想風月華
【君と僕の間に】
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benhino3
絆。
君を守るという使命。
君と僕の間にそれ以外の何があるというのだろう。
『君と僕の間に』
君の声が空に響いた。
僕の名前を呼ぶ声が。
その声は哀しみに満ちていた。
君が哀しむ必要なんてないのに。
僕にも哀しむ理由なんてない。
だけど。君と僕の眼から流れる涙は何なのだろう。
暖かい君の涙。
君の腕に抱かれて。徐々に体温を失っていく僕の体。
君は生きるべきで。僕は・・・・生きるべきではなかったんだと思い知らされる。
そうだ。僕は生きていたかったんだ。
君がこの世界に来てから。僕は僕の生きる理由を持った。
君を守ること。それは使命だった。
それがいつしか希望になった。
ずっと一緒にいられたのなら。そんなのただの夢物語だと知っていたけれど。
君の言葉を信じてもいいのかな。
「・・・・弁慶さん。必ず助けるから」
震えることなく凛と響く君の決意。
君と僕の間には、永遠に続く物語がある。
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これでお題最後・・・みたいです。
なんかもう、本当にBE・N・SA・MA・・・っ!!と叫びたいです(止めなさい)千都瀬様の文章、本当に好きです。いや、千都瀬様が好きで(強打)
私のお題でSSを書いてくださり、本当に本当に有難う御座いましたっっ!!