SF百科図鑑
J・G・バラード『コンクリート・アイランド』大田出版
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匿名ユーザー
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September 18, 2005
J・G・バラード『コンクリート・アイランド』大田出版
70年代テクノロジー3部作の1つ
安部公房の『砂の女』みたいな話だった。
高速道路で事故を起こした男が、周囲を道路に囲まれて出入り困難となった三角地帯に閉じ込められる。そこをさまよううちに、寂れた映画館の地下に暮らす女と浮浪者に会う。彼らと共同生活するうちに、男は次第に事故が自分の願望だったのではないかと思い、ここでの生活が満更でもなくなり始める。外に残した妻子のことが気になり葛藤をしながらも、男はしばらくここで生活を続けるが、浮浪者の男を事故で死なせてしまい、女も警察の追及を恐れ、こ出て行く。男がようやく外に出て行こうかと思い始めるところで話は終わる。
バラードにしては読みやすくわかりやすい、不条理奇想小説といった趣。SFとは呼べず、単なる普通小説だが、結構好きです。
テーマ性 ★★★★
奇想性 ★★★
物語性 ★★★
一般性 ★★★★
平均 3.5
文体 ★★★
意外な結末 ★★
感情移入 ★★★
主観評価 ★★1/2(29/50)
高速道路で事故を起こした男が、周囲を道路に囲まれて出入り困難となった三角地帯に閉じ込められる。そこをさまよううちに、寂れた映画館の地下に暮らす女と浮浪者に会う。彼らと共同生活するうちに、男は次第に事故が自分の願望だったのではないかと思い、ここでの生活が満更でもなくなり始める。外に残した妻子のことが気になり葛藤をしながらも、男はしばらくここで生活を続けるが、浮浪者の男を事故で死なせてしまい、女も警察の追及を恐れ、こ出て行く。男がようやく外に出て行こうかと思い始めるところで話は終わる。
バラードにしては読みやすくわかりやすい、不条理奇想小説といった趣。SFとは呼べず、単なる普通小説だが、結構好きです。
テーマ性 ★★★★
奇想性 ★★★
物語性 ★★★
一般性 ★★★★
平均 3.5
文体 ★★★
意外な結末 ★★
感情移入 ★★★
主観評価 ★★1/2(29/50)
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