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マリア様がみてる

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匿名ユーザー

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599名前:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん投稿日:2005/12/22(木)18:43:44ID:H4bfeYyx
「アニョハセヨ~」
「アニョハセヨ~」
さわやかな朝の挨拶が、澱みきった鈍空にこだまする。

盧武鉉様のお庭に集うニダーたちが、今日も悪魔のようなエラ張りし顔で、雑然とした街を走り抜けていく。
清きを知らない心身に纏うのは、深い大蒜の香り。
赤信号は無視するように、邪魔な歩行者は撥ね飛ばすように、
我が物顔で車が走るのがここでのたしなみ。
もちろん、遅刻しないように早めに移動するなどといった、はしたない人物など存在していようはずもない。

大韓民国。
壇紀四千二百八十一年建国のこの国は、もとは両班の末裔のためにつくられたという、
伝統ある朝鮮系資本主義国家である。
朝鮮半島。支那の面影を未だに残している緑の少ないこの地区で、壇君に見守られ、
出生から死亡までの一貫教育が受けられる民族の園。
時代は移り変わり、大統領が李承晩から八回も改まった今日でさえ、
十八年暮らし続ければ温室育ちの純粋培養国家主義者が箱入りで出荷される、
という仕組みが未だ残っている貴重な国家である。

彼――、黄禹錫もそんな平凡な韓国人の一人だった。

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