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お題
開催期間 2003/01/18~2003/01/28
参加作品数 45
審査員 6人
本スレ 5の489-620
議論スレ 4の728-770


【チャンプ】

【準チャンプ】

作品一覧


No. タイトル 作者 点数
499-500 この町にかつての住みし者への詩 - 3
501 冷たい町の夕日 - -
502 ゲージ町 - 2
503 - 4
506 拝啓 - -
507 - 2
508 - 1
509 難儀やのぉ~ - -
511-512 a forest town - -
516-517 神戸 - 4
518 『若い浮浪者』 - -
523-524 OO万華鏡OO - 1
525 Smile - 1
526-527 飽地(ほうち) - 9
529 - 5
530 生への執着 - -
531 ひかりのまち 葉悟Φはさと 3
532 何か、そういうようなこと - -
533 渋谷 - -
534-537 得た時に失うもの - -
539-540 なかまちさんとーめ たもい 6
541-542 瓦礫の街 - 1
544-545 「ある雨の──」 ame 2
546-547 白い自転車 Canopus 10
548 歴史的建造物 - -
549 (タイトルが浮かびません) - -
550 重い出の袋 - 2
551 カソウバ小町の快感 - 3
553-554 俺の町 ドン亀 1
556 ハリウッド、ノンフィクション - 1
559-561 ナイトストーク - -
567 歌舞伎町の女王 - 1
570-571 町っぽい - -
574 町の生誕祭 - -
576-577 「午後の車窓を眺めながら」 - -
578 十二月の街 - -
580-581 なだ小(ぐぁ) 無名小説 6
582 恋愛のある情景 -夏- クロラ 3
585 エピローグ - -
586 水路をひとつまちがえて - 5
588-589 塵芥の街で 激辛正当派 4
590 グリーンブック 5
591 - -
592 うんていの人 - -
593-594 パンを焼く娘 - 2

【審査員】
  • ななほし ◆lYiSp4aok.
  • Canopus ◆DYj1h.j3e.
  • しいな まほろ ◆tYbIWmaS5o
  • 都立家政 ◆MD76fFko5o
  • 撫子さん ◆ikeEr7LE3I
  • 激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q

【採点レス】

597 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:03/01/26 02:40 ID:BisTv5HS
【3点】
>>503 :空 :03/01/18 19:30 ID:JxYy2fVW

【2点】
>>502 :ゲージ町 :03/01/18 19:16 ID:0hov+VvZ
>>586 :水路をひとつまちがえて :03/01/25 16:17 ID:WudHQ8Tx
>>590 :0 :03/01/25 23:39 ID:b8cWVpvI

【1点】
>>508 :詩 :03/01/19 05:25 ID:+wYqLNEm
>>516 :神戸 :03/01/19 19:51 ID:vphHt3F+
>>526 :飽地(ほうち) :03/01/20 11:51 ID:kPGOjp0H
>>539 :なかまちさんとーめ 1/2 :03/01/21 23:29 ID:3f1olkjL
>>546 :白い自転車 :03/01/22 21:48 ID:yXlDQoTD
>>551 :カソウバ小町の快感 :03/01/23 07:10 ID:ITI3rII8

604 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:03/01/27 00:59 ID:sJN/qG5s
>>580-581
3点です。

>>526-527
これも文句なしの3点でしょう。


605 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:03/01/27 01:22 ID:sJN/qG5s
>>544-545
2点。

あとは1点。
>>529
>>539-540
>>550
>>556
>>582
>>588-589

606 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:03/01/27 02:19 ID:K3Qim/+L
【1点】
>>499 :この町にかつての住みし者への詩(1/2) :03/01/18 07:50 ID:AX7jZnA0

607 名前:しいな まほろ ◆tYbIWmaS5o [sage] 投稿日:03/01/27 11:39 ID:eDvePwHZ
【2点】
>>529「市」
>>546-547「白い自転車」
>>586「水路をひとつまちがえて」
【1点】
>>499-500「この町にかつての住みし者への詩」
>>503「空」
>>507「街」
>>516-517「神戸」
>>525「Smile」
>>526-527「飽地(ほうち)」
>>531「ひかりのまち」
>>588-589「塵芥の街で」
>>590「O」
>>593-594「パンを焼く娘」

608 名前:都立家政 ◆MD76fFko5o [sage] 投稿日:03/01/27 15:59 ID:WAv6QwWk
【3点】
>>546-547 「白い自転車」

【2点】
>>516-157 「神戸」
>>529 「市」 

【1点】
>>531 「ひかりのまち」>>539-540 「なかまちさんとーめ」>>541-542 「瓦礫の街」
>>551 「カソウバ小町の快感」>>553-554 「俺の町」>>580-581 「なだ小(ぐぁ)」
>>582 「恋愛のある情景 -夏-」>>586 「水路をひとつまちがえて」>>590 「0」
>>499->>500 「この町にかつての住みし者への詩」

609 名前:都立家政 ◆MD76fFko5o [sage] 投稿日:03/01/27 16:03 ID:WAv6QwWk
【1点】に追加。
>>550 「重い出の袋」

612 名前:撫子さん ◆ikeEr7LE3I [] 投稿日:03/01/27 22:03 ID:O3Okk/1v
>>546-547「白い自転車」=3てん☆

>>588「塵芥の街」=2てん★

>>507「街」=1てん

>>551「カソウバ小町の快感」=1てん

>>593「パンを焼く娘」=1てん

613 名前:激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q [] 投稿日:03/01/27 23:08 ID:On2oIOyu
3点
>>539-540「なかまちさんとーめ」

2点
>>526-527「飽地(ほうち)」
>>580-581「なだ小(ぐぁ)」

1点
>>523-524「OO万華鏡OO」
>>531「ひかりのまち」
>>546-547「白い自転車」
>>567「歌舞伎町の女王」
>>582「恋愛のある情景 -夏-」
>>590「0」


作品





この町にかつての住みし者への詩



499 名前:この町にかつての住みし者への詩(1/2)[センターダヨオイ!499get!] 投稿日:03/01/18 07:50 ID:AX7jZnA0
『町』ッ!
それは集いである!
人が集まり
家を建て
田を耕し
子を産み育て
そして死ぬ…
人は時とともに流れ
いつかは全く別のものに変わってしまうのだ…
貴様の生家は駐車場になり
遊んだ空き地はマンション
母校は公園になった…
泣くなッ!いいかッ

細 胞 は 分 裂 す る の だ ッ !

貴様の体細胞は絶えず分裂し
古いものは垢になって落ちる…
では貴様は生まれた時とは別の人間か?
否!
貴様は貴様なのだ!
それと同じように!
この町は!
同じ町なのだ!


500 名前:この町にかつての住みし者への詩(2/2)[アーンド500GET!!ズサー⊂(゚Д゚,,)≡≡] 投稿日:03/01/18 07:51 ID:AX7jZnA0
物事は全て移ろいゆく…
されど変わらぬ!
お前はこの町を愛している事実は
変わらない!
泣け!存分に泣け!
そしてお前の住む町へ帰れ!
そこにはお前の家がある!
妻がいる!子がいるのだ!
貴様と同じ感傷に浸れるような
そんな子を育てるがいい!


少年時代を過ごした町を顧みることは
まるで初恋を思い出すように思える…




【コメント】



【得点】 0点





冷たい町の夕日



501 名前:冷たい町の夕日[sage] 投稿日:03/01/18 13:47 ID:/FnkvKSp
都会の冷たさに そこに住む人々の無表情に
私は耐え切れず 故郷へ逃げ帰った

家族も親戚も温かく迎えてくれた
皆笑顔に溢れていて 私も自然と顔がほころんだ

夕焼けの中 散歩をした
私の視界を流れていく風景には 夕日と田んぼの他 なにもない
嫌な上司も
ゴチャゴチャなデスクも
山のように詰まれた書類も
何もかも
ただ 化粧をしていない 本当の私は ここにいる


無機質な町に戻ってきた
能面のような同僚と 言い訳ばかりの彼と クーラーの音が私を迎えた
ここには何でもある けれど 私がいない

ベランダに出た
乾いた風が吹いている

空に目をやると 遠くの方に夕日が見えた
故郷を想い 私は泣きそうになった
それでも 明日から
私の嫌いなこの町で やっていけると思えた




【コメント】



【得点】 0点





ゲージ町



502 名前:ゲージ町[] 投稿日:03/01/18 19:16 ID:0hov+VvZ
あたしは幾ら逃げたって
この町にいる以外ない
この町以外に行く場所がない
あたしには逃げ道なんか無い
この高い四角い壁に囲まれた
この町からは逃げられない

あたしは実験台だから
薬を何度も飲まされた
検査を何度もされてきた
あたしの苦しむ姿を
高い天井から出てくる目達が
ぴちゃぴちゃ見てる
コワイ コワイ コワイ
でもこの町以外逃げ場はない




【コメント】



【得点】 0点







503 名前:空[] 投稿日:03/01/18 19:30 ID:JxYy2fVW
A町とB町が合併したC町と
D町とE町が合併したF町が
さらに合併したG町と
H町とI町が合併したJ町と
K町とL町が合併したM町が
さらに合併したN町が
さらにさらに合併したО町と

ニ町が

さらにさらにさらに合併して
現在のホ市ができたと語った
ホ氏の窓から見えた
空がほんとにきれいだった

ニ町の方はニ町の方で
P町とQ町が合併したR町と
S町とT町が合併したU町が
さらに合併したV町と
W町とX町が合併したY町と
Z町とイ町が合併したロ町が
さらに合併したハ町が
さらにさらに合併してできた
ニ町だったけど

空がほんとにとホ氏は語る
「空がほんとにきれいだ」と

空がほんとにきれいだった




【コメント】



【得点】 0点





拝啓



506 名前:拝啓[] 投稿日:03/01/19 01:37 ID:iYWQP+Rt
バイバイ、住み慣れた故郷。
帰ってくるかなんてわからないけど。
もしも傷ついて帰ってきたら、君はもう姿を変えているかもしれないね。
でも、空気は相変わらずのまま、僕を包んで欲しい。

バイバイ、住み慣れた町。
もう、ほんの少ししか、ここでの風は感じられないけど。
でも、僕は、いつかこの町に僕の姿を届けるよ。
遠くはなれた街から町へ、僕の声を届けるよ。
そうできるようになれるまで、ほんの少し待っていておくれね。

僕の、町へ。


追伸
リンゴの青い実がつく頃と、雪が積もる頃に、毎年一度帰ってくるから。
だから、せめてそのときだけでも、同じ空気でいてくれよ。




【コメント】



【得点】 0点







507 名前:街[sage] 投稿日:03/01/19 01:53 ID:tgL9nppM

住みなれたこの街にいて
どこもここも見なれた景色
ずっと一人で生きてきた
この街の人たちの
あくびも苛立ちもしらないままで
夕焼けがとてもきれいだ
僕という範囲が共鳴している






【コメント】



【得点】 0点







508 名前:詩[] 投稿日:03/01/19 05:25 ID:+wYqLNEm
  春
朝の水はまだ冷たく眠気顔を引き締めるのには丁度良かった
手始めに屋上に登り景色を見渡すと其処には今までとは違った
空と町の絵が繰り広げられ変化を噛み締める事が出来た

  夏
熱さに嫌気がさし涼を求めて自転車をひたすら漕いだ
切っても切っても風は温く急遽持ち合わせの小銭で掻き氷を買った
頭がキンキンに冷えるのは嬉しかったが下っ腹もキンキンに冷え次の日腹を壊した

  秋
窓を開けると藁の香りと言うか秋の夕方特有の臭いがし少し故郷が近く思えた
鱗雲は子供たちに早く家路につくようにはやし立てるかの如くのっそのっそと進んでいた
夜屋上に上がった、月夜の景色もこれまた格別

  冬
南国育ちの私には雪が珍しく童心に戻り朝の新雪を踏み固めて行った
途中、登校中の学生に見られ恥かしくなり顔が熱くなった
冷たい澄んだ空気を絡ませて吸う煙草がいつになく美味く感じた

そして今、変化の無い変化を感じるこの町に私は居て
こんな変哲の無い文章をつらつらと書き連ねている
これがどんなに幸せな事かと思えるゆとりを与えてくれたこの町に私は感謝している




【コメント】



【得点】 0点





難儀やのぉ~



509 名前:難儀やのぉ~[] 投稿日:03/01/19 05:46 ID:il3CmBwj

オイオイ そっちへ行ったら
アカン
     アカン アカン

そっちにゃあの娘が オルヤン
犬は 正直
なんぎゃのぉ~

あの娘が 好きヤン 言ったら
アカン
     アカン アカン

モテモテ あの娘がわらっとる
恋は しょうじき
なんぎゃのぉ~

子供だった昔の 暮らしに
戻ってみたい
育った
    街に 戻って
恋もない 夢もない あの娘もおらへん

  ああ、……

暮らしに いろどり
なんぎゃのぉ~






【コメント】



【得点】 0点





a forest town



511 名前:a forest town(1/2)[] 投稿日:03/01/19 06:56 ID:GSNq00Lt
「ぼくの町に来ませんか」
そういう手紙が届いたのは、まだ夜が明けきらないときだった。
「わたしはここが好きだから行けないわ」
そう答えたものの、少女はこの手紙にさからえないことを感じていた。
「大丈夫、ぼくが案内します」
なにが大丈夫なのだろうと思いながら、少女はパジャマ姿のまま手紙について行った。
まだほの暗い道を手紙はどんどん進んでいく。
まるで速回しのビデオのように風景は流れていった。
どれだけ遠くへ行くのかと思っていると、やがて大きな森が見えてきた。
「ぼくの町はこの森の中にあります」
いくら子どもだからって、そんなおかしなウソはわかるのにと少女は思った。
「ウソだと思うでしょうが、行ってみればわかります」
手紙は少女の心を見すかすように言った。
それはなんの変哲もない森だった。
と思うと、突然、明るい視界が開けた。
そこには小さな家が数え切れないほど密集していた。
鬱蒼とした森の中なのに、発光する生物があるらしくまるで昼のようだった。


512 名前:a forest town(2/2)[] 投稿日:03/01/19 06:57 ID:GSNq00Lt
「ここがぼくの町です。あなたの家も用意してありますよ」
そう言うと手紙は少女を一軒の家に案内した。
前から住んでみたいと想っていたとおりの家で、少女はすぐに気に入った。
ほしかったグランド・ピアノがあり、窓辺には大好きなバラの花が咲き乱れていた。
「あなたはここで、自分がしたいことして、楽しんで暮らせばいいのです」
ずっとここに、ひとりでいなければいけないのと少女が思うと、
「大丈夫ですよ、あなたの仲間はおおぜいいます」
同じくらいの年ごろの子どもたちがぞろぞろと現われて少女を囲んだ。
皆とても明るく親切で、すぐに仲良くなった。
彼らもそれぞれ自分の家を持ち、好きなことを好きなだけしているから幸福そうだった。
その中には少女が入院中に知り合った、とても繊細な詩を書く男の子もいた。
「また逢えたね、うれしいわ」
いつも顔色が悪かったその子も、今は見ちがえるように生き生きとしていた。
それにしても、この町の住人は子どもばかりだ。
「ここは森の揺籃の町。ここですくすくと何百年もかけて森の木が育っていくのです」
そう言われると、少女は自分の中に新しいいのちが泉のようにわいているのを感じた。
それはえもいわれぬ充実感、このうえない喜びだった。
        *
早朝、ひとりの少女が病室で静かに息をひきとった。
その死顔はとても穏やかだった。




【コメント】



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最終更新:2006年11月03日 22:37