニューヨークの地下鉄は真夜中には動きません
この薬は食前30分に服用してください
八月には大型設備投資が動き出す
私のビートルズ 勝手にしやがれ
彼女はとてもダンスが得意だ
太陽は地球の周囲を回転するものと考えられていた
彼は文字通り飛んで帰ってきたが
そのドレスはとても良く似合っています
ホームランの玉が顔に当たって彼女は負傷した
主人は二度と再びこんなチャンスはないと言っていた
ホームランの玉がニューヨークの私のビートルズ
イスラム教の教団の一つに歓喜して踊り狂うことによって
神との合一の三昧境を現出せしめようとするのがあるが
この薬は食前30分に服用してください
神との合一の勝手にしやがれ
地下鉄はとても私のビートルズ
太陽は地球の周囲を真夜中には動きません
私が喋るとみんなは黙ってしまった
そのドレスは文字通り回転するものと考えられていた
政治や宗教が違っても
まだまだ世界が合意できることはたくさんあるように思われた
私が喋ると世界が動き出す
国境の長いトンネルを抜けると
二度と再びこんなチャンスはないと考えられていた
大型設備投資が食前30分に歓喜して踊り狂うことによって
マルクスのモットーは「全てを疑え」であった
私が喋ると世界が動き出す
私が喋ると世界が動き出す?
マルクスのモットーは「全てを疑え」であった
   みんなは黙ってしまった
     勝手にしやがれ!


324 名前:レッスン[sage] 投稿日:2006/03/03(金) 17:43:08 ID:THa8xjOs


【コメント】

383 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/03/13(月) 20:35:17 ID:WQln24et
>>324 翻訳調の文体と、繰り返され変型するモチーフ、そしていつまでも動
き出さない世界。9.11を含めたアメリカンなイメージを感じる。それ以外には
何も感じない文章ではある。

912 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/03/13(月) 07:34:31 ID:KpAnY5f1
>>324 レッスン
  一読して 一連づつの改行毎のイメージが
  狂いなのか狙いなのかよくわからなくて何度も読んだ
  「の」の先っぽを持って振り回してしまっているような
  危ないイメージはあるけれどざくっとはこない
  思考の断片らを繋ぎ合わせて共時性を持たせたのか
  ちょっとしたことなんだけど時間の概念を暗示させる
  流れがあればこういった作品はよりよくなると感じた
  イメージ一行毎流れが滞っているのが残念
  時間の概念は数字以外で表すと効果的かもと
  気が付かせて貰った作品でもある

915 名前:名前はいらない[] 投稿日:2006/03/13(月) 13:59:01 ID:CC0TbxFf
324「レッスン」
作者の強烈な世界に平凡な僕が何とかしがみつけたのは
繰り返された「現実に戻すためのキーワード」のおかげかと思う。
様々な世界が少しずつ変化して一つの詩を作り出している
前半、淡々としているけどどこか力強い
「政治や宗教が~」の一文で涙が出てきた。
僕は作者と同じ世界は見れていないだろうけど
近づいてみたくて何度も読んだ。

924 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/14(火) 19:43:42 ID:5YyDiLlb
>324 レッスン
なんかね、ケーキの種を作るときに、ボウルに材料を入れて(卵とか小麦粉とか牛乳とか)
かきまぜますよね、”の”っていう文字をそのかき混ぜてる状態に模したみたいで、イメージがうずを
巻きながら攪拌されていったような気がします。
 >私が喋ると世界が動き出す?
の?マークがすごい良かった。ここでかき混ぜる手が一瞬止まって、
それからボウル全体を投げ捨てたみたい。
回転や球体、繰り返しを意味するイメージが少しづつ変化しながらそれそのものも繰り返し登場し、
混ぜ合わされていく様子が非常に技巧的でうまいです。
最後の勝手にしやがれ が少々弱い。改行をつけて空間を置いたほうがよかったかもしれない。
あるいはもう少し別のヤケッパチな怒りのイメージを付加してもよかったかもしれない。
どことなく頼りなげな「勝手にしやがれ」が聞こえてきました。

27 名前:んなこたーない[sage] 投稿日:2006/03/17(金) 14:38:20 ID:1uAoeYGf
「レッスン」書きました
本当は「詩人へのレッスン」ってタイトルにするつもりだったんだけど
書きこむ際にボケてて書き損じてしまった
内容はかなりナンセンスだけど、とにかく「私が喋ると世界が動き出す」という一行が書きたかった
あとは「雪国」をはじめ、曲名、手元にあった本(英作文の問題集とか)
ネット上で見つけた言葉などを適当にコピぺしただけなので
発案から書き終わるまでに、ものの10分とかからなくて、何か申し訳ない気がしました
また、今後こういう捉えづらいお題で詩を書くときには
他の人の出方をうかがって、いいのがあったら
それをパクってから書こうと思った
ついでに、今回はじめてマルクスのモットーを知ったけど
生まれつき懐疑主義者の僕にとって、「全てを疑え」なんて
ずいぶん卑しい発想だなと思いました





ののじ



にじむ思いをなすりつけ


325 名前:ののじ[(これは投稿作品です)] 投稿日:2006/03/03(金) 18:27:25 ID:V5Dva3nr


【コメント】

383 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/03/13(月) 20:35:17 ID:WQln24et
>>325 掌に「の」の字を書く行為を、この作品はそれ以上の概念を含ませよ
うとしたんだろうな、と思う。

912 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/03/13(月) 07:34:31 ID:KpAnY5f1
>>325 ののじ
  上手い
  擦り付けとは「の」の字を否応無しに描いてしまえる瞬間だ
  タイトルは「の」だけでも良かった 充分伝わると思う

925 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/14(火) 19:45:15 ID:5YyDiLlb
>325 ののじ
うまいね。これはうまい。思わずにやっとしてしまう。
今畳に正座してもじもじするお嬢さんってどのくらいいるのかなあ。そう思うとこれは既に
古典的表現になっちゃうのかもしれない。







しゃきっと 

震わせて振るう
瑞瑞しい空気の輪。

この地に
満ち満ちている
禍禍しいふてぶてしい
とろりとしているこの気を振るう
ふるへふるへふるふるふるへ
あすもてけふももてここのへもてよと

その輪を描いて描ききりまた
軽やかな重み気配を引く腕で
明日を引ききり肺臓を絞り
ああううううんと呼吸を一つ回す
一つ回す内揺るがぬ自分を個個に置く
すると瞬時につながった宇宙がぐるりと廻りきるはずだ

    さあっ

これが の の字だ。


327 名前:の[sage] 投稿日:2006/03/04(土) 02:35:33 ID:vQT7BVCK


【コメント】

383 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/03/13(月) 20:35:17 ID:WQln24et
>>327 書道だね。シンプルな構成に、擬音が動的な効果を引き出していて、
すごく巧いと思う。

913 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/03/13(月) 07:39:04 ID:KpAnY5f1
>>327
  語句 単語の反復技で残像効果のような印象を持たせながら
  読ませる技にすぐれている作品
  続けて同様な語句 単語を使う事によってイメージの強化や
  印象づけを意図的にし 成功している分
 >さあっ
 >これが の の字だ。
  この最後は無くても良かったかも
  折角の雰囲気に 落ちが付いて締まりがほどけてしまったと感じた
  それが「の」なんですと象形文字「の」を自作したのだから
  という主張であるならこれでよしと思われる

925 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/14(火) 19:45:15 ID:5YyDiLlb
>327
美しい緊張感の溢れる書道の世界を垣間見せていただきました。
お題そのもの直球勝負ですね。
墨跡も黒々とした力ある の の字。世界がぐるっと回りました。

13 名前:cレール ◆n/ANJuS0Pg [sage] 投稿日:2006/03/15(水) 10:38:12 ID:QdE+5baa
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/poem/1137399781/327
の「の」を書きました。お題で想起された感じを素直に書きました。
何人かご指摘の通り書道のイメージです。

 >前スレ913 メタリック竹輪〔Remodeling〕さん
そうかも。オチをつけずにいられないのは癖なんですよね・・・。
どうも開かれた感じを出すのが不得意で、詩を書くには致命的な欠点だと思っているんですが
うすうす感じつつやってしまいました・・・・。ご縁がありましたらまたよろしくお願いします。

 >本スレCanopus さん 
巧いとかうわー(;ー;)ありがとうございます。お題「の」そのものを純粋に書きたくてやってみました。
一部でたらめを書いていますがノリで許して下さい。

 >前スレ927 リーフさん
あ、あら、急に畏まった文体に恐縮してしまいました;ありがとうございます。
直球と言いますかそれしか書けないとも言います・・・。でも今後も頑張りますよー。
(↑と馴れ合ってみる)

 >本スレ390総評ikaikaさん
そうかあ、、、いや、確かに実力実力。
いつか評を書きたいと思われるものを書けるようになりたいものです。
どうもありがとうございました。


【得点】 1点
  • Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点







本物に決まっている
やっと見つけた
「ゆめ」
「こい」
「いのち」
でもなんだか薄っぺら

心細いので
「わたし」に
クリップで留める
今度こそ大切に
無くしたくはない

やっぱりだめ
簡単に外れてた
だれかの仕業で
ばらばらに
散らかって
もう
どこかに行ってしまった

情けないクリップめ
役立たず


328 名前:の[sage] 投稿日:2006/03/04(土) 10:44:47 ID:VAVS/ca7


【コメント】

383 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/03/13(月) 20:35:17 ID:WQln24et
>>328 クリップを「の」の字に見立てる比喩はなかなかキマってる。1連めの
「ゆめ」「こい」「いのち」は安易かも。人によって好評を得られそうです。

384 名前:あぶく ◆OPBYKkBBNQ [] 投稿日:2006/03/13(月) 21:17:26 ID:YRV2dpRh
>>328

やられたーと思いましたですよ。私も、真っ先に思いついたのがこれでした。
助詞としての「の」が簡潔に表現され、それに連なる名詞から作品世界をつくっています。巧いと思いました。
けれど一連目の、やっと見つけた物達の表現がやや物足りないよーな…。

913 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/03/13(月) 07:39:04 ID:KpAnY5f1
>>328
  クリップ=「の」に八つ当りしてはいけませんよと優しく問い掛けたくなる後味だ
  自分に巻き起こった(起こっている)事柄を薄っぺらい紙などと例えたくなる時も確かにあるね
  重さを少なく見積もりすぎて無くしてしまわぬようにと示しているのだろう
  「の」はクリップの形に似ているし実際にも「の」形のクリップはあるね
  物としてとらえて事象も紙という留められるものにたとえ
  物質的な見方の「の」である

925 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/14(火) 19:45:15 ID:5YyDiLlb
>328
クリップとのをあわせるという発想がいい。
留める内容がいまひとつ魅力が足りないのが残念。

28 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:2006/03/17(金) 21:31:36 ID:vOjnQstM
「の」書きました。竹輪さん、ありがとうございます。そして、おめでとうございます。
紙の例えは、クリップに関連付けて書きました。リーフレインさん、ありがとうございます。
留めるものは、自虐的な意味もあったのでああなりました。カノープスさん、ありがとうございます。
橋休めポエムとして読んで頂ければ幸いです。あぶくさん、ありがとうございます。
アイデアは、早い者勝ちということで。スミマセン。クリップ+助詞でトリッキーな感じでかきました。
みなさん、やはり、留めるものの書き方を指摘されてますね。変えてみますね。
ありがとうございました。
1行詩でずっと参加されてる方の「ののじ」、良かったです。





NO SIDE



それは後退から始まる
指先に時間の返し針の引っ掛かりを覚えながら
果てない反逓増の運動が始まる
それがゼロに到達した刹那、事物は時間を急速に取り戻す
滑らかな爆発、成層圏へのほとばしり
冷えて固まり落下する
月天のかたちを鋭いナイフで切り取る
尾を、切先を、平坦なワインの大地に落とし
ぽとりといのち芽吹き次の詞を待つ


329 名前:NO SIDE[sage] 投稿日:2006/03/04(土) 12:17:47 ID:ucO2pPEU


【コメント】

383 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/03/13(月) 20:35:17 ID:WQln24et
>>329 これは「の」の書き順を、ベクトルやグラフになぞらえて具象化させ
たんだね。面白いが、ベクトルに何らかの感情を乗せたかったところ。

384 名前:あぶく ◆OPBYKkBBNQ [] 投稿日:2006/03/13(月) 21:17:26 ID:YRV2dpRh
>>329NO SIDE
「の」とゆー文字を書く際の、「の」の成立の模様、すなわち線の動きを描いているのだと受けとりました。
生命のない宇宙のイメージから続く最終三行が、どー言えばいーのか、帰還、郷愁、そんな言葉でしか表せないのですが、やけに心地よく、一文字をもおろそかにしない書き手の文章に対する真摯さをも彷彿させ、ことに最終行《ぽとりといのち~》がよかったです。
ふだんは意識しない「の」の存在感、名詞などに較べると、なんともヒヨワな助詞としての「の」の存在感が一挙にクローズアップされ、キミなくして文章は成り立たんのであった、健気でいじらしいヤツよの~、と思わず涙をさそった次第です(←ウソ)。

913 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/03/13(月) 07:39:04 ID:KpAnY5f1
>>329 NO SIDE
「の」が生物になってるのかなと思いつつ読み進める
  「の」は文字ではなくて生物だったのかどうなのだろう
  難しげなのはこの作者さんに教養がある為で
  ぶっきらぼーの私からみれば眩しい丁寧さで「の」を扱っている
  でもまてよ最終連に「詩を待つ」とある
  「の」は種とか芽だったのか!と発見もできた
  宇宙を漂うのも「の」無重力空間でも「の」は「の」の形体を崩しはしないのだろうか
  不思議な作品だ 「の」はかなちょろみたいでもあるし
  カメレオンのようでもあるし時間(重心)の落下を感じた
  NOが「の」で「のー(のの)サイド」へ誘う(誘われた)
  「の」は体外 至ってインナーワールドも外側に感じられた

925 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/14(火) 19:45:15 ID:5YyDiLlb
>329 NO SIDE
これも、文字の形状そのものから入ったイメージ展開。
後半3行が非常に美しい。とくに最後の行が秀逸。

29 名前:大木人[sage] 投稿日:2006/03/18(土) 15:21:19 ID:BV2OFMge
NO SIDE書きました。
審査ありがとうございました。あぶくさんの加点嬉しかったです。
最近はお礼のレスも滞りがちでちと心苦しいです。
すっかり携帯ポエマー化してしまい、詩的発見があったりすると電車や布団で詩を打ってます。
じっくり詩を練るということはなくなりましたが、その分気楽な詩作ができてる気がします。


【得点】 1点
  • あぶく ◆OPBYKkBBNQ:1点





その日



ある日の夜の空の下
大地と海が恋をして
誰かと誰かが殺しあい
誰かと誰かが手つないで
風と雷鼓が歌いだす
世界の終わりのその日の詩を


330 名前:その日[] 投稿日:2006/03/04(土) 13:05:37 ID:IGKEsljw


【コメント】

383 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/03/13(月) 20:35:17 ID:WQln24et
>>330 志貴皇子だっけ。「の」を多用する美しい和歌があったね。あれと同
じ効果を狙ったのかなあ。

914 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/03/13(月) 07:42:45 ID:KpAnY5f1
>>330 その日
  1と2連目 上下の対比
  3と4連目 横(陸地においての繋がり)の対比
  1と6連目に「の」×3のサンドイッチで締まりとまとまりを醸している
  「の」は繋ぐ意味合いで使用されていて
  すっきりしている文章上に存在する「の」の風合いに世の終わりを含ませる所までには至っていないように思える
  けど上手いなと感じるヶ所は
  この作品には 特に殺しあうのも恋をするのも
  「触れ合う程に隣接接近したもの同士」という下地がある所
  内容から更にシャープな語呂をちりばめれば尚よいなと思った

925 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/14(火) 19:45:15 ID:5YyDiLlb
>330 その日
 >ある日の夜の空の下
 >世界の終わりのその日の詩を
この2行が”の”で韻を踏み、全体に定型詩で音を整えてある。
中間部分、非常にリズミカルなのだが内容に魅力が足らない。もう少し工夫がほしい。





お題思案



一幅の反物を螺旋巻きにかぶき 頭に緋衣草挿す貴様は憎い奴の
酒面雁の羽の下 花ござで月を肴にの
減らぬお猪口片手に お頭を一巡り 

これがまぁさっぱり分らんのよ
恨みにぞんぜぬと出されたのはのとな 乃とな
そんな坊主は殺してしまえ 篦で射て刺してしまえ

貴様はノープロブレム・ノーリアクションとな 
でも此処は無人の荒野
せいぜい眉間に皺寄せて 独り脳内を駆け巡っておれ

わしは奴の心を 篦で刺し止めてやる
この左手でな 両手を上げるには右手がないんじゃよ
自分の為に祈ることもできんのじゃ どうしてくれる 


331 名前:お題思案[お題思案] 投稿日:2006/03/04(土) 15:48:56 ID:29LMn7RD


【コメント】

383 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/03/13(月) 20:35:17 ID:WQln24et
>>331 これは…何か出展があるのかもしれないが、よく分らなかった。歴史
上の創作っぽいのに、3連めで現代に立ち戻ってくる不思議な感覚。

914 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/03/13(月) 07:42:45 ID:KpAnY5f1
>>331 お題思案
  ひごろもそうで変換してもダメなPCを使っている私
  緋衣草=サルビア なんて素敵な言葉を知っているのでしょうか が第一印象
  うちの祖母がよく使っていたからサルビアより馴染みがよい
  竹矢も「の 篦」だしタイトル通り思案せねばの
  「の」だらけ世界じゃありませんか!
  よくよまなけりゃぁ発見できません事 言葉遊びが痛快に決まっていて
  面白い
  脳内語録が豊富な方とみた

925 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/14(火) 19:45:15 ID:5YyDiLlb
>331 お題思案
これ読んでから、の の字が左手だけの片腕の男の胴の部分に見えて仕方が無かった。
文句無く面白い。
全体に古風な音調を選び、こっけいな雰囲気を上手く作り出している。歌舞伎の口上みたいだ。

8 名前:穢土 ◆KJXrENozYs [穢土] 投稿日:2006/03/15(水) 01:13:08 ID:O84yPu+r
【お題思案】書きました。
まず私の作品に出展があるのでは?と疑問をお持ちになられた審査員氏がおられましたので
今回は長く自己弁明します。作品解釈はその読み手に任せるべきだと思いますが、今回、稀に長く。
今回のお題【の】は偉く難しかった。【四角】より難しかった。
それで今回の作品が生まれた、と言いたいのですが、わたしは最初から構想を意図して作品を作ることは
できません。成り行きで大概の作品は出来上がります。
ではまず
1連ではヴィジュアル面の想起を目指しました。
【一幅(ひとの)の反物を螺旋巻きにかぶき】これは約35センチメートルの反物を螺旋巻きに着飾る。
というのは、室町戦国の六法者・かぶき者をイメージしました。ハチャメチャな創作イメージです。
髪に緋衣草を挿させたのも同様のイメージを目指して。粋?
ここの【貴様】とはお題【の】に対して【思案】する梁山泊投稿者たち。
その【貴様】が【一幅の反物を螺旋巻きにかぶき】する。螺旋巻きは上から見ると【の】。
そして反物を螺旋巻きで着飾れば縛り付けられて身動きできません。
これはお題【の】に縛り付けられたと言いたかった。
【酒面雁】にはお酒のイメージを求めただけ、【お頭を一巡り】=お題【の】に対する【思案】。
2連では批判を、と言ってもお遊びですが。
ここでわたし(穢土)は【さっぱり分らん】と白状しています。
【坊主】とはお題提出者。【坊主】と言えば【殺せ】という印象があります。つまりお題【の】提出者批判 
もちろん本気で批判しているわけじゃありません。成り行きでこうなりました。
今回の審査、わたくし作品を評して「お題批判」という評を貰うと推測していましたが。
そしてその【坊主】を【篦(の)】で【殺せ】。お題【の】に対する【篦(の)】返しです。

9 名前:穢土 ◆KJXrENozYs [穢土] 投稿日:2006/03/15(水) 01:15:10 ID:O84yPu+r
3連
良案浮かばぬ【貴様】に対して「せいぜい思案してろ!」と言いたかった。=作品を作ろうとする本来のわたしに対しても。
4連
【奴】=【坊主】。【左手】とは?!本来、利き腕【(わたしは)右手】で鉛筆を握ります。
でも【左手】で表現したのは本気の作品ではない(と言っても点貰いましたが)、
【右手】でこそ本来の作品を書けるし、【右手】があればこそお題【の】に対し「降伏の万歳」もできるし
合掌も出来る。でも【右手】がないから、本来的ではない【左手】での作品となったし、降伏も出来ない。
でもお蔭で意外な作品ができたと思うし、この作品はお題【の】がなければ意味をなさない作品だと思う。
もちろんお題【の】提出者に対しては恨みもありませんし殺意もありません。お遊びですから
お題【の】があまりにも難しかったので、批判的愚痴的に作った詩。リーフレインさん!点をありがとう。
それと【>>320-323 2006年3月3日に決断したこと 】には【の】を見出せませんでしたが
本来わたしが書きたいのはこういう作品です。
それと最後に、私の作品はもちろんパクリ出展作品ではありません。どうか納得いただけたでしょう
では じゃじゃ

11 名前:穢土 ◆KJXrENozYs [穢土] 投稿日:2006/03/15(水) 01:35:01 ID:O84yPu+r
>>8-9に加えてもう1つ
1連で「貴様は憎い奴の」と言っているのは
お題【の】に対して、じっくり考察して作品を作り出せるまたは作り出そうとする梁山泊参加者たちに対してです(笑
わたしはそれが出来なかったから、こんな作品になった

長々とスンマ祖 垂れ過ぎですな もうおしまい


【得点】 1点
  • 葉土 ◆Rain/1Ex.w:1点







『すなわち,これを持って犯人とする!』
高らかに宣言は迷探偵
何時の間にやら事件らしい
しかし…何処を見ても
血みどろの屍体はなく
盗られた痕跡もなし



ぼーっと夕飯のおかずを考えていたのは短い時間のはず
なのに妙に立上がり
したり顔で頷く御主人に不安を覚える…
嫌な予感…


「また何か思い付いたらしい」


そういえば最近,よく本を読むなぁとは思っていたが
探偵小説だったのか…


『さぁ,出掛けるよ!』

はぁ…こうなると誰も止められない

何処に出掛けるというのか
足腰弱った迷探偵,年老いた犬を従えて
杖をつきつつ出動だ!
笑いながら奥様は私達を見送った



しょうがないなぁ…
しっぽをふりふり
足取り,ゆるく
いつものコースを歩き出す



なにかぶつぶつ言う御主人
ようやく聞こえた内容は犯人が納得しないらしい



「おいおい,大丈夫なのか…」



寒空に推理に嵌った御主人と
散歩をこなすおれ
外出した理由さえ忘れた御主人
玄関に着いたらおれを忘れて『ただいま…』
奥様は『お帰りなさい』と出迎えて『ご苦労様』とおれに笑った



おれは自分の家に戻ると寝そべりながら思った



「すなわち,おれは無事に一日を過ごせたんだな」



ふぅ…と溜め息をつきながらご飯を待ちわび微睡んだ


332-334 名前:乃[sage] 投稿日:2006/03/05(日) 09:45:20 ID:CmSj/qRP


【コメント】

383 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/03/13(月) 20:35:17 ID:WQln24et
>>332-334 「乃」は、これつまりワンワンの尻尾、という仕掛け。その仕掛
けを有効活用してほしかった、かな。話のテンポは気持ちいい。

384 名前:あぶく ◆OPBYKkBBNQ [] 投稿日:2006/03/13(月) 21:17:26 ID:YRV2dpRh
>>332-334

「乃」。おお。まさに四足獣の後ろ脚のカーブではないか!その着眼点に拍手です。ひらがなではないけれど、「の」の母体とゆーことで、なんとかお題はクリアかな?
S・S風味で、最後のワンコの独白から日頃の苦労が偲ばれ、思わず涙を誘った次第です(←ウソ)。

916 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/03/13(月) 15:04:26 ID:KpAnY5f1
>>332-334
  滑稽な話で出だしから一度読みで笑ってしまった
  お爺さんと犬の話なのだけどテーマ「の」を上手く取り入れて組み立てた構成が優れている
  タイトルの 乃 とは
  漢文的表記で すなわち→乃ち 「の」は「乃」の草体
  あと目ざとく見つけて笑った要因なのだけど 「乃」→杖をつきつつ出動だ!
  のお爺さん(ちょっと憎めない程度にモウロク 惚け爺ちゃん)の姿にそっくりではないか!
  「の」→普段のお爺さんはこの姿なのだが
  推理小説にはまり「の」から「乃」にシャキーンといきり立つ その姿だと言わんばかりのタイトルがモノを言うこの作品
  犬の「おれ」の目線で語っている面白さ以外にもSSとしての面白みがある
  今回一番笑った作品である
 >杖をつきつつ出動だ!
  このフレーズに装飾が無い分 「の」の威力がタイトルにて強調された好例
  ○技術のある作品は他にも沢山あるけどダメだ何回読んでも笑ってしまう
  モチーフの変貌に着目して変化をそのまま「の」に引き戻す芸当へ竹輪賞
  今回ねあと一作品採点に困ったのは採点候補が多かったからなのだけど
  一度読みで内容が明確で笑いを呼び覚まし
  二度読みで新発見 惚け爺ちゃんの(勘違い迷探偵)お姿「乃」は 強し!

926 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/14(火) 19:47:48 ID:5YyDiLlb
>332 乃 
猫ならぬ犬だけど、「我輩は猫である」を彷彿させました。口調がとてもユーモア溢れてていい。
ぼけたご主人が連れ歩く、ちょいとくたびれた犬でありますね。
乃が犬を綱でつないだ腰のまがった老人に見えてまいりました。

16 名前:ミミン ◆4fCTWDhugY [sage] 投稿日:2006/03/15(水) 20:00:41 ID:tXJf2Yrs
『乃』を書きましたミミンです(笑)
審査員の皆様,お疲れ様でした(>_<。)
竹輪賞,戴けてうれしかったです(笑)
お題から遊んでしまい内容も楽しんでいただけたようで良かった(^_^;)
書いている本人はの→乃→乃ち→『すなわち…』の連想からあのセリフが浮かびあとは想うがまま書いた作品です♪おばあちゃんが私のお気に入り(笑)
杖をついたおじいちゃんまでは浮かんでいたので「乃」としましたが犬のしっぽは見落としてました…_| ̄|〇
イメージは柴犬なので気がつかず残念です(苦笑)
竹輪さん,優勝おめでとうございます・゜・(ノД`;)・゜・


【得点】 1点
  • メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo:1点




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最終更新:2006年09月03日 21:15