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その5
最終更新:
匿名ユーザー
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やまじゅん「最近、調子はどうだい?」
内藤に尋ねてすぐ軽く噴出した
やまじゅん「昨日か一昨日にも聞いたけどさw」
少し考え、ブーンは
( ^ω^)「前に聞かれたときに比べると、ずいぶん慣れてきてそれなりによくなってきたお」
確かに、前に聞かれたときは朝起きるとパニックになっていた
しばらくボーっとするだけなら、少し、よくなったのだろう
やまじゅん「そうか、そいつはよかったw」
ハッハッと笑ったかと思うと、急に笑うのやめた
やまじゅん「さて、君にこれからリハビリの説明をしようと思う」
「まず、ウチのリハビリは学校のように集団でやる」
「当然、置いてけぼりにはしないから、安心してくれ」
コクン、とうなづく
やまじゅん「当然、怪我の重軽の差はあるがな」
「で、リハビリ内容はこの間話した6つ」
「今日はとりあえずそのうちの簡単なものの3つの説明をしようと思う」
やまじゅん「できれば、一回で済ませたいから・・聞き逃さないでね?」
ゆっくり、力強くうなづいて見せた
見えない目は、やまじゅんを離さない
やまじゅん「まずは、歩行練習」
「説明はいらないだろうけど、杖とかを使って歩く練習だ」
「杖は、老人見たく使うのではなく、転がして使うんだ」
腕を左右に振って、ジェスチャーをして見せた
やまじゅん「次に、点字指導」
「コレも説明はいらないよね、学校で点字を勉強するようなもんだw」
まぁ、国語や英語の実技みたいなもんだろう、と一言付け加えた
やまじゅん「盲人用具の使用方法・・・・も説明いらないよなァ・・・」
「でも、杖や点字はここでもやるよ、あれも立派な道具を使ったリハビリだ」
ふぅー、と溜息をついて
やまじゅん「思ったより早すぎるくらい早く終わったなァww」
「でも、残りの説明はめんどくさいから明日ねwwwww」
そりゃないだろう、と文句を言いたそうな顔をブーンはした
今まで集中して聞いたのに、たいした説明ではなかった
早く終わったなら次の説明をしてすぐにでもリハビリに入りたい
――――なのに、なのに・・・
(#^ω^)「それはあんまりですお」
さすがにブーンにも我慢の限度と言うものがあった
―――自分は一刻も早く・・・
(#^ω^)「ボクは一刻も早くこの世界に慣れたいんだお!」
―――なのに・・なのに・・・
(#^ω^)「なのに・・なのにめんどくさいから明日ってどーいうことだお!!」
やまじゅんは呆れた様子で、溜息をついた
やまじゅん「せめて理由を聞いて欲しいな・・・」
「・・だから、君に課題を出そうと思ったんだが・・・・」
( ^ω^)「課題・・・?」
今まで怒っていたことも忘れたかのように冷静になっていた
やまじゅん「あぁ、長岡くんから聞かなかったか?道具を渡すって」
「実はそれが課題なんだ」
やまじゅん「手を出してくれ、コレが課題だ」
すっと出てくるブーンの手に、何か掛けた
( ^ω^)「これは・・・?」
やまじゅんは一言、袋だよ、と答えた
やまじゅん「部屋に戻ったらその課題を見てくれ」
それじゃあ、終わったよ、そうやまじゅんが言ったのを聞き、車椅子に乗る
そのまま長岡に運んでもらい、へやのべっどに寝転がった
寝転がった時に、手に持っている袋をガサガサとあさってみた
( ^ω^)「・・・なんだお?これ・・・」
袋の中身はプラスチックのところどころに穴の開いた四角い箱と、
デコボコのプラスチックの何かだった
長岡「小さな頃にやったことない?」
「ほら、星の穴に星のプラスチックを入れたりするやつ、簡単に言えばアレの改良版よ」
あぁ、と、ブーンは思った
( ^ω^)「でも・・・・ふざけてンのかお・・?」
「こんなもん、所詮子供だましだお」
とんでもない、と、目を大きく開き、長岡はまじめに
長岡「ならやってみなさい、手触りだけで当てるのはスゴク難しいことなのよ?」
がんばってね、
その一言を言うと長岡は出て行った
( ^ω^)「・・・・とりあえず・・やってみるかお・・・・」
気づけば、彼は夢中になっていた
―――ガッ・・・ガッ・・・・・・・・ガッ・・ガッ・・・・・・
なかなか合ったものは見つからない
コレだと思ったものは、はじかれてしまう
(;^ω^)「うっ・・・・・」
――――コレが、ホントに昔すらすらできたおもちゃか?
ついそう思ってしまうほど難しい
―――指に神経を集中させる、ということがわかったかも
だんだん、合ったものがわかるようになってきた彼は、そんなことを思った
( ^ω^)「これも・・・リハビリの一つだお・・・」
カッ、カッ・・・・・カタン
―――また、型に合ったものを見つけることができた――――
ごはんも食べずに、ブーンはひたすら、型に合うものを探していた
カッ、カッ、カッ・・・・カタン
――――できた
もう、手元にパズルのピースはなかった
( ^ω^)「やっと・・・全部はめられたお・・・・・」
達成感―――
そして、これからの生活への、自信が、ブーンの中に溢れた
( ^ω^)「でも・・・何でもかんでも触っていいわけじゃないし」
「コレはギザギザが大きいからわかったけど・・」
不安を隠すような、苦笑いが自然と顔に出た
(;^ω^)「この大きさで手間取っていたのに・・・・」
「点字なんて細かいものが・・・わかるのかお・・・・?」
内藤に尋ねてすぐ軽く噴出した
やまじゅん「昨日か一昨日にも聞いたけどさw」
少し考え、ブーンは
( ^ω^)「前に聞かれたときに比べると、ずいぶん慣れてきてそれなりによくなってきたお」
確かに、前に聞かれたときは朝起きるとパニックになっていた
しばらくボーっとするだけなら、少し、よくなったのだろう
やまじゅん「そうか、そいつはよかったw」
ハッハッと笑ったかと思うと、急に笑うのやめた
やまじゅん「さて、君にこれからリハビリの説明をしようと思う」
「まず、ウチのリハビリは学校のように集団でやる」
「当然、置いてけぼりにはしないから、安心してくれ」
コクン、とうなづく
やまじゅん「当然、怪我の重軽の差はあるがな」
「で、リハビリ内容はこの間話した6つ」
「今日はとりあえずそのうちの簡単なものの3つの説明をしようと思う」
やまじゅん「できれば、一回で済ませたいから・・聞き逃さないでね?」
ゆっくり、力強くうなづいて見せた
見えない目は、やまじゅんを離さない
やまじゅん「まずは、歩行練習」
「説明はいらないだろうけど、杖とかを使って歩く練習だ」
「杖は、老人見たく使うのではなく、転がして使うんだ」
腕を左右に振って、ジェスチャーをして見せた
やまじゅん「次に、点字指導」
「コレも説明はいらないよね、学校で点字を勉強するようなもんだw」
まぁ、国語や英語の実技みたいなもんだろう、と一言付け加えた
やまじゅん「盲人用具の使用方法・・・・も説明いらないよなァ・・・」
「でも、杖や点字はここでもやるよ、あれも立派な道具を使ったリハビリだ」
ふぅー、と溜息をついて
やまじゅん「思ったより早すぎるくらい早く終わったなァww」
「でも、残りの説明はめんどくさいから明日ねwwwww」
そりゃないだろう、と文句を言いたそうな顔をブーンはした
今まで集中して聞いたのに、たいした説明ではなかった
早く終わったなら次の説明をしてすぐにでもリハビリに入りたい
――――なのに、なのに・・・
(#^ω^)「それはあんまりですお」
さすがにブーンにも我慢の限度と言うものがあった
―――自分は一刻も早く・・・
(#^ω^)「ボクは一刻も早くこの世界に慣れたいんだお!」
―――なのに・・なのに・・・
(#^ω^)「なのに・・なのにめんどくさいから明日ってどーいうことだお!!」
やまじゅんは呆れた様子で、溜息をついた
やまじゅん「せめて理由を聞いて欲しいな・・・」
「・・だから、君に課題を出そうと思ったんだが・・・・」
( ^ω^)「課題・・・?」
今まで怒っていたことも忘れたかのように冷静になっていた
やまじゅん「あぁ、長岡くんから聞かなかったか?道具を渡すって」
「実はそれが課題なんだ」
やまじゅん「手を出してくれ、コレが課題だ」
すっと出てくるブーンの手に、何か掛けた
( ^ω^)「これは・・・?」
やまじゅんは一言、袋だよ、と答えた
やまじゅん「部屋に戻ったらその課題を見てくれ」
それじゃあ、終わったよ、そうやまじゅんが言ったのを聞き、車椅子に乗る
そのまま長岡に運んでもらい、へやのべっどに寝転がった
寝転がった時に、手に持っている袋をガサガサとあさってみた
( ^ω^)「・・・なんだお?これ・・・」
袋の中身はプラスチックのところどころに穴の開いた四角い箱と、
デコボコのプラスチックの何かだった
長岡「小さな頃にやったことない?」
「ほら、星の穴に星のプラスチックを入れたりするやつ、簡単に言えばアレの改良版よ」
あぁ、と、ブーンは思った
( ^ω^)「でも・・・・ふざけてンのかお・・?」
「こんなもん、所詮子供だましだお」
とんでもない、と、目を大きく開き、長岡はまじめに
長岡「ならやってみなさい、手触りだけで当てるのはスゴク難しいことなのよ?」
がんばってね、
その一言を言うと長岡は出て行った
( ^ω^)「・・・・とりあえず・・やってみるかお・・・・」
気づけば、彼は夢中になっていた
―――ガッ・・・ガッ・・・・・・・・ガッ・・ガッ・・・・・・
なかなか合ったものは見つからない
コレだと思ったものは、はじかれてしまう
(;^ω^)「うっ・・・・・」
――――コレが、ホントに昔すらすらできたおもちゃか?
ついそう思ってしまうほど難しい
―――指に神経を集中させる、ということがわかったかも
だんだん、合ったものがわかるようになってきた彼は、そんなことを思った
( ^ω^)「これも・・・リハビリの一つだお・・・」
カッ、カッ・・・・・カタン
―――また、型に合ったものを見つけることができた――――
ごはんも食べずに、ブーンはひたすら、型に合うものを探していた
カッ、カッ、カッ・・・・カタン
――――できた
もう、手元にパズルのピースはなかった
( ^ω^)「やっと・・・全部はめられたお・・・・・」
達成感―――
そして、これからの生活への、自信が、ブーンの中に溢れた
( ^ω^)「でも・・・何でもかんでも触っていいわけじゃないし」
「コレはギザギザが大きいからわかったけど・・」
不安を隠すような、苦笑いが自然と顔に出た
(;^ω^)「この大きさで手間取っていたのに・・・・」
「点字なんて細かいものが・・・わかるのかお・・・・?」