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お題
開催期間 2004/09/01~2004/09/11
参加作品数 36
審査員 6人
本スレ 12の4-123
議論スレ 8の702-730


【チャンプ】

【準チャンプ】

作品一覧


No. タイトル 作者 点数
5 湖を渡る風 - 1
6 無題 - -
7 なくしたもの 心霊写真 4
8 それでも月は - 1
9 meet a heroic end - -
10 花火 てるあき -
11 夜に寄す cレール -
12-13 夜明けに MUJINA 6
16-17 詩人の夜 - 1
18 - 2
20-21 夜王伝説~序章~ ねむい 1
22 夜の蝉 - 1
23 無題 - -
24 臨月の夜に思う 4
26 違う場所へ還る - 2
30 Before Nightmare - 1
31 どうでもいい夜 - 1
34 月食 Canopus 3
35 狂月 2004年 わに 3
36 カエルとダンス 豆腐 3
37 無題 - -
42 Image - 3
43 Nightmare - 1
44 始発バス - 1
45-48 快楽童子 5
49-51 夜の出番 脚立 5
53 夜はいらないなんてもういわない - 4
55 夜釣り - 2
60-61 詩人霊園メルヘン - 1
64 夜の絵 Alnite 2
66-69 星座 ウノ 6
73-74 稲荷参り リーフレイン 3
76 泳ぐ/弱い 山田 2
77 灯り 皮膚ヘタレ 3
78-79 イブニングニュース - 2
82-83 手に取るように - -

【審査員】
  • Canopus ◆DYj1h.j3e.
  • ななほし ◆lYiSp4aok.
  • Alnite ◆m3UVuKrnck
  • わに ◆Wani6uvhK.
  • MUJINA ◆iXws.WGCLY
  • むこうの317 ◆317..n/Ke6

【採点レス】

91 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e.  [ ] 投稿日:04/09/10(金) 01:02 ID:cPRHn7Ay
2点
>>53 『夜はいらないなんてもういわない』

1点
>>7 『なくしたもの』
>>24 『臨月の夜に思う』
>>36 『カエルとダンス』
>>49-51 『夜の出番』
>>66-69 『星座』

94 名前:ななほし ◆lYiSp4aok.  [] 投稿日:04/09/10(金) 02:40 ID:e8jrTfNT
3点 >73 :稲荷参り 1/2 :04/09/08 11:09 ID:cBhcbXSd
3点 >66 :星座 :04/09/08 01:37 ID:rAS7kieO

2点 >12 :夜明けに その1 :04/09/02 23:27 ID:OkBIPHUs
2点 >49 :夜の出番 1/3 :04/09/07 03:52 ID:DrGlVaR7

1点 >7 :なくしたもの :04/09/02 02:04 ID:3xNWqzeL
1点 >8 :それでも月は :04/09/02 02:29 ID:e19o3nkI
1点 >55 :夜釣り :04/09/07 10:55 ID:pfz+KTXv
1点 >45 :蝕 1/4 :04/09/07 02:05 ID:nr8xmdHn
1点 >36 :カエルとダンス :04/09/06 00:13 ID:oIvVoo9F
1点 >78 :イブニングニュース 1 :04/09/08 22:06 ID:alwKgQp9

96 名前:Alnite ◆m3UVuKrnck  [] 投稿日:04/09/10(金) 19:51:16 ID:k4EUvZYV
三点は該当作品なしです。

>>12-13 『夜明けに』
以上一作品、二点です。

一点・・・
>>7 なくしたもの
>>18

続きます。

97 名前:Alnite ◆m3UVuKrnck  [] 投稿日:04/09/10(金) 20:07:06 ID:k4EUvZYV
>>30 Before Nightmare
>>31 どうでもいい夜
>>42 Image
>>49 夜の出番
>>66-69 星座
>>76 泳ぐ/弱い
>>77 灯り

続きます。

99 名前:Alnite ◆m3UVuKrnck  [] 投稿日:04/09/10(金) 20:11:26 ID:k4EUvZYV
>>78-79 イブニングニュース

以上十作品、一点です。

100 名前:わに ◆Wani6uvhK.  [sage] 投稿日:04/09/10(金) 21:26:11 ID:JWg0AAGF
>7 なくしたもの 1点
>16 詩人の夜 1点
>24 臨月の夜に思う 1点
>26 違う場所へ帰る 2点
>42 Image 2点
>43 Nightmare 1点
>64 夜の絵 1点
>76 泳ぐ/弱い 1点

102 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY  [catwalk7@nifty.ne.jp] 投稿日:04/09/10(金) 23:43:04 ID:24IhEbG6
【3点】
 >45-48 蝕
 >34 月食

【2点】
 >53 夜はいらないなんてもういわない

【1点】
 >20-21 夜王伝説―序章―
 >22 夜の蝉
 >24 臨月の夜に思う
 >36 カエルとダンス
 >49-51 夜の出番
 >55 夜釣り
 >60-61 詩人霊園メルヘン
 >66-68 星座

107 名前:むこうの317 ◆317..n/Ke6  [sage] 投稿日:04/09/11(土) 18:59:25 ID:E+dKAL66
【3点】
>>35 狂月 2004年

【2点】
>>12-13 夜明けに
>>77 灯り

【1点】
>>5 湖を渡る風
>>18 夜
>>24 臨月の夜に思う
>>44 始発バス
>>45-48 蝕
>>64 夜の絵


作品





湖を渡る風



悲しみを 湛えた水面
月明かり 深く差し込む
あなたは風になり 湖の私を
どうか優しく 抱きしめて

あなたが 水面を揺らす
気が付けば 熱を感じて
波はうねりになり 穏やかな月夜を
夏の嵐に 変えていく

風と波 ひとつに溶け合い
少しずつ 高まっていく
思いは溢れ出し 岸辺の砂を
濡らしてしまう 恥じらいながら

あなたは風になり 湖の私を
どうか優しく 抱きしめて



5 名前:前スレよりコピペ [ ] 投稿日:04/09/02(木) 00:03 ID:Pl/xS5rQ


【コメント】

38 名前:イタチ小僧 ◆8rr1u/54T2  [] 投稿日:04/09/06(月) 10:33 ID:68quVNFH
>>5
あんまり勃たない。

89 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM  [sage] 投稿日:04/09/09(木) 19:17 ID:b7YvkMhz
>5 湖を渡る風
性愛を風と湖に託して描いたもの。
モチーフは既視感を免れない。
心理と風景の同化の深度、その距離の変化も中途半端。


【得点】 1点
  • むこうの317 ◆317..n/Ke6:1点





あなたの瞳を見つめると
吸い込まれていく

時間が止まった一時
唇が近づいてきた


6 名前:名前いらない [] 投稿日:04/09/02(木) 00:09 ID:rEdoaqP3


【コメント】

38 名前:イタチ小僧 ◆8rr1u/54T2  [] 投稿日:04/09/06(月) 10:33 ID:68quVNFH
>>6
落書きするならもっとおもしろく!

89 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM  [sage] 投稿日:04/09/09(木) 19:17 ID:b7YvkMhz
>>6 名前いらない
詩人の感じたであろう神秘性みたいなものを推し量る事はできる。
でもそれが言葉となって表現できていないと意味がない。
この作品は表現に工夫が足りないため、描写そのままに留まっている。





なくしたもの




月が無い 細い道 

早足で抜ける 

痛かった

両肩に擦り傷が出来ていた

いつも通る道なのに
自分の幅がわからなくなったみたい


うつろな街灯さん
こんばんは ちょっと失礼します

あなたと壁との隙間 
体をすっぽりとはめる

私はこれくらい これくらいの私


ほどけた靴紐 結ぶ為しゃがんで 転ぶ

ついた手にメリコム粗い砂 はらって触る手のひら つぶつぶ

顎にグッと力をいれる 指先で触る つぶつぶ    アハハ

あなたの光、睫毛にふりつもり 
とても目にしみるもんだから

少し 泣きますよ


7 名前:なくしたもの [sage] 投稿日:04/09/02(木) 02:04 ID:3xNWqzeL


【コメント】

38 名前:イタチ小僧 ◆8rr1u/54T2  [] 投稿日:04/09/06(月) 10:33 ID:68quVNFH
>>7
よくあるノートの落書きかと思ったら意外とうまい。
「あなた」の意味が外灯から後二回のうちにえらく親身なようでよそよそしいものに変質していく。
変質者もいない道ってさみしいね。
しかし全体的には書き込みの省略が多くスカスカの骸骨詩。
情報量がこれだけ少ないなら短歌でいいじゃないか。

88 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY  [catwalk7@nifty.ne.jp] 投稿日:04/09/09(木) 07:42 ID:ZjpQtIrp
>7 なくしたもの
自虐的、というんだろうか。自信のなさ、失恋(?)の痛みがよく書けている。
靴紐を結ぶために転んで、手のひらに粗い砂粒のへこみができてしまった。よくある
ことだよね。そんな瑣末な、取り立ててどうということのない描写でさりげなく失恋
の痛みを表現している。これは実体験だろうか。もし、そうでないのなら、作者は
驚くべき人間観察と優れた内省力を持つビビットな感性の持ち主ということができるだろう。
最後に苦言を少々。なくした対象に対する言及がされていない以上、タイトルのつけかた
に異議あり。

89 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM  [sage] 投稿日:04/09/09(木) 19:17 ID:b7YvkMhz
>>7 なくしたもの
5連目。大切なものを喪失するとは自分の形が崩壊すること。
崩壊を一歩手前で支える女の抵抗。
崩壊と維持の均衡の結果、女の自我は外面的には静止する。
流れる涙は背後でせめぎ合う力の激しさの分だけ美しい。
詩行は空白に抵抗する。それは喪失に抵抗する女のことだ。
が、やや崩壊が優勢ではないだろうか。
女の自我が空白に呑まれつつあるように見える。
アハハという悲鳴が今一決まらない理由でもある。

91 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e.  [ ] 投稿日:04/09/10(金) 01:02 ID:cPRHn7Ay
1点
>>7 『なくしたもの』 雰囲気でてるね。ちょっと安易なことば選びはある
けど(うつろな街灯とか)、最終部の夜の光の描写がよかったね。

94 名前:ななほし ◆lYiSp4aok.  [] 投稿日:04/09/10(金) 02:40 ID:e8jrTfNT
1点 >7 :なくしたもの :04/09/02 02:04 ID:3xNWqzeL
  なくしたもの、気が付かないんですね。でも、涙は夜なんですね。

96 名前:Alnite ◆m3UVuKrnck  [] 投稿日:04/09/10(金) 19:51:16 ID:k4EUvZYV
>>7 なくしたもの
『自分の幅』がなにを示唆するのか、そこの余韻が素敵です。
でも、これだけのシリアスな展開に
『アハハ』ではちょっと・・・な気もします。
主人公の切ない気持ちがちゃんと伝わってきましたよ。

100 名前:わに ◆Wani6uvhK.  [sage] 投稿日:04/09/10(金) 21:26:11 ID:JWg0AAGF
>7 なくしたもの 1点
夜という言葉を使わずに夜ってカンジ
少し泣きますよ ってラストが夜の寂しさを出しているような気がする

721 名前:心霊写真 [sage] 投稿日:04/09/12(日) 22:42:50 ID:/+/zxHS9
失礼しまーす。「なくしたもの」を書きました。
評をくれた方、点をくれた方、ありがとうございました。
今回は投稿も評も多くてより楽しかったのです。
作者さんのあとがきも面白いです。
私は評を読んで自分のを読み直して、
アハハは不要?空白多すぎ?とか思いました。スカスカ。
評価人さん、まとめられた方、かかわった方々、おつかれさまです。
チャンプ、準チャンプの方々、おめ!です☆


【得点】 4点
  • Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点
  • ななほし ◆lYiSp4aok.:1点
  • Alnite ◆m3UVuKrnck:1点
  • わに ◆Wani6uvhK.:1点





それでも月は



静かな夜です
太陽の光を反射して
月は煌きます

愛を求める少女の叫びは
未だ誰にも聞こえない

ただ、夜の闇に吸い込まれて
遥か彼方へ

それでも月は

月の光は冷たく少女を照らす
しかし、どこか優しい








8 名前:それでも月は [] 投稿日:04/09/02(木) 02:29 ID:e19o3nkI


【コメント】

28 名前:イタチ小僧 ◆8rr1u/54T2  [] 投稿日:04/09/04(土) 19:27 ID:jx7S3+vx
>>8
1連目、科学的に当たり前なことをぽえみぃ☆に書かれてもなぁ。
どうせならありえないくらいメルヘンチックに攻めてほしかった。顎の下が痒くなるくらい。

52 名前:名前はいらない [] 投稿日:04/09/07(火) 04:23 ID:OjmvifUd
>>8 :それでも月は :04/09/02 02:29 ID:e19o3nkI

  いいねぇ……白いふっくらした少女のほほや、肩から腕……胸なんか浮かんでくる。
  この長さ、普遍的な少女像を写す鏡みたいだ。……女性が読んだらどうなるのかなぁ?

54 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:04/09/07(火) 10:24 ID:xCjBNDry
>>52
…どこが!?
自演か?
あなたと作者の感性にケチを付ける気はまったくないが、自分がとんでもなく不粋なこといってるのもわかってるが、
それでもツッコミをおさえることができないこのかなしさ…

56 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:04/09/07(火) 13:49 ID:M/bLZG7t
>>54
同意しとくわ

たくさんあるなかで、あの詩だけを
選ぶのも、なんだかねw

59 名前:名前はいらない [] 投稿日:04/09/07(火) 16:55 ID:M/bLZG7t
>>57
違うよ

89 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM  [sage] 投稿日:04/09/09(木) 19:17 ID:b7YvkMhz
>>8 それでも月は
それでも照らす しかしどこか優しい
ということは月の光は本来彼女にとって好ましくないものという事になる。
愛を知らない女を照らすのは残酷だということだろうか。
この作品からは分らないし、モチーフもその使い方も陳腐の域をでない。

94 名前:ななほし ◆lYiSp4aok.  [] 投稿日:04/09/10(金) 02:40 ID:e8jrTfNT
1点 >8 :それでも月は :04/09/02 02:29 ID:e19o3nkI
  叙情というのかなぁ……月を見て女性を思ったのか? 思う女性が月に映るのか?


【得点】 1点
  • ななほし ◆lYiSp4aok.:1点





meet a heroic end



真っ暗な夜にやって来た
真っ黒な空が歪んでた
真っ黒な花が枯れていた
真っ暗な夜にやって来た
真っ黒な公園で
真っ黒の椅子に座った
真っ黒なあなたが笑ってた
真っ暗な夜の中

何も残らないこの場所で
あなたと夜が歪んでた
何も残らない私に
あなたと夜が泣いていた
真っ暗な二人が歪んでた


9 名前:【meet a heroic end】 [] 投稿日:04/09/02(木) 03:20 ID:+9qc68P4


【コメント】

28 名前:イタチ小僧 ◆8rr1u/54T2  [] 投稿日:04/09/04(土) 19:27 ID:jx7S3+vx
>>9
真っ黒な空なら歪んでてもわかんねぇだろ、とか
真っ暗な夜なのに花とかあなたとか見えねぇだろ、とか
突っ込むよりは逆説的でおもしろいかもしれない。
つまりは心象風景を描いているんだね、歪んでいるのは泣いているから?
とか思いながら読み直してみたけど、かっこつけが鼻につくのは俺がダサいから?

90 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM  [sage] 投稿日:04/09/09(木) 19:17 ID:b7YvkMhz
>>9 【meet a heroic end】
涙と言う主観に溶けてゆく風景。>>5と同じ構図だが、
最終行で涙は女の目から世界の目へ移る。2連目の転調が
その準備を整えている。使われている言葉はありふれた詩語。
構造がありふれた言葉を蘇らせているわけだが、
もう少し仕掛けがないと、物足りない。
とはいえ、詩人の思いの形は理解できる。
あとリフレインが読む分にはしつこく、目で眺めた方が楽しかった。
夜空花夜・・・





花火



真っ黒いキャンバスに
絵の具をぶちまけたかのような
ネオンのような花びらを持つ
暗闇に輝く花は
桜よりも早く散ってしまう

激しい色は、まるで都会の
ネオン看板を思わせながら
花は目立とうとして大きな音を出して
音が届く頃には形はもう崩れていた

火薬という名の種に
火と言う名の水を撒き
種は花に育って散った


10 名前:花火 [] 投稿日:04/09/02(木) 16:48 ID:T/dJmT4K


【コメント】

27 名前:イタチ小僧 ◆8rr1u/54T2  [] 投稿日:04/09/04(土) 19:17 ID:jx7S3+vx
>>10
誰でも書けそうだ。きっと誰もがこういうイメージで花火を見ているから。
独創的とかいっても難しいけど、どうせならめちゃめちゃにデフォルメするとか、
今度からみんなが花火を見るときの気持ちさえ変わるような花火を描いてほしかった。
あと、夜はただの背景として無視されている。

90 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM  [sage] 投稿日:04/09/09(木) 19:17 ID:b7YvkMhz
>>10
直喩の繰り返しだが、雑。
2連目だけ「まるで」をいれたりネオン(看板)のようなを繰り返したり、
直喩の繰り返しなのにその形が一定せず、リズムも乱れるし読みにくい。
ネオン、火薬、絵の具との比較により、花火が作り物の花だというのは分るが、
意図として、それだけで良かったのだろうか?

713 名前:てるあき ◆DDfwggPC..  [] 投稿日:04/09/12(日) 15:34:27 ID:/7XEkyRx
今回花火を書きました
思いっきり滑りました
失敗作がまた一つ増えてしまいました





夜に寄す



おやすみ
でも夜は生きている
服を脱いでも 表に駆けても
ほら 
顔の周りに 乳房の下に
まつわりついてくる

  光よ参れ! 闇など要らぬ!

朝の光に 外の世界に
学校に 仕事場に
みんなの みんなの 
集まる所に 息せき切って
さあ!駆け出すんだ! 

楽しい! 忙しい! 生きてる って
こういうこと ? 心が 体が
世界が 時間が どんどん
どんどん 忙しすぎて 回るよ
回るよ 回るよ うひ、 うひ、 

   hiyaーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーheheheh! 

気が付けば
光の溢れる頂上に
白い闇に倒れてた

おやすみ

夜は

わたしを守る


11 名前:夜に寄す [sage] 投稿日:04/09/02(木) 22:11 ID:s6Xeylwx


【コメント】

27 名前:イタチ小僧 ◆8rr1u/54T2  [] 投稿日:04/09/04(土) 19:17 ID:jx7S3+vx
>>11
好み。特に冒頭二行が秀逸。
すんげーね。バカ笑いまでのテンションの高ぶり。
惜しむらくは中だるみするのと、ラストの「夜は私を守る」、
「夜があるから私はバランスを保てている」ってテーマなのなら興ざめ。
夜から逃げる人々の狂躁っぷりだけでよかったような、俺の好みからすれば。

71 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY  [catwalk7@nifty.ne.jp] 投稿日:04/09/08(水) 10:03 ID:bJYsorZi
>>11 夜に寄す
第1連は確かにおもしろく書かれている。でも、やっぱりこの詩は夜ではなく、昼
の世界をメインに書かれているようなので、その点が減点かな。光の中で駆け回る
青春真っ最中という感覚は素直に好感が持てる。白い闇というアイディアがおもしろいが、
やや発想倒れに終わってしまっているところが残念。これをもっと発展させて、
夜の闇との対比について言及すると、この詩はもっとふくらみがでてくるように思う。

109 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM  [sage] 投稿日:04/09/11(土) 19:46:51 ID:s6NTt1gC
>>11 夜に寄す
エネルギーの偏りが儀式性を帯びる。しかし
「夜は わたしを守る」のせいでせっかくのトリップも
印象が弱くなってしまう。狂い方が面白い分そこが残念。
夜の安寧との両立をもうすこし工夫して欲しかった。

709 名前:cレール ◆n/ANJuS0Pg  [sage] 投稿日:04/09/12(日) 12:19:05 ID:IDfF7Fmx
すごい数で読みきれませんでした・・・こういう所の審査なんて絶対ムリー・・・・。
MUJINAさんチャンプおめでとうございました。
量感が十分で贅沢な作品ですね。

えーとわたしは「夜に寄す」を投稿したんですが、
これはへへへ・・・厨房の時の作品をほぼ再現したものです、ハイ。
スミマセン最近こんなことばかりして。

もともと詩というより絵付きの何て言うんですか、
同人誌みたいなものだったんですが、エキセントリック至上主義の
思春期当時の自分がとてつもなく恥ずかしい一品です。
評を下さった皆様何だかスミマセン、本当にありがとうございました。





夜明けに



時間の潮が満ちてくる
それに合わせ
潮騒のように
遠くから鳥の声がやってくる
夜が明ける
さあ 世界が始まる
今日どこかの街で人が死ぬ
ある者は長患いで苦しんだ末
病院のベッドの上で
またある者は交通事故で突然に

空が白々と明るさを増してきた
夜が明ける
さあ 人の世の営みが始まる
式場でウエディングベルが鳴り響き
祝福のシャンパンが乾杯のグラスに注がれる
どこかの街で嬰児が高らかな産声をあげる
両親互いに手を取り合って喜ぶ姿もあれば
これから先
自分ひとりでどうやって育てていけばよいのか
途方に暮れる母親もいる

潮が渚を引くように
鳥の声が彼方へ遠ざかる
夜が明ける
さあ 覚悟はできているかというように
世界はやってくる

人の世の何百何千万の喜びと悲しみが始まる
今日あなたの親が夫が妻が子供が死ぬかもしれない
わたし自身の想像もつかない災難が降りかかるかもしれない
それを止めることはできない
避けることも難しい
それでも容赦なく夜が明ける

夜がまだ明けきらぬうちに祈るのだ
人の世のは喜びの分だけ悲しみがある
だから不幸などなくせない
その代わり祈るのだ
世界の誰のところに気紛れな運命の使者が舞い降りても
その人は現実を受け入れることができますように
それがわたしであっても
苦難を乗り越えることができますようにと


12 名前:夜明けに その1 [] 投稿日:04/09/02(木) 23:27 ID:OkBIPHUs
13 名前:夜明けに その2 [] 投稿日:04/09/02(木) 23:34 ID:OkBIPHUs


【コメント】

27 名前:イタチ小僧 ◆8rr1u/54T2  [] 投稿日:04/09/04(土) 19:17 ID:jx7S3+vx
>>12-13
夜には誰も死んだりしないのかと突っ込みを入れたいが、それは置いといて、
なんていうか、綺麗だね。

94 名前:ななほし ◆lYiSp4aok.  [] 投稿日:04/09/10(金) 02:40 ID:e8jrTfNT
2点 >12 :夜明けに その1 :04/09/02 23:27 ID:OkBIPHUs
  こまった、持ち点が足りない。

96 名前:Alnite ◆m3UVuKrnck  [] 投稿日:04/09/10(金) 19:51:16 ID:k4EUvZYV
>>12-13 『夜明けに』
全体的に流れが良かったように思えます。
夜明けをこのように覚悟がいるものとして捉えさせる姿勢が
素晴らしいと思います。
さあ が少しだけ多いことや その2でいきなり『わたし』が出てきたり
その辺整理するともっと良くなると思います。
本当は覚悟がいるんですよね。でもそれを忘れている私達がいるんです

109 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM  [sage] 投稿日:04/09/11(土) 19:46:51 ID:s6NTt1gC
>>12 夜明けに
それまでのある種の絢爛さが最終連でしぼんでしまう。
「人の世の」の繰り返しの使用が効果的でない所から、語彙の少なさを感じる。
並べられた風景がもっと精細に描かれて欲しい。
纏め方ももう少し広がりを感じさせる表現にして欲しい

123 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY  [catwalk7@nifty.ne.jp] 投稿日:04/09/12(日) 07:42:44 ID:oL09dFpa
「夜明けに」を書きました。

投稿が先なので、お題を出します。

次回のお題は「~がない」です。

〆切は9/19(日)いっぱいです。では4649。

703 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY  [catwalk7@nifty.ne.jp] 投稿日:04/09/12(日) 08:15:03 ID:oL09dFpa
「夜明けに」を書きました。投稿9回目にして、ようやっとチャンプの末席に入らせて
もらうことができ、うれしくおもいます。点を入れていただいた、ななほしさん、Alniteさん、
むこうの317さん、ありがとうございました。点が入らない、とぼやいていただけに
うれしさもひとしお、です。ただ…。今回、園川さんが採点に参加できなかったのが
残念です。もし審査していたら、結果は当然変わっていたでしょう。だから、チャンプは
チャンプでも、暫定チャンプかな、などと思ってみたりしています。
今回の私の詩はイイタイコトがそのまんまで、ベタ。技巧も何もあったもんじゃなく、
ほかのひとの作品を寸評でストレートすぎるだ、なんだかんだボロクソに言っている
くせに、と見えない石つぶてが飛んでくるようです。なぜ、私がこうしたスタイルを
とっているかは、訳があるんですが、ここでは弁明はよしましょう。理由はこれから書く
詩の中で、ということで。
ともあれ、イタチ小僧さん、園川さん、手厳しい批評をありがとうございました。
投稿のみなさん、審査員のみなさん、スタッフのみなさん、お疲れ様でした。


【得点】 6点(チャンプ作品)
  • ななほし ◆lYiSp4aok.:2点
  • Alnite ◆m3UVuKrnck:2点
  • むこうの317 ◆317..n/Ke6:2点





詩人の夜



砂の絨毯に寝転び
星々の海に身をゆだねる
金色に輝く衛星も
海に浮かぶ島の一つ
私は一人で口ずさむ
母が詠ったあの詩(うた)を


あなたは感じることができますか?
あの海の輝きを
あなたは感じることができますか?
あの島のやさしさを
わたしは感じることができます
雨後の虹のように
嵐の前の雲の色のように
わたしは感じることができます
あの海の輝き
あの島のやさしさ
誰しもが持つあの日々を
あなたは感じることができますか?
 ・
 ・
 ・

続きはもう覚えていない
母の顔も思い出せないが
砂の絨毯、星々の海、衛星の島は
あの日と何も変わらない
だから創り続けている
母が詠った詩の続きを


あなたは覚えていますか?
あなた自身の輝きを
あなたは覚えていますか?
あの母のやさしさを
わたしは思い出すことができます
玩具の歯車が動き出すように
詩を詠いはじめるように
わたしは思い出すことができます
わたし自身の輝き
あの母のやさしさ
誰しもが持つあの日々を
あなたは覚えていますか?




16 名前:詩人の夜(1) [] 投稿日:04/09/03(金) 01:30 ID:GF2TdJGR
17 名前:詩人の夜(2) [] 投稿日:04/09/03(金) 01:31 ID:GF2TdJGR


【コメント】

27 名前:イタチ小僧 ◆8rr1u/54T2  [] 投稿日:04/09/04(土) 19:17 ID:jx7S3+vx
>>16-17
綺麗だね。

71 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY  [catwalk7@nifty.ne.jp] 投稿日:04/09/08(水) 10:03 ID:bJYsorZi
>>16-17 詩人の夜
ここで言う母、とは神話的なグレートマザー、あるいは月並みに言うなら母なる地球の
鼓動、といったところなんだろう。第3連の「だから創り続けている/母が詠った詩の続きを」
に共感。本当に美しい詩、というのは地球の喉笛から発せられた自然の言葉であって、
詩の言葉はいかにそれに近づくか、というのは「古今集」仮名序の詩論なんだけれど、
この個人的に思い入れがあるテーゼと重なるような気がした。

100 名前:わに ◆Wani6uvhK.  [sage] 投稿日:04/09/10(金) 21:26:11 ID:JWg0AAGF
>16 詩人の夜 1点
遠い昔の子守唄ですね。胎児のように丸まって眠りたい。安らかな夜。
すごくきれいな詩です

108 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM  [sage] 投稿日:04/09/11(土) 19:31:06 ID:s6NTt1gC
>>32 詩人の夜
叙述の運び方が上手いし、破綻もない。
喪失、記憶と今をつなぐ存在としての詩の営為が愛とともに誠実に語らる。
何も言うことはない。


【得点】 1点
  • わに ◆Wani6uvhK.:1点



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最終更新:2006年12月26日 00:19