Royal Guard

平和な日々を想う・・・ 第六話

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匿名ユーザー

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時間というものは、何もしなくても過ぎていく・・・。
教師としては教えれるものはなにもなく・・・・
科学者としては調べるものがなく・・・
考古学者としては探求するものがなく・・・・・

わたしは、ただただ無駄にすぎていく時間だけを
眺めてすごしていた・・・・。

あれからもうすぐ半年が経とうとしていた・・・。

「先生、こんにちは^^」

生徒が1人入ってきた・・・めずらしいことに。
学校内では1番ういている私に声をかけてくる生徒というものは
数えるほどしかいない。
この生徒は、私にこえをかけてくるのは初めてのはず・・・。

「えっと・・・相談にのってもらってもいいですか?」
「ん?べつにかまわないよ。口は堅いほうだからね、しゃべらない
自信はあるし」
「ああ、それ、なんとなく分かりますw」

分かるって・・・わたしはどんなキャラで生徒たちに見られている
のだろう・・・。

「じつは、数日前に私の従妹がこの島にきたんですけど・・・」

この島はもう有名になっていて、親元を離れて、義務教育
のときからこの島にくる人もめずらしくなくなっていた。

「その子が・・・・いま、どこにいるのかわからないんです・・・」
「ん?それは・・・迷子とかじゃなくて?」
「迷子にはならないと思います。学校の登校下校はいつも私と
一緒だったし、町を歩くにしても、外への出入り口にはメガロカンパニー
の人たちが見張っているから、年齢制限で外には出れない
はずですから・・・。それに、いちよ、確認したんですけど、
だれも、従妹はみてないって・・・」

おかしな話だ・・・年齢制限で引っかかるっといったら
0~13歳の間・・・メガロカンパニーの人たちは、そういう子供
たちの存在には気をつけてみていて、万が一にも危険が
及ばないように対処しているはずである。

「ふむ・・・私の行動できる範囲内だったら確かめておくよ。
となみに、名前と、どんな格好をしているのかおしえてくれないか?」
「はい、名前は*そると、で、ネコの格好をしています。年齢は9歳です」
「わかった。まあ、微力にしかならないが、調べておくよ」

そういうと、その子はほっとした顔をして私におじぎをして
出て行った・・・。

・・・しかし、本当におかしな話だ・・・。メガロカンパニーが
そんな、低年齢の子供を見落とすはずがない。
なにか、引っかかるものが、私の頭のすみのほうにあるが
それがなにかわからない・・・・・。


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