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お題 未来
開催期間 2004/11/17~2004/11/27
参加作品数 34
審査員 5人
本スレ 13の72-155
議論スレ 8の984-9の267


【チャンプ】

【準チャンプ】

作品一覧


No. タイトル 作者 点数
74 無題 - 1
75 水晶 - -
76 新たな国と古い森 - 1
77 オルゴールが鳴るころには - 2
78 その時(どうか……) - 1
79 考察 ikaika 4
80 未来 - -
81 大木人 2
82 うそ - -
83 イザヤもしくはエゼキエル MUJINA 2
84 無題 - -
85 希望のチラリズム - 1
86 碧眼教授の授業:「未来について」 - 3
87,102,115-117,121,123 過去の未来 ウノ 5
88 未来はへへへ - 2
89-90 部屋 - -
91,93 ヒトは音速で駆け巡る てるあき 1
94-95 Hotel カマクラ - 2
96 今頃気付いたこと むこうの317 -
97-100 予兆 ゼッケン 2
101 甘いバラ色の未来を望み - 2
103-104 未来さんと地平線 イタチ小僧 2
105 ウイルス - -
106 手で引くとゆうこと - -
107-109 必要だ - -
110 未来は過去でした - -
111 イマというピエロ - 1
112 COLT PYTHON - 3
113-114 あしたへふたり ゆめのあじ 心霊写真 2
119-120 未来配給人 - 1
122 たったそれだけのこと 海のキノコ 4
125 アルバム - 2
126 未来へ Canopus 5
127 加減 快楽童子 -

【審査員】
  • ななほし ◆lYiSp4aok.
  • Canopus ◆DYj1h.j3e.
  • P ◆WN8IybcvEA
  • MUJINA ◆iXws.WGCLY
  • 園川 ◆nWfXpQxHHM

【採点レス】

134 名前:ななほし ◆lYiSp4aok.  [] 投稿日:04/11/26(金) 01:58:49 ID:eAppONna
3点 >>122 :たったそれだけのこと :

2点 >>94 :Hotel カマクラ 1/2 :
2点 >>126 :未来へ :

1点 >>88 :名前はいらない :
1点 >>91 :ヒトは音速で駆け巡る :
1点 >>103 :未来さんと地平線(1/2) :
1点 >>111 :イマというピエロ :

139 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e.  [ ] 投稿日:04/11/27(土) 01:20:14 ID:xsDa1Kja
3点、2点は今回はなし。
1点
>>76 新たな国と古い森
>>79  考察
>>83 イザヤもしくはエゼキエル
>>112 「COLT PYTHON」

140 名前:P ◆WN8IybcvEA  [sage] 投稿日:04/11/27(土) 01:44:39 ID:MXcXmSv4
【2点】 
77 オルゴールが鳴るころには  
79  考察
86 碧眼教授の授業:「未来について」  
97-100 予兆
101 甘いバラ色の未来を望み
125 アルバム
『1点』 
74 名前はいらない(魔法使いの)
78 その時
83 イザヤもしくはエゼキエル
87~123 過去の未来
103-104  未来さんと地平線
112 「COLT PYTHON」
119-120 未来配給人 
122 たったそれだけのこと

142 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY  [catwalk7@nifty.co.jp] 投稿日:04/11/27(土) 02:07:38 ID:QnMwAd7p
【2点】
 >87,102,115-117,121,123 過去の未来
 >113-114 あしたへふたり ゆめのあと

【1点】
 >79 考察
 >81 天
 >85 希望のチラリズム
 >86 碧眼教授の授業:「未来について」
 >88 名前はいらない「未来はへへへ」
 >112「COLT PSYTHON」

150 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM  [sage] 投稿日:04/11/27(土) 19:49:51 ID:GTgRcy/u
3点 >126 未来へ
2点 >87>102>115>116>117>121>123 過去の未来
1点 >81 天



作品





憂鬱に揺れる波間にぽつり枯葉船 無頼な風にゆられて喘ぐ
1000年孤独な魔法使い 目覚めぬ少女の傍らであの日の言葉を思い出す
「貴方のために夢を見ます。だからそっと起こさないでいて」

爪を噛む 髪をむしる 体をかく うろうろ歩く 膝を抱える

時計仕掛けの羅針人魚が月光浴を始める頃
遠くの森からトロールの鼾が響く頃
大きな大きな湖の真ん中で愚かな愚かな魔法使い

爪を噛む 髪をむしる 体をかく うろうろ歩く 膝を抱える 気が狂う

朝が来て人魚達は枯葉の船を岸に戻した
目を覚ました少女は一人で家路についた


74 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:04/11/17(水) 21:55:46 ID:j160uu6O


【コメント】

145 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM  [sage] 投稿日:04/11/27(土) 16:23:47 ID:x8726fkr
>74 名前はいらない
言葉と世界観の既視感のせいで漢語を多用した文体を読むのに
作業的なつらさを感じた。リフレインもそれを助長しているように思った。
最終行が上滑りしているように思う。

984 名前:リーフレイン [sage] 投稿日:04/11/22(月) 19:12:10 ID:iVXQjtMA
 >本スレ74 「名前はいらない」
ファンタジー世界になってしまった未来だろうか?いや、未来の暗喩世界なのだろうと思う。
孤独に慣れきってしまって、一歩踏み出せない魔法使いは未来のために、何事もなしえない今日の作者。
目を覚ます少女は、彼が手にすることができなかった、輝かしい未来。
そして、魔法使いは、過去の亡霊とともに、次の1000年を生きていくのかな?
舞台がとても美しいです。

5 名前:ななほし ◆lYiSp4aok.  [] 投稿日:04/11/23(火) 21:54:14 ID:/O9lxVxy
>74 :名前はいらない :
  ちょっと文章の海の波が荒れて、集中の帆が破れ意識が難破してしまった

242 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e.  [sage] 投稿日:04/11/28(日) 22:09:12 ID:hTfK2+r6
>74 今「みんなのうた」で『月のワルツ』ってやってるよね。そんな耽美的
な感じ。それにしてもファンタジーてんこ盛りだなあ。登場人物に情景が丸ご
と食われちゃってるね。


【得点】 1点
  • P ◆WN8IybcvEA:1点





水晶



気が付かない時間の中で
見えない心が嘆きだす
予言師達が囁く言葉に
何かを感じて呻きだす

未来の見えない水晶を
叩き割るのは冷たい右手
後悔さえも捨て去って
何かを探して走り出せ

本気と正気の区別さえ
付かない虚無はただの影
いらない明日を見つめれば
隠した過去が浮かびだす

何をするにもまずは悩め
生きるためにまずは悩め
悩み続ける時間の先に
隠れた未来がきっとあるはず


75 名前:水晶 [sage] 投稿日:04/11/18(木) 00:55:31 ID:9AHKjV65


【コメント】

145 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM  [sage] 投稿日:04/11/27(土) 16:23:47 ID:x8726fkr
>75  水晶
語の省略が上手くないと思った。
意味が分りにくいし、韻律に説得力も感じななかった。

984 名前:リーフレイン [sage] 投稿日:04/11/22(月) 19:12:10 ID:iVXQjtMA
 >本スレ75 「水晶」
勢いがいい。
なんか、アップテンポのメロディーが聞こえてきそうな気がします。
希望という名がふさわしい詩ですね。

5 名前:ななほし ◆lYiSp4aok.  [] 投稿日:04/11/23(火) 21:54:14 ID:/O9lxVxy
>75 :水晶 :
  出だしがちょっと重い感じ。未来が見えない水晶を割るとなると全部の水晶を
割らないとならんなぁ……などと脱線。





新たな国と古い森



母が死に
父が堕落し
孤児院の勇者たちは鍵穴から
世界を覗き込み慄いている

そこから見る山は夜の暗がりより黒く沈んで
太った蜥蜴の怪物のようだ
風の音はその胃袋に閉じ込められた
未来の自分たちの啜り泣きのようだ

見下ろす街は四囲の山に捕らわれて
蜥蜴殺害の暗号を送る不気味な明滅のようだ
遠い靴音は軍靴のよう
それは子供たちに軍靴の狂気を連想させ
軍靴の狂気の幽霊を連想させる

震える子供は手を握る
汗ばむ手と手をぎゅっと握る
どこからか不吉の風が入り込んで汗を冷やす
余計に手と手は握られる
すると夜は子供たちの互いの温もりだけに昇華される

だから朝日が昇る
孤児院には誰もいない
扉は開かれるほかない
次の孤児たちは確かに
ここでもう一度家族を作る




76 名前:新たな国と古い森 [] 投稿日:04/11/18(木) 22:05:19 ID:x82prnrG


【コメント】

132 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY  [catwalk7@nifty.co.jp] 投稿日:04/11/26(金) 00:18:46 ID:RNBOIPlK
>>76 新たな国と古い森
  戦前の忌まわしい軍国主義、ファシズムは死に、残された孤児たちはアメリカという養父
のもとで、日本国憲法という新しい家をつくった。だが、この家もガタが来始め、「太った蜥蜴」
の跳梁するホーンテッドマンション化しつつある。現在の政治状況からすると、近い将来、憲法を
改正するのは必定。「新しい家」は壊され、親殺しが行われ、また孤児たちが生まれる。
  孤児たちは今度は誰が育ててくれるのだろう。
  この詩を読んで、溜息がひとつ。

145 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM  [sage] 投稿日:04/11/27(土) 16:23:47 ID:x8726fkr
>76 新たな国と古い森
子供達の視点から見る町の描写の場面転換が強引なところが気になる。
詩全体の意味は分るが、4連目の最終行と5連目のイメージも、
叙述の雑さのせいですっと入ってこなかった。

984 名前:リーフレイン [sage] 投稿日:04/11/22(月) 19:12:10 ID:iVXQjtMA
 >本スレ 76 「新たな国と古い森」
戦争への怯え。あてにならなかった親世代。そして、次世代へ
この子供たちは、家族を作るだけなのかな?
怯えと戦う場面がほしい気がしました。

5 名前:ななほし ◆lYiSp4aok.  [] 投稿日:04/11/23(火) 21:54:14 ID:/O9lxVxy
>76 :新たな国と古い森 :04/11/18 22:05:19 ID:x82prnrG
  古い国に森がよみがえるような錯覚に陥った。

242 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e.  [sage] 投稿日:04/11/28(日) 22:09:12 ID:hTfK2+r6
>76 孤児は各世代の人類の比喩なんだろうなあ、やっぱり。暗喩と直喩だら
けなのはいいとしても、3連めの靴音→軍靴→軍靴の狂気→軍靴の狂気の幽霊、
っていう展開は、どうにかならなかったのか。


【得点】 1点
  • Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点





オルゴールが鳴るころには



吐く息を見ることができる 色は白 今は冬
落ち葉が地面に落ちるまで 夢の中 朝の街
幼い私は目を瞑ってしまい 夜の風 未だ吹く
粉雪のケーキが溶けて水に 泣く君の 頬にキス

手作りのオルゴールが鳴らす音楽は
昔よく行った遊園地のメリーゴーランド
それが回るときに鳴っていたものと同じ
ネジを回せば白馬が回る 私の頭の中でグルグルと
浮かぶ景色は モノトーンでどこか懐かしい
目線が低く 大人の顔が上のほうにある
今思い出した あのとき私がそこにいた理由
手を繋ぐ大きな手 それはスルリと消えてなくなり
叫んでも叫んでも現れない
泣きつかれた私に突かれた紳士は真摯な言葉で
「お嬢さん 迷子かな 親御さんは」
そのあと走って逃げたことを あのときは何かが
怖かったことを 記憶している

その記憶の中の私に一つのプレゼント
白馬のオルゴール ネジを回せば音が鳴り出す
小さなタイムマシーン それに乗って

そして今 賑やかな遊園地で 
光速以上で回転するメリーゴーランドは
タイムマシーンとなってこの場から消失した
何もない空間に音楽だけが流れる
行き着く先は 大人の私
子供から大人まで一瞬だった
タイムマシーンに乗って 一瞬だった 


77 名前:オルゴールが鳴るころには [] 投稿日:04/11/18(木) 22:33:55 ID:IU3R9dVZ


【コメント】

145 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM  [sage] 投稿日:04/11/27(土) 16:23:47 ID:x8726fkr
>77 オルゴールが鳴るころには
話者と大人の私と子供の私の三人が登場して、
それぞれの箇所が誰の視点で語られているのかが分りにくいと思う。
それがなければ直喩が物語的な手法に乗って一つの世界として成立したと思う。

985 名前:リーフレイン [sage] 投稿日:04/11/22(月) 19:32:31 ID:iVXQjtMA
 >本スレ 77 「オルゴールが鳴るころには」
過去を書き、今が過去にとって未来であること。
主観時間で一瞬で未来になってしまったこと。
この子は遊園地で捨てられたのだろうか?
白馬のオルゴールの切ない響きが聞こえる。
最初の一連の位置づけが曖昧に感じます。もう少しブラッシュアップ
できるような感触があります。断片的な記憶がつながりつつ流れていく
描写がとても素敵でした。

5 名前:ななほし ◆lYiSp4aok.  [] 投稿日:04/11/23(火) 21:54:14 ID:/O9lxVxy
>77 :オルゴールが鳴るころには :04/11/18 22:33:55 ID:IU3R9dVZ
  タイムマシーンかほしいなぁ……と、感じた。詩は難解だった。


【得点】 2点
  • P ◆WN8IybcvEA:2点





その時(どうか……)



信じていた明日は今日と同じ
呟き続け罪を重ねて
ぼくは凍えてその時を待つ

夢見ていた明日は今日と同じ
生まれる前に枯れた涙を
ぼくは探してその時を待つ

残酷な貴方に見守られて
遠い 遠い瞬間を待つ


   殺され続けた旅の終わり
   奪われた記憶と四散した心
   なくしたもの すべてを取り戻して

   歓喜の歌に包まれた孤独
   砕かれた月と飛散した陽
   幾千億の 光を浴びて

   ぼくは赦され
   嗚咽の一つごとに頬を濡らす


どうか すべての命に終わりがありますように
どうか 宇宙の時間に限りがありますように

どうか……


78 名前:その時 [どうか……] 投稿日:04/11/19(金) 00:56:55 ID:NMfNOw02


【コメント】

145 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM  [sage] 投稿日:04/11/27(土) 16:23:47 ID:x8726fkr
>78 その時(どうか……)
断片的な言葉が上手く繋がらなくて、意味が良くわからなかった。
雰囲気だけは感じたがそれ自体で価値をもつ作品でもないと思う。
雰囲気とはイメージや言葉の種類や使い方やリズムなどのことだが
それだけで読み手を説得する力もないと思う。

985 名前:リーフレイン [sage] 投稿日:04/11/22(月) 19:32:31 ID:iVXQjtMA
 >本スレ 78 「その時」
死を希求する穢れなき魂ですね。
”罪を重ねて”と記述しながら、その実自分が真に穢れないうちに
美しく、おしまいにしてしまいたいと望む。
もう一歩踏み込みがほしいと思います。

987 名前:名前はいらない [どうか……] 投稿日:04/11/22(月) 20:34:47 ID:1gANLwUT
>>985
本スレ78 「その時」を書いた者です。

書いていた時点で考えていなかった解釈なのが面白いですね。
審査前ですので具体的なコメントは控えますが、
自分で考えていなかった方向性ですので踏み込みが浅いという反省点よりも、
読み手によって届くものが違うということについて
受け取り様の範囲をコントロールするのが自分の課題と思いました。
詩の面白いところでもありますよね。

ただ、ひとつの解釈が波及して誤解になってしまうことは恐れています。
白紙状態からの各々の解釈と評を楽しみにしています。

本当は、断定されたような感じがして
審査されるかたもそうでない方も、
読んだ方にとってあの詩の意味付けが決定されてしまうのが残念に思ったと言うのが正直なところですか……。

988 名前:リーフレイン [sage] 投稿日:04/11/22(月) 21:07:12 ID:jpp8fRF+
>>987
大丈夫だよ、どの審査員も、自分の読みを何よりも尊重するはずです。
私自身も、他の評価に左右されるということはないんです。
詩を他人の眼で読むぐらい面白くないことはないので。。(要するに偏見に満ちた感想です)
思い込みのすぎた感想書いてしまってごめんね。

5 名前:ななほし ◆lYiSp4aok.  [] 投稿日:04/11/23(火) 21:54:14 ID:/O9lxVxy
>78 :その時 :04/11/19 00:56:55 ID:NMfNOw02
  そのときのイメージは伝わってくるが……どうも重く感じ取りにくい感じだ。


【得点】 1点
  • P ◆WN8IybcvEA:1点





考察



未来が今我が眼前において
打ち砕かれる様を私は執拗に
イメージの中に描写し
それが例えば素直な銃声が
少年の額を打ち抜く絵となろうとも
悲嘆という下等な言葉で構築することは
許されず

ただ単純なるイメージが
そしてまたその時を
もがき苦しむ中

我は静かに椅子に腰をかけ
未来が席を立つのを待つだけである

さぁ汽車という汽車は脱線し
もう我々の中に汽車はない

少年が愚かにも悲嘆にくれる中で
私はこう叫ぶ

「見ろ、日は沈んだ、あるのは、幻想というなのはき捨てられた過去なのだ」




79 名前:考察 [sage] 投稿日:04/11/19(金) 02:20:30 ID:bwKNdZ+X


【コメント】

132 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY  [catwalk7@nifty.co.jp] 投稿日:04/11/26(金) 00:18:46 ID:RNBOIPlK
>>79 考察
  けっこう、クルものがある。言葉の雰囲気、いいんじゃない。
「さぁ 汽車という汽車は脱線し/もう我々の中に汽車はない」とか、ピッタシ、私好みに
はまっている。でもなぁ……。この言葉遣いは、まさしくモダニズムのもの。たとえば田村隆一のような。
少し、古い。あらゆる芸術作品において、「古い」の一言で葬り去られるほどの屈辱はない。
さぁ、作者よ、どうする。
  古くてもよい。古着を着ては脱ぎ捨て、着ては脱ぎ捨てしているうちに、きっと自分に
一番フィットするお似合いの服がきっと見つかるはず。
  実は、かくいう私の詩も、「干からびるほど古い」と自己批判している最中なのです。

145 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM  [sage] 投稿日:04/11/27(土) 16:23:47 ID:x8726fkr
>79  考察
堅い語り口に必然性を感じなかったし、上手くなかったと思う。
汽車や少年の悲嘆や最後のセリフなど、主観の飛躍にスムーズに付いていけず、
よく分らなかった。

985 名前:リーフレイン [sage] 投稿日:04/11/22(月) 19:32:31 ID:iVXQjtMA
 >本スレ 79 「考察」
未来が打ち砕かれるイメージを針の穴を通すような気持ちで、
実態化を試みる詩人の姿が、2重写しになっています。
本当に未来がないかどうかは、別として、それを表現したいと望む詩人の
姿は凛々しい気がしました。

5 名前:ななほし ◆lYiSp4aok.  [] 投稿日:04/11/23(火) 21:54:14 ID:/O9lxVxy
>79 :考察 :
  何を考察して過去に行きついたのか?
  あるいは、何から考察して未来を構築したのか?  読み取れなかった。

175 名前:ikaika ◆YffIGX9Bno  [sage] 投稿日:04/11/28(日) 06:20:26 ID:EXVW1usZ
考察書きました。

つーか317ってこんなにつまらない煽りするキャラだったっけ。
雑談すれで、昔、嫌な相手でも向き合う時はそういうのはおいといて
公平に付き合うとかいってたような方がこんなつまらない人間だったとは
少し残念ね。

俺は園川さんまじめさとがんばりは好き。批評も丁寧だし好感ももてる。
批評という点では信用してる方の一人よ。いつも参考にしてます。
貴方が権威的であるなんて俺は感じたことないけど、逆に権威的を嫌うこと
きどって、権威的とみなした対象を攻撃するやつの方がある一種の特権的な
権威によってると思ってるよ。まぁそんな奴がうようよいるわけなんで、気楽に。

園川さんはまだ相手の話を聞いて、反論しようとしてる。
自分の意見を押し通すというスタンスではないのよね。
そう見えてしまうぐらいのまじめさなのね。きちんと誤読があれば謝罪できるしね。

まぁ、まじめなのは好き。だけど、それを嫌う方には権威や意見を押し通す奴
としか見えないんじゃない。

242 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e.  [sage] 投稿日:04/11/28(日) 22:09:12 ID:hTfK2+r6
>79 未来は能動的に打ち砕いたのか、あるいは望む望まないにかかわらず消滅
してしまったのか。後の展開をみると後者だとは思うけど。よくも悪くも、考
察という範囲内での世界だと思う。


【得点】 4点(準チャンプ作品)
  • Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点
  • P ◆WN8IybcvEA:2点
  • MUJINA ◆iXws.WGCLY:1点





未来



もう 無邪気なふりで 眠れない



80 名前:未来 [] 投稿日:04/11/19(金) 03:06:35 ID:m2FvylNf


【コメント】

985 名前:リーフレイン [sage] 投稿日:04/11/22(月) 19:32:31 ID:iVXQjtMA
 >本スレ 80 「未来」
大人になってしまいましたね。ようこそ。

6 名前:ななほし ◆lYiSp4aok.  [] 投稿日:04/11/23(火) 21:57:01 ID:/O9lxVxy
>80 :未来 :04/11/19 03:06:35 ID:m2FvylNf
  眠っているときは、誰でも無邪気では? 







町が一日を終えた
昼の明かりを手にとって誰かの手に渡してあげる
それから坂道を下って小さな踏切を渡る
群青色した夕方がこちらにやってくる
目を閉じてその浸透圧に身を任せる
宇宙に浮かぶ天体が未来の私に語りかける

魚が目を瞑らないのは夢を見ないため
それは一つの勇気

この巨大な金魚鉢の中
私たちは目を閉じて幸福を祈る

明星に向けて海の歌を口ずさむ


81 名前:天 [] 投稿日:04/11/19(金) 03:40:03 ID:sX0JuSkt


【コメント】

132 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY  [catwalk7@nifty.co.jp] 投稿日:04/11/26(金) 00:18:46 ID:RNBOIPlK
>>81 天
  小品だが美しい。ガラス玉のおはじき、のよう。「魚が目を瞑らないのは夢を見ないため/それは
一つの勇気」がこの詩の心臓部。でも、この惹句は主題としてメロディーを奏でるまでに至っていない。
あくまで、添え物のラディッシュなんだな。そこが惜しい。んでも、料理によってはメインよりも
副菜のほうがおいしい、ってこと、よくあるよね。ま、いいか。

146 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM  [sage] 投稿日:04/11/27(土) 16:25:52 ID:x8726fkr
>>81 天
現実の経緯とイメージの論理的展開がともに無理なく、
上手く重ねられていると思う。だから2-4連の説明の省略が生きる。
一見消極的な私たちのあり方、そして主人公の澄んだ態度。
リズムの中につまずきがあり、それが又リズムになっている。
今の所この作品が一番いいと思う。

985 名前:リーフレイン [sage] 投稿日:04/11/22(月) 19:32:31 ID:iVXQjtMA
 >本スレ 81 「天」
ああ、美しいです。詩が歩き出す瞬間を読むような気がしました。

6 名前:ななほし ◆lYiSp4aok.  [] 投稿日:04/11/23(火) 21:57:01 ID:/O9lxVxy
>81 :天 :04/11/19 03:40:03 ID:sX0JuSkt
  出だし何かがやって来る感じ出ている。それが何でアレしっかり憂止めてほすィ
  動いて砦の戦に敗けたような……

242 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e.  [sage] 投稿日:04/11/28(日) 22:09:12 ID:hTfK2+r6
>81 ひとつひとつはとてもきれいで輝いている。そして、どれもが既存の表現
である。かなしいことに、この詩の白眉である2連めさえも、例外ではない。

267 名前:大木人 [sage] 投稿日:04/11/30(火) 15:53:47 ID:TFMhJrjr
チャンプのカノープスさん、準チャンプの方おめでとうございます。
今回は「天」を書きかました。
批評・審査・採点してくださった皆さんありがとう御座います。
今後も精進していきたいです。


【得点】 2点
  • MUJINA ◆iXws.WGCLY:1点
  • 園川 ◆nWfXpQxHHM:1点



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最終更新:2006年12月19日 01:19