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お題 4月とは何だったのか?
開催期間 2002/05/01~2002/05/10
参加作品数 24
審査員 2人
本スレ 1の23-187
議論スレ -


【チャンプ】

【準チャンプ】

作品一覧


No. タイトル 作者
27 4月とは何だったのか? 5th
28 4月とは何だったのか? 都立家政
37 4月とは何だったのか? YKH
40 四月とは何だったのか? ま。
44 4月とは何だったのか? ドン☆亀!
46 今年の4月 青の羊
47 核之進
48 4月とは何だったのか 碧谷
51 4月とは何だったのか? ある名無し
52 4月とは何だったのか -
57 よんがつ さかな
67 はじまりの季節 ヘロインマニア
70 (無題) 都立家政
72 4月 かまぼこ
79 4月とは何だったのか? 恩田朗
80 4月とは何だったのか? 二行詩人
110 4月とは何だったのか? シリウス
111 4月とは何だったのか とっさん
118 4月とは何だったのか? ポチットナ――
125,130 四月とはなんだったのか? 名無しにて御免
133 四月とはなんだったのか? Lights
134 四月とはなんだったのか? -
138 4月とは何だったのか -
142 4月とは何だったのか? -

(編集人註:都立家政氏の作品が二編あるのは、途中でお題をタイトルにしなくてよいとルール変更があったためです)

【審査員】
  • YKH ◆NBQwfAco
  • Canopus ◆j1h.j3e.

【審査】

157 名前:YKH ◆NBQwfAco [] 投稿日:02/05/08 02:27 ID:1ip2GOAk
投稿の受け付けを締切りました。

これから審査の段階に入りたいと思います。

批評天国さん、Canopusさんも、よろしくお願いします。


159 名前:YKH ◆NBQwfAco [] 投稿日:02/05/08 02:40 ID:1ip2GOAk
僕の中では既にChamp候補が二名ほど決まっていたんですが、
>>138さんの登場で、三名となってしまいました。

とりあえず、個人的にも最終結果ではないと明記した上で、
僕の選んだ三作品を発表しておきます。

>>79、>>80、>>138

【次点】
>>72と>>110も個人的に良かったです。>>72さんは、いかにも
即興といった作品で、理解を拒む荒さがある反面、その荒ささえ
も魅力にしてしまう力があったように感じました。自分の出した
お題の答えとしても、満足できる作品でした。ただ、やっぱり、
ちょっと荒すぎたかな、と。
>>110さんには僕自身がコメントを書きましたので、省略させて
いただきます。

162 名前:YKH ◆NBQwfAco [] 投稿日:02/05/08 02:57 ID:pk6M34U1
>>79さん
柔らかな春と重厚な建設重機。対比の技法ですね。
お題からじつに自由に発想を広げてくれていると感じました。
終わり方も好き、じゃなくて良い(汗)ですね。


163 名前:YKH ◆NBQwfAco [] 投稿日:02/05/08 02:58 ID:pk6M34U1
>>80さん
じつは自分の出したお題に、一番うまく答えてくれたなぁ、と
思ったのが、この作品です。
一行目でシリアスかつ幻想的な「定義」をしたかと思えば、
二行目でそれを見事にぶっ壊してくれている。
しかも、のほほんと、ぶっ壊した(笑
人間、どうしたって取り留めのない現象を或る枠でくくって
しまわざるをえない生き物。それは自覚しながらも、定義と
定義とをぶっつけ合って、結局「4月って、なんだっけ?」
みたいなボケにもって行ってしまった作品だと読みました。
 これは弁証法だ!

164 名前:YKH ◆NBQwfAco [sage] 投稿日:02/05/08 03:01 ID:???
>>138さんについては、今日読んだばかりで印象がまだ鮮烈
なので、改めての感想はまたの機会にしたいと思います。

Canopusさん、批評天国さん、あとお願いします。

166 名前:Canopus ◆j1h.j3e. [] 投稿日:02/05/09 00:46 ID:nXAdhtvB
こんばんは、遅くなりました。

ええと、私の講評というより、意見です。面白く読ませていただきました。
ありがとうございました。
>>40>>79>>138が私のチャンプ候補です。
(他にも候補として>>27>>51>>70>>72>>111>>118もあるんですが、上の三作に
しぼらせていただきました。)
三作品の中でも詩の完成度の高さ、言葉の安定度、テーマの的確さなど考える
と>>138が随一ではないかと思います。

167 名前:7th ◆3tOzzj2k [sage] 投稿日:02/05/09 05:11 ID:???
よこからなんですが >>138 はいい詩だと思います。母の日にちなむと
自分の母親がこんな思いを込めたやりとりしているかもしれないと
想像してみたりしました。あらためていい詩ですね。Canopusさん支持。

名無しで書き込むという意見ですが、次回試しにやってみるのはどうでしょう
か?どっちがいいか、試してみないと判らないと思いますしね。

あとは天国さん待ちですね。

169 名前:YKH ◆NBQwfAco [] 投稿日:02/05/09 08:03 ID:lgY9+tf9
あっ。>>40さんは僕も次点候補に挙げるつもりだったのに、
うっかり忘れてた(汗
レスで誉めておいて、審査結果でド忘れ。。。って、ひどいです
ね、自分(涙
ま。さん、ごめんなさい!
次からはこういうこと絶対にないようにします。

170 名前:YKH ◆NBQwfAco [] 投稿日:02/05/09 08:08 ID:adRCrCrm
さて。>>79さんと>>138さん、この2作品が同点となり、絞られ
ましたね。あとは天国さん待ちなんですが。。。
 できれば早く2回目に入りたいので、今日中に天国さんが現れ
なければ、Canopusさんと僕の二人だけで決めちゃいたいと思
います。

179 名前:YKH ◆NBQwfAco [] 投稿日:02/05/10 00:45 ID:yFfE+TaQ
さて、遂に批評天国は帰って来てくれませんでした。(涙)
まぁ、なんとなく心中察するものはありますが。

そういうわけで、前述した通りに私とCanopusさんの二人だけ
でChampを決定してしまいたいと思います。

二人ともがChamp候補に挙げた作品が二作ありました。
>>79、>>138
そしてCanopusさんは、どちらかというと>>138さんのほうに
軍配を上げてらっしゃるようで。
そして私もそれに同意します。
時間を置いて読み直してみても、その表現の隙のなさは群を抜い
ていると思いました。

180 名前:YKH ◆NBQwfAco [] 投稿日:02/05/10 00:48 ID:yFfE+TaQ
そういうわけで>>138さんの作品を初代Champとしたいと
思いますが、異存はないですね?>他審査員の方々……って、
二人しかいないけど。(汗)

181 名前:Canopus ◆j1h.j3e. [] 投稿日:02/05/10 01:06 ID:dEElojj4
こんばんは。
>>179 結果については異存はありません。天国さん、ほんとにいなくなっちゃったのかな…。
で、また審査員を募集しなくちゃならなくなりましたね…。
>>138さんを初代チャンプに推薦します。

184 名前:YKH ◆NBQwfAco [] 投稿日:02/05/10 01:15 ID:yFfE+TaQ
>>181
今晩は。ありがとうございます。
では、正式に決定ということに。

★☆初代Champ☆★

 >>138さん

★☆準Champ☆★

 >>79さん



作品





4月とは何だったのか?


夢の回廊 ゴンドラの軌跡 かすかに右曲がり 対向する霧の向こうの灯り
呼びかけ 反響する応答 木霊
岸辺 左舷から降りる 踏みしめる砂のひとつぶひとつぶ はだしだ
平坦が続くまで 歩もう 目を閉じているのに気が付いたら ゆっくり開こう
あらたな岸辺 山のふもと が見えても驚かないで それがあなたのつづき
あなたは つづいていくの


27 名前:5th ◆jVOSFSOI [] 投稿日:02/05/01 05:44 ID:nJOaFgm6


【コメント】

27 名前:5th ◆jVOSFSOI [] 投稿日:02/05/01 05:44 ID:nJOaFgm6
/う~ん まあなんでしょ あらたなスタート お入学 のイメージと今日の
水浸しの天気 4月は終わったけれど まあ一歩一歩 なんだろ・・・?

35 名前:YKH ◆NBQwfAco [sage] 投稿日:02/05/01 22:01 ID:???
それでは個人的な感想など。

>>27 5thさん
一種独特の書き方ですよね。短いフレーズを淡々と繋げて行く。
ともすれば「独り言」になってしまいそうですが、これはイメージ
を想起させられるものはありました。ただ、タイトルに照らし
合わせてみると、これは「独り言」と言わざるをえないのでは
ないかなぁ。。。
読み手の想像力に訴える詩なのだとしても、不条理系の作品なの
だとしても、どちらにしても「4月とは何だったのか?」という
ことに対する説得力が希薄だと思いました。





4月とは何だったのか?



適当な出会いと
適当な別れ、
桜散る散る
ドブのよな神田川沿いを
君と自転車と
紙ヒコーキを持って歩いた。
振り返れば新宿副都心
摩天楼から飛び降りる星の王子さまたち
さようなら、ほうき星よ
適度な出会いと
適度な別れが
あったっけ。
適度なキス、ココロかけたい
適度な欲望、
適度な無気力さ
掃き溜め神田川
桜散る散る
来年の4月まで
君とつきあっているだろうか。


28 名前:都立家政 ◆76fFko5o [sage] 投稿日:02/05/01 15:44 ID:???


【コメント】

36 名前:YKH ◆NBQwfAco [sage] 投稿日:02/05/01 22:02 ID:???
>>28 都立家政さん
ポップでいい感じですね。ただ、練り込みが足りないかなぁ?
とは思いました。即興とはいえ、推敲は基本的に必要ですよね。
5~6行目は「君と自転車」も「持って歩いた」んですか??
目を離して見ると「適度」という言葉も少々うるさいように感
じました。4月である必然性も感じられなかった。
とはいえ、書きにくいタイトルですもんね。(汗)
次回は(次回があるならだけど)、今度は貴方の書きやすいタイ
トルであることを願っています。

45 名前:都立家政 ◆76fFko5o [sage] 投稿日:02/05/02 10:32 ID:???
>36
「適度」の多様は冒頭の「適当」からの主人公の心情の変化を
表現しようと思ったものでした。
物理的に彼女を手に持っていたわけではないですけど
多分主人公は「持っていた」んだと思います。
確かに、練りこみ足りないですね、
自分は、物事を定義することについて疑問を持っているので
「何だったのか?」というお題から放れざるをえませんでした。
でもこのスレッドの趣向好きです。
色々遊びましょう!

49 名前:YKH ◆NBQwfAco [sage] 投稿日:02/05/02 22:41 ID:???
>>45都立家政さん
なるほど。問いかけの形にすれば書きやすいかな?と思ったん
ですが、かえって書きにくい方もいらっしゃるのですね。
実際、今から考えればみんながタイトルにするのにしては少々
押し付けがましいタイトルだったかもしれません。(汗)





4月とは何だったのか?



花壇で咲いている赤黒いチューリップが、血の連想をさせた。
帰り道だった。僕はつい、イメージを持ち帰ってしまう。
過ぎ去った4月とは、無為な日々だったのだろうか?
「何もなかった」といえば、嘘にはなる。

世界の何処かで誰かが死んだ。
結局、無縁の人で終わってしまった。
銃弾に倒れたのだろうか?
ベッドの上でいわゆる平凡な死を死んだのだろうか?
その人は?

関係ないことだ。
僕はその人を知らない。

関係があるのは、死は人生最大の事件だったのか?
ということ。
その人にとって?

そして

4月に死ぬというのは、
冬に死んでいたものたちが
足並みを揃えて生き返る
あの4月という季節に
ひとり死ぬ気持ちというのは、
どんなものだったの?
ということ。

その人にとって?
それとも、僕にとって?

フライドポテトを噛った。
感動のないビーフ味。

布団を押し入れにしまおう。
もう5月だから。しまおう。
しばらく開けていなかった寝ボケまなこをこすろう。
僕には何もなかった4月から、飛び起きよう。

今年は生まれて初めての、海外旅行でもしてみようかな。


37 名前:YKH ◆NBQwfAco [] 投稿日:02/05/01 22:55 ID:p1yclsIY


【コメント】

59 名前:Canopus ◆j1h.j3e. [] 投稿日:02/05/03 00:31 ID:gH9XsBn1
O.K.。私の番ですね。

>>37 YKHさん キビしいですから覚悟して下さいね(笑)。実は私も、
「4月とは何だったのか?」というお題は詩にしにくいなあ、と思っていたん
です。あなたの詩を読んで、その原因が解りました。題名が詩的じゃないんで
す。そしてこれは、あなたの詩にもそっくりあてはまってしまうんです。生と
死、有為と無為、春という季節に感じたこと。テーマはいいんですが、表層だ
けを書き連ねていて、もっと掘り下げられるのになあ、と残念に思います。
「僕には何もなかった4月から、飛び起きよう。」という表現は詩的でいいで
すね。この一行から構想を練ってみては如何でしょう。

103 名前:YKH ◆NBQwfAco [] 投稿日:02/05/06 21:52 ID:uZrNSL5z
Canopus様、批評の引き継ぎ、ありがとうございました。
ついでに私の作品に対する厳し~い批評も(笑)

都立氏が「定義」というものをおそらくは「自由なものを固定
してしまい、かえって破壊してしまうもの」と定義づけて信用
していらっしゃらないように、僕は「詩的なもの」、「イメー
ジ」といったものをあまり信用していないんですね。詩的であ
ればあるほど、かえって詩からは遠ざかってしまうものだと
思っています。
今回の作品は確かに説明的すぎましたけど(汗
かくなる上は管野美穂の声で読んでみてください。表層的な文
章に可愛い深みが加わります(笑
的確な批評、ありがとうございました。





四月とは何だったのか?



闇の中に
白い桜が浮いていた
記憶の中で
曖昧に浮いていた

その月は慌しくて
すべてが始まるように慌しくて
そう 意識することはなかったが
すでに散ってしまって
土に還る途中の名残だけが
地面に敷かれているだけだが

そこには確かに白い桜が咲いていたのだ


少し暑い夜
過ぎ去った四の月の残滓に
あの 白い桜を想う


40 名前:ま。 ◆666.wrqU [sage] 投稿日:02/05/01 23:13 ID:???


【コメント】

40 名前:ま。 ◆666.wrqU [sage] 投稿日:02/05/01 23:13 ID:???
はじめまして、
おもしろそうな企画ですね。
頑張って下さい。

41 名前:YKH ◆NBQwfAco [] 投稿日:02/05/01 23:34 ID:tJYdZfWE
>>40 ま。さん
投稿ありがとうございます。
いいですね。強烈にイメージを喚起する力のある作品だと思います。
惜しいなぁ、と思ったのは2連目。途中から主語が「その月」から
「桜」にいつの間にか移っているらしいこと。でもこれでないと
3連目のインパクトが出ないし。うーん。。。
でも読み手を意識して書かれてますよね。「浮いていた」という
言葉の選び方、行の開け方等。
特に後半における、なんだかよくわからないけど鳥肌の立つような
冷気を伴った静かな盛り上がり。
このへんが「好きだな」と思わせてくれました。
実際、幽霊にでも会ったかのように、鳥肌立っちゃいましたよ。

74 名前:ま。 ◆666.wrqU [] 投稿日:02/05/03 12:26 ID:0tsa/x5r
>>41のYKHさま。
指摘して頂いて気がついたのですが、
たしかに主語が突然移ってて不自然ですね(゚д゚;)。
詩以前に、文章としておかしいなんて、「逝ってきます」だ自分。

批評、ありがとうございます。





4月とは何だったのか?



4月の最初の日から
ずっと嘘をつき続けている

明かせない真実
俺の真実

君の両の手を握り
バックに舞う桜の花びらを見つめながら告白した

「君が好きだ」
本当は桜の花びらが好きだ

綺麗だったのは桜の花びら

幼な馴染みは女ではない
人間は女ではない
女は人間ではない
ゆえに君は 女でも 桜の花びらでもない

ただの人間よ

それなのに何で頷くんだよ
嘘つきの日だってわかってねぇのかよ
まじかよ

真っ赤な笑顔が真剣だった

4月の最初の日から
ずっと嘘をつき続けている

そのうち嘘でなくなる自信もない
勘違いするな
俺の幼な馴染みは可愛い

でも俺の彼女は君じゃない


44 名前:名前はいらない[] 投稿日:02/05/02 03:04 ID:VvQ2rVDo


【コメント】

60 名前:Canopus ◆j1h.j3e. [] 投稿日:02/05/03 00:44 ID:gH9XsBn1
>>44さん この詩は、最初の二行がとにかくいいんですね。エイプリルフール
と、「俺」の本心。散っていく桜の花びら。「俺」の視線は、言葉をかけた
「君」にはない。幼馴染みは字面だけを読むと男性になるんだよね。それで正
しいのかな。
面白い内容ですが、最初の二行とその後の表現が乖離しているように思われま
す。つまり、折角のいいセンテンスが浮いてしまっている。
あとは、嘘をつき続けていく過程、「君」との逢瀬なんかも入れてみてはどう
でしょうか。

61 名前:ドン☆亀! ◆kKwXqDyU [] 投稿日:02/05/03 00:54 ID:3sIK56WE
>>60
ち。44は俺だ。
正直6連目はわかりにくすぎたよNE!
どう読んでもらってもいいけど、もっと罵倒してお願いします。
真面目に書いたんで、批評されるんは嬉しいです。

63 名前:Canopus ◆j1h.j3e. [] 投稿日:02/05/03 01:40 ID:gH9XsBn1
>>61 いや、罵倒はしないけどね…。付け加えるなら、最終の二連は今一つに
思います。最初の二行をもっと生かしてほしかったですね。





今年の4月



葉桜の4月
すでに終わってしまった春
風は冷たい
広がる空は狭い
もっと前向きだった筈の春
明るい朝も
いつもより遅くなった夕暮れも
踏みしめる花弁の切なさに霞んでいく


46 名前:青の羊[] 投稿日:02/05/02 20:42 ID:r21MHAkH


【コメント】

62 名前:Canopus ◆j1h.j3e. [] 投稿日:02/05/03 00:59 ID:gH9XsBn1
>>46 青の羊さん んで、タイトル変えちゃったのね(笑)。うん、力のある
人だと思います。この詩は、あなたにとっての春は終わった、という意味だと
思います。これから咲く花も、暖かくなっていく陽の光も、あげ雲雀の鳴く声
もあなたには関心がない。最後の一行がまさに切ないです。
でも、桜が散る頃には春が終わるとは、何だかすごい詩ですね。あなたに何が
あったのか、春の終わりが何を意味するのか、詩の中では全く描写されていな
いだけに気になる所です。

71 名前:青の羊[] 投稿日:02/05/03 11:11 ID:BTIq0Ibf
Canopus様
批評有難うございました。
自己完結型ポエマーの自分的にはすごく眼から鱗な分析でした。
次もまた参加したいと思います。






騒ぎ忘れて花見
瞼に落ちる花弁

陽だまりに横たわり
目を覚ます頃夕映え

見ていた夢の残像
まばたきの度柔らかく

包む物体は記憶
原子を持たない幻

そして全て心の中
育ちつづける春爛漫


47 名前:核之進[sage] 投稿日:02/05/02 21:08 ID:???


【コメント】

49 名前:YKH ◆NBQwfAco [sage] 投稿日:02/05/02 22:41 ID:???
今晩は。。。はぅっ!?
>>46-47
なんかタイトル変わってるしー!!(汗)

63 名前:Canopus ◆j1h.j3e. [] 投稿日:02/05/03 01:40 ID:gH9XsBn1
>>47 核之進さん おお、綺麗な情景描写です。特に一、二連。「騒ぎ忘れ
て」という表現は語調を整えるためなのでしょうが、ちょっと意味が通りにく
かったですね。でも、瞼に花びらが掛るところなんか、いいですねえ。これは
昼の花見なのかな。一人で花を見ていたのかな。
四連目は、見ていた夢の描写だと思うんですが、硬い感じで、最終連につなが
りにくいように思われます。もっと春を優しく抱きかかえるような表現がほし
かったですね。





4月とは何だったのか



桜の頃
慌しく過ぎ行く新年度
また一つ恋も咲き
また一つ恋も散り

そしてひとつ夢が生まれ
そしてひとつ夢を失くし
桜の頃に

騒ぎ疲れた頃に若葉の季節
やがて来る未来への本当の第一歩を踏み出す

もう、時は少ない


48 名前:碧谷 ◆T5I/FREE [] 投稿日:02/05/02 21:25 ID:s3rTxd9d


【コメント】

64 名前:Canopus ◆j1h.j3e. [] 投稿日:02/05/03 02:12 ID:gH9XsBn1
>>48 碧谷さん 春は恋の季節、そして夢を語り合う季節。それにしても一、
二連目はちょっと慌ただしすぎるかも。あちこちで起きる恋と夢の出来事なの
かな。あるいは出会いと別れを表現したのか。
三連目の「騒ぎ疲れた頃に若葉の季節」という表現、ハッとさせられますね。
初夏のイメージでいいのかな。最後の一行に作者の焦りと決意が伝わってきま
す。みずみずしい感じでいいと思いました。ただ、これまでの文章と最後の二
行とのつながりが希薄かな。「本当の第一歩」にリアリティを持たせると、詩
に深みが出てくると思います。

77 名前:碧谷 ◆T5I/FREE [] 投稿日:02/05/03 20:23 ID:qIhNEyyD
>>64 Canopus様
ご批評ありがとうございます。
うーん、こう、忙しい季節を表現しようとして慌てすぎちゃった感がたっぷり出ちゃいましたね…
評を見てやっと気づいたんですけど(←死んどけ)
イメージ的には初夏への移り変わりです。
最後のへんのつながりは確かに浅いですね。
てかこうやって評されるとやっぱ自分のレベルが分かっていいなぁ…(==)
ありがとうでした(><)
うーん、いろいろ精進します。




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最終更新:2006年09月07日 17:25