Royal Guard

第2話 ああ電磁戦隊デン●マン

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「戦いのーの海はきばぁでこげーー こげーーーー」
「                   こげー  こげーーー」
 美少女双子姉妹。ガズアルとガズエルは船旅に出ていた。
 ちなみに、おもに美少女はガズエルにかかります。
 目の前に広がるダッシュ0号…は地平線か。
 水平線って、どちらかというと水曲線だよね。どうみても曲がってます。本当にry。
 うーーん、風がきもちいいね。いいね。船バンザイ!飛行機市ね!
「エルー。カモメだよカメモ!」
 甲板上でアルが飛び跳ねている。
 あとそれ、どこの絶対運命黙示録?
「そんな跳ねてると船が沈むよ」
「沈むかっ」
 それでも船酔いフラグがバリバリ立ってるけどね。
 Aパートが元気だとBパートでダメダメになるのが世の常。
 べつにアルがどーなってもエルのしったことじゃないから別にいいけど。
 ……あれ?
 そういえば…船旅といったらもうひとつなにかお約束があったような気がする……。
「ねぇ。なんかたりなくない?」
「なにが?」
「ほら。船っていったら船酔いイベントともうひとつなんかあったじゃん」
「ああ。巨大モンスターね」
「そ れ だ」
 なるほどー。なるほどーー。
 そうだ。そうだ。
 目的地に行きたくても船が出てなくて、なんでか調べてみるとでっかいタコとかイカとかが襲ってくくるから船が出せないーっていうヤツだ。
「でもすでに船が出てる場合って、でっかい深海魚とかが突然襲ってきたりするんだよね」
「ああ。それなら大丈夫。そのフラグが立つのは潜水艦だから」
 しかもそのあと故障とかするんだよね。『死にたくない』はトラウマになるってばさ。
「ああ。あと雷とか嵐とかあるよね」
「あるあるwwww」
「ねーよwwww」
 そのパターンだともれなく遭難ルートだね。
 たどり着く先はもちろん無人島。
 そこで殺し合いになるかエロゲ展開になるかはお好みしだいってところかな。
 この姉を■せるなら前者のほうがエル的には好みです。
 ごろごろごろ…ぴしゃーーん!!
「ちょっと―――待て」
 なんか突然雲行きが怪しくなってきてるんですけど。
 っていうか雷なっちゃてるし。
「アル、ラナリオン唱えた?」
「するかっ」
 むぅ…だとすると。アレだ。普通に天候が悪くなってきたということか。
 なんて考えてると、雨が降り出してきた。
「とりあえず船内もどろっか」
 アルがそう提案するまえに、エルはすでに戻っていた。
「おそいよ。なにしてるの?」
「………」



 ザザンザーザン ザザンザーザザン ざんぼっすりぃー
 ざんぼっすりぃー ざんぼっすりぃー ごー!
 というわけでザーザー振りですよ。外の雨。
「これってやっぱり、遭難ルート?」
 案の定、船酔いでダウンしてベッドにぶっ倒れてるアルに声をかけてみた。
「うっぷっ…マジだめ。ちぬ……」
 こりゃだめかもわからんね。
「船から下りられるなら遭難でもなんでもいー。避妊するからー」
 家族計画はたしかに重要だね。うん。
 無人島でお産とか大変そうだもんね。
「ネタにマジレスすんな」
 ふむ。ツッコミいれる元気はまだ残ってるみたいだ。
「仕方ないなぁ。飲みモンもってきたげるよ」
「わたし、仕方ないって言葉嫌い…うぇっぷっ」
 どこのヤマモトヨーコですか。
 飲み物取るっていっても部屋に備え付けの冷蔵庫からかっぱらうだけなんだけどね。
 冷蔵庫をあけてみると、以外に結構な量と種類があった。
 うわー、『どろり濃厚』があるよ。さすがにこれもっていったらヌッ転されるかな。かな。
 普通にお茶でいっか。
 濃~いお茶(500ml)を冷蔵庫から抜いて、アルの方へともっていってあげた。
「……あんがと…ううっ」
 すんごくだるそうにお茶をうけとるアル。
 これは相当キてるね。あのアルが私にお礼を言うなんて……ぶっちゃけありえない!!
 まっくすはー。



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