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vol.3-3⑧Depth

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taka18r

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vol.3-3⑧Depth


 ぼくは体温を送り込むように翔子の唇に自分の唇を押しつけた。なかなか意識を取り戻さない翔子に焦りを覚えたとき、ようやく
「あぁあぁあ…、ぅうん…」
 翔子のもらす吐息を唇で感じることができた。
「翔子さんに、翔子さんの中に入りたい」
 意識が戻りきっていない翔子に率直に告げる。
「…ちょ、ちょっと…」
 待てるほど余裕はなかった。しかし、ムスコをあてがおうとするぼくに、
「待ってたら。避妊、するわ」
「あ…、うん」
 従うしかない。翔子は枕の下から薬のようなものを取り出し、袋を破いてぼくに手渡してきた。それをじっと見つめて、問いかけた。
「…これ、いったいなんですか?」
「新しく発売された最新の避妊薬よ。それを女のアソコに入れれば、精子を皆殺しにしてくれるの」
「へぇ~。知らなかった…」
 感心していると、あることに気がついた。
「ってことは、スキン、しなくてもいいんですか?」
「そおよ。生で出していいのよ」
 肘をついて上体を起こした翔子が、足を大きく開いてぼくをうながす。
「さあ、それを、アソコの奥深くに、入れて」
「うん」
 緊張して震える指で薬をつまみ、翔子の濡れたアソコに慎重に挿入していく。かきまわすように奥へと運び、ぼくは翔子を見た。
「いいわ。きて」
 コクンとうなずき、右手でムスコを押し下げて翔子にあてがう。そのまま腰を前進させると、
「あぅっ! あぁっ! あぐぅっ、き…ついっ、おおきいっ! あぅぅっ」
 肘が崩れベッドに背中をつけた翔子が顔を左右に振って喘いでいる。ムスコの求めるままさらに翔子をえぐっていった。
「あっあっあっ! あぅっ! あぐっ! あ~っ! こわ…れるぅぅっ」
 翔子の反応を見ながら、ぼくは首を傾げていた。


 てっきり経験豊富だと思っていた翔子が、痛がりこそしないものの、まるで処女のような反応を示している。みっちり奥まで挿入したが、これからどうしようか戸惑ってしまう。
 動かずに、翔子に覆いかぶさる。翔子はぼくに抱きつき、
「あぁ…、あぁ…、あぁっ! こんなの…、あぁ…、初めてぇ」
 荒く息をして途切れながらもらす。
「あの、だいじょうぶ、ですか?」
 強烈に締めつけられているムスコは、なにやってんだ、とばかりに脈打って抗議してくる。それをなんとかなだめつつ、ぼくは翔子を気使った。
「う、ん。だいじょうぶ、だけど…。あっ、あぁん…、こんなに大きいの、初めてだから…。あぁぁ」
 少し腰を動かす。
「あぐっ! ぐぅぅっ! はっ! あっ!」
 きれいな顔がゆがむ。その顔も妖艶で欲情を駆り立てる。
「動くよ」
 言い終わらないうちにムスコに最大戦速を命じた。猛り狂ったムスコが喜々として翔子を蹂躙し始めた。
「あぐぅぅぅっ、ひっ! あぅっ! あんっ、あんっ、あぁんっ、あぁ~っ!」
 体を起こし腰に自由を与え、さらにストロークを大きくして翔子を責めたてる。宙をさまようように動く翔子の左手をつかんでシーツに押さえつけ、右手はおっぱいが変形するほど強く揉んだ。
「んぐぅっ! あひっ、あひぃぃぃっ、ひぃ…いいぃぃぃぃっ!」
 両足を伸ばし全体重をムスコに乗せる。深く、深く、突き立てる。
「あぐぅぅぅっ、あぁぁぁあぁっ! ふ…か…い…ぃ、深いのぉぉ…、あぁぁっ! あっ! んあっ!」
 けものじみた喘ぎ声をあげ続ける翔子。艶やかな長い黒髪が白いシーツに広がり、その妖しさ艶やかさにくらくらする。
 足をたたんでベッドにひざまずき、翔子の足を閉じるように膝をつかんで前に倒す。小刻みなストロークで出し入れを繰り返すと、翔子のアソコはぐちゅぐちゅといやらしい音をたてた。
 ストロークを徐々に大きくしスピードも上げていく。翔子のおっぱいが波打つように揺れる。
「あ──っ! あ~っ! あっ! あっあっあっあっあっあっ、…あぁ───っ!」
 翔子のおっぱいがぼくに催眠術でもかけているかのように揺れている。
 汗をびっしょりかきながら、それでもさらなる快感を求めて翔子をえぐった。
(あぁ…、翔子さんの中、きつくて、やわらかくて、熱くて、いいっ! すっごく、いいっ!)


 浮気の証拠写真はすでに消去されている。満足させろとの条件は、クリアしようがしまいがもう関係なかった。だが、翔子を満足させたい、と心底思っていた。
(もっと、もっとだ。まだイくもんか)
 いったん動きを止めて息を整える。
「はぁはぁはぁ、はぁ~、はぁ、はぁ、はぁぁ」
 翔子も目を閉じて大きく息をしている。
「あぁ!?」
 不意をついてムスコを引き抜く。翔子は不審そうな眼差しを向けてくる。
「翔子さん、うつ伏せになって」
 翔子は口元を少しあげてゾクっとするほど魅惑的な笑顔を見せ、それからくるりと反転してくれた。
「きて」
 言われなくても、いく。閉じた翔子の太腿をはさみ込んで、その間にムスコを割り込ませる。先端が正確に膣口をとらえ、再びムスコが埋没した。
「あっ! い…いいっ! あたってるっ、奥にあたってるっ!」
 翔子のもらす言葉に興奮する。さらに奥深く侵入させようと翔子の尻をつぶしていった。
「あぁぁっ、あんっ! あ────っ! いいっ!」
 腕立て伏せの体勢をとり翔子を見下ろす。白く滑らかな肌に広がる黒髪が性欲をかきたてる。
「あ~っ、あ~っ、あ~っ」
 右手で黒髪を撫でる。しっとりした背中が掌に吸いついてくるようだ。
「あっ! あっ! あっ! あぁっ! あっあっ、あっ! あぁぁぁっ!」
 腰を始動させる。翔子は短い喘ぎを吐き出し、拳をつくって快楽をむさぼっている。
 深く挿入したまま腰をぐるぐると回転させる。右回転、左回転を繰り返す。
「うぅ~っ、あぅっ! あひぃぃぃっ、いいぃぃっ、んあっ!」
 ぐちゅぐちゅと音をたてて翔子のアソコは蜜をあふれさせている。そこを乱暴にムスコがかきまわす。
「ふっ、ふぅっ、はっ、はっ、はっ!」
 自分の体を支えながらの激しい行為に、ぼくは声を出して息を継ぐ。翔子の呼吸はさらに激しくなるばかりだった。
 往復運動で突きたてる。ぐぽっ、ぐぼっといやらしい音をたてる翔子のアソコ。
「ひっ! あひっ! あっ! いいっ! も…っと…、もっとぉっ!」
 髪を振り乱してねだってくる翔子。その願いをかなえるべく、ぼくは翔子のくびれたウエストを両手でつかんで引き寄せ、膝をたたせた。


 四つん這いになった翔子が腰を振っているように思えた。実際は急にひざまずかされて足が震えているだけだろうけど。
「そんなにほしいの? じゃあ、もっと突き入れてあげるね」
 豊かなお尻をかかえ、いきなり最大戦速で責めたてる。
 パンっパンっパンっパンっ、グボォ、パンっ、パンっ、グビ、ブビィ…
 部屋に淫靡な音が反響する。それに混じって聞こえる翔子の喘ぎ、いや、よがり声がいやらしさを増幅した。
「んあっ! んあぁぁぁっ! あっ! いいっ、いいわっ! あひっ! ひぃぃっ! ん…んあっ!」
 右手で翔子の肩をつかみ崩れそうになった姿勢を直してやる。弓なりにそった背中の曲線も目を楽しませてくれる。
 左手もお尻から離し、両手で肩をつかんで翔子をえぐり続けた。手を離しても、翔子がムスコを求めて腰を押しつけてくるため、抜け出てしまう心配はいらない。
 今度は両手をおっぱいにもっていき揉みしだく。
「あうっ! うぅん、あんっ、あぁ~、はぁ~ん、あんっ! あ~ん、あんっ!」
 くりくりと乳首をつまむと翔子の音色が変わる。ムスコを快楽の海に深く沈めながら、手と指での愛撫を楽しむ。
「ここは…、触られるの、好き?」
 翔子の髪に向かって問いかける。かろうじて聞き取れたのだろう、翔子が顔を横に向け、
「え? な、なに?」
 声に期待と不安を少しにじませて聞き返してきた。
「ここ…」
 右手はクリトリスを撫で始めていた。翔子はビクっと大きく体を揺らし、
「あっ! そこっ! んあっ! やっ! あひっ! ひ───っ!」
 予想をはるかに超える反応に少しひるんだが、指は丁寧に大胆にクリトリスをねぶっていた。
「ひぃぃぃっ、いいぃぃぃっ、あぁぁぁぁっ、いいぃぃぃぃっ、ひっ!」
 ブルブルと体を小刻みに震わせ翔子が前衛峰に登りつめた。
 腰の動きを緩める。
「はぁ、はぁぁ、はっ、あぁっ、あぁ~ん」
 甘い余韻に浸る翔子のかすれた声が艶っぽい。ぼくは翔子とともに最高峰を極める決意をした。
「そろそろ…出したい。翔子さん、ぼくもイかせて」
「うん…、うんっ! いっしょに、一緒にイこっ!」


 翔子の返事がどうであれ、イく気満々だった。イかずにはいられないほど昂まっていた。
 左手を翔子のウエストにくい込ませ、右手は遊びのつもりで髪の毛を束ね軽く引き寄せた。
「あっ、乱暴、しないで」
 翔子の怯えたような声がぼくに火をつけてしまった。さらに右手を引いて翔子の顔を起こすと同時に、ムスコを深々と突き入れた。
「あぁっ! あ~っ!」
 大きく口を開けて、快楽の喘ぎをもらす翔子。秘所を貫きながら思った。翔子の艶やかな唇を、薄く弾力あふれた舌を、ムスコに味わわせたい。口の中で出してしまいたい。そんな衝動にかられていた。
 しかし、自分は2人いるわけではないし、2か所に発射するのは無理。それに、口内発射したらコロスと言われていた。
(あぁ、気持ちいいっ。中で出してもいいって言われたけど…、あの黒髪に白い液が飛び散る光景もいやらしくって…。あぁ、それもいいなぁ)
 光の波を反射させて揺らめく翔子の長い黒髪。ぼくは丁寧に髪を背中に置いた。
 両手で翔子の両足を限界まで広げ、荒々しく突きまくる。ぐちゅぐちゅ、ぐぽっと響く音が興奮を限界まで引き上げた。
「あ─────っ! ひぃ─────っ! あひぃ─────っ!」
 両肘をシーツにつけて拳を握りしめ、顔を枕に埋めて翔子は絶頂を迎えようとしていた。
 刹那、ぼくにも臨海が押し寄せた。
「あっ! 翔子さんっ! いくよっ! あぁっ、出るっ!」
 奥の奥までムスコを埋没させ、一瞬だけ止まってからぐいと引き抜く。天に向かって雄々しく屹立しようとするムスコを右手で押さえ、翔子の黒髪めがけて熱い精液を激しく噴出させた。
 艶やかな漆黒のキャンバスに白い花が咲いていく。
 熱い液がかけられるたび、翔子は体をびくっと反応させた。
 すべてを出し終えたぼくは満足感に包まれて、しりもちを突くようにベッドに腰を下ろした。すぐそこには、避妊薬なのだろう、白濁した泡をこぼす翔子のアソコ。
「はぁ、はぁぁ、はぅっ」
 声を出して息を吸っていた翔子がゆっくりと崩れた。ベッドにうつ伏せになった翔子を、ぼくはなにも考えられず、ただ見つめていた。
 少しして我に返ったぼくは、立ち上がってティッシュを取り、ムスコを拭った。翔子のものではない、ねっとりとした液体が付着し、なかなかとれずに焦った。
 ようやく後処理を終え、ベッドに腰掛ける。ティッシュを引っ張り出す音で気がついたのか、翔子がだるそうに目を開けた。


「もぉぉぉ、こまったちゃんねぇ。中に出していいって言ったのに」
 そう言う口調は全然不満そうじゃなく、むしろ満足しきってうれしそうですらあった。
「ごめんなさい」
 髪に射精してしまったことを謝る。翔子は小さく顔を横に振り、
「いいのよ。どうせシャワー浴びるし。でも、ちゃんと拭いてね、自分で出したザーメンは」
「あ、はい」
 手に持ったティッシュで丁寧に精液を拭き取っていくが、髪に絡みつくようにこびりついていて、うまくいかない。つい力が入ってしまう。
「痛いって、そんなに強くしちゃ。もう、いいわ。それより、ねぇ…」
「えっ? なんですか」
「キスして」
 体を起こし、ぼくにもたれかかってきた翔子を胸に迎えいれる。そっと抱きしめ唇を吸った。
「ほんとにじょうずだったわ、きみ」
「あ、そ、そおですか」
 唇を離したぼくの目をしっかり見つめて翔子が褒めてくれる。
「あの、ほんとに、ってどーゆー?」
 ぼくの疑問に翔子はくすっと笑い、
「晶良に聞いたの、きみのこと」
「え~っ!? エッチのことなんかも話しちゃったんですか、晶良さん」
 びっくりして声が大きくなってしまう。
「ふふふっ。なんでも話せるのが親友というものよ」
 顔が青ざめていくのがわかった。と、翔子の表情がふっと緩んだ。
「なんてね。冗談よ」
 一気に脱力する。顔に血の気が戻るのを感じた。
「はぁ~、びっくりしたぁ」
「半分はほんとだけどね」
 またまた青ざめる。
「ど、ど、ど、どこまで、知ってるんですかぁ!?」
 声が裏返っている。
「ふふふっ。それは晶良に聞くことね。翔子にこう言われたって、聞いてみればぁ。あははは」
 聞けるわけがないじゃないかあ! 心の中であげる血の叫び。


「きみ、ほんとにエッチの天才ね。あ~あ、私もきみみたいにセックスのうまい彼がほしいなぁ」
「翔子さん、彼氏いるんじゃ…」
「うん。いるわよ。でもねぇ、これがまた、短小で早漏ときてるんだよねぇ。もう別れちゃおっかなぁ」
 翔子は立ち上がり、自分のポーチからタバコを1本出して火をつけた。
「ふぅ~。あんなに気持ちよくなるものなんだね、セックスって」
 答えようがない。押し黙っていると、
「きみ。晶良しか知らない、わけじゃないよね?」
「えっ!? そ、そんな」
 ことはないです、ではウソをつくことになる。
「大さん橋の娘ともしたんでしょ? そうそう、文和くんの彼女とも…」
 図星を指され絶句していると、
「手をつないで歩いていたみたいだったけど、まさか、ね。まさか、そんなことはないか」
 まさか、するわけないと思われることをやっている…。
「私とは…、きょうだけね。脅迫する材料は消去しちゃったし」
 にっこり笑って言う翔子。続けて、
「晶良とはずっと親友でいたいからね。…あ、でも、私が『妹』か。きみとの関係では」
 笑えない。顔が引きつっている。
「時間、いいの? 晶良と約束してるんでしょ」
 唐突に話題を変えられる。ようやくぼくは解放されるみたいだ。
 コクンとうなずき、あたふたと服を着た。翔子はタバコをもみ消し、
「もう一度、きみとキスしたいけど、晶良とキスしたらタバコくさいって疑われちゃうよね」
「ガム、もってるから」
 そう言って唇を重ね、ねっとりと舌を絡めて唾液を交換しあった。タバコの香りがした。
「それじゃあ、帰ります」
 翔子は全裸のままベッドに腰掛け、軽く手を振って、
「さよなら。あんまり浮気しちゃダメよ。って私に言う資格はないか」
 冗談めかして言って笑った。それから、
「天罰が下るわ、きっと」
 きれいな顔にふさわしい冷たい瞳でぼくを見て、当たってほしくない予言をつぶやいた。
 翔子の家のドアを閉め、ぼくは深く大きく息をついた。走りたい気分だった。

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