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第13話

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匿名ユーザー

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-ブーン家-

(父 )「ブーン・・・元気にやってるだろうか。轟天号の調子はどうなんじゃろうか。」

何も作っていなくても倉庫に居るのは最早癖だろう。
しかし、ブーンが出発してからまったく何もしていなかったわけではない。
ブーンが抱いている不満---出力不足を補う装備を開発していたのだ。

( ^ω^)「親父、たっだいまだお」
(父 )「ブーン!?ナデシコはどうしたんじゃ!」
( ^ω^)「ちゃんと火星まで行ってきたお。それで、頼みがあるんだけど・・」
(父 )「高機動ユニットか?」
( ^ω^)「なっ・・なんでしってんだお!」
(父 )「フフフ・・・伊達に轟天号を開発したのではないわい。すでに装備は開発してある。」
( ^ω^)「ナデシコ出航までに急いで取り付けてほしいお。」
(父 )「わかった!3日・・・いや2日でなんとかしよう


-ネルガル重工本社-

プロス「と、いうわけでエステバリスの追加パイロットとして入ることになったスバル・リョーコさん達です」
ユリカ「よろしくお願いしますね~。」
リョーコ「おう!ところでナデシコの飯ってどうなってんだ?インスタントか?」
アキト「あ、俺が食堂で作ってるよ。大体の物は作れるから任せてよ!」
ξ゚⊿゚)ξ「エビフライは絶品よ。」
リョーコ「ふーん・・・パイロットもやってるのに大変だなオマエ。まぁいいや、風呂入ってくるわ風呂」
イズミ「コスモが風呂を見つけた。あ、風呂ー」
ヒカル「相変わらずイズミちゃん寒いー。」

ルリ「馬鹿ばーっか。」


-おみくじ町 天領家-

チドリ「イッキー・・・朝よー・・起きてー・・・」
イッキ「ん・・・あと五分・・・。」
ドドドドドドッ
銃弾がベッドの近くに撃ちこまれた。
イッキ「うわぁっ!何するんだよメタビィィ!」
メタビー「うっさい!ママ殿が呼んでるんだ!さっさと起きろ!」
イッキ「わかったよ・・・。てゆーかおまえメダロット三原則無視してんじゃねーか!」
メタビー「峰撃ちだ。問題無い。」

メダルロボットメダロット。
古代よりの遺産といわれるメダルによって動くペットロボットである。
そして、子供達や一部の大人たちの間ではメダロットを戦わせる「ロボトル」が流行していた。
が、近頃は木星蜥蜴に対しての自己防衛の意味で所有している者も居る。

イッキ「まったく・・・メタビーが居れば俺一人でも大丈夫なのになんで集団登校なんか・・・。」
チドリ「まぁまぁ。みんなをメタビーちゃんが守ってあげてる、と思えばいいじゃない。」
メタビー「そうそう。木星トカゲなんてこのメタビー様の敵じゃないぜ!」

と、そこでチャイムが鳴った。
チドリ「アリカちゃんね。ほらイッキ行ってらっしゃい。」
イッキ「行ってきまーすっ!」

朝の通学路をみんなといっしょに行くようになったのはこの町の近くのチューリップが活性化してからだ。
まだ小さい低学年の子はメダロットで木星トカゲを倒すことができないのだ。

で、いっしょに登校ってことは途中でいろんなやつと合流するわけで。

キクヒメ「おうイッキ!ここで合ったが百年目!今日こそ決着を付けさせてもらうよっ!」
イワノイ「姐さんかっこいい!」
イッキ「またおまえらか・・・毎朝毎朝挑んできては倒す俺の身にもなってくれよ。」
キクヒメ「なにぃっ!うるさいっ!今日こそ倒してやるよぉっ!ペッパーキャット、転送!」
イワノイ「ブルースドッグ、転送!」
カガミヤマ「キースタートル・・・転送・・・」

腕にはめた腕時計型携帯端末メダロッチによりメダロットはどこにでも転送することができる。
そして光の柱から現れた三体のメダロット。
イッキ「しかたない、やるぞメタビー!アリカ!」
メタビー「ボッコボコにしてやるぜ!」
アリカ「私もなのぉ?まぁいいわ、ブラス!」
うるち「合意と見てよろしいですね!?それでは、ロボトル----ファイト!」

ペッパーキャットが一気にメタビーへ駆ける。
左腕パーツの電撃による停止効果を狙っているのだろう。が、
メタビーはひらりと避けた。

メタビー「毎朝毎朝同じ戦法じゃ・・・」

左腕パーツ、サブマシンガンをふらついたペッパーキャットに発射する。
足パーツがやられた。

イワノイ「姐さん!」
発射後の硬直をブルースドッグが狙う。が、アリカのブラスがそれを防ぐためにタックルする。

倒れたブルースドッグに頭部パーツミサイルを二射し、ビームを発射するために充電しているキースタートルへ駆け寄る。
足パーツが装甲200を超える重装甲だが、頭パーツは紙装甲だ。
メタビーの武器の中で一番充填が早い右腕パーツ、リボルバーを頭に打ち込む。
うるち「キースタートル、機能停止!」

カガミヤマ「・・・洗濯しなくちゃ・・・。」

キクヒメ「くっそぉぉ!また負けた!あんたたち!ズラかるよ!」
イワノイ「アイアイサー!」

ズラかるといっても学校に三人で走っていくだけだ。
集団登校をなんだと思っているんだ。

イッキ「ふぅ・・・懲りない奴らだよな。」
メタビー「俺らもやばいぞイッキ!学校へ急げ!」
アリカ「あんたもいちいち相手にするのやめなさいよ!ロボトルバカなんだから!」
返す言葉も無いイッキであった。
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