⊂二二二(  ^ω^)二⊃ブーン小説まとめサイト

第23話

最終更新:

匿名ユーザー

- view
管理者のみ編集可
第23話 ロンド・ベル

ユリカ「ではお父様、ナデシコはロンド・ベル隊と合流してそれを阻止しますね。」
コウイチロウ「頼んだぞ、ユリカ!」
( ^ω^)「(ロンド・ベル・・・アムロさんに会えるのかお・・・)」


-数時間前 サイド3-

一つの機体がコロニーに取り付いていた。
???「これか・・・はは・・・はははっ!これでっ!」
その時はまだ、誰もそれを気にしてはいなかったのだった・・・。


-30分前 ナデシコ-
ルリ「連邦軍のミスマルコウイチロウさんから通信です。回線開きます。」
ユリカ「お父様から?なんだろう。」
コウイチロウ「おおユリカ!元気にしてたかい?・・・とそんな事を言ってる場合ではなかった。」
ユリカ「お父様?何かあったんですか?」

コウイチロウ「ナデシコの諸君。今すぐ宇宙に上がり、コロニーの落下を阻止してくれ。」

-ロンド・ベル-

ブライト「急げよォ!あんなものをまた地球に落とさせる訳にはいかないんだ!」
クルー「座標、特定できました!」
ブライト「ラー・カイラム発進!推定座標まで急ぐんだぁっ!」
アムロ「(シャアじゃない・・・誰がこんなことをやるっていうんだ!)」


-ナデシコ-
ユリカ「つまり、何者かによってサイド3のコロニー・・通称エビフライらしいです。が、地球に向けて落とされようとしているんです。」
( ^ω^)「コロニー落としぃっ!?一体誰がそんなことお」
ルリ「敵の勢力は不明。連邦軍の偵察機も撃墜されたそうです。」
リョーコ「チッ!情けねえな!」
ユリカ「なのでナデシコはロンド・ベルと合流し、それを阻止します。」
承太郎「コロニーなんてどう止めるつもりだ。」
ユリカ「連邦軍がコロニーレーザーを用意したそうです。それで破壊するそうですが、問題は」
ルリ「敵勢力による発射の中断、です。」

ルリ「コロニー一個を奪取できる程ですので、かなりの戦力と思われます。気を付けて下さい。」
アトム「あんなのが地球におちたら一体どうなっちゃうんだろう・・・」
プロス「寒冷化し、人が住めなくなりますな。」
ユリカ「とにかく、それはなんとしても阻止しなければいけません!みなさんがんばってください!」

( ^ω^)「(地球には守りたい人たちがいるお・・・死ぬ気でがんばらないとだお・・・!)」
轟天号のメンテナンスをするブーン。
コックピットを探っていると変なものを発見した。
( ^ω^)「なんだおこれ・・・スイッチ?・・・堅くて押せないお・・・。」

アキト「(ガイ・・・俺・・・やってやるよ!あんなものを地球に落とさせなんかしない!)」


連邦兵「来たぞっ・・・!あれだ!」
連邦指揮官「ミサイル第一波、発射!」

???「落とせぇっ!一発たりとも当てるなよぉ!」
コロニーに随伴していた機体達が動き出す。

指揮官「馬鹿な・・・全滅だと・・・?うわ、うわああああっ!」
戦艦が一機落とされた。

ルリ「エビフライ、来ました・・・。」
ユリカ「なんとしてもコロニーレーザーを守ってください!」

オペレーター「来ました!」
ブライト「メガ粒子砲発射準備!MS隊発進!」
アムロ「アムロ・レイ、Hi-νガンダム出るっ!」

-コロニーレーザー-

( ^ω^)「ツン、気合入れるお!」
ξ゚⊿゚)ξ「言われるまでもないわ!地球を駄目になんかさせないんだから!」

ルリ「敵機識別可能範囲まで到達。これは・・・パイオーツです!数40!」

( ^ω^)「よりにもよって奴ら奴らかお!」
承太郎「気合入れてくぜっ!スタープラチナ!」
各機が交戦に入った。
量産されたパイオーツはジョルジュがパイロットの時と違い、エステバリス一機で十分相手ができるものだった。


-エビフライ 付近-
こちらでもロンド・ベルと連邦軍の部隊が交戦に入っていた。
ロンド・ベル隊の目的はエビフライの推進装置を破壊することである。

アムロ「行けっ!フィン・ファンネル!」
Hi-νガンダムからフィンファンネルが射出される。
それは光の軌跡を描きながら敵機に迫り一機一機確実に葬っていた。

ブライト「敵は必要最低限だけでいい!推進装置の破壊を最優先だ!」
ラー・カイラムもメガ粒子砲で支援する。

アムロ・レイは「シャアの反乱」の時の影響で身体機能の一部がマヒしていた。
それはMSパイロットとしては致命的であり、普通ならば退役するものである。
だが、アムロはアナハイムにHi-νを作らせた。
サイコミュの機能を重視し、できるだけコンピューター制御にすることによりまたMSを動かせるようになったのだ。
優れたニュータイプであるアムロだからこそできたことである。

アムロ「俺は・・・あの時シャアに敵対し、勝利したからこそ戦い続けなければいけないんだ!」
フィン・ファンネルが宇宙を駆ける。
ビーム・サーベルを取り展開させると一機をすれ違いざまに斬った。


コロニーレーザーの発射まであと7分。
ナデシコチームは優勢だった。
ルリ「艦長、もうすぐ大方片付きます。発射前にナデシコも撤退しないとです。」
ユリカ「では戦闘の終わった機体を回収しながら離脱します!」

( ^ω^)「おかしいお・・・こんなのでこれだけの規模の騒ぎは起こせないお。」
ξ゚⊿゚)ξ「まだ他に何かあるっていうのね?」

ルリ『ブーンさん、戦闘が終了次第帰艦してください・・・・あ。』
ルリ『そっちに一機所属不明機が行きました。パイオーツじゃないです。』

( ^ω^)「やっぱり来たかお!」

??「うるせぇ・・うるせぇうるせぇ!てめーら!エビフライぶつけんぞ!」
        `゙ //゙`´ ´   | |
        //∧_∧  | |
        | |( ´Д`)// 
        \      |
          |   /    
         /   /
     __ |   |   __
     \   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   \
      ||\            \
      ||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄
      ||  || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
.        ||            |

( ^ω^)「変な形だお。でも恐らくこいつこの計画の首謀者だお!」
ξ゚⊿゚)ξ「時間もないし一気にやるわよ!」

轟天号が目玉焼き暗殺ビームで放ちながら距離を詰める。
そしてうまい棒を振り下ろし、まっぷたつにする。筈だった。
( ^ω^)「・・・硬いお!」
ξ゚⊿゚)ξ「駄目だわ、振り下ろせない!」
剣が刺さったまま抜けないままの轟天号を敵機のミサイルが攻撃した。
| |( ´Д`)//「貴様の剣如きでこの装甲は打ち抜けないぞ!」
しかたなく剣から手を離し、距離を取る。
だが、轟天号は接近戦用の機体。うまい棒以外に必殺の威力を持つ武装はなかった。
その間にも敵機はミサイルを投げ続ける。
狙いは轟天号では無く、コロニーレーザーだ。

援護を期待しようにも大体の機体は離脱してしまっていた。
コロニーレーザー発射まで後3分。時間が無かった。
ミサイルをビームで落としながらブーンは考えていた。

( ^ω^)「くそ・・・どうすればいいんだお!」
ここでコロニーレーザーを落とされたらロンド・ベルがエビフライの推進装置を破壊しても無駄となる。
ξ゚⊿゚)ξ「落ち着いて・・・落ち着いてブーン!なにか・・・なにかあるはずなのよ!きっと!」

( ^ω^)「(・・・ここで、終わりかお・・・)」
その時、モニターに新たな表示があった。

"Unrock"
解除。
( ^ω^)「な・・なんだお?」
ふと、足元にある動かなかったスイッチを見る。
( ^ω^)「(もしかして・・・これは。)」
ξ゚⊿゚)ξ「どうしたの!?ブーン!」
( ^ω^)「・・・ツン、ごめんお。」
ブーンが手元のキーを叩く。
pass:*****...... O.K
サブコクピットがパージされ射出された。
ξ゚⊿゚)ξ「ちょ・・・ブーン!何をするのよ!戻しなさい!早く!」
( ^ω^)「動かないスイッチ・・・。これは多分・・・。」
確信があった。ある時轟点号の中身を調べていると一箇所不可解な部分があったのだ。
このスイッチは恐らくそれに繋がっている。
轟点号を敵機へ近づける。
できるだけ、近づく。限界まで。
ミサイルが何発か当たったが気にせず近づける。
( ^ω^)「・・・さよならだお。みんな。」
そして、ブーンは軽くなっているスイッチを押した。

まず、装甲が弾けた。
むきだしになったフレームの隙間から光が漏れ、崩壊していく。
恐ろしいまでの熱量が敵機を焼く。

| |( ´Д`)//「な・・なんだ。これは!そんな・・・装甲がとけt」


大爆発が起きた。

轟天号は自爆したのである。

ξ゚⊿゚)ξ「そんな・・・ブーン・・・ブゥゥゥン!」

サブコクピットは軽い自己移動が可能だった。
轟天号に近づこうとするが、爆風に押されて一気に外へ押し出される。

ξ゚⊿゚)ξ「いやぁ!ブーン!ブーン!」

ルリ「轟天号の・・・反応が・・・消えました。」
ユリカ「えぇっ!?きえ・・・た?」
ルリ「同時に巨大な熱量を確認。これは・・・自爆・・・・?」

ナデシコはすでにコロニーレーザーの外に脱出していた。
アキト「そんな・・・ブーン・・・うわぁぁぁ!うわぁぁぁぁぁぁぁ!」
ブリッジ内をアキトの啼き声が響いた。


Hi-νガンダムはコロニーの推進装置に到達していた。
これを破壊し、コロニーの動きを止める。
後はコロニーレーザーによって地球への降下は防げる。

だが。

アムロ「ファンネル!」
フィン・ファンネルを全て一点に攻撃し、Hi-ν自身もビームライフルで推進装置を破壊しようとする。

だが、推進装置の装甲は| |( ´Д`)//のと同じ装甲で出来ているらしく、貫けなかった。
これ以上コロニーが進むとコロニーレーザーが当たらなくなる。

アムロ「ちぃっ!」

Hi-νがブースターを吹かす。
アムロ「(推進装置の中ならばっ!)
確かに推進装置の中ならば装甲は薄いだろう。
しかし ブースターの中の火に入っていくことになる。
コロニーを動かす程の炎の中に入ればいくらガンダリウム合金といえどもひとたまりもない。

装甲が溶解していく。

アムロ「(元よりあの時死んだはずの命なんだ。もう一度地球を守れるのなら・・・本望だ。)」

そしてコンソールのガラスを叩きわった。
中からは赤いスイッチが現れ、叩き押す。

アムロ「シャア・・ララァ・・・チェーン・・・僕は・・・。」

アムロは暖かい光に包まれたような気がした。

推進装置の中で大爆発が起き、エビフライの動きが止まった。
ブライト「や・・やったのか!」
オペレーター「エビフライ、進行止まりました!」
オペレーター「コロニーレーザー発射まで後10・・・来ます!」
ブライト「総員対衝撃用意!」

コロニーから巨大な熱線が打ち込まれる。
まず真っ二つに割れ、それがさらに細かな破片へと分離していった。

ルリ「破壊成功です・・・破片は大気圏で燃え尽きるでしょう。」
目安箱バナー