カリスマアイドル・橘リリカには、ある秘密があった。そんな彼女の周辺で、いつからか不気味な現象が続出し…?
3つの視点――リリカの視点、リリカが立ち寄ったペットショップ店員の視点、そして過去にリリカを取材したことがあるライターの視点が交錯しながら、次第に すべての発端となったある事件が明らかになる、サイコホラーです。
3つの視点――リリカの視点、リリカが立ち寄ったペットショップ店員の視点、そして過去にリリカを取材したことがあるライターの視点が交錯しながら、次第に すべての発端となったある事件が明らかになる、サイコホラーです。
彼女の作品は、今までにエッセイを2冊読んだことがあります。1冊目は、恋愛論を綴った「好きで、たまらない」、2冊目は、色々な不思議体験(例:霊能者に見て貰う、など)のレポートなどで構成された「不思議な体験、したかった。」という作品。どちらも高校時代に読んだので記憶がやや曖昧ですが、それぞれ とてもおもしろかったような印象があります。
そして、今回の「タスケテ…」。サイコホラー…とのことなのですが、幸か不幸か 恐怖シーンはイマイチな気がします。次々に起きる“現象”が、それらの原因(過去の事件)と ややかけ離れてるような印象で。リリカたちが追いつめられていく感じもあまりないしなぁ。
リリカの秘密や、彼女の周辺の人物の心情などは 結構おもしろかったんだけど…。