はじめての多言語タイピング

(現在作成中)

 

このページでは、「どの言語から練習したらいいかわからない」という疑問に対して、Q&A形式でお答えしています。
多言語タイピングでは様々なアプローチの仕方があり、ここでの回答はあくまで一例に過ぎませんが、多言語タイピングを始める足がかりとして参考にしていただければ幸いです。

 

Q1.配列を変えるのは大変そうですが、試しに多言語タイピングをやってみたいです。配列を変えずに打てる言語はありませんか?
A.まずはオランダ語をおすすめします。オランダ語であれば、アクセント記号(ダイアクリティカルマークと言います)がほとんど出てきません。運が悪いと出てくることもありますが、文章によっては特殊文字が出ることなく打ち切ることができるので、試しに打ってみるにはうってつけの言語です。また、オランダ語は英語と同じゲルマン語派の仲間なので、比較的日本人にも親しみやすいのではないかと思います。
もしオランダ語を打ってみて、もう2~3言語挑戦したくなった方はスペイン語配列(→Q2)を、一つの配列でなるべく多くの言語に挑戦したい方はUSインターナショナル配列やフランス語(カナダマルチリンガル)配列(→Q3)をおすすめします。なお、これらいずれの配列でも、オランダ語に出てくるアクセント記号はすべて打つことができます。

 

Q2.2~3言語くらいに挑戦してみたいと思っています。速度が出しやすく、かつ配列が覚えやすい言語を教えて下さい。
A.まずはスペイン語配列またはUSインターナショナル配列で、スペイン語に挑戦することをおすすめします。
スペイン語には少しアクセント記号(ダイアクリティカルマーク)が出てきますが他の言語と比べても少なく、さらにオランダ語などと比べても単語が短く読みやすいので、速度が出しやすい言語です。もちろんある程度のタイピング速度は必要ですが、あまりタイピング速度が早くなくても、比較的容易に合格基準に達することが可能です。スペイン語配列とUSインターナショナル配列ではチルダ(ñ)の打ち方以外はほとんど変わらないため、配列の選択は他の言語との兼ね合いで決めるとよいでしょう。
特にスペイン語配列の真価が発揮されるのはイタリア語を打った時です。イタリア語もスペイン語と同じく非常に打ちやすい言語ですが、イタリア語では逆向きのアクセント記号(グレイヴ・アクセント)が出てくる点がスペイン語との大きな違いです。この「グレイヴ・アクセント」を打つ際に、USインターナショナル配列では「半角/全角キー」を使用する必要があるのですが、スペイン語配列では@キーを使って打つことができるので、打ちやすさの面でスペイン語配列にやや分があるのではないでしょうか。
また、スペイン語配列ではオランダ語にも対応できますので、まだオランダ語を試していない方はぜひそちらもお試しください。
多言語タイピングを始めたばかりの方はまず、以上の3言語(オランダ語・スペイン語・イタリア語)に挑戦することをオススメします。

 

Q3.できるだけ多くの言語に挑戦したいです。少ない配列で多くの言語を打つには、どのような方法がありますか?
A.USインターナショナル配列であれば、一つの配列で約半数の言語に対応することができます。
それぞれの記号を出すためには少し手間がかかることから、各国の配列と比較するとある程度打鍵速度が落ちてしまうことは避けられず、失格ラインを越えるためにはある程度の打鍵速度が求められます。しかし配列を覚える時間が少なくて済み、また複数の配列を混同する心配もないので、ある程度タイピング力がある方が短期間でインテルステノを攻略するのに向いている配列と言えるでしょう。
またこのWikiでは、元々のUSインターナショナル配列では打てない言語も打てるように配列を変更した「インテルステノ用拡張配列」(通称:かり~配列)を配布しており、これを導入すれば一つの配列でロシア語、日本語を除くインテルステノのすべての言語を打つことができます。
また、Windowsにデフォルトで入っているフランス語(カナダ・マルチリンガル)配列でも、クロアチア語・ロシア語・日本語を除くすべての言語を打つことができます。トルコ語などの言語ではかなり入力が大変になりますが、一つの配列で14もの言語に対応できるのは大きな魅力ではないでしょうか。少なくとも、名前の通りフランス語に関してはかなり打ちやすい配列なので、試しにフランス語で導入してみて、自分に合いそうであれば他の言語にも広げていくのがいいと思います。
さらに、まあ、まったりと さんや、paraphrohnさんが、インテルステノに対応した独自配列のデータを公開しています(リンクのページから飛べます)。まあ、まったりとさんの配列は、「一つの配列で」ほぼすべての言語を打てるようにデザインされていることが特徴で、一方のparaphrohnさんの配列は「どの言語も同じ感覚で打てるように」複数の配列を組み合わせているところが大きな特徴です。いずれの配列もインテルステノ・オンライン大会をきっかけに作成されたものなので、ぜひ多言語部門に参加する方には導入を検討してみてほしい配列です。
結局のところ、配列に関しては好みによる部分も大きいので、時間があればぜひ一度それぞれの配列を試し打ちをして、自分に合った配列を探してみることをおすすめします。
 

 

(以下加筆予定)

最終更新:2015年05月24日 10:23