SF百科図鑑
キャサリン・マクリーン「失踪した男」
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匿名ユーザー
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2001年
8/31
マクリーン「失踪した男」★★★★★
未来都市の超能力ハードボイルド小説。キャラクター設定もよいし、舞台設定もよいし、ストーリーもうまいしアイデアもよい。こんな中堅作家でもこれだけの作品を残しているんだから60、70年代は充実していた。大人向けのバランスの取れたエンタテインメント小説と言える。ファンタジーとサイバーパンクとスリップストリームに汚染されてバランスを失った最近の作品にくらべると、昔はよかったなぁ、と老人のようにため息つかざるを得ない。