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散る花は今にも泣き出しそうな天に溶け消えてしまいそうなほどに白かった。
ぴんと張り詰めた空気に冷ややかともとれるその無垢な白さは、この世界の終焉の中でさえ美しく映えるのだろう。
それを見 ぼんやりと思考を巡らすオレはらしくなく、はたから見れば何を思い詰めているんだと思われる可能性が十分に高い。
その証拠に、今まで何人もの知り合いがオレに声をかけていった。
 (別に思い詰めてなんかねぇんだけど)
思い詰めてるのは寧オレよりもあいつらだろ。
オレは人知れずひっそりと溜息を吐いた。ったく…あかねも詩紋も 一人で抱え込み過ぎだ。隠し事が苦手な分、何かを悩み出すとすぐに顔に出る。…でも、
 「……んなにオレ、頼りないか…?」
どうしたって聞けば、何でもないよと何事もなかったように笑顔返してくる。
…心配をかけないようにしているのはわかるけど。だけど 少しくらい話してくれたって、

空に視線を移すと、まるでそれを待っていたかのように雨が降り出す。
この分だと暫く雨は止むことはないだろう。弱ったな…と苦笑気味に呟いてふと、今自分が雨宿りをしている巨木に目を奪われた。
雨にうたれてはらりと散る花。それは何よりも弱く儚く見えて、
「―――あかね、」
優し過ぎて人知れず涙を零してるお前にそっくりだよ。
お前を想ってこんな風に笑うのは 一体何度目になるだろう。
オレも馬鹿な奴だなと自嘲の笑みを零し、未だ止みぬ雨に想いを託した。
 
【雨に咲く花】
 
天真くんお誕生日SSとして書き始めて粉砕した代物・・・orz
そしてこのとき神子サマは絶対季史さんと逢引してるんですよー!!(笑)天真くん可哀相…
…届かない片想いって大好きです(歪んでるなおい)あっはーぶっちゃけ自覚済み☆(強打