SF百科図鑑 竹本健治「囲碁殺人事件」


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■2004/03/12 (金) 23:30:48 竹本健治「囲碁殺人事件」

一番嫌いなタイプは見栄っ張りである。

竹本の「囲碁殺人事件」読了。
終わってる。
囲碁に興味のないやつには苦痛以外の何物でもなかろう。
本格ミステリとしてはあまりに真っ当すぎるが、それと囲碁に関する蘊蓄が全く調和していない。構造が似ているというのは作者の言葉の通りであるとしても、本作に関する限り成功しているとはいい難い。
囲碁は、「箱の中の失楽」でも扱われていたようだが全く記憶に残っていない。
作者は、あまりに完成され過ぎたデビュー作を持ったが故にそれを絶対に超えられない壁に早くも2作目でぶち当たった。本作は、デビュー作の縮小再生産の域を出ない。遺憾である。