⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン小説まとめサイト
その22
最終更新:
匿名ユーザー
-
view
ボクは・・『もの』を見ることが出来なくなってしまった
今、目の前には、ずっと好きだった人がいる、が
その人の顔すらも見ることが出来ない
これから、中学のころからの今まで一緒の友人たちも、来る、が
もちろん、彼らの顔も見ることが出来ない・・・・・
でも、彼らはそんなボクに光をくれる
だから、その光で彼らを確認することが出来る
ボクが進むべき道を、確認できている
そんなことを思いながら、目の前にいる女性と話しながら、笑っていた
答えは決まった・・・ボクは・・どんな道でも進む・・・・・―――――――
ふと、彼女の声が止まった
ツン「・・もうすぐ・・・・・」
あぁ、と、ボクは力を込めてうなづいた
もうすぐだ・・
もうすぐボクは、終わりへと歩いていく・・・・・
始まりにつくために、だ
そこで、ボクの耳にドアの開く音が聞こえた
('A`)「おう、決まったか?」
(´・ω・`)「まぁ・・キミのことだから答えはわかってるけどね」
( ^ω^)「毒男!ショボン!」
最初に入ってきたのは、毒男とショボン、この二人だ
('A`)「それなりにいいところだと思うけどな、オレは」
「何もしなくていーしなぁ・・」
絶対オレならでねーな、と、笑いながら冗談を飛ばす
バカいってんじゃないよ、とショボンが毒男を叩く音がブーンの耳に入ってくる
―――――あぁ、このふいんき(ry 落ち着くなァ・・・・・・
いつものような光景に、ブーンは安心した
そして
やまじゅん「あぁ、私たちが最後か・・・ゴメンよ」
長岡「スイマセン・・・・・」
やまじゅんと、長岡が入ってきた
―――――コレから・・歩き出せる・・・・・
ブーンは心の中で、つぶやく
やまじゅん「さて・・と」
パイプ椅子の上に、やまじゅんが腰を下ろす
そして、うーん、と何かを考えている声を出した
やまじゅん「よし、それじゃあ・・とりあえず・・・・・そうだなぁ・・」
「うん、決めた、内藤くんの意思は、どうなったんだい?」
目の前でベッドに座っていた内藤は、相変わらず緊張感のない顔をしている
( ^ω^)「・・・ボクは・・・・・・」
―――――ボクは・・前に進む・・・・・
( ^ω^)「ボク・・・は・・・・・・・・」
―――――そう決めたのに・・・なぜだろう・・・・・・・・?
言葉が、出ない
退院します、その一言を言えば、終わりだ
それを言うと、さっき決意もした
―――――なのに・・・なんでいえないんだろ・・
ブーンの心のどこかにある、退院絵の恐怖が、ブーンの意思にブレーキをかけていた
数分程度じゃ、恐怖を刈り取ることは、不可能だった
―――――なんで・・・・・
やまじゅん「やっぱり・・・退院はもう少しあとにするかい・・?」
心配そうにブーンを見ながら、やまじゅんはたずねた
―――――ちが・・・違う!退院はしたい!でも・・で・・も・・・・・・
心の中で叫んでも、聞こえるかはずがない
(;^ω^)「い、いや・・う・・・・・あ・・の、う・・・・・・」
もごもごと、口の中で声をだす
なぜだか、まともに話すことが出来なかった
―――――どうしよう・・・どうしようどうしようどうしよう.....
ブーンの心が揺らいだ
時だった
バチィ、と言う音が、ブーンの耳のすぐしたらへんから聞こえた
(;゚ ω ゚)「!?」
突然の出来事で、ブーンは目玉が飛び出しそうなくらい目を開いていた
ツン「グジグジしてんじゃないの!アンタさっき言ってたじゃないの!」
「退院しなきゃ何も進まないから退院する!?ハァ!?退院する勇気もなくて何いってんの、アンタ!」
ふざけんじゃないわよ、と、思いっきりまたブーンを叩く
バチィ、と言う音ともに、ブーンの背中がジンと痛んだ
ツン「なんなの!?毒男やショボンや私がいれば何とかなるって!?」
「こんなトコで悩んでるやつになんか!協力する気なんかないわよバカ!」
「協力して欲しかったら・・さっさと退院するって!そのたった一言くらい言いなさいよバカ!」
と、言い切ったところで、ツンが泣き声をあげた
ワァワァと、子供のように大声で泣き出す
―――――そうだ・・・ボクは・・・・・・
ブーンの心から恐怖が、抜き取られた
( ^ω^)「・・・・・ごめんお・・ツン・・・・・・・」
「やまじゅん先生、長岡さん、ボクは・・」
―――――この一言だ、これで、短かった道が終わり、長い道が始まる
そう思い、短かった一つに別れを告げた
( ^ω^)「ボクは・・・退院しますお」
やまじゅん「だろうね、わかったよ」
やまじゅんは、やさしく微笑んだ
( ^ω^)「ツン・・スマンお・・・・・ありがとうだお」
ツン「・・・ぅ・・ぅう・・・・・ブーン・・アンタ・・・・・退院するのね・・・・・・・」
ゆっくり、コクンと頷くと、またワァと泣き始めた
長岡「で・・彼女はもうわかってるけど・・・・・あなたたちは、どうするの?」
毒男とショボンに、長岡は尋ねる
毒男は、何かとぼけたような顔をした
('A`)「は?なんの話ー?おいショボン、オレたちがどうするって何のことだ?」
フフ、と軽く笑い、ショボンが長岡に答えた
(´・ω・`)「僕たちは・・ブーンと中学からの友人なんですよ?」
「なら、僕たちの答えは、決まってますよ」
(´・ω・`)('A`)「全力でブーンに協力する」
と、二人の声が重なったあとにパチン、とハイタッチをする
そして、二人は笑いあった
今、目の前には、ずっと好きだった人がいる、が
その人の顔すらも見ることが出来ない
これから、中学のころからの今まで一緒の友人たちも、来る、が
もちろん、彼らの顔も見ることが出来ない・・・・・
でも、彼らはそんなボクに光をくれる
だから、その光で彼らを確認することが出来る
ボクが進むべき道を、確認できている
そんなことを思いながら、目の前にいる女性と話しながら、笑っていた
答えは決まった・・・ボクは・・どんな道でも進む・・・・・―――――――
ふと、彼女の声が止まった
ツン「・・もうすぐ・・・・・」
あぁ、と、ボクは力を込めてうなづいた
もうすぐだ・・
もうすぐボクは、終わりへと歩いていく・・・・・
始まりにつくために、だ
そこで、ボクの耳にドアの開く音が聞こえた
('A`)「おう、決まったか?」
(´・ω・`)「まぁ・・キミのことだから答えはわかってるけどね」
( ^ω^)「毒男!ショボン!」
最初に入ってきたのは、毒男とショボン、この二人だ
('A`)「それなりにいいところだと思うけどな、オレは」
「何もしなくていーしなぁ・・」
絶対オレならでねーな、と、笑いながら冗談を飛ばす
バカいってんじゃないよ、とショボンが毒男を叩く音がブーンの耳に入ってくる
―――――あぁ、このふいんき(ry 落ち着くなァ・・・・・・
いつものような光景に、ブーンは安心した
そして
やまじゅん「あぁ、私たちが最後か・・・ゴメンよ」
長岡「スイマセン・・・・・」
やまじゅんと、長岡が入ってきた
―――――コレから・・歩き出せる・・・・・
ブーンは心の中で、つぶやく
やまじゅん「さて・・と」
パイプ椅子の上に、やまじゅんが腰を下ろす
そして、うーん、と何かを考えている声を出した
やまじゅん「よし、それじゃあ・・とりあえず・・・・・そうだなぁ・・」
「うん、決めた、内藤くんの意思は、どうなったんだい?」
目の前でベッドに座っていた内藤は、相変わらず緊張感のない顔をしている
( ^ω^)「・・・ボクは・・・・・・」
―――――ボクは・・前に進む・・・・・
( ^ω^)「ボク・・・は・・・・・・・・」
―――――そう決めたのに・・・なぜだろう・・・・・・・・?
言葉が、出ない
退院します、その一言を言えば、終わりだ
それを言うと、さっき決意もした
―――――なのに・・・なんでいえないんだろ・・
ブーンの心のどこかにある、退院絵の恐怖が、ブーンの意思にブレーキをかけていた
数分程度じゃ、恐怖を刈り取ることは、不可能だった
―――――なんで・・・・・
やまじゅん「やっぱり・・・退院はもう少しあとにするかい・・?」
心配そうにブーンを見ながら、やまじゅんはたずねた
―――――ちが・・・違う!退院はしたい!でも・・で・・も・・・・・・
心の中で叫んでも、聞こえるかはずがない
(;^ω^)「い、いや・・う・・・・・あ・・の、う・・・・・・」
もごもごと、口の中で声をだす
なぜだか、まともに話すことが出来なかった
―――――どうしよう・・・どうしようどうしようどうしよう.....
ブーンの心が揺らいだ
時だった
バチィ、と言う音が、ブーンの耳のすぐしたらへんから聞こえた
(;゚ ω ゚)「!?」
突然の出来事で、ブーンは目玉が飛び出しそうなくらい目を開いていた
ツン「グジグジしてんじゃないの!アンタさっき言ってたじゃないの!」
「退院しなきゃ何も進まないから退院する!?ハァ!?退院する勇気もなくて何いってんの、アンタ!」
ふざけんじゃないわよ、と、思いっきりまたブーンを叩く
バチィ、と言う音ともに、ブーンの背中がジンと痛んだ
ツン「なんなの!?毒男やショボンや私がいれば何とかなるって!?」
「こんなトコで悩んでるやつになんか!協力する気なんかないわよバカ!」
「協力して欲しかったら・・さっさと退院するって!そのたった一言くらい言いなさいよバカ!」
と、言い切ったところで、ツンが泣き声をあげた
ワァワァと、子供のように大声で泣き出す
―――――そうだ・・・ボクは・・・・・・
ブーンの心から恐怖が、抜き取られた
( ^ω^)「・・・・・ごめんお・・ツン・・・・・・・」
「やまじゅん先生、長岡さん、ボクは・・」
―――――この一言だ、これで、短かった道が終わり、長い道が始まる
そう思い、短かった一つに別れを告げた
( ^ω^)「ボクは・・・退院しますお」
やまじゅん「だろうね、わかったよ」
やまじゅんは、やさしく微笑んだ
( ^ω^)「ツン・・スマンお・・・・・ありがとうだお」
ツン「・・・ぅ・・ぅう・・・・・ブーン・・アンタ・・・・・退院するのね・・・・・・・」
ゆっくり、コクンと頷くと、またワァと泣き始めた
長岡「で・・彼女はもうわかってるけど・・・・・あなたたちは、どうするの?」
毒男とショボンに、長岡は尋ねる
毒男は、何かとぼけたような顔をした
('A`)「は?なんの話ー?おいショボン、オレたちがどうするって何のことだ?」
フフ、と軽く笑い、ショボンが長岡に答えた
(´・ω・`)「僕たちは・・ブーンと中学からの友人なんですよ?」
「なら、僕たちの答えは、決まってますよ」
(´・ω・`)('A`)「全力でブーンに協力する」
と、二人の声が重なったあとにパチン、とハイタッチをする
そして、二人は笑いあった