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牛深ハイヤ節

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解説
熊本県牛深市の民謡。
全国的に広がるハイヤ節の、大元といわれるのがこの牛深ハイヤ節。
有名な所では新潟の佐渡おけさや、徳島の阿波踊りも牛深ハイヤ節が元になっているといわれている。
更に行くと、越中おわら節とかも近いという。
非常に色んな民謡を作り出した曲のようだ。

この牛深ハイヤ節の元になったのは奄美大島の「天草」という歌だといわれている。
ハイヤ(南風)に乗って南の島に行った船乗りたちが牛深に持ち帰った唄が、今度は牛深に寄稿した船乗りたちによって全国へ伝えられていき広まったのだと考えられている。
というのもこの牛深の港は南風と北からの風のぶつかる所で、時化だったり風がやんでしまったりということがよくあったそうな。
そんな悪天候の間、暇な船乗り相手に新銀取りと呼ばれる女性たちが酒の相手をしながら歌ったため船乗りたちの楽しい思い出と共に広まっていったようである。

曲は陽気な南国のリズムに乗せた華やかなもの。(現地のものは特に)

一応みんけんでは三味線・笛・大太鼓・締太鼓・唄で演奏されている。
衣装は浴衣にけだし(赤)手拭。

牛深市で行われるハイヤ祭りは毎年4月半ば頃。

歌詞
ハイヤーエー ハイヤ
ハイヤで今朝出した船はエー
何処の港に サーマ
着いたやらエー
(囃し)エーサ牛深三度行きゃ三度裸
鍋釜売っても酒盛りゃして来い
踊りゃ本渡瀬戸 徒歩渡り
サッサヨイヨイサッサヨイヨイ

ハイヤーエー とちゃ投げ
とちゃ投げ三十四五投げたエー
投げた枕にゃサーマ
咎はないエー
(囃し)エーサ黒島沖からやってきた
新造か白帆か白鷺か
よくよく見たれば我が夫(つま)さまだよ
サッサヨイヨイサッサヨイヨイ

ハイヤーエー ハイヤ
ハイヤは何処にでもあるがエー
牛深ハイヤはサーマ
元ハイヤエー
(囃し)エーサゴゲン山から後ろとびゃするとも
尾まじょにひまじょはやりもせんばとりもせんと
サッサヨイヨイサッサヨイヨイ

参考
線翔庵 民謡コレクションの間
熊本県牛深市商工観光科
国大図書館の民謡辞典みたいな本

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音源
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