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第29話
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匿名ユーザー
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29話 虚空からの転生者
ナデシコは土屋研究所へ向かっていた。
例のハリケーンソニックとサイクロンマグナムのテストが終わったのでナデシコに組み入れて欲しいとの要請が来たからだ。
ユリカ「では、例のあの大神ファミリーは倒したと?」
土屋「はい。大神は倒しました。ですが、何人かのメンバーは生き残っているのでそれの掃討も兼ねてなのですよ。」
豪「つーわけで、よろしくな!」
烈「お世話になります。」
研究員「博士っ!敵襲です!」
土屋「なにっ!?」
ルリ「これは・・・反応多数。木星蜥蜴にミニ四駆・・・メダロットに暴走ロボットまでいます。」
ユリカ「な・・なんでそんな・・・!」
ヘベレケ「今こそ我等が共通の敵ナデシコを討つ時!」
月臣「(地球人と手を組むのは気に入らんがナデシコを討てるのは好都合。利用させてもらおう。)」
レイ「もう大神は関係ない・・・豪・・烈!貴様らは私が討つ!」
恐ろしいことに現在ナデシコの敵勢力となっている者達が手を組んでしまった。
それを手引いたのは・・・
??「みんなでがんばってナデシコを落とすお。」
リョーコ「敵の奴らが手を組んで攻めてきやがったって!?」
アキト「らしいよ。急いで迎撃に出ないと・・・マズい。」
承太郎「腹くくれよ・・・!」
烈「豪、マシンの調子は?」
豪「問題無い!ちょうどいいウォームアップになるぜ。」
ξ゚⊿゚)ξ「(一斉に敵がナデシコを落としに来た・・・?何故"今"なのかしら・・・。)」
各機が発進する。
付近は山なので戦闘の被害は町まで及ばないだろう。
烈「ミニ四駆は僕らに任せてください!」
豪「マグナァァーム!」
土屋博士が「謎の協力者」の力を借りてスケールアップしてくれたマグナムが敵を蹴散らす。
承太郎「スタァァ・プラチナッ!」
時間を停止し、頭数を減らして行く。
アキト「ゲキガンフレァァァッ!」
リョーコ「うらぁぁっ!」
サイズの小さいバッタ達はエステバリスが相手をする。
ξ゚⊿゚)ξ「マーシレスアンカー束ね撃ちっ!」
ラ・ムーの人をインスパイアして作った技で巨大メダロットの相手をするツン。
幸い前のブロッソメイルではなく、コフィンバットが数体居るだけだ。
ルリ「各機戦闘に入りました・・・。でも・・・これじゃ圧倒的に・・・」
敵の数が多すぎる。
みんなが一騎当千の力を持っていてもそれを物量で上回ってくる。
ユリカ「あきらめちゃだめです・・・みんなががんばってるんですから・・・!」
しかし連合大学を主席で卒業したユリカだからわかる。
勝てない。
ルリ「さらに増援来ます・・・。これは・・・まさか・・・」
モニターに映し出されたのは・・・・轟天号だった。
ξ゚⊿゚)ξ「ご・・・轟天号っ!?まさか・・・!」
微かな期待がツンの胸をよぎった。
しかし、―――
ドカァァォン
ツン・デ・ライオンに轟天号のビームが当たる。
ξ゚⊿゚)ξ「っ・・・!そんなっ・・・!ブーンっ!」
内藤「ブーン・・・?違うお。僕は内藤。内藤ホライゾンだお。」
そう言うと剣を取り出した。
内藤「名刀方来尊のサビとなるがいいお・・・。」
迷いも無く振り下ろす。
ξ゚⊿゚)ξ「うわぁぁぁぁぁっ!」
カァァァァンッ
おいなりさんを展開し、剣の腹を打つ。
怒涛の勢いで繰り出される剣戟を夢中で弾く。
反撃の隙が無い。
ξ゚⊿゚)ξ「(違う・・・。こいつは・・・ブーンなんかじゃないっ!)」
ξ゚⊿゚)ξ「(あいつは・・・女の子だけには・・・やさ)しぃんだからぁぁぁっ!」
剣を形成するエネルギーを一瞬肥大化させ、思いっきり弾く。
距離を置くことができた。
ξ゚⊿゚)ξ「(みんなは・・・それぞれの相手で忙しそうね。やっぱりこいつは私が・・・!)」
内藤「いささか秋田お。そろそろ決めるお。」
ξ゚⊿゚)ξ「!」
敵の轟天号が剣を正面に構える。
すると機体に青いオーラが立ち上り、機体を見えなくなるほどに包んだ。
内藤「最後に教えてやるお。こいつは轟天号とかいうのじゃない・・・R-BOONだお・・・!」
そしてオーラが消えて機体がまた見えたとき、それは姿を大幅に変えていた。
各所の金属が変形し、トゲになっている。
また、装甲は黒くなっており、まったく別の機体と言っても差し支えなかった。
内藤「そしてこれがR-BOON リヴァーレ。これを見たら・・・死ぬお。」
ξ゚⊿゚)ξ「(くr)」
心の中の呟きすら終わらない内に、斬られていた。
ツン・デ・ライオンが宙に舞う。
R-BOONリヴァーレがそれを追い、足蹴りで下に叩き落した。
地面に思いっきり叩き付けられる。
ξ゚⊿゚)ξ「きゃぁぁぁぁぁぁっ!」
全身がバラバラになりそうになる。
機体の損傷も激しく、飛行できそうになかった。
内藤「翼をもがれた天使は堕ちるだけだお。ならばせめて僕が・・・オとしてあげるおぉっ!」
またR-BOONリヴァーレが迫ってくる。
立ち上がるのがやっとなツン・デ・ライオンは避けることもできない。
ξ゚⊿゚)ξ「(こ・・・ここまで・・・なの?)」
ズギャシャッ
鉄の避ける音がした。
ξ゚⊿゚)ξ「・・え?まだ見える・・・?」
ツンの視界に入ってきたのは鋼鉄の背中だった。
R-BOONリヴァーレとはまた違う頼りがいのある黒金の輝き。
('A`)「ドクオ=マンドクスト見参ッ!」
ドクオの機体がいつのまにか現れ、敵の剣を裂いていた。
('A`)「内藤とか言っていたな。女子の想い人の姿を纏い、その子を裂こうとするなど言語道断ッ!」
('A`)「我が名はドクオ!ドクオ=マンドクスト!弱きものを救う剣なり!」
ξ゚⊿゚)ξ「あなたは・・・ドクオ・・・さん。」
('A`)「下がっていろ娘。不遜な輩は我が乙式怠惰刀のサビとしてくれる。」
ツン・デ・ライオンが後退すると、R-BOONリヴァーレがドクオに向き直る。
内藤「ほう・・・こっちにもいるのかお。・・・僕の一番大ッ嫌いな奴がぁっ!」
いつのまにか裂けた剣を手に持っており、裂けたそれぞれが二振りの剣となっていた。
('A`)「ふんぬぁぁっ!」
巨大な剣が迫るR-BOONを弾いた。
だが弾かれる力を利用して回転し、もう一振りの剣で攻撃を仕掛ける。
内藤「死ねよおやぁっ!」
('A`)「避けるのもmんdks。」
剣が胴体部に突き刺さる。
内藤「もらったおぉぉっ!」
('A`)「させるかぁっ!チェストォッ!」
剣を上空に放り投げ、自由になった両手でチョップを叩き込んだ。
内藤「なにぃぃっお!?」
地面に顔をコスりつけるR-BOONリヴァーレ。
ドクオが落ちてきた剣をキャッチする。
('A`)「貴様には地べたがお似合いだ・・・!」
内藤「・・・・・せ・・・た・・・!」
('A`)「なんだと?」
内藤「許さないお・・・!もう手段は選ばないお・・・!」
いつのまにか立ち上がり、上空に上っていたR-BOONリヴァーレが、また変化しはじめた。
内藤「ディス・ブーン!」
胸部をR-BOONが掴み、引き剥がす。
するとそこには巨大な空洞があった。
('A`)「何をっ!」
内藤「さぁ・・・虚無に帰るお・・・・」
R-BOONの周りの空気が歪む。
内藤「この無限光の中でぇっ!」
胸の空洞からナニカノカタマリが飛び出す。
('A`)「そのようなも・・・の・・!?」
機体が動かない。
空間の歪みのせいか動きが封ぜられている。
('A`)「ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」
カタマリが機体に当たる。
魔方陣が周りに出現し、それぞれからまたカタマリが生まれる。
それがぶつかり、また魔方陣が生まれる、ということを数回繰り返した後
一つの暗闇が発生した。
無限質量を持ったそれに侵食される。
装甲が持って行かれる。
機体の内部が曝け出され、それも食われていく。
('A`)「ブラック・・・・ホールだと!?まずい・・・このままでは・・・!」
不意に侵食が止まった。
ξ゚⊿゚)ξ「はぁ・・・はぁ・・・今のが・・・撃ち止め・・・・っ!」
ツン・デ・ライオンが渾身の一撃のマーシレスアンカーを放った。
それにより魔方陣が拡散し、ブラックホールが消えたのだった。
('A`)「恩に着る・・・!が・・・俺ももう・・・!」
限界だった。
立つのもままらないドクオの機体。
内藤「ははっ・・ははははっ・・・・あーはっはっはっはぁ!」
R-BOONリヴァーレは上空で勝ち誇っていた。
次の一手。いやツンを始末するのを含めて2手で終わる。
内藤「逝けよおやぁっ!」
R-BOONリヴァーレが二振りの剣をそれぞれに投げつける。
('A`) ξ゚⊿゚)ξ「「・・・・・っ!!」」
??「行けっ!」
キュンッ キュンッ!
どこからか何かが飛んできた。
それは剣を確実に撃ち落し、元の場所へと戻っていく。
??「まったく・・・やっぱりツンは僕がいないと駄目だお。」
突然雷が鳴り響き始めた。
風が吹き荒れ、大気を振動させる。
ξ゚⊿゚)ξ「あ・・・あぁ・・・っ・・!」
天が裂けた。
雲が割れた。
風が道を作った。
空から出てきたそれの為に。
青き空を思わせる装甲。
暖かき太陽を思わせる存在感
自由に空を駆ける為の翼。
それは鳳来尊。
いままでの歴史に存在せず。
これから永久に語り継がれる絶対の正義。
( ^ω^)「そこまでだお・・・。僕の偽者・・・いやもう一人の僕!」
内藤「な・・・なんなんだお・・・・なんなんだお・・・・おまえはぁぁぁぁっ!」
R-BOONがディス・ブーンを鳳来尊に放つ。
( ^ω^)「こんなもので・・・ツンをっ!」
手を一振りさせる。
すさまじい風が巻き起こり、ディス・ブーンを散らした。
('A`)「な・・・なんという・・・」
内藤「うわあああっ・・・うわああああっ・・・・・うわあああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああっ!」
ディス・ブーンが通用しないとわかり、錯乱した内藤が剣で特攻をかけてきた。
( ^ω^)「ならば僕もっ!」
空間が裂け、手を入れると鳳来尊は剣を手にしていた。
( ^ω^)「はぁぁぁっ!」
内藤「うおおおっ!」
剣の触れ合う音もなかった。
触れた瞬間に切れていた。
二振りの刀が四振りに。
内藤「そんな・・馬鹿な・・・この僕が・・・」
( ^ω^)「報いを受けてもらうお。」
内藤「死んだんじゃなかったのかよお・・・・っ・・・・!おまえはぁっ・・・」
鳳来尊からいくつもの物体が射出された。
それらが展開する。
( ^ω^)「還るお・・・君の場所へ!」
360度全てを取り囲み、全てが突撃する。
( ^ω^)「ブンネル!」
内藤「うわああああああああa」
途中で声が途切れた。
( ^ω^)「・・・・」
鳳来尊が地上に降りる。
コックピットからブーンが降りてきた。
ξ゚⊿゚)ξ「あ・・・なたは・・・・っ!」
( ^ω^)「ただいまだお。ツン。」
ξ゚⊿゚)ξ「こ・・・の馬鹿ぁっ!」
はたかれた。
(;^ω^)「ちょwwww久々に会ったのにいきなりこれwwwww」
ξ゚⊿゚)ξ「もう・・・っ!来るのが遅いのよっ!」
( ^ω^)「ごめんお。でもビックリさせたかったんだお。心配してくれてありがとうだお。」
ξ///)ξ「な・・なによっ!別に心配なんてしたわけじゃないんだから・・・。」
( ^ω^)「そういえばドクオは?」
ξ゚⊿゚)ξ「あら、いないわね。」
ボロボロの機体も無く、どこかに消えていた。
(;^ω^)「本当に神出鬼没なやつだお。」
ξ゚⊿゚)ξ「・・・来なかったら私やられてたわよ。」
アキト「お楽しみのとこ悪いんだけど・・・。」
ξ゚⊿゚)ξ「ひゃぁっ!・・ア、アキトさん。どうしたの?」
リョーコ「イチャついてないでこっち手伝えってんだ!」
R-BOONを倒したことでかなりの数が撤退していたが、いまだ残っている敵は多かった。
( ^ω^)「よし。じゃあ馴らし代わりにやってくるお。」
-ナデシコ-
ベッキー「まさか一人で全部やっちゃうとはな・・・。」
( ^ω^)「みなさんただいまだお。」
ユリカ「ブーンさん・・・。おかえりなさいっ!」
アキト「ブーン・・・っ・・・!」
態度には出さないが承太郎も喜んでいるようだった。
ξ゚⊿゚)ξ「それにしてもよく無事だったわね・・・。」
( ^ω^)「それがよくわかんないんだお・・・。」
ξ゚⊿゚)ξ「え?」
( ^ω^)「僕はあの時、自爆して確かに死んだはずなんだお・・・。でも・・・
気が付いたら変なところに居て、早く戻れっていわれたんだお・・・。それで次に気が付いたらもうさっきだったんだお。」
ユリカ「大変だったんですねぇ・・・。」
-格納庫-
ツン・デ・ライオンは大破してしまっていた。
修復にはまだかなりかかるらしい。
鳳来尊の前にツンとブーンが居た。
ξ゚⊿゚)ξ「鳳来尊・・・か。」
( ^ω^)「また・・・乗ってくれるかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「今度は・・・あんただけ行っちゃったりしないならね。」
( ^ω^)「ツン・・・。」
口付けを交わした事は隠れて様子を見ていたウリバタケしか知らない。
ナデシコは土屋研究所へ向かっていた。
例のハリケーンソニックとサイクロンマグナムのテストが終わったのでナデシコに組み入れて欲しいとの要請が来たからだ。
ユリカ「では、例のあの大神ファミリーは倒したと?」
土屋「はい。大神は倒しました。ですが、何人かのメンバーは生き残っているのでそれの掃討も兼ねてなのですよ。」
豪「つーわけで、よろしくな!」
烈「お世話になります。」
研究員「博士っ!敵襲です!」
土屋「なにっ!?」
ルリ「これは・・・反応多数。木星蜥蜴にミニ四駆・・・メダロットに暴走ロボットまでいます。」
ユリカ「な・・なんでそんな・・・!」
ヘベレケ「今こそ我等が共通の敵ナデシコを討つ時!」
月臣「(地球人と手を組むのは気に入らんがナデシコを討てるのは好都合。利用させてもらおう。)」
レイ「もう大神は関係ない・・・豪・・烈!貴様らは私が討つ!」
恐ろしいことに現在ナデシコの敵勢力となっている者達が手を組んでしまった。
それを手引いたのは・・・
??「みんなでがんばってナデシコを落とすお。」
リョーコ「敵の奴らが手を組んで攻めてきやがったって!?」
アキト「らしいよ。急いで迎撃に出ないと・・・マズい。」
承太郎「腹くくれよ・・・!」
烈「豪、マシンの調子は?」
豪「問題無い!ちょうどいいウォームアップになるぜ。」
ξ゚⊿゚)ξ「(一斉に敵がナデシコを落としに来た・・・?何故"今"なのかしら・・・。)」
各機が発進する。
付近は山なので戦闘の被害は町まで及ばないだろう。
烈「ミニ四駆は僕らに任せてください!」
豪「マグナァァーム!」
土屋博士が「謎の協力者」の力を借りてスケールアップしてくれたマグナムが敵を蹴散らす。
承太郎「スタァァ・プラチナッ!」
時間を停止し、頭数を減らして行く。
アキト「ゲキガンフレァァァッ!」
リョーコ「うらぁぁっ!」
サイズの小さいバッタ達はエステバリスが相手をする。
ξ゚⊿゚)ξ「マーシレスアンカー束ね撃ちっ!」
ラ・ムーの人をインスパイアして作った技で巨大メダロットの相手をするツン。
幸い前のブロッソメイルではなく、コフィンバットが数体居るだけだ。
ルリ「各機戦闘に入りました・・・。でも・・・これじゃ圧倒的に・・・」
敵の数が多すぎる。
みんなが一騎当千の力を持っていてもそれを物量で上回ってくる。
ユリカ「あきらめちゃだめです・・・みんなががんばってるんですから・・・!」
しかし連合大学を主席で卒業したユリカだからわかる。
勝てない。
ルリ「さらに増援来ます・・・。これは・・・まさか・・・」
モニターに映し出されたのは・・・・轟天号だった。
ξ゚⊿゚)ξ「ご・・・轟天号っ!?まさか・・・!」
微かな期待がツンの胸をよぎった。
しかし、―――
ドカァァォン
ツン・デ・ライオンに轟天号のビームが当たる。
ξ゚⊿゚)ξ「っ・・・!そんなっ・・・!ブーンっ!」
内藤「ブーン・・・?違うお。僕は内藤。内藤ホライゾンだお。」
そう言うと剣を取り出した。
内藤「名刀方来尊のサビとなるがいいお・・・。」
迷いも無く振り下ろす。
ξ゚⊿゚)ξ「うわぁぁぁぁぁっ!」
カァァァァンッ
おいなりさんを展開し、剣の腹を打つ。
怒涛の勢いで繰り出される剣戟を夢中で弾く。
反撃の隙が無い。
ξ゚⊿゚)ξ「(違う・・・。こいつは・・・ブーンなんかじゃないっ!)」
ξ゚⊿゚)ξ「(あいつは・・・女の子だけには・・・やさ)しぃんだからぁぁぁっ!」
剣を形成するエネルギーを一瞬肥大化させ、思いっきり弾く。
距離を置くことができた。
ξ゚⊿゚)ξ「(みんなは・・・それぞれの相手で忙しそうね。やっぱりこいつは私が・・・!)」
内藤「いささか秋田お。そろそろ決めるお。」
ξ゚⊿゚)ξ「!」
敵の轟天号が剣を正面に構える。
すると機体に青いオーラが立ち上り、機体を見えなくなるほどに包んだ。
内藤「最後に教えてやるお。こいつは轟天号とかいうのじゃない・・・R-BOONだお・・・!」
そしてオーラが消えて機体がまた見えたとき、それは姿を大幅に変えていた。
各所の金属が変形し、トゲになっている。
また、装甲は黒くなっており、まったく別の機体と言っても差し支えなかった。
内藤「そしてこれがR-BOON リヴァーレ。これを見たら・・・死ぬお。」
ξ゚⊿゚)ξ「(くr)」
心の中の呟きすら終わらない内に、斬られていた。
ツン・デ・ライオンが宙に舞う。
R-BOONリヴァーレがそれを追い、足蹴りで下に叩き落した。
地面に思いっきり叩き付けられる。
ξ゚⊿゚)ξ「きゃぁぁぁぁぁぁっ!」
全身がバラバラになりそうになる。
機体の損傷も激しく、飛行できそうになかった。
内藤「翼をもがれた天使は堕ちるだけだお。ならばせめて僕が・・・オとしてあげるおぉっ!」
またR-BOONリヴァーレが迫ってくる。
立ち上がるのがやっとなツン・デ・ライオンは避けることもできない。
ξ゚⊿゚)ξ「(こ・・・ここまで・・・なの?)」
ズギャシャッ
鉄の避ける音がした。
ξ゚⊿゚)ξ「・・え?まだ見える・・・?」
ツンの視界に入ってきたのは鋼鉄の背中だった。
R-BOONリヴァーレとはまた違う頼りがいのある黒金の輝き。
('A`)「ドクオ=マンドクスト見参ッ!」
ドクオの機体がいつのまにか現れ、敵の剣を裂いていた。
('A`)「内藤とか言っていたな。女子の想い人の姿を纏い、その子を裂こうとするなど言語道断ッ!」
('A`)「我が名はドクオ!ドクオ=マンドクスト!弱きものを救う剣なり!」
ξ゚⊿゚)ξ「あなたは・・・ドクオ・・・さん。」
('A`)「下がっていろ娘。不遜な輩は我が乙式怠惰刀のサビとしてくれる。」
ツン・デ・ライオンが後退すると、R-BOONリヴァーレがドクオに向き直る。
内藤「ほう・・・こっちにもいるのかお。・・・僕の一番大ッ嫌いな奴がぁっ!」
いつのまにか裂けた剣を手に持っており、裂けたそれぞれが二振りの剣となっていた。
('A`)「ふんぬぁぁっ!」
巨大な剣が迫るR-BOONを弾いた。
だが弾かれる力を利用して回転し、もう一振りの剣で攻撃を仕掛ける。
内藤「死ねよおやぁっ!」
('A`)「避けるのもmんdks。」
剣が胴体部に突き刺さる。
内藤「もらったおぉぉっ!」
('A`)「させるかぁっ!チェストォッ!」
剣を上空に放り投げ、自由になった両手でチョップを叩き込んだ。
内藤「なにぃぃっお!?」
地面に顔をコスりつけるR-BOONリヴァーレ。
ドクオが落ちてきた剣をキャッチする。
('A`)「貴様には地べたがお似合いだ・・・!」
内藤「・・・・・せ・・・た・・・!」
('A`)「なんだと?」
内藤「許さないお・・・!もう手段は選ばないお・・・!」
いつのまにか立ち上がり、上空に上っていたR-BOONリヴァーレが、また変化しはじめた。
内藤「ディス・ブーン!」
胸部をR-BOONが掴み、引き剥がす。
するとそこには巨大な空洞があった。
('A`)「何をっ!」
内藤「さぁ・・・虚無に帰るお・・・・」
R-BOONの周りの空気が歪む。
内藤「この無限光の中でぇっ!」
胸の空洞からナニカノカタマリが飛び出す。
('A`)「そのようなも・・・の・・!?」
機体が動かない。
空間の歪みのせいか動きが封ぜられている。
('A`)「ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」
カタマリが機体に当たる。
魔方陣が周りに出現し、それぞれからまたカタマリが生まれる。
それがぶつかり、また魔方陣が生まれる、ということを数回繰り返した後
一つの暗闇が発生した。
無限質量を持ったそれに侵食される。
装甲が持って行かれる。
機体の内部が曝け出され、それも食われていく。
('A`)「ブラック・・・・ホールだと!?まずい・・・このままでは・・・!」
不意に侵食が止まった。
ξ゚⊿゚)ξ「はぁ・・・はぁ・・・今のが・・・撃ち止め・・・・っ!」
ツン・デ・ライオンが渾身の一撃のマーシレスアンカーを放った。
それにより魔方陣が拡散し、ブラックホールが消えたのだった。
('A`)「恩に着る・・・!が・・・俺ももう・・・!」
限界だった。
立つのもままらないドクオの機体。
内藤「ははっ・・ははははっ・・・・あーはっはっはっはぁ!」
R-BOONリヴァーレは上空で勝ち誇っていた。
次の一手。いやツンを始末するのを含めて2手で終わる。
内藤「逝けよおやぁっ!」
R-BOONリヴァーレが二振りの剣をそれぞれに投げつける。
('A`) ξ゚⊿゚)ξ「「・・・・・っ!!」」
??「行けっ!」
キュンッ キュンッ!
どこからか何かが飛んできた。
それは剣を確実に撃ち落し、元の場所へと戻っていく。
??「まったく・・・やっぱりツンは僕がいないと駄目だお。」
突然雷が鳴り響き始めた。
風が吹き荒れ、大気を振動させる。
ξ゚⊿゚)ξ「あ・・・あぁ・・・っ・・!」
天が裂けた。
雲が割れた。
風が道を作った。
空から出てきたそれの為に。
青き空を思わせる装甲。
暖かき太陽を思わせる存在感
自由に空を駆ける為の翼。
それは鳳来尊。
いままでの歴史に存在せず。
これから永久に語り継がれる絶対の正義。
( ^ω^)「そこまでだお・・・。僕の偽者・・・いやもう一人の僕!」
内藤「な・・・なんなんだお・・・・なんなんだお・・・・おまえはぁぁぁぁっ!」
R-BOONがディス・ブーンを鳳来尊に放つ。
( ^ω^)「こんなもので・・・ツンをっ!」
手を一振りさせる。
すさまじい風が巻き起こり、ディス・ブーンを散らした。
('A`)「な・・・なんという・・・」
内藤「うわあああっ・・・うわああああっ・・・・・うわあああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああっ!」
ディス・ブーンが通用しないとわかり、錯乱した内藤が剣で特攻をかけてきた。
( ^ω^)「ならば僕もっ!」
空間が裂け、手を入れると鳳来尊は剣を手にしていた。
( ^ω^)「はぁぁぁっ!」
内藤「うおおおっ!」
剣の触れ合う音もなかった。
触れた瞬間に切れていた。
二振りの刀が四振りに。
内藤「そんな・・馬鹿な・・・この僕が・・・」
( ^ω^)「報いを受けてもらうお。」
内藤「死んだんじゃなかったのかよお・・・・っ・・・・!おまえはぁっ・・・」
鳳来尊からいくつもの物体が射出された。
それらが展開する。
( ^ω^)「還るお・・・君の場所へ!」
360度全てを取り囲み、全てが突撃する。
( ^ω^)「ブンネル!」
内藤「うわああああああああa」
途中で声が途切れた。
( ^ω^)「・・・・」
鳳来尊が地上に降りる。
コックピットからブーンが降りてきた。
ξ゚⊿゚)ξ「あ・・・なたは・・・・っ!」
( ^ω^)「ただいまだお。ツン。」
ξ゚⊿゚)ξ「こ・・・の馬鹿ぁっ!」
はたかれた。
(;^ω^)「ちょwwww久々に会ったのにいきなりこれwwwww」
ξ゚⊿゚)ξ「もう・・・っ!来るのが遅いのよっ!」
( ^ω^)「ごめんお。でもビックリさせたかったんだお。心配してくれてありがとうだお。」
ξ///)ξ「な・・なによっ!別に心配なんてしたわけじゃないんだから・・・。」
( ^ω^)「そういえばドクオは?」
ξ゚⊿゚)ξ「あら、いないわね。」
ボロボロの機体も無く、どこかに消えていた。
(;^ω^)「本当に神出鬼没なやつだお。」
ξ゚⊿゚)ξ「・・・来なかったら私やられてたわよ。」
アキト「お楽しみのとこ悪いんだけど・・・。」
ξ゚⊿゚)ξ「ひゃぁっ!・・ア、アキトさん。どうしたの?」
リョーコ「イチャついてないでこっち手伝えってんだ!」
R-BOONを倒したことでかなりの数が撤退していたが、いまだ残っている敵は多かった。
( ^ω^)「よし。じゃあ馴らし代わりにやってくるお。」
-ナデシコ-
ベッキー「まさか一人で全部やっちゃうとはな・・・。」
( ^ω^)「みなさんただいまだお。」
ユリカ「ブーンさん・・・。おかえりなさいっ!」
アキト「ブーン・・・っ・・・!」
態度には出さないが承太郎も喜んでいるようだった。
ξ゚⊿゚)ξ「それにしてもよく無事だったわね・・・。」
( ^ω^)「それがよくわかんないんだお・・・。」
ξ゚⊿゚)ξ「え?」
( ^ω^)「僕はあの時、自爆して確かに死んだはずなんだお・・・。でも・・・
気が付いたら変なところに居て、早く戻れっていわれたんだお・・・。それで次に気が付いたらもうさっきだったんだお。」
ユリカ「大変だったんですねぇ・・・。」
-格納庫-
ツン・デ・ライオンは大破してしまっていた。
修復にはまだかなりかかるらしい。
鳳来尊の前にツンとブーンが居た。
ξ゚⊿゚)ξ「鳳来尊・・・か。」
( ^ω^)「また・・・乗ってくれるかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「今度は・・・あんただけ行っちゃったりしないならね。」
( ^ω^)「ツン・・・。」
口付けを交わした事は隠れて様子を見ていたウリバタケしか知らない。