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第31話

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第31話 響け戦場に


ユリカ「ええええええっ!?フルムーンさんが誘拐!?」
コウイチロウ「・・・ということらしいのだ。」
(;^ω^)「・・・この艦は何かとスムーズに運ばないお。」
ξ;゚⊿゚)ξ「変なジンクス付いちゃったわね。」
承太郎「で、状況はどうなってやがる。」
コウイチロウ「うむ。フルムーン氏が自宅を出て空港に向かう途中でさらわれたらしいことは判っている。」
アキト「なんもわかってないんじゃん・・・。」
ルリ「・・でも、一体誰が?」
コウイチロウ「そこなんですな。わからんのは。」
アトム「フルムーンさんをさらっても誰も得する人はいない・・・ってことですね。」
ベッキー「もしかしたらフルムーンが居なくなって"損"・・・もしくは都合がいい奴かもしれんな。」
玲「つまり・・・ナデシコに恨みがあるとか、フルムーン自身に恨みがあるか、だな。」
ベッキー「そういうことだ。」


-???-

満月「ん・・・ここは・・・?」
??「目が覚めたかい・・・。満月ちゃん・・・」
満月「だ・・だれっ!」
??「ぼくかい?僕は・・・・」


-ナデシコ-
ウリバタケ「くっそぉ・・せっかくエステに付ける様のサウンドブースター作ったのによぉ・・・。」
ユリカ「また経費使い込んで・・・。」
アキト「まぁ軍が探してくれてるしその内見つかるだろ・・・。」
ルリ「そんな悠長な事言ってる場合じゃないです。敵の反応です。」
承太郎「・・・やれやれだぜ。」


月臣「ナデシコ・・・あれさえ落とせば白鳥の和平などと言うふざけた考えも直るはずだ!」

月臣のダイマジンがボソンジャンプしてくる。
虫型戦闘機達もいつもより数が多かった。

アキト「またあんたたちかよっ!いい加減にしろぉぉぉ!」
アキトのエステバリスが出た。
続けて各機が出てくる。

( ^ω^)「アキトッ!一人で飛び出すんじゃないお!」
ξ゚⊿゚)ξ「・・・ちょっと前のあんたもそんなんだったじゃない。」
承太郎「やれやれだぜ。」

ルリ「敵機に重力波反応・・・グラビティブラストです。」
アキト「させるかぁぁぁっ!」

アキトのエステバリス空戦フレームがダイマジンの巨体に突撃する。
月臣「ぬおおっ!?」
発射の軌道を逸れたグラビティブラストはナデシコに当たらず、数機のバッタを倒した。

( ^ω^)「ナイスフォローだお!アキト!」
ξ゚⊿゚)ξ「こっちも行くわよ!ブーン!」

鳳来尊が空を駆け、次々と敵機を叩き落す。

月臣「ぬぅっ・・・!これだけの数でも落とせないのかっ!」
ボソンジャンプで後退しつつ、グラビティブラストの発射体制に入る。が、

アキト「うおおおおおおおおおおおっ!ゲキガンフレアアアアアアアア!」
アキトがすかさず突撃してきた。

月臣「なにっ!?重力波砲発射不可だとぉっ!?」
あらかた片付いた虫型戦闘機の数から考えて、状況は不利だ。
月臣「くそぉぉぉっ!」
ダイマジンがボソンジャンプで逃げた。

ルリ「レーダーから消えました・・・。」
ユリカ「敵はもうボソンジャンプを自在に使えるんですね・・・。」
プロス「むぅ・・・懸念すべき事態ですなぁ・・・。」
ルリ「地表より熱源です。ものすごい速度です。」
( ^ω^)「また敵かおっ!」


     ∧∧ ∩  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    ( ´∀`)/ <  僕は、神山満月ちゃん!
   ⊂   ノ   \_____________
    (つ ノ
     (ノ
川  川  川  川

モニターに映像が出る。

( ^ω^)「これはっ・・・奴等だおっ!」
ξ゚⊿゚)ξ「わかるのね?ブーン!」

神山満月ちゃん「神山満月ちゃんを得た僕は無敵だ!」
マリオのアッパーよろしく鳳来尊に拳が突き刺さる。

( ^ω^)「ぐああああっ!」
ふっとばされる鳳来尊。
どうにか姿勢を持ち直し、敵の方を向き直ると敵機は落下していた。

神山満月ちゃん「この機体・・・サーチフォウフルムーンはジャンプしかできないけど・・・」

地表に機体が着陸する。
そしてまたジャンプする。

神山満月ちゃん「おまえらぐらいならぁぁぁっ!」

ξ゚⊿゚)ξ「来るわよ、ブーン!」
( ^ω^)「叩き落すおっ!ブンネル!」

ブンネルが射出され、敵機へと飛ぶ。
だがそれも相対性理論とかそんな感じのパワーで弾かれた。

( ^ω^)「なっ!?」
ベッキー「ブーンっ!」
ぱにぽにXが援護防御に入る。

ベッキー「うわあああぁっ!」
装甲が厚いおかげで吹っ飛ばされるだけで済んだ。

( ^ω^)「ベッキーっ!くそおっ!」
また落下していく敵機へとビームを乱射する。
ξ゚⊿゚)ξ「落ち着いてぇっ!」

敵機に何発か当たるがエネルギーが集中できていないのか効かない。

( ^ω^)「あの時とは・・・威力が違うっ!?」
神山満月ちゃん「死ねぇ!」

回を重ねるごとに威力が増していく。
次に食らったら致命傷だろう。

( ^ω^)「くそおおおっ!」
間一髪剣を出し受け止める。
だが勢いは殺せず、剣が砕けそうになる。
ξ゚⊿゚)ξ「うわああああぁっ!」

装甲が砕け散る。
鳳来尊は衝撃だけで成層圏を突破した。

( ^ω^)「な・・ぜなんだお・・・あの時の力が出ないお・・・ぅ!」
ξ゚⊿゚)ξ「(私を助けに来てくれた時ね・・・。)」

地上ではまたサーチフォウフルムーンが着地し、また加速してアッパーを放とうとしている。
他の機体は速さに圧倒され、触れることもできなかった。
承太郎「ちっ・・・スタープラチナ・ザ・ワールドの時間が足りん・・っ!」
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