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お題 (お題なし)
開催期間 2004/10/16~2004/10/26
参加作品数 40
審査員 8人
本スレ 12の409-537
議論スレ 8の870-899


【チャンプ】

【準チャンプ】

作品一覧


No. タイトル 作者 点数
412-413 星屑 - 1
414 題名のない詩集 ikaika 1
415-416 自閉ノススメ - -
417 ルーズ - 4
418-420 壊死 心霊写真 10
421-422 贅沢 - 2
423-424 かくれんぼ Canopus 1
425 家出 皮膚ヘタレ 1
426-427 永遠の矛盾 - 2
428 宇宙 - 1
429 世界標準 - -
430-431 むくい - 4
432 A false man - -
433 無題 - -
434-436 ない - 3
437 戦場 soft 2
438-439 ツリカケ死ス てるあき -
440-441 ぼくのふたり きみのふたり GON 1
444-445 - 3
446-447 死化粧 わに 2
448 明日に感動のおまえら - -
449-451 風邪薬の効用,もしくは勝手な記号論 ame 10
452 ’’’スリープモード... ウノ 2
453-454 硬直 - 1
455-457 父の詩/死 - 2
458 無題 - 1
459-460 おまえ 小便 2
461-462 sad song - -
463 "移動可能な双方向通信社会" リーフレイン -
464 作品が創れない夜 - 1
465 「何か創る」の始まり - -
466 純愛に恋する汚れた手 - -
467-468 「蛍の湖畔」に集う言霊たち - -
471 無題 - 3
473 嵐の後で - -
474 パラドックス - -
475 憂歌 イタチ小僧 4
476-477 - 3
478 硬貨と兵士の笑顔 - 3
479 無題 - -

【審査員】
  • ななほし ◆lYiSp4aok.
  • Alnite ◆m3UVuKrnck
  • Canopus ◆DYj1h.j3e.
  • しいな まほろ ◆tYbIWmaS5o
  • MUJINA ◆iXws.WGCLY
  • 構造 ◆/Cej999/v6
  • ame ◆yUHAxrOw2c
  • 園川 ◆nWfXpQxHHM

【採点レス】

495 名前:ななほし ◆lYiSp4aok.  [] 投稿日:04/10/24(日) 23:08:55 ID:aLDOFDXj
3点 >478 :硬貨と兵士の笑顔 :04/10/23 23:42:38 ID:Z1XIpR4Q

2点 >418-420 :壊死 (1) :04/10/17 17:52:37 ID:m7pocA+l
2点 >421-422 :贅沢 :04/10/17 19:56:55 ID:gjlOeY4x

1点 >423 :かくれんぼ 1/2 :04/10/17 21:34:09 ID:PU4VjLOX
1点 >430-431 :むくい(1) :
1点 >475 :憂歌 :04/10/23 23:12:18 ID:BgjE944v

502 名前:Alnite ◆m3UVuKrnck  [sage] 投稿日:04/10/25(月) 01:19:39 ID:mzLRVFbC
2点
>>426-427 永遠の矛盾
>>430-431 むくい
>>437 戦場

1点
>>428 宇宙
>>452 '''スリープモード...
>>464 作品が創れない夜

519 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e.  [ ] 投稿日:04/10/25(月) 21:30:25 ID:sqzMIhqP
3点
>>434-436 「ない」
>>449-451 「風邪薬の効用,もしくは勝手な記号論」

520 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e.  [ ] 投稿日:04/10/25(月) 21:40:09 ID:sqzMIhqP
あとは1点。
>>418-420 「壊死」
>>425 「家出」
>>440-441 「ぼくのふたり きみのふたり」
>>471 「名前はいらない」

521 名前:しいな まほろ ◆tYbIWmaS5o  [sage] 投稿日:04/10/25(月) 22:29:43 ID:w7ww/SIj
>>412-413 星屑
>>449-451 風邪薬の効用,もしくは勝手な記号論
>>453-454 硬直
それぞれに1点。

523 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY  [catwalk7@nifty.ne.jp] 投稿日:04/10/26(火) 01:28:32 ID:B0r0q3w6
【2点】
 >417-420 壊死
 >454-455 硬直
 >446 詩化粧

【1点】
 >452 スリープモード
 >458 名前はいらない(無題)
 >475 憂歌
 >449-451 風邪薬の効用もしくは勝手な記号論

525 名前:構造 ◆/Cej999/v6  [sage] 投稿日:04/10/26(火) 21:27:14 ID:4rj1el7w
>>459-460
おまえ
 >417-420 壊死
>>449-451
てことで各二点づつ

526 名前:ame ◆yUHAxrOw2c  [sage] 投稿日:04/10/26(火) 22:01:19 ID:+yOFRSgO
3点
>444-445,476-477 父
2点
>471 名前はいらない
1点
>430-431 むくい

531 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM  [sage] 投稿日:04/10/26(火) 23:51:40 ID:BvKi5Z1Y
3点 風邪薬の効用,もしくは勝手な記号論
     壊死
2点 星屑
     憂歌
1点 '''スリープモード...
     題名のない詩集


作品





星屑



気付けば私の水面(みなも)に落ちたのか浮いたのか
健気に足掻く低い星は孤独
明日の雨も知れず
知らせる仲間すら無く

心は上の空
湿りに耳を垂れた

空に同じ拍子の無いこと誇りに思うふりで棘を増して
今、短い腕を
此処へ差し出せば
思わせぶりなソレに、振られること期待し
受け取るふりをして、泣かれよう

触るなと振り上がる二つを
触るなと叫びヘシ折ろう

今夜、殴りたい誰かの
眠りを妨げることなど躊躇うから
無駄に積み上がるハザードの吃音
タイムオーバー
今や水面は底になって
どうやら明日も生きるつもりらしい

時計を見た
ラジオを消した
冬までを数え、星を置き去りにした
強かな拍子、朝方にはハデるだろう
折れた腕、霜に砕けるだろう

踏み出した外の
今日の熱は遠に冷めて
煩い星も、黙る私も
拍子ずらしつつも同じくらい惨めだ


412 名前:星屑 1/2 [sage] 投稿日:04/10/17(日) 00:38:38 ID:UxgpmSxb
413 名前:星屑 2/2 [] 投稿日:04/10/17(日) 00:40:06 ID:UxgpmSxb


【コメント】

484 名前:ななほし ◆lYiSp4aok.  [] 投稿日:04/10/24(日) 00:34:18 ID:aLDOFDXj
>>412 :星屑 1/2 :04/10/17 00:38:38 ID:UxgpmSxb
  一節から「触るなと振り上がる二つを」へのつながりがよくないか? 文字の列をを見失う。

503 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:04/10/25(月) 02:53:45 ID:0p0XWIBX
>>412-413
表現の広げかたにしても、痛みにしても
結局、自分のことに落ち着いてしまう分、広がりが薄い。

514 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e.  [ ] 投稿日:04/10/25(月) 20:54:23 ID:sqzMIhqP
>>412-413 自己の内面に落ちてる星屑、って構図は魅力的だね。徐々に現実に
無理なく移っていって、上手さを感じます。問題は最終連かなあ。枠のなかに
収めちゃって、詩のスケールを小さくしているよ。

528 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM  [sage] 投稿日:04/10/26(火) 23:26:12 ID:BvKi5Z1Y
>>412-413 星屑

 > 気付けば私の水面(みなも)に落ちたのか浮いたのか

1行目、「私の」という言葉が挿入されることにより意味が分らなくなる。
「私の」は「水面」に掛かるので「私の水面」という語が意味不明の語として浮かび上がる。
意味不明の語に続く語は不安定に存在せざるを得なくなる。
意味の分る文脈の中に意味の分らない語が浮き上がり、
次に連なる意味の分るはずの語は半分意味の分らない語に変性する。
「気付けば水面(みなも)に落ちたのか浮いたのか」という意味の分る言葉、
「私の水面」という意味の分らない言葉、「落ちたのか浮いたのか」という半分意味の分る言葉。
文脈から切り離されたこれらの分節は意味の伝達を放棄しそれぞれ得て勝手に自己を主張する。
意味の分らなさにも違反や省略などそれぞれに次元があるがそこまでは計算されていない。

不断に断たれる認識の糸の上で瞬間瞬間に残壊された意味の残骸を拾い進む。
大事なのは残骸を珠玉と認識すること・・・味わうことだろう。

でたらめにコラージュした(ような)パズルを前にして、人はピースそれぞれの個性的表情に気づくだろう。
読み手に上手く同化してくれない言葉達は意識から独立した、客観的な実在でさえあるはずだ。
「私の水面」は言葉ではない。実在なのだ。

文脈とともに決壊し、言葉を与えられては取り上げられ、意識はやがて詩行を追跡する自身の存在に気づくだろう。
「'''スリープモード...」は文字の配列という形式面から意識に直接したが、この作品は文脈の破壊という内容面から意識に直接する。
ただし前者は余白が意識の状態を詩の内容と一致するよう整調したが、後者では破壊された文脈が意識から詩を詩自身に奪回するのだ。

 > ↓
 >
 > ↑

↓に従うと↑に突き返される。意識はここでもまた意味からはじき出され宙吊りにされる。拒否の意思は記号化により決定付けられる。
結果矢印は鏡像として視覚的に了解される。読者の心の中からはがれた星屑は、読者の目の前で驕慢な美女のように輝くのだろう。


【得点】 1点
  • しいな まほろ ◆tYbIWmaS5o:1点





題名のない詩集



詩は正午の水面にたゆたう光線の中にあった
詩は影がひそひそと雑談する台所で米を磨ぐ母の背中にもあった

詩は詩の中にだけあって
それは私たちが
水槽の中の水の分子を
掴もうとするぐらい
静かなものであった

私は八月の日差しの下で
詩が機関銃に打たれる姿を
この目で見た

詩は地面に倒れ
血を流しながら
咲いていた花の香りを嗅いだ

そして詩は私に微笑んだ

八月の太陽は
銃弾の音や誰かのかなきり声よりも
高く昇り

私の背中を焦がし
詩を静かに埋葬した

そして今
詩は静かに
花瓶に生けられている
花の中にあった



414 名前:題名のない詩集 [] 投稿日:04/10/17(日) 03:20:07 ID:/9SYIX13


【コメント】

484 名前:ななほし ◆lYiSp4aok.  [] 投稿日:04/10/24(日) 00:34:18 ID:aLDOFDXj
>>414 :題名のない詩集 :04/10/17 03:20:07 ID:/9SYIX13
  よく読むと、詩らしい魅力が作れているが、飛び込んでくる笑顔のようなキャッチ
にかけるかなぁ

489 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM  [sage] 投稿日:04/10/24(日) 18:57:51 ID:4KDuFI86
>>414 題名のない詩集

 >八月の太陽は
 >銃弾の音や誰かのかなきり声よりも
 >高く昇り

「八月の太陽」は高さを鉤に「銃弾の音」と「かなきり声」を引っ掛け昇る。
比喩の効果とは意味の理解の他に比喩されるものへの像の二重化にもある。

 >詩は正午の水面にたゆたう光線の中にあった
 >詩は影がひそひそと雑談する台所で米を磨ぐ母の背中にもあった

「詩」という像を喚起しない語が像の世界に放り込まれることにより
「詩」は像に凌辱される。つまり「八月の太陽」にあっては他の像との二重化であったものが
「詩」に於いては他の像を一身に引き受ける受難へと深化している。
この作品は像の結合と像の侵入という比喩の二重構造の安定が古典的な象徴詩的な詩趣を生んでいる。

凌辱や受難という言葉を使ったのは僕がこの作品から受けた「詩」の非人間的な受動的在り様への不安による。
構造の安定感がなければこの不気味な不安は生まれなかった。技巧の持つ全ての効果が詩人の意図へ収束して過不足ない。
こういう作品を完成度が高い作品というのではないだろうか。でも全てが既知の範疇にあり退屈でることは否めない。

491 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY  [catwalk7@nifty.ne.jp] 投稿日:04/10/24(日) 20:57:12 ID:Pg7MEyPy
>>414 題名のない詩集
  なんか全体的に錯綜していて構成上のまとまりがない。「機関銃」「血」「埋葬」など
物騒な言葉が並ぶ。イメージは好き。だけど、詩が撃たれてはいけない。むしろ、詩は弾丸。
誰かを銃殺するつもりで機関銃のスロットルを握れ。

503 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:04/10/25(月) 02:53:45 ID:0p0XWIBX
>>414
非常にイメージが静逸。ただし、
 >詩は詩の中 >水槽の中の水の分子
など、くどい。これでは、デッサンの重ね塗り。

514 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e.  [ ] 投稿日:04/10/25(月) 20:54:23 ID:sqzMIhqP
>>414 好きなタイプの詩。ただ、この手のヤツって田村さんあたりがガンガン
書いてて、同工異曲ではあります。そしてひとつ、問題提起。「『詩』である
必然性はあるでしょうか?」ほかのことばでも成立しそうです。

872 名前:ikaika ◆YffIGX9Bno  [sage] 投稿日:04/10/27(水) 05:02:50 ID:c92BEH90
414
書きますた。
狙いどうりです。賞はとれなかったけど、
今田村隆一にはまっていて、ああいうスタイル、作風を
目指していますので、カノプスさんの批評から、いい感じ
に固まってきたかなという印象です。

ここから、どうポエジーをこめていくかを精進します。


【得点】 1点
  • 園川 ◆nWfXpQxHHM:1点





自閉ノススメ



目は
固く閉じられるためにあり
口は
こぼれかけた悲鳴を慌てて飲み込み
鼻は
最後に塞がれて窒息するためにある
そのあと
検死官が死体にするように
残された
あらゆる穴という穴を塞ぎ
そして封印せよ

君たちは
どうしてそんなに
ひとと繋がっていたいのか
毛穴まで見てやろうと言わんばかりに
大きく目を開き
シェパードのように低く鼻をうごめかし
口はのべつ汚物を垂れ流す



君たちは何を恐れている
自分は何も信じていないことが露見しやしないか
誰からも愛されていないことは恥ずかしいから
そうやって
他人や自分をごまかし続けても
いずれひとはひとりで死んでゆかねばならない

恐怖や不安を隠す口実に
曼荼羅模様に色を塗り
香を焚き
何かの呪文を唱え
聖霊でも呼び出そうというつもりか
妖精物語(フェアリーテイル)を物語るのはやめよう

今すぐ
ポストを撤去し
電話線を引き抜き
パソコンを破壊し
携帯を海に投げよ
外部に接続するあらゆる回路という回路を断ち切り
自家薬籠中に酔え



世界ニ美シサヲ求メテハイケナイ


415 名前:自閉ノススメ 1-2 [] 投稿日:04/10/17(日) 13:49:47 ID:CaCUnkWy
416 名前:自閉ノススメ 2-2 [] 投稿日:04/10/17(日) 14:02:15 ID:CaCUnkWy


【コメント】

484 名前:ななほし ◆lYiSp4aok.  [] 投稿日:04/10/24(日) 00:34:18 ID:aLDOFDXj
>>415 :自閉ノススメ 1-2 :04/10/17 13:49:47 ID:CaCUnkWy
  反対表現かな? それとも、自分に対して美を求めるのかなぁ……。
穴も検死官も目を見開くも、外界との語りなんだが??

498 名前:Alnite ◆m3UVuKrnck  [sage] 投稿日:04/10/25(月) 01:08:40 ID:mzLRVFbC
>>415-416 自閉ノススメ
最初の出だしを考えて欲しかった。ただ、ひきつけられるテーマではあった。
最近の、特に女性の若者に多く見受けられる群れ思想を痛烈に批判している。
但し批評する詩を書きたいのならもう少し万人に分かりやすく書いてもいいのではないか。
現実の世界を否定して、夢の世界を否定して、後に何が残るのか?
そこまで描いてくれなきゃ、満足いかない。

503 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:04/10/25(月) 02:53:45 ID:0p0XWIBX
>>415-416
宣言文タイプはいいんだが、結局のとこ、個性のない教条主義に過ぎないと思う。
かろうじて一連目だけが詩として成立してて。他必要なし。
教条にしても説得力がないので、威力がかけらもなし。ただの”言ってやった、言ってやった”

514 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e.  [ ] 投稿日:04/10/25(月) 20:54:23 ID:sqzMIhqP
>>415-416 曼陀羅模様とか妖精物語とかを現実世界の比喩として使うのは無理
がないかなあ。なんの脈絡もなしにポンとやられても、読者は戸惑うだけ。そ
いつを使いたいんなら、それなりのイメージ付けが必要かな。





ルーズ



夢に出なくては落ち着かない
故に来なくては行き着かない
おしかかるもの何から何まで 潰してく
手の上にある色んな街を 這っていく
やけに和風な服を見て じかに触るは三秒間
触り心地はどうですか 火星の表面みたいでしょう

消灯するまで 遊びほうけ
銃声きいても 遊びほうけ

そのテレビは音が出ない
昨日の夜から僕は寝ない
ヘッドフォンとってバット持って 歩いてく
胃の中にある盛んな欲を 選んでく
反対側から通るので 正面閉めては三年間
そんな気分はどうですか 苦いコーヒーみたいでしょう

感電するまで 浸かりつづけ
反省してみて まかりつづけ
1009まで はなしつづけ
しつこいくらいに それにつづけ


417 名前:ルーズ [sage] 投稿日:04/10/17(日) 16:23:11 ID:ilmWFXJG


【コメント】

484 名前:ななほし ◆lYiSp4aok.  [] 投稿日:04/10/24(日) 00:34:18 ID:aLDOFDXj
>>417 :ルーズ :04/10/17 16:23:11 ID:ilmWFXJG
  出だし韻を踏む? 繰り返す? ありそうな表現だが、面白い。しかし、消灯と、銃声はあたりから、読み手の感覚をハズされたかなぁ??

503 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:04/10/25(月) 02:53:45 ID:0p0XWIBX
>>417
韻の踏み方は悪くないと思うよ。実際歌詞としてはこれだけで合格点をあげられるのだけど
重大な欠点として普通に音楽がないので、その分ただ、普通に音楽がないくせに
音楽が流れてることを想定し要求するおこがましい詩にすぎない。

514 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e.  [ ] 投稿日:04/10/25(月) 20:54:23 ID:sqzMIhqP
>>417 世界の構築よりもことばの韻律を優先させているよね。「火星の表面み
たい」つーのは、好き。銃声のイメージを膨らませたい。

522 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY  [catwalk7@nifty.ne.jp] 投稿日:04/10/26(火) 01:05:48 ID:B0r0q3w6
>>417-420 壊死
  オムニバス形式というんだろうか。短い情景描写のフラッシュが小気味よい。
「男荒れた指ささくれ」など、細部をうまく拾っている。音感もよい。(2)の濡れ場
がややステロタイプなのを差し引くとしても、全体的な構成よし。体言止め、脚韻((3)のイ音、死―私―手足)
のリズム感など、随所に光るものがある。作者はかなり書き慣れてますね。

523 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY  [catwalk7@nifty.ne.jp] 投稿日:04/10/26(火) 01:28:32 ID:B0r0q3w6
【2点】
 >417-420 壊死
  一番よくまとまっています。作者の若くてみずみずしい感性に脱帽。

525 名前:構造 ◆/Cej999/v6  [sage] 投稿日:04/10/26(火) 21:27:14 ID:4rj1el7w
 >417-420 壊死
女性の心つーのはよくわかりませんが
エロスがあるからねえ。


【得点】 4点
  • MUJINA ◆iXws.WGCLY:2点
  • 構造 ◆/Cej999/v6:2点





壊死



  初冬

オリオン横寝の真夜中
赤く光る星目指して自転車をこぐ
星は無数にある 心躍らせながら

  コンビニ

熱冷ましには アイスクリームを
寄り道は何よりも楽しく

店員の男荒れた指ささくれ
舌で削り取りたい たやすく発熱

  フィスト

欲情押さえ握るはハンドル
ぶいーんぶいーんぶいぶいーん
飛ばすごとに落ちていく
私の身体は部品だらけ
欠けた所修理しないまま 自転車置き場へ

  蛞蝓

壁よじるお前 隅っこに落ち着くのかい

ペパーミントのガム噛んで 
セッタの煙プカリわっか ぷううとお前にいたずら

がくりと頭を後ろに垂れ 
半分に折りたたまって 私とお前の目が合った

  家

蛞蝓が這うように辿り着く

ただいま 私 蝸牛になったのよ
剥いたら山吹色の管ぐるぐるでね

ぐるぐるくねくねの気持ち隠して
ツノは隠さないぞってなデンデンムシで ね

  身体

男の荒れた指ささくれ
触れた私の指 やがて来る狼狽の感電

出来るだけ長い時間 痺れてると良いな
少し痛いけど大丈夫 心配しないで良いよ

ぞわーと鳥肌立ち じゅくんと濡れた
溶けていく身体 忘却のアイスクリーム

―――何を心配しないで良いんだっけ

  夢

眠りたくない 
眠りは死  
明日が安産を祝福しても
産まれるのは昨日までの私

夢見る度 腐っていく両の手足
べランダの隙間 白い幽霊覗いて
こっちにおいでと誘う正夢 始まる

そっちはどうですか
たいして変わりはしないんでしょう?

私の寝言に相槌打つのは離脱した私
幽霊と手を繋ぎ 誘導された空はパノラマ

見上げると星は無数で心だけが踊っていました



418 名前:壊死 (1) [sage] 投稿日:04/10/17(日) 17:52:37 ID:m7pocA+l
419 名前:壊死 (2) [sage] 投稿日:04/10/17(日) 17:55:43 ID:m7pocA+l
420 名前:壊死 (3) [sage] 投稿日:04/10/17(日) 17:57:37 ID:m7pocA+l


【コメント】

484 名前:ななほし ◆lYiSp4aok.  [] 投稿日:04/10/24(日) 00:34:18 ID:aLDOFDXj
>>418-420 :壊死 (1) :04/10/17 17:52:37 ID:m7pocA+l
  当たり前の日常を詩にすると、困惑してしまう。危険嫌悪オージーザズ、
ない、目標も援助の言葉も、詩を忘れよう。……何を心配しなくていいんだっけ?
  ……という詩のか? よくできてる。読まなくても入ってくるようなレベルを
目指してほスィ

489 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM  [sage] 投稿日:04/10/24(日) 18:57:51 ID:4KDuFI86
>>418-419 壊死
韻律を意識した措辞が主題→展開、主題→展開・・・という構成を取る。
行為を時間軸に沿って展開する筋に描写される風景を、主題=名詞が転々とズームアップさせながら転がって行く。
描写から零れる主観のリズムと両者のバランス。さらに進んで蛞蝓を見ることにより蛞蝓になってしまう私、主客の融化もある。
構成、韻律、描写と主観の戯れ、それらの要素に律され諧和した言葉の列が一個の音楽を作っている。

主客の融化とは例えばこの作品では「蛞蝓のような私」という比喩の事だがそれを一点使いでなく全体に散らせば尚良かった。
この作品では比喩という要素だけが律されてなく、それが物足りなさの理由だと見た。

今更ですが最近詩とは拡大された音楽のことだと思うようになった。正確には音楽を派生させたもの?

504 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:04/10/25(月) 03:36:38 ID:0p0XWIBX
>>418-420
女性の心理分析できるほど、女とつきあってないのでムリ。

514 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e.  [ ] 投稿日:04/10/25(月) 20:54:23 ID:sqzMIhqP
>>418-420 痛みを感じない壊死だね。淡々とした日常だからこそ、ゆっくりと
腐っていくのかな。ぼくだったら、そんなとこをより前面に押し出していく。
何にしてもこの詩では、ナメクジはただのゲストにしか感じない。

537 名前:心霊写真 [sage] 投稿日:04/10/27(水) 11:46:27 ID:XC5uy2vs
失礼します。
「壊死」書きました。どうもです。
投稿が先の方がお題出すと言うわけで。

次は「道」でお願いいたします。

〆切は11月3日いっぱいだと思います。

よろしくどうぞ~☆

880 名前:心霊写真 [sage] 投稿日:04/10/27(水) 23:56:03 ID:XC5uy2vs
失礼します。私のは日記と突っ込まれるか思てた。。。
↓評くれた方々、ありがとうございました↓

ななほしさん、どうもです。毎回読むの楽スィです。
カノプスさん、優しいながら手厳しい言葉で、頑張らな・・・
と思ってた所、点入ってて、何か励まされました。
504さん、・・・うう、そ、そう?女の心理、単純だべ。
ムジナさん、若くてみずみずしい感性って嬉しいです。
構造さん、女としては男心の方がわからなかったりです。
園川さん、音楽を作ってる・・・って、わーい♪

個人的に硬直は面白かったし風邪薬のも良かったです。
風邪薬はちゃんと読んでないのに何か良いと思った。かっこいいなと。
これがななほしさんの言ってた読まなくても~って事?とか思いました。
読んだら内容もしっかりしてるし凄☆

投稿者さん審査員さん、関わった方々、毎度お疲れ様です。


【得点】 10点
  • ななほし ◆lYiSp4aok.:2点
  • Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点
  • MUJINA ◆iXws.WGCLY:2点
  • 構造 ◆/Cej999/v6:2点
  • 園川 ◆nWfXpQxHHM:3点





贅沢



人情を感じる者達が
控え目に交わる貧乏長家で
安い缶詰と魚肉ソーセージを頬張り
万年床に寝転ぶと
何時の間にか眠つて仕舞う

働かず交わらず
欲しい物を知る事も無く
お気に入りのレコードを
摺り切れるまで繰り返し
14型のモニターで
8ビットのゲームに興じる

戸を開け放して排泄し
気紛れな風呂で垢を落とす
爪は噛み切り整へて
髭なんざは伸び放題だ
但し部屋の塵だけは
まめに捨て去り居心地を守る

電話の線は引き千切り
呼び鈴の電池は切れたまま
訪れる客は勧誘のみだが
見え見えの居留守で交わし
たまに人情ある人の
おかずの差し入れに涙する

深夜のコンビニで漫画を買い
早朝まで読み耽りながら居眠り
日が傾いた頃目が覚めるが
其れに気怠さを感じ
また眠りに就く

たまに朝日が恋しくて
早起き等と洒落てみるが
すぐに眠気に負けてみて
スーツを見下ろし寝返りを打つ

ある日ちょっとの御馳走に
モツ鍋つついて大酒喰らい
無性に片づけたくなって
何もかも綺麗に整えてから
風呂で髪髭爪を切り
真っ新な布団に包まれた途端
眠るように息を引き取ってしまう

そんな暮らしが夢である


421 名前:贅沢 [sage] 投稿日:04/10/17(日) 19:56:55 ID:gjlOeY4x
422 名前:贅沢(続き) [sage] 投稿日:04/10/17(日) 19:57:22 ID:gjlOeY4x


【コメント】

485 名前:ななほし ◆lYiSp4aok.  [] 投稿日:04/10/24(日) 00:37:22 ID:aLDOFDXj
>>421-422 :贅沢 :04/10/17 19:56:55 ID:gjlOeY4x
  身につまされるが……まだ詩じゃねぇ! と、思いは複雑。

490 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM  [sage] 投稿日:04/10/24(日) 20:50:07 ID:4KDuFI86
>>421-422 贅沢
雨ニモ負マケズ、かな。伝達がリズムを作り主観が終止符を打つ。
淡々としたリズムが自堕落な生活を退廃的なストイシズムにまで高めようとしている。
詩人の意識のさわりが内容と形式に分化することにより表現が成立するとして、
この作品は語られる生活とそれを語る意識の在り方が一致している。
嘘のない、自然に心から湧いた詩はそういうものだし、
意識的に作られた練りこまれた詩行だって想いに忠実であるかぎりきっとそうなる。

498 名前:Alnite ◆m3UVuKrnck  [sage] 投稿日:04/10/25(月) 01:08:40 ID:mzLRVFbC
>>421-422 贅沢
古語を使いたいのかそうでないのか不明。
余計に難解にしているだけにしか思えないのは私だけのようで。
人情は二回出てきてはよろしくなかったかもしれない。
それでも批評をしようと思ったのは、全体として伝わってくる何かが煌いているから。

504 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:04/10/25(月) 03:36:38 ID:0p0XWIBX
>>421-422
一切の情緒を廃して無粋な説明をすれば、タイトルと
自堕落な生活への違和感、そしてラストの違和感
それのみで成立している詩だが、マア上手い。

514 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e.  [ ] 投稿日:04/10/25(月) 20:54:23 ID:sqzMIhqP
>>421-422 反『雨ニモ負ケズ』って感じ。『雨ニモ負ケズ』の世界観もぼくは
けして好きなわけじゃないけど、この詩は御都合主義的な妄想のオンパレード
だね。読後感はよくなかった。


【得点】 2点
  • ななほし ◆lYiSp4aok.:2点





かくれんぼ



隠れるところをさがしていた

新興住宅地
オフィス街
駅前広場

子供のころ遊んだ小川は
護岸工事が行きとどいて
メダカもホタルもいなくなった
近くに広いバイパスがとおって
コンビニとガソリンスタンドが一軒ずつ
街の見慣れたメイキャップ

地下食品売場
マニュアルどおりの対応
プラタナス
ふりそそぐ陽光

鬼もつらい
たったひとりで
人だけが消えた風景に向きあって
もういいかい もういいかい
もーう いーいかあーい
血の出るような
凪のような
地球の最期の日のような



同僚の尻ポケット
見知らぬ女の子のミニスカート
うわべだけのつきあい
酔っぱらった末の醜態

ノートに地平線つっとひいて
こころに闇をこさえて転がりこんで
いい考えだとおもったけどみんなやってて
まあだだよ でも
ほんとはみつけてほしいんだ
誰かぼくをほじくりだして
肩を抱きあって狂ったように叫びたいんだ

増殖するこころの闇
増殖するこころの闇
増殖するこころの闇

明ルイボクラノミライ


423 名前:かくれんぼ 1/2 [sage] 投稿日:04/10/17(日) 21:34:09 ID:PU4VjLOX
424 名前:かくれんぼ 2/2 [sage] 投稿日:04/10/17(日) 21:35:06 ID:PU4VjLOX


【コメント】

485 名前:ななほし ◆lYiSp4aok.  [] 投稿日:04/10/24(日) 00:37:22 ID:aLDOFDXj
>>423-424 :かくれんぼ 1/2 :04/10/17 21:34:09 ID:PU4VjLOX
  前半、「隠れるところをさがしていた」<この一行がよく効いている。
  最初の一行の力が、はらりと落ちた最後の一行。……にまでしっかり及ぶ
  後半、……ちょっと、前半を受け止められなかったかなぁ……
  後半は必要だと思う。

490 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM  [sage] 投稿日:04/10/24(日) 20:50:07 ID:4KDuFI86
>>423-424 かくれんぼ
「こころの闇」という言葉さえ使わなければ。残念。
あまりにも陳腐化してしまった言葉で、この作品にとっては瑕にしかなってない。
明ルイボクラノミライや地球最後の日という言葉なども、それぞれ的確に用いられてるけど安っぽい。

幼年期の探索。
外傷に同化したぼくが今を逃避するのか飢渇に同化したぼくが過去をやり直そうとしているのか。
いずれにしても回帰の衝動がかくれんぼに形象化されている。探すのも隠れるのもぼくである。

1連目で意味を、2連目と3連目でかくれんぼの舞台となる今と過去を、3連目で遡行の断念を描くきれいな展開。
特に3連目に惹かれた。
ぼくは地下食品売り場に回帰するべき失われた過去(子宮=過去=死)を見るがマニュアル通りの対応にその幻想を破られる。
店外に出れば今(外界=今=生)が開けている。陽光の映えるプラタナスの祝福にぼくは悲しく微笑みを返す。

4連目でかくれんぼを書き切り後半で視点を切り替え抑圧をこころの闇として展開させて行く。構成はしっかりしているが
観念的な描写に移行するにつれて言いたいことが曖昧になってしまう。使用される語も陳腐化してしまう。残念。

498 名前:Alnite ◆m3UVuKrnck  [sage] 投稿日:04/10/25(月) 01:08:40 ID:mzLRVFbC
>>423-424 かくれんぼ
最初はいい。中間から後ろはダメ。最後はいい。
最初は批評精神旺盛で爽快、メントールの味。
と見せかけて2に入ってだらだらゆるゆる、冷めたおでんの味。
最後はキレが良く、後味すっきり、食後のお茶。

504 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:04/10/25(月) 03:36:38 ID:0p0XWIBX
>>423-424
切り捨てれば、詩全体が、"増殖する心の闇""アカルイミライ"の説明でしかない。

514 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e.  [ ] 投稿日:04/10/25(月) 20:54:23 ID:sqzMIhqP
>>423-424 かくれんぼからいきなり心の闇が登場しちまうのか…。プロセスを
書いてるようには見えるけど、それでもまだ唐突だよね。もう少し書き込める
かもしれない。

896 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e.  [sage] 投稿日:04/10/31(日) 20:05:54 ID:ynZ6Bl5G
ああ投稿できた。よかった。
ちなみにぼくは『かくれんぼ』を書きました。
みなさんどうもありがとうございました。


【得点】 1点
  • ななほし ◆lYiSp4aok.:1点





家出



世界が●
廻る

基チ外
の腕の中眠る
リバウンド、取れなかったこと思い出したりする

       ある気持ち良さ
       の殻の中眠る
       アタシはたまご
       生みの親はアマガエル

それとも世界は○?

まぁいいかと
星空が閉じる
一人ぼっちのトラベル
だって私はアマガエル

目の前 真っ暗! のしん 優しー光



425 名前:家出 [] 投稿日:04/10/18(月) 00:38:10 ID:eS5C2sjW


【コメント】

485 名前:ななほし ◆lYiSp4aok.  [] 投稿日:04/10/24(日) 00:37:22 ID:aLDOFDXj
>>425 :家出 :04/10/18 00:38:10 ID:eS5C2sjW
  ちょっと、面白い。……まあ、いいっか?

504 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:04/10/25(月) 03:36:38 ID:0p0XWIBX
>>425
結局、きわめて構図的でしかないんだよなぁ。
載せる言語をまったく選んでは居ない感じはする

515 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e.  [ ] 投稿日:04/10/25(月) 20:55:40 ID:sqzMIhqP
>>425 最終連を死のメタファーとして取るなら、この詩は草野心平さんを意識
していることになるけど、深読みしすぎかな(苦笑)。面白いんだけど、まだ
ことばの精度が甘いよなあ。こういう詩だって、いくらでも推敲できるはず。

529 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM  [sage] 投稿日:04/10/26(火) 23:35:24 ID:BvKi5Z1Y
>425 家出
いままでの見方でいくと物足りない作品。記号は作者にしか分らない理屈で用いられているのだろうが
客観的には効果が薄い。ただ言葉づかいにセンスを感じる。

898 名前:皮膚ヘタレ ◆.uQr7ysYjs  [sage] 投稿日:04/11/01(月) 02:53:24 ID:OEUtTe29
家出書きますた。
評くれた人、点付けてくれた人ありがとう。


【得点】 1点
  • Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点





永遠の矛盾



道に残る跡はもう消えました 意味を探してここまできた
探して来たから快楽の矛先 淡い気持ちが消えてゆく
無理して目的を作っていた そうでもなければ怖くなってた

時に他人に比べられていた 私は他人と比べられた
私は違いは比べられずに 同じであれと言われてた
道は多いと信じてる 同じ考えだから認め合えた

大胆に我侭に悲しく歌って 誰にも影響されない美しさと
自由に使える時間がなくなってきた
伝えたい その気持ちが変わってゆくのが怖い
終わりがきたら過去になるから 
終わりがきたら過去になるから 

 *先代の人間はこう名付けました 使い古された言葉永遠と言う文字
私は永遠の姿が掴めない 一度は理想と重ね合わせますか
終点を消すのは全ての夢です それは必ず共通する事なのです 

 *人間は全ての対象を時間と名付けました 時に過去を思い出します
一生愚かに道の先を予想し続けるのです 決定された事です永遠に
時がぶつかる時人は文字に変え残します そして沈み夢を見るのです
故人は大木を選び刃物で刻み今に残りました 永遠に愛していると
さてそれはロマンなのでしょうか


道に残る跡は形を変えた 期待を求めてここまできた
求めてきたから今を振り返る 夢が静かに散らばって
こうやって目的を考えていた 期待されるだけ嬉しかった

時に他人に求められていた 私は他人と求められた
私は違いは求められずに 同じであれと言われてた
違う道を進んでいたい 同じ気持ちだから尊敬し合えた 

誓い合いたい求めたい軽く踊って 永遠散らばる美しさと
自由に使える時間がなくなってきた
伝えたい その気持ちが変わってゆくのが怖い
終わりがきたら過去になるから 
終わりがきたら過去になるから 

 *目で見てください手で触ってください 人は言葉を覚えました
音を変え確かに叫ぶのです 先代の残した言葉で鳥のように歌うのです
それは全てが揃っていますか そして納得して使えているのですか?

 *永遠は人間の憧れです 人は必ず求めています 必ず
期待は終わることはありません 永遠の歴史から断言できます
永遠は憧れなのです 憧れだから理想は美化され飾るのです 永遠にそれは決定された事

大胆に我侭に悲しく歌って 誰にも影響されない美しさと
自由に使える時間がなくなってきた
伝えたいその気持ちが変わってゆくのが怖い
隠し通せるものじゃないから
隠し通せるものじゃないから

分かり合えるかな,,, 分かり合えるから,,,


426 名前:永遠の矛盾-1 [sage] 投稿日:04/10/18(月) 01:55:23 ID:6NZda515
427 名前:永遠の矛盾-2 [sage ] 投稿日:04/10/18(月) 01:57:33 ID:6NZda515


【コメント】

485 名前:ななほし ◆lYiSp4aok.  [] 投稿日:04/10/24(日) 00:37:22 ID:aLDOFDXj
>>426-427 :永遠の矛盾-1 :04/10/18 01:55:23 ID:6NZda515
  ちょと、読みつらい。……つかれたかあぁ 約30分詩を読む限界か??
  最後に向かって衝撃を蓄えて行く?? ちょっとソンな展開?

491 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY  [catwalk7@nifty.ne.jp] 投稿日:04/10/24(日) 20:57:12 ID:Pg7MEyPy
>>426 永遠の矛盾
  散文調、説明調は計算ではなく、作者の推敲不足。それと、もっと永遠に対してもっと思いを馳せ、追求し、
整理をしてから書く。その前に投稿してしまった。フライング。全体がタドタドしい地の言葉になっている。
自分のコトバで書く、と再三にわたって主張してきたが、自分のコトバと地の言葉は違う。
自分のリズム、自分の文体、自分の表記法をいう。さらに修練を。

499 名前:Alnite ◆m3UVuKrnck  [sage] 投稿日:04/10/25(月) 01:09:46 ID:mzLRVFbC
>>426-427 永遠の矛盾
全作品中私が見ていた時間は割と長い方だと思われる作品。
素敵だね。全体的にはごちゃごちゃしてるけど。
一つ一つの言葉の選び方、それから言葉の並べ方、とても綺麗。
特にいいと思ったのは、終わりがきたら過去になるから。
理論的で抽象的で幻想的で感情的。いいと思う。
出だしをすっきりするとのどの通りもよくなるかな。

504 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:04/10/25(月) 03:36:38 ID:0p0XWIBX
>>426-427
青年の主張、以上でも以下でもなし。

515 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e.  [ ] 投稿日:04/10/25(月) 20:55:40 ID:sqzMIhqP
>>426-427 はっきり言いましょう。テーマの大きさに筆力がまったくついてい
けてません。かといって、書けちゃうのもイケナイ。自分の手にちょっとだけ
余るようなテーマを選んでみてはいかがでしょう。


【得点】 2点
  • Alnite ◆m3UVuKrnck:2点



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最終更新:2006年12月26日 00:05