Royal Guard

平和な日々を想う・・・ 第二話

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匿名ユーザー

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1つの島というわりには、経済・文化の発達した、
最先端の技術がつまった都市がある。

「カバリア島の技術力は遺跡から発掘された古代遺跡
から得た力なのか!?」

 驚くなというほうが無理な話。

 島っというからには、まず、最初の問題が電力である。
 石油でも掘れない限り、「都市」とよばれるほどに
発展した場所に電力を送ることは難しい。

「はい、古代遺跡から掘り出された機械ですが・・・実は
いまだ稼動してまして、電気を放出してたのですよ。
おかげで、私たちは電気に不自由なく暮らせているわけですけどね」

 1000年以上経過してもなお朽ちることなく動き続ける機械。
どのように稼動しているのか解明すれば、全人類に必ず
役に立つ品である。

「・・・ですが・・・」

 ん?

「今回貴方に解明していただきたいのはそれではないのです」
「それはまた・・・全人類に希望を与える品よりも、最優先に
解明しなければならない品とは・・・」

 胸躍るような話だ・・・。

「協力者はいるのか?」

車に乗る前に手渡された資料の中から「重要機密」
とかかれたファイルをとりだして目をとおす。

「ドン・カバリアがいうには、貴方が望めば人材は
いくらでも派遣する、とのことです」

 さすが経済界でもトップクラスの人間だ・・・。
 私たちとはお金の感覚が違うらしい。

「わかった。じゃあ、最初は私一人にまかせてほしい
必要になれば頼むかもしれないがな・・・」


もちろん頼む気などない・・・。
これほどの好機はほかにはないのだから。


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