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お題
開催期間 2005/02/02~2005/02/12
参加作品数 33
審査員 4人
本スレ 13の475-558?
議論スレ 9の512-530


【チャンプ】

【準チャンプ】

作品一覧


No. タイトル 作者 点数
476 - 2
477 雪粒20030457231個を昇り私は落ちた ギリシャ 6
478-479 凍え雪 - -
480 夜風 - 1
481-482 明日はきっといいことあるよ おちば 1
483-484 氷柱 - -
485,491 Childhood - 1
486 カイロ - -
487 冬の家 MUJINA -
488 冬の日 - 1
489 冬の待機 -
490 ボレロ 新月てるあき -
492 大地のうた わに -
493-494 春待ち月 - -
495 夢のみそしる - -
496 僕の曖昧な 昨日へ - -
497-500 ふゆのひとよ ゼッケン 2
501 僕の朝 - -
502-503 冬夜空 - -
504 ほほほ - -
505 覚醒 - -
506 春。 - 1
507 今日の透明な光 - -
508-509 ぬくぬく - 3
510-512 Di/stance Canopus -
513 frozen - -
514 四行詩 ・冬 - -
515 お母さんといっしょ 猛禽 1
516 二月 GON 4
517-518 長い冬 - 1
519-522 長い冬 - -
524 風の冬が解けて - -
525 鉄が夢を見ていた - -

(525は投稿締切を過ぎていたので失格)

【審査員】
  • 脇 ◆eBWUIXUMPI
  • ななほし ◆lYiSp4aok.
  • Canopus ◆DYj1h.j3e.
  • 葉土 ◆Rain/1Ex.w

【採点レス】

539 名前:脇 ◆eBWUIXUMPI  [sage] 投稿日:05/02/11(金) 11:20:42 ID:0kRGZv08
審査・採点です。

2点 >>508-509 ぬくぬく

1点 >>497-500 ふゆのひとよ
   >>506 春。
>>516 二月

541 名前:ななほし ◆lYiSp4aok.  [] 投稿日:05/02/12(土) 00:47:32 ID:r49iD7ES
3点 >>477 :雪粒20030457231個を昇り私は落ちた :
2点 >>476 :酒 :05/02/02 06:30:36 ID:XYtDYCqT
2点 >>525 :「鉄が夢を見ていた」:05/02/10 09:34:06 ID:IMq9/qFm
1点 >>480 :夜風 :05/02/02 20:20:15 ID:Icu+kq7z
1点 >>488 :冬の日 :05/02/04 00:46:08 ID:INpx5Fbk

542 名前:ななほし# [] 投稿日:05/02/12(土) 00:56:08 ID:r49iD7ES
1点 >>516 :二月 :05/02/09 22:39:22 ID:sJOFS/fI
1点 >>518 :長い冬 2/2:05/02/09 22:46:20 ID:vMdJDmCG

545 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e.  [ ] 投稿日:05/02/12(土) 20:34:23 ID:pHZJKJ1R
1点
>>477 『雪粒20030457231個を昇り私は落ちた』
>>481-482 『明日はきっといいことあるよ』
>>485 『Childhood』
>>515 『お母さんといっしょ』
>>516 『二月』
以上です。

546 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w  [sage ] 投稿日:05/02/12(土) 21:43:29 ID:KPv0B+J8
>>477 :雪粒20030457231個を昇り私は落ちた 2点

>>497 :ふゆのひとよ     1点
>>508 :  ぬくぬく 1点
>>516 : 二月   1点


作品







冬が切れて だらんと萎える
寒さも空気も日の暖かさも 垂れたまま動かなくなる
目がかすんでいる 笑みを絶えずに
体でアクション 
拍子でおでんがあたり一面に かつおの風味
私は 
はにかんで財布とたばこを探していると
いつの間にか日が暮れて 
延々暗い電灯が不規則に点滅
ぐしょぐしょに濡れた手袋を電灯にかざして
ジャンパーを脱ぎ捨た
川に飛び込んで 財布とたばこを探して
鼻が凍り付いた 諦めた
車のライトが水面を滑っているのを
わけもなく追いかけてみたりして 
小便を垂れ流し 泣き喚いて
念仏を唱えた
冬にしては見事な花火が水面に上空に あらわれ
水面を這って 上空を見
流れて 流れて 流れて来た
水平に平凡に悲惨になってきた
だからどうしようかなんてのは念仏に吐き捨てて
軒並みが光輝いている
両岸私を照らさん 限り 何故か私は愛されているような気がしている
流れて 流れて 流れて 北流れて 流れて 流れて 北流れて 流れて 流れて 北流れて 流れて 流れて 北


476 名前:酒 [sage] 投稿日:05/02/02(水) 06:30:36 ID:XYtDYCqT


【コメント】

531 名前:脇 ◆eBWUIXUMPI  [sage] 投稿日:05/02/11(金) 10:50:58 ID:0kRGZv08
>>476 酒
一読して、手帳に書きとめた本人しかわからない日記、というような印象でした。
無駄なものを省きに省いている感じがしましたが、ですが、この時の"無駄なもの"
というのは、それを書いた本人にだけ、であって、もしかしたら、
他者が読むときには、要るかもしれなかったものをも、省いてしまっているかもしれない、
と思いました。でも、きっとそれは、意志を持ってそうしているのだ、というような気がして、
その様子が、"手帳に書きとめた本人しかわからない日記"のように、映ったのだと思います。

541 名前:ななほし ◆lYiSp4aok.  [] 投稿日:05/02/12(土) 00:47:32 ID:r49iD7ES
2点 >>476 :酒 :05/02/02 06:30:36 ID:XYtDYCqT
  最後、流れて 北 この〆方が、どうにも宴会芸のようかなぁ……。


【得点】 2点
  • ななほし ◆lYiSp4aok.:2点





雪粒20030457231個を昇り私は落ちた



張りつめた朝の空気の壁は
天までそびえ立ち
私の眼前をふさいだ

少し降りだした雪の一粒に
足をかけ
一歩一歩昇っていく

この壁は果てしなく
降り続く雪は
私の頭上に高く高く積もる

手足の感覚はすでになく
脳から送られるはずの信号は
口から白い雲となり吐き出されるばかり

春が来れば
私はまた地に落ちる
冬が来れば
私はまた天に昇ろうとする

地は近く 天は遠い
冬は短すぎたのだ

……
雪粒に足をかけ
昇る


477 名前:雪粒20030457231個を昇り私は落ちた [sage] 投稿日:05/02/02(水) 15:33:08 ID:Yv5rAv2Q


【コメント】

531 名前:脇 ◆eBWUIXUMPI  [sage] 投稿日:05/02/11(金) 10:50:58 ID:0kRGZv08
>>477 雪粒20030457231個を昇り私は落ちた
何故昇ろうとしているのかなぁと、そこが疑問です。
おもしろいな、と少し思ったのです。ですが同時に、説得力がないかなぁとも思いました。
天は遠い。冬は短"すぎ"る。何故昇りたいのかを、さぐることのない、今のままでは、
読者……というかわたしを、納得させるのは、難しいと思いました。完成度は高いと思いました。
題名は、好みの方もいらっしゃるだろうなぁと思います。わたしは感心しませんでした。

541 名前:ななほし ◆lYiSp4aok.  [] 投稿日:05/02/12(土) 00:47:32 ID:r49iD7ES
3点 >>477 :雪粒20030457231個を昇り私は落ちた :
  人間は雪山に竹原の広がるような青竹も隠れる白い拒絶のような単々とした宇宙
を持っているのかもしれないデス。

546 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w  [sage ] 投稿日:05/02/12(土) 21:43:29 ID:KPv0B+J8
>>477 :雪粒20030457231個を昇り私は落ちた 2点
雪粒を昇っていく世界がびっくりするほど美しいです。

558 名前:ギリシャ ◆Greek82/Ig  [sage] 投稿日:05/02/14(月) 01:23:10 ID:Ar7DGKmy
あー・・ども、私が『雪粒20030457231個を昇り私は落ちた』の作者

カノプーのいじけた書き込みと猛禽のテンパり具合を見て
にやけながら次のお題

「遊」で

締め切りよくわからんので誰か書いといて

524 名前:ギリシャ ◆Greek82/Ig  [sage] 投稿日:05/02/14(月) 03:43:49 ID:Ar7DGKmy
審査の方おつかれ&ありがとう
と形だけのあいさつして・・・

んじゃ軽く説明?をば

あれは自分の頭の中のイメージというか映像を文字にしただけで
特に意味なんかなーい
推敲もまったくしてない即興ー
とはいっても前から書き(描き)たかったイメージなん・・・

説明するのなんか面倒になった・・・・

以上。


【得点】 6点(チャンプ作品)
  • ななほし ◆lYiSp4aok.:3点
  • Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点
  • 葉土 ◆Rain/1Ex.w:2点





凍え雪



降りつもる北国の
雪の中 傘も無く
溢れてくる悲しみを
かぶせたまま歩いてる

何かを探してさまよう舞雪
記憶なくした鳥のよう
白樺の枝 積もりかけ
すべり落ちてまた迷う

空おおう重き雲
涙流すあの日の記憶

過ぎていく灰色の
日々の中 夢も無く
終わりのない虚しさに
流されつつ歩いてた

一人で震えて見つめる山肌
雪に隠れた木々の色
心に眠る 過去の影
映りかけてまた消える

空おおう重き雲
涙さえも凍てつく気温

冷たく凍るまつ毛
頬にあたり溶ける雪
もう何もない時間
今はただ凍えて

降りつもる北国の
雪の中 傘も無く
溢れてくる悲しみを
かぶせたまま歩いてる


478-479 名前:凍え雪 [] 投稿日:05/02/02(水) 17:51:45 ID:xril+AdR


【コメント】

531 名前:脇 ◆eBWUIXUMPI  [sage] 投稿日:05/02/11(金) 10:50:58 ID:0kRGZv08
>>478-479 凍え雪
なぜ、この文字列から、わたしが詩情を感じないのだろう、といぶかしんで思います。
流れや、情景を、感じ取ることが、わたしは出来ませんでした。
きれいな言葉の選び方ですが、すべてがぶつぎりになってしまっていると思います。





夜風



湯気が
ふわり


あぁ
光るひとつひとつが
とてもあたたかい

しずかな
よろこびを乗せた
風の音がする


ひゅうぅ


湯気が
ふわり

ひゅうぅ


480 名前:夜風 [sage] 投稿日:05/02/02(水) 20:20:15 ID:Icu+kq7z


【コメント】

531 名前:脇 ◆eBWUIXUMPI  [sage] 投稿日:05/02/11(金) 10:50:58 ID:0kRGZv08
>>480 夜風
気分が良い感じが伝わってくるような気がしました。
ですがこれだけでは、わたしは酔えません。画とか、音楽とか。補うものが、多々必要で、
ですがそれでは、一つの詩作品としては、不完全だということなのだと思うのです。

541 名前:ななほし ◆lYiSp4aok.  [] 投稿日:05/02/12(土) 00:47:32 ID:r49iD7ES
1点 >>480 :夜風 :05/02/02 20:20:15 ID:Icu+kq7z
  冬の盛り。これからは暖かくなる……かなぁ?


【得点】 1点
  • ななほし ◆lYiSp4aok.:1点





明日はきっといいことあるよ



テレビのBGM
どれも外の世界の話

モノトーンの部屋の中で有り余るほど白は見てきた
窓は赤いマンションだけ
申し訳な一人分のちいさな庭
室外機が置いてある
少し背の高い
腕の伸ばして見てみれば
白には遠い涙色
テレビを消す
無音に近い雑音
何を考えているのだろう
音楽でもかけるか
キーはランダム
虚無が30%ぐらい中和され
音楽が聞こえない
太鼓が聞こえる
暇はやがて眠りを誘う
深夜になって
時計の音
ああ
明るい
快い違和感
僕の庭がこんなに明るいのははじめてだ
さむいね

481-482 名前:明日はきっといいことあるよ(1/2) [sage] 投稿日:05/02/03(木) 01:01:50 ID:5fcwlbo7


【コメント】

532 名前:脇 ◆eBWUIXUMPI  [sage] 投稿日:05/02/11(金) 10:52:20 ID:0kRGZv08
>>481-482 明日はきっといいことあるよ
読み終えて、最後に題名を再び見て、なるほど、と思いました。
無音に近い雑音、虚無が~中和され、など。わからなくはないけれども、
容易な気がする文字列で、気になるのはそこでした。
虚無と書いて、虚無が伝わるかというと、(ああ、虚無なんだろうなぁ)というくらいににしか
読者には、伝わらないのではないでしょうか。
嘘のない文字列なのだろうという気がしていますが、わたしは、虚無を虚無と書いてしまわないで、
違和感を違和感という言葉のみですませてしまわないで、具体的な描写をならべて、
外堀を埋めていくというようなのが、好みです。そして、この作品の場合、
そういうふうに進めていくほうが、良いんじゃないかしら、と思ったのでした。

529 名前:おちば [sage] 投稿日:05/02/15(火) 02:37:22 ID:vU6L+INQ
>>481-482の『明日はきっといいことあるよ』を書いた一見さんのおちばです。
稚拙ながらも解説をば。
「終わりのクロニクル」という小説からインスピレイションを受けて書きました。それで知覚を意識しました。
最初のイメージは雪の病院なのですが、伝わりませんでしたね。
推敲も何もせず、一発勝負だったので点が入ったことに驚きです。Canopusさんに感謝です。
寸評を頂いた脇さんにも感謝を。
御粗末様でした。


【得点】 1点
  • Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点





氷柱



「綺麗だね」
子供の頃 おばあちゃんちの縁側で
夜のうちにできたつららを見ていた

「不思議だね」
冬のつめたい空気の中で
僕たちの心はあたたかかった

きっと僕たちは
静かに流れる時に
刹那さと永遠を
同時に感じていたんだね

うたた寝をする僕に
「風邪をひくわよ」と
そっと毛布をかけてくれた
あなたの声のぬくもり
今でも思い出せる

「綺麗だね」
帰り道 誰かの家の軒下に
銀色に輝くつららを見つけた

「懐かしいね」
生き疲れた僕の心を
やさしく包む思い出の灯火

そうか僕たちは
静かに流れる時を
満ち足りた時間を
確かに過ごしてきたんだね

もう戻れないからこそ
なおさら恋しくなる
あの日の僕を包んでいた
あなたという名の毛布が
幼さという猶予が

そう、戻れないからこそ


483-484 名前:氷柱 [sage] 投稿日:05/02/03(木) 02:30:52 ID:QLE8OTSf


【コメント】

532 名前:脇 ◆eBWUIXUMPI  [sage] 投稿日:05/02/11(金) 10:52:20 ID:0kRGZv08
>>483-484 氷柱
心の中の、ある物語、その軌跡を、丁寧に書いてあって、
わたしは好感を持って、素直に読み進んで行きました。「幼さという猶予が」がかっこいいですね。
ですが、着地がちょっと、今ひとつだったかなぁと思いました。
結論のようなもので、閉じてしまわないで、
思い出しては、消えていく……という流れのままを保っていてくれると、
余韻が生まれたかなぁと思いました。





Childhood



覚醒して初めての吐息が白い
金色の朝日が障子に雪の姿を投影する
薄いガラスを隔てて在る一葉の写真
額縁は純金で何年経とうが色褪せぬ
旧家の財産を集約してつくったのですあなたが代々伝えてゆくようにしなければ
疎らに植わった寒竹の間に声が木霊する
密かに朝焼けを慈しむため連れ立って
半ば凍ったような木造の校舎の高みから
親しい友の頬と雲に沈む陽をしきりに見比べた
あんなにも火照った美しいものが去ってゆくのはこの世界のためになりませんね
中庭にだけ降る雪はとても礼儀正しく
板の間には舞い込んでくることがない
空には早々に暗雲が広がってしまい
後は端正なその白い人々と戯れるだけ
そして写真の中の私達はまだ子供のまま子供のままで白く端正に微笑んでいる


485,491 名前:Childhood [sage] 投稿日:05/02/03(木) 17:33:40 ID:tpVH0Za5


【コメント】

532 名前:脇 ◆eBWUIXUMPI  [sage] 投稿日:05/02/11(金) 10:52:20 ID:0kRGZv08
>>485 Childhood
しんしんと冬だなぁと。そういう感じを、とてもよく伝える文字列だと思いました。
作品としての完成度は高いと思いました。思い浮かぶ映像は、小説か、漫画のそれで、
詩作品としてとらえるというのには、わたしは違和感を持ちました。

514 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:05/02/13(日) 18:34:54 ID:ERovfV8w
恥ずかしながら・・Childhoodを投稿した者です。
お読みいただいて誠にありがとうございました。
点をくださった方もいらして、大変うれしいです。

ところで、詩として捉える事は難しいとのご批評を頂戴しました。
恐らくその通りでしょうし、真っ当な弁解も思い付きません。
お茶を濁させていただきますと、あれは実験的な散文です。
訂正をさせていただいたり、十分に推敲をしなかった事どうぞお許しください。

それでは、皆さんお疲れ様でした。ありがとうございました。

518 名前:リーフレイン [sage ] 投稿日:05/02/13(日) 20:54:13 ID:NhDNS4tz
 >Childhoodさん
あれは、散文詩と言っていいと思いますよ。
実験的と書かれたので、少々評を足しておきますね。
散文詩といわれるジャンルは実はすごく曖昧で幅が広いです。
個人的には、夏目漱石の夢十夜なんかは、散文詩だって言っても
いいだろうと思っていますし、およそ自分でそういってしまえば勝ちって部分あります。
で、今回点数を入れなかった理由なんですが、
散文詩ってのは、描写がわりと丁寧にいれられる詩形です。
ですが、この詩はイメージが独りよがりに移動していって、
少々読者を置いていってしまっている気がしました。
例えば、コダマする母の言葉
旧家の・・・あたりは、かぎかっことか、クォーテーションで囲んだほうが読んだ
瞬間から詩の流れからリズムを外して読むことができます。
写真のシーンにしても、朝焼けを慈しむためにと書いた後で、夕焼けと頬を比べ見るという
頭をひねるシーンに移ってしまっています。
散文詩も、全体のリズムを整えるのは非常に大切で、散文であるがゆえに
微妙で繊細なバランスを保つ必要があると思いますです。詩形を整えつつ、
全体のイメージを明確に打ち出していく推敲をしてみてください。


【得点】 1点
  • Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点





カイロ



誰かの肌に寄り添ってみた
暖かいのかな?暖かくないと
僕はただの役立たずになる

規模は小さいけど必死で寄り添って暖めた
雪が降るほど寒い今日だから
僕の存在を証明するチャンス

本当に暖かいの?それともまだ寒いのかい?
できる限りの事はするよ?返事もしてくれないのかい?
そりゃそうだ主人とは対等に喋れない立場だから

でもこれだけ聞いたら十分なんだよ?
だってこれは僕の存在自体の問題だから
     暖かいのかい?

数日後ゴミ箱にぽつんと一つのカイロ


486 名前:カイロ [sage] 投稿日:05/02/03(木) 22:30:41 ID:ReplRxq5


【コメント】

532 名前:脇 ◆eBWUIXUMPI  [sage] 投稿日:05/02/11(金) 10:52:20 ID:0kRGZv08
>>486 カイロ
「十分なんだよ?」というような、疑問ではない部分への?マークに、
わたしは、くすぐったさを感じるのです。
これって、歳のせいかなぁ。くすぐったさの作品でした。



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最終更新:2006年12月02日 23:21