キングダムハーツ2データベース

存在しなかった世界「1」

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通り狭間につながる路地
王様は歩いていき、立ち止まると顔を上に向ける
ソラが走り、王様のもとに走り、同じく顔を上に向ける
ドナルドとグーフィーも王様のもとに走り、同じく顔を上に向ける
驚きの声をあげるドナルド
彼らが見たものは、ハート型の月と遙か上空にそびえ立つお城
ソラ
カイリは城の牢獄にいるって――

王様
うん まず城への道を探そう
うなずくソラ、走り出す王様
断片を紡ぐ道→記憶の摩天楼へ
そこは、かつてロクサスとリクが戦った場所
雨が降ってくる
ソラがお城を見ると、雷が鳴る
歩き出すソラ
ドナルド
ソラ!
後ろに振り向くソラ
2体のサムライの刀に足止めをくらうドナルドとグーフィー
助けようとドナルド、グーフィーのもとに走ろうとするソラだが、背後で邪悪な何かを感じて立ち止まる
後ろに振り向くソラ
ソラ
えっ!?
闇の回廊から現れる黒いコートを着た者
右手に「過ぎ去りし思い出」を出す黒コートを着た者
ソラ
キーブレード!?
身構えるソラ
キーブレードをかまえ、ソラに向かって走ってくる黒コートを着た者
黒コートを着た者は「過ぎ去りし思い出」を振り下ろすが、ソラはキーブレードで受け止める
ソラ、黒コートを着た者、つばぜり合い
画面が真っ白になり、場所移動
無印仕様のソラ、リク、カイリ、ドナルド、グーフィーが書かれたステンドガラスの上で戦うソラと黒コートを着た者
2人ともお互いに向かって走り、思いっきりキーブレードとキーブレードがぶつかる
黒コートは、シンクロブレードで左手には「約束のお守り」
ソラ
だ 誰だ!

黒コート(ロクサス)
闇の住人さ
2人とも後ろに跳ぶ
ソラ
まさか リク!?

黒コート(ロクサス)
リク?
リクは俺が倒した名前――

ソラ
なんだと!

黒コート(ロクサス)
教えてくれ――
姿勢を低くし、そのまま地面にキーブレードをこすらせ、火花を飛ばしながらソラに向かっていく走る
ソラに攻撃する黒コート(ロクサス)
激しい攻防戦
ソラがジャンプして、黒コート(ロクサス)に攻撃するが弾かれ、上空に
黒コート(ロクサス)はソラを追って跳ぶ
同時に攻撃し、ぶつかるキーブレードとキーブレード、ソラは下へ落ちて着地
黒コート(ロクサス)は空中に浮かぶ
黒コート(ロクサス)
わかったよ ソラ
まだ続く戦い
ソラがキーブレードで黒コート(ロクサス)の攻撃を防ぐ
だが素早い黒コート(ロクサス)の二刀流の連続攻撃にキーブレードで防ぎ続けるソラは耐えられなくなり、
キーーブレードを弾かれる
弾かれたキーブレードを取りに走るソラだが
黒コート(ロクサス)が「約束のお守り」をキーブレードの間に落とすように地面に刺し、取れなくさせる
「過ぎ去りし思い出」をソラに向ける黒コート(ロクサス)
キーブレードに手を伸ばすソラ、その瞬間
キーブレードは光り輝き消える
黒コート(ロクサス)
なに!?
ソラの手に戻ったキーブレードで、黒コート(ロクサス)を一閃
黒コート(ロクサス)の手から「約束のお守り」と「過ぎさりし思い出」が落ち、消える
ソラの方に歩く黒コート(ロクサス)
倒れそうになり、フードが取れる
立ち上がるロクサス(ソラに背中を向けた状態で)
ロクサス
さすがは俺の――
そう言いながら振り向こうとして、画面が真っ白となりソラは記憶の摩天楼に帰ってくる
ソラ
さすがは俺の――
ドナルド、グーフィーがソラのもとへ歩いてくる(ソラはドナルドとグーフィーに背中を見せている)
ドナルド
大丈夫?

ソラ
俺 どうしたんだ?

グーフィー
わからないよ ソラは消えちゃうし
僕たちはノーバディと戦ってたし――

ソラ
そうか――
あの男――
リクを倒したって言ってた
顔を後ろに向けるソラ、ドナルドがソラに近づく
ドナルド
誰が言ったの?

ソラ
誰って 黒いコートの男

ドナルド
リクが倒れると思う?

ソラ
そ そうだよな!
ドナルド達の方へ体を向けるソラ
グーフィー
黒いコートならⅩⅢ機関だね
ソラをだまそうとしてるんだよ

ドナルド
僕たちは誰も見なかったしね

ソラ
え?

ドナルド
疲れてるんだよ ソラ

グーフィー
さあ お城の入り口を探さなくちゃ!
歩き出すソラたち
ソラは途中で立ち止まり、後ろに振り向いてどこかを見つめる
絶望を望む断崖に来たソラたち
名の通り断崖、そして目の前には宙に浮かぶ存在しなかった世界の城
城は見えるがつながる通路は存在しなかった
ソラ
――行き止まり?

王様
道はかならずあるはずだよ
その頃、存在しなかった世界の城の牢獄
牢屋に中に入れられているカイリとプルート
体育座りしているカイリのもとへ歩いていくプルート。プルートの頭を撫でてやるカイリ
何かを感じ、牢屋の外を見るカイリとプルート。カイリは立ち上がって、走っていき檻に掴む
牢屋の外、サイクスがカイリ達の目の前に歩いてくる
カイリ
私たちをどうするつもり?

サイクス
おまえはソラを怒らせる道具だ
去っていくサイクス
カイリ
どうしよう――
このままだと ソラは私のせいで――
カイリの後ろの方で闇の回廊の口が開く。吠えるプルート、振り向くカイリ
闇の回廊の中にナミネの姿
ナミネ
こっちへ来て!

カイリ
誰?
警戒するカイリ
ナミネ
自分を信じてさあ 急いで!
闇の回廊に向かって歩いてくカイリ
闇の回廊の中から手を差し伸べるナミネ。カイリは一瞬、ためらうがナミネの手を掴む
そうすると2人の手が光る
絶望を望む断崖、城の一部が光り輝く
キーブレードが現れ、ソラがキーブレードを握り、光輝く方向へ向ける
キーブレードから光が放たれ、城の下辺りにぶつかって、存在しなかった世界の城への道が出来る
ソラ
カイリ もうすぐだからな
虚無への誘いに足を踏み入れるソラたち
ソラ
カイリ!! どこ?
急いでソラのもとに走ってくる王様
王様
しーーーっ!
敵の本拠地だってことを忘れないで
1人、走って行ってしまう王様
ドナルド
王様 待ってください!
ノーバディの気配を感じて警戒するソラたち
グーフィー
気をつけて! ノーバディの気配だよ
その頃、手をつないで走って逃げるカイリとナミネ
走りながらナミネの姿がぶれる
ナミネが急に足を止め、カイリも止める
闇の回廊を通り、姿を現すサイクス(後ろにバーサーク2体)
サイクス
ナミネ――探したぞ
ナミネという名前を聞いてナミネの顔を見るカイリ
カイリ
ナミネ――?

サイクス
カイリ 君はそう簡単には帰れない
手を差し出すサイクス
サイクス
ソラに会わせてやる
一歩ひくカイリ
サイクス
会いたくないと?

カイリ
会いたいよとっても
でも あなたがいないところでね
ファイティングポーズをとるカイリとナミネ
サイクス
俺に心があれば大笑いしているところだ
何かを斬る音に後ろに振り向くサイクス
倒れるバーサーク
バーサークの後ろにいた、手にウェイトゥザドーンを持つ黒コートの男(フードで顔は見えない状態)
サイクス
貴様
ロクサスに倒れてたのではなかったのか
ファイティングポーズを止めるナミネ
ナミネ
後はお願い
リク

カイリ
リク!?
驚き、ナミネの顔を一度見て、黒コートの男(リク)に顔を向けるカイリ
ウェイトゥザドーンを消し、闇の弾をサイクスに飛ばす黒コートの男(リク)
両腕で闇の弾を防ぎ、後ろに跳ぶサイクス
サイクスに突進する黒コートの男(リク)は、サイクスの襟を掴んで壁にぶつける
サイクスは、右手を壁に押し付けて闇の回廊の口を開き、口元をニヤつかせながら闇の回廊の中へ
黒コートの男(リク)は、サイクスの開けた闇の回廊に入ろうとする……が
カイリ
待って!
カイリの声に足を止める。黒コートの男(リク)の近くまで走り、吠えるプルートが歩くと
後ろにひいていく黒コートの男(リク)
カイリを見る黒コートの男(リク)に、カイリは近寄る
カイリ
リク 会いたかった
黒コートのフードを取るカイリ
だが顔を見せたのは、リクじゃなくて闇の探求者アンセム(ゼアノート)
目をそらすゼアノート(リク)
その頃ソラたちは、存在しなかった世界の城を進み、虚ろなる旋律の空間までやって来ていた
サイクス
ソラ 元気そうだな
サイクスの声にどこかと左右を見て、顔を上に向ける
ソラ
カイリはどこだ
サイクス、高い場所に立っている
サイクス
今頃は――闇の世界の友達と
仲良くやってるんじゃないかな

ソラ
どういう意味だよ!

サイクス
もうおまえはいらないらしい

ソラ
そんなの信じると思う?

サイクス
まあ それはおまえの勝手だ
だが こちらは信じていい
ⅩⅢ機関はもうおまえを必要としていない
あれを見るがいい
我らがキングダムハーツ
ハート型の月
サイクス
おまえのおかげで心をたっぷり吸い込んだ
喜んでいるのがわかるか?
さあ 最後に腹一杯
心を食わせてやってくれ!
サイクスが指を鳴らした瞬間、壁から無数のハートレス。そしてソラたちを囲むハートレス達
ドナルド
戦おう!

ソラ
でも キングダムハーツが!

カイリ
ソラ!
かなり高い場所、バルコニーにカイリの姿
カイリ
ソラ! やっと会えた!

ソラ
カイリ!
と言った瞬間に何体ものシャドウに襲われるソラ
カイリ
ソラに何するのよ!
助走をつけて、走って飛び降りるカイリ
着地するが、まだソラは下の階にいる
走るとカイリをシャドウが囲む
シャドウに地面に押さえつけられるカイリ
カイリ
ソラ――
画面が真っ白になり、シャドウが消える音
ゼアノート(リク)がカイリの腕を掴んで立ち上がらせる
ゼアノート(リク)
闘え
リクの声は、ゼアノートの声
カイリに花の着いた、キーチェーンはパオプの実のキーブレードを渡すゼアノート(リク)
カイリ
うん 今度は―― 私が闘う
私たちがいなくちゃ
ソラはダメなんだから!
行こう リク
走りながらシャドウをキーブレードで倒していくカイリ
ゼアノート(リク)はウェイトゥザドーンを出して走る
高い所で下を見ているサイクスは、何かの気配に気づいて前を向く
サイクスが立つ反対方向、バルコニーにマレフィセントとピートが立っている
サイクス
これはこれは――
邪魔者たちが勢ぞろいか
軽く鼻で笑い、闇の回廊を使って姿を消すサイクス
悪巧みをしているかの様に口元をニヤつかせているマレフィセント
マレフィセント
ねえ ピート
これは素晴らしい城だねえ
私たちがいただくっていうのはどうだい?

ピート
そりゃいい城だけど――
でも どうするんだ?
こんな狭間の世界じゃ 闇に近すぎて
ハートレス達は俺たちの
言うことなんか聞きやしない

マレフィセント
私を誰だと思っている?
怪しく笑うマレフィセント
その頃、虚空を辿る道を走る王様
現れるダスクをキーブレードで倒していくと、ダスクに囲まれて倒れているディズの姿
王様はダスクを倒す
ディズは立ち上がろうとし、横には謎の機械
立ち上がろうするが、倒れてしまいそうになるディズは王様に掴まり、何とか立ち上がる
そして顔に巻いている赤い布を解き、顔から煙を出しながら顔を見せたのは賢者アンセムだった
(煙が出たのは、顔を変えていた力を解いたためだと思われる)
賢者アンセム
久しぶりだな 王よ

王様
賢者アンセム
こうなる前にどうして
相談してくれなかったの?

賢者アンセム
ⅩⅢ機関の指導者ゼムナスは 元はといえば
私の一番弟子のゼアノート
私の責任は明白だ

王様
それだけ?
少し前へと歩いてく賢者アンセム
賢者アンセム
隠し事はできないな
そう――
私は復讐にとりつかれてしまった
私から研究と誇りを奪った
弟子たちを許せなかった
賢者アンセムの下へ歩いてく王様
王様
復讐の手伝いはできないよ

賢者アンセム
わかっている
リクにもさんざん言われたよ

王様
リクはどこ?

賢者アンセム
友達のところではないかな――
あいつはよくやってくれた
王とはぐれて闇をさまよっていたところを
私が見つけたわけだが――

王様
はぐれたわけじゃなくて――
リクが自分で姿を消したんだ
ゼアノートのハートレスを
心の中に抱えていたからね
つらかったんだと思う
でも どうして今 あんな姿なんだろう
心はリクのままなのに――

賢者アンセム
私のせいだ
私がリクと出会ったとき
彼は少年の姿だった
強い心を持っていたおかげだろうな
そのリクに 私はⅩⅢ機関のロクサスという男は
連れてくるように言った
眠るソラを目覚めさせるためだと言ったら
何も聞かずに出ていった
そして どうやらロクサスと戦い 負けたようだ
その後 闇の世界で戦うには
闇に身を染める必要があると考えたのだろう
それを実行に移した結果が―― あれだ
ロクサスを連れて帰ってきたとき
彼は自分をアンセムだと名乗った
ソラを目覚めさせる代わりに
自分は闇の住人になる決意を固めたのだろうな
リクは私の復讐の犠牲者だ
ああ 心が痛んだ
笑ってごまかすしかなかった――

王様
僕はその後に再会したんだね
リクに約束させられたんだ
ソラを助けてやりたい
でも 自分の今の状態を
絶対に知られたくないってね

賢者アンセム
さあ 王よ
そろそろ少年たちを解放してやらねば
機械が置いてある所まで賢者アンセムは歩き、機械を持ち
王様は機械に手をそえて、賢者アンセムと王様は一緒に歩き出す
虚ろなる旋律の空間
上にシャドウが何体も乗り、重くて立ち上がれないソラ
ソラ
重い!
何とかソラは立ち上がろうとして、シャドウはソラの上から落ちていく
立ち上がるソラ
上の階でシャドウと戦うカイリとゼアノート(リク)
ソラ
どうなってんの!?
リクがゼアノートの姿をしているのを知らないソラは、驚く
その時、どこからかシグバールの魔銃から弾が放たれる
ソラの近くの地面に刺さる(ソラたちは、まだハートレスに包囲されている)
上を見て驚くソラ。同時に上から無数の魔銃の弾が下に向かって放たれる
魔銃の弾に当たり、消えていくハートレス
シグバール
いい子にしていたか?

ソラ
姿を見せろ!

シグバール
いや いい子ではなかったな
上の階、闇の回廊から姿を現すシグバール
シグバール
ソラ! ロクサス!

ソラ
ロクサス?
あいつ 俺のことロクサスって呼んだ?
ドナルドの顔を見て言うソラ。うなずくドナルド
シグバール
我々ⅩⅢ機関をここまで追い詰めるとはな
さすがはキーブレードに
選ばれし者と呼ばれるだけはある
今までのやつらに比べれば
随分とお粗末だがな

ソラ
何を言っているんだ?!

シグバール
まあ どっちでもいいか
とにかく裏切り者は消えろってハナシだ!
両手に魔銃を出すシグバール
グーフィー
気をつけて!
身構えるソラたち
上の階から飛び降りてくるシグバール
ソラたちは武器をかまえる
笑うシグバール
シグバールと戦闘開始~戦闘終了
地面にひざをつくシグバール。武器が手から落ちる
ソラ
どうして俺がロクサスなんだよ!

シグバール
へへへ――
混乱してろ――

ソラ
おい 待てよ!
消滅していくシグバール
ドナルド
ソラ カイリが!
カイリとゼアノート(リク)が戦っているも上の階のバルコニーに、賢者アンセムと王様が歩いてくる
王様
苦戦しているみたいだ――

賢者アンセム
ソラとリクがそろっている
我々の出る幕はない

王様
リクは元に戻れないのかな――

賢者アンセム
闇の力を利用するためにリクが選んだ姿だ
難しいだろうな
去っていく賢者アンセムと王様
その頃、ソラは……
ソラ
今行くぞ カイリ!
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