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第24話

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第24話 孤独

エビフライ破壊後、ナデシコとラー・カイラムは落ち合っていた。

ブライト「お初にお目にかかります、ラー・カイラム艦長 ブライト・ノアです。」
ユリカ「機動戦艦ナデシコ艦長ミスマル・ユリカです。」
ブライト「ほほぉ・・・若いとは聞いておりましたがやはり実際見るとますます信じられませんな。」
ユリカ「え、そうですか?」
ブライト「お若いのにたいした指揮だ。きっとあなたの船は良い航海を送れるでしょう。」
ユリカ「私もロンド・ベル隊の幸運を祈っています。」
ブライト「ナデシコはこれからどうなさるので?」
ユリカ「一度ネルガル月ドックへ入る予定です。無理しちゃいましたから。」
ブライト「・・・ブーン君の事は残念でしたな。」
ユリカ「・・・はい。正直まだ信じられないくらいです。」

アムロの事は誰も言わなかった。
何故ならばアムロの生存は秘匿されていたのである。
ブライト「(アムロ・・・地球はまだ青い輝きを放っている。少なくともおまえが戦った意味はあったよ・・・。)」

ナデシコのブリッジを重い沈黙が支配していた。
やかましかったが、ムードメーカーだったブーンが居なくなったので仕方がないだろう。
ただ時折ディストーションフィールドがエビフライの残骸を弾く音が響くだけである。
ツンやアキトはあれっきり部屋に篭ったままである。
ルリ「・・・ナデシコあと30分程で月面ドックに到着します。」
ユリカ「乗員は半日の半舷上陸を許可します・・・。」
実際ユリカにも必要であったが艦長である以上はなれる訳には行かなかった。

-月面ドック-
ネルガル従業員「相転移エンジンのメンテナンス、装甲表面の修理など、全ての工程終了は13時間程で終わります。」
ちょうど半舷上陸の許可時間と一緒だった。

ツンは特に当てもないが外へ出た。
部屋に篭りきりでいても良かったが、少し外の空気が吸いたくなったのだ。
ツン「(なんで・・・私も一緒にしてくれなかったの・・・?)」
さっきからずっとこんな思考がぐるぐるとしていた。


ξ゚⊿゚)ξ「っ!」
走り出す。
人ごみの中にブーンが居た気がした。
肩に手をかける。
青年「?なんですか?」
似ても似つかぬイケメンだった。
ξ゚⊿゚)ξ「いえ・・人違いでした。ごめんなさい・・・。」
近くのベンチに腰を下ろす。
嫌になるぐらいあいつの事を考えてしまう。
再開した時には何も思ってなかった。
半年の間に私に何があったんだろう。
( ^ω^)≪ナデシコは僕が守るお!≫
( ^ω^)≪ツンはやめておいたほうがいいお・・・≫

ξ゚⊿゚)ξ「・・・そうよ。あいつがやられちゃってる筈なんて無いじゃない。」
結論に辿り着いた。
そうだ。あの馬鹿で、ブサで、気が利かないけど・・・やさしくて守ってくれる。
そんなあいつが死んでる筈なんてない。
きっと宇宙を今も漂ってる。
だから、---

ξ゚⊿゚)ξ「・・ユリカさん。お願いがあります。」
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