読書感想しりとりリレー2006@Wiki
「ちょっとネコぼけ」 (岩合 光昭)
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匿名ユーザー
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一週遅れの感想アップ、申し訳ありませんでした。
さて。
この作品「ちょっとネコぼけ」は、「地中海の猫」に続いて2冊目の購入となる 岩合氏のネコ写真&エッセイ集です。
この作品「ちょっとネコぼけ」は、「地中海の猫」に続いて2冊目の購入となる 岩合氏のネコ写真&エッセイ集です。
収録されているネコ写真作品については…もう、表紙がすべてを物語っている感がありますが、ほかにも、幸せそうに寄り添う二匹のネコ、軟体動物と見間違わんばかりにグネグネうにょ~ん としているネコ、してやったりの表情で魚の切り身をくわえているネコ……。やー、たまりません。
「我が家の自慢のネコちゃん大集合!」といた趣の 愛猫写真集も良いものですが、この写真集のように 一期一会の風情が漂う「散策中に出会ったネコたちの写真集」というのは、また格別だなぁ、と。
同氏の「地中海の猫」を読んでいるときも感じたことなのですが……これらの写真集の中には、日本の風景だけではなく、見慣れない装束をまとった人々が、見慣れない様式の家々が立ち並ぶ街に佇んでいる、外国の風景写真も何枚か収録されていて。
本来自分とは無関係であるはずの風景、そこに ネコが一匹ごろりと寝っ転がっているのを見つけたとき、それだけでなぜか、その景色が身近に感じられるような……ふと、「ああ、写真の国の人々と 今ここにいる私は、同じ地球のどこかで生きていて、どこかしらで繋がっているんだなぁ」とか、「文化も言葉も知らないけれど、こんな風にネコがごろっと寝っ転がっていられるような街なら、きっと それなりにいい街なんだろうなぁ」とか、そんな雄大でラブ&ピースフルな心持ちに。ネコすげー。
本来自分とは無関係であるはずの風景、そこに ネコが一匹ごろりと寝っ転がっているのを見つけたとき、それだけでなぜか、その景色が身近に感じられるような……ふと、「ああ、写真の国の人々と 今ここにいる私は、同じ地球のどこかで生きていて、どこかしらで繋がっているんだなぁ」とか、「文化も言葉も知らないけれど、こんな風にネコがごろっと寝っ転がっていられるような街なら、きっと それなりにいい街なんだろうなぁ」とか、そんな雄大でラブ&ピースフルな心持ちに。ネコすげー。
一方で、時々挿入される 短めの文章については、作者の意図するところが見えにくく、やや落ち着かない印象を受けました。説明文なのか、コピー風のネコ格言なのか、詩なのか、エッセイなのか、もうちょっとカラーを統一してほしい……。
中には「オスネコとメスネコの見分け方」なども綴られているのですが、作者の意図がわからないため、それらも 比喩なのか、創作なのか、観察記録なのか、イマイチ判断に困ってしまいます。
中には「オスネコとメスネコの見分け方」なども綴られているのですが、作者の意図がわからないため、それらも 比喩なのか、創作なのか、観察記録なのか、イマイチ判断に困ってしまいます。
それでは次走なりたさん、「け」でよろしくお願いいたします。