SF百科図鑑

フリッツ・ライバー『闇の聖母』ハヤカワ文庫SF

最終更新:

匿名ユーザー

- view
管理者のみ編集可

September 05, 2005

フリッツ・ライバー『闇の聖母』ハヤカワ文庫SF

世界幻想文学大賞
これ、SFじゃないだろう。
普通に面白かった。ロジカルなオカルト小説。魔術師の手記を古本屋で入手した男が自室に出没する謎の人影を追う。そして、手記に記された魔術を実践し、紙で構成された魔女に襲われるが近所の娘に救われそいつと結婚する。オカルト作家や作品に関する薀蓄が炸裂する謎解きが読みどころか。中盤で<オカルトにめちゃくちゃ詳しい男>が登場しまとめて謎を解いてしまう強引な展開にはやや萎えたが、昔ながらのゴシック小説にはこういうの多いからあんまり気にしないでおこう。
テーマ性 ★★
奇想性  ★★★
物語性  ★★★
一般性  ★★★
平均   2.75
文体   ★★★
意外な結末★★
感情移入 ★★★
主観評価 ★★1/2(27/50)
silvering at 14:56 │Comments(0)読書
記事メニュー
目安箱バナー