赤く燃える雲、金色の空、もうすぐ地平線に消えようとする太陽、そして、血の臭い・・・。
そこに、ハンターのクリマがいた。
「ようここにいたかクリマ」クリマの隣に今回の依頼者で育ての親、オスカーが来ていた。
「・・・今回のギャラは?」クリマが無感情に問いただした。まるで、感情の無い機械のように・・・
「100万だろ?ところでいくら貯まったんだ?」無感情なクリマにはもう慣れたかのように、いつもの質問をした。
「今回で、9億9000万と290だ。そろそろノルマを超えれる」と言いながらクリマは立ち上がった。
クリマの前に、動く何かが横たわっている。
「おいおいクリマ、まだ動けるようだぞ。こいつ」その何かは、約100年前、の20XXの世界大戦争に造られたモンスター。〔キメラ〕だ。
クリマは、その人間が作り出した大罪の源、生物兵器を捕獲または、殺す仕事、ハンターをしている、キメラは、人間が作り出したから命はあるが。魂は無いとされる。だから殺してもかまわないと言うことだ、だが、他の生物を殺すことは、法律で硬く禁じられている。食べるためだけに殺すのだと。しかし、キメラは、生きている生き物の魂を喰い、その魂を吸収または、寄生するのだ。
「また、声が聞こえたか?取り込まれた生き物の・・・」そう、キメラを殺すと、キメラが吸収した、生き物の声が聞こえる。(助けて)しかし、キメラに吸収されては、もうどうにもならない。
たったった後ろから、誰かが近づいてくる「ハンターのお兄ちゃん。助けて、お父ちゃんが」赤い服を着た少女が走ってくる。父ちゃんが?ドスッ ドスッ ドスッ大きな何かが近づいてくる。
「なんだ?あっあれは、キメラ?いや何かが違う」オスカーがかなり驚いている。
「もしかして・・・人間を吸収したか?」クリマが、キメラに近づいていく、そして、「た・たすけてくれ。うあ~~~~~グッ」キメラの腹部から、大人の顔が出てきた「お父ちゃん!」少女が泣き叫ぶ。
「やはり!だが、吸収仕切れなかったか。」どうする・・・吸収仕切れなかった場合は、まだ、生きていると言うことだ。「あと10体のキメラで、メルに会えるのに・・・」そう、吸収された生き物を有一取り戻せるのは、神の信者メル。だが、彼は、世界大戦争のとき。マモンに取り込まれてしまった。マモンは強欲な人間の意志から生まれた悪魔だ。メルには邪を取り払う力があろうがマモンの力には、かなわないそして、マモンは1億体のキメラを殺せばメルを返すと言った。
「どうする・・・ここで殺しても、また、罪が増えるだけだ。・・・どうする・・・」その時、キメラが、少女を襲った。「キャーーー」クリマは、仕方が無く聖なる十字架を取り出した。
「チクショウてめぇの娘だろう!!」クリマの腕に十字架が張り付く。〔聖なる拳:ホーリーフィスト〕クリマの腕が白き光を放つ。
ピカッ ドシュ~~
白い閃光がキメラの腕を貫く。そして、傷口から魂が出てきた。かなりの量だ。その時キメラが大きく息を吸った。キメラから離れていった魂が、キメラに喰われていく・・・そして
ムク ムクムク キメラが、どんどん大きくなっていく・・・
「うあ~~~~」キメラの腹部にいた少女の父親がキメラに完全に取り込まれた。「お父ちゃ~~~ん」今がチャンス。少女の父親は取り込まれて死んだ。だが、クリマは、動かない・・・「くっ!!」クリマの隣で少女が絶望したように泣き叫ぶ。「お父ちゃ~~~~~ん」
キメラがとうとう。6メートルにまでになった。そして、ドスッ!!
キメラが襲ってきた。クリマは、泣き叫ぶ少女を抱え、オスカーの元に戻った。「どうする?クリマ。お前がちゃんとさっきのうちに止めを刺さないからこうなるんだ。早く殺して来い!」クリマは、凍りついた。え?法律は、どうする?それに、少女の目の前で殺すのか?俺には、出来ない!「お父ちゃ~~~ん」仕方が無い。クリマは少女のお腹を殴った。「うっ」少女は気絶した。
「ごめんよ・・・」クリマの両拳から十字架が現れる。
〔聖なる剣;エクスカリバー〕清き剣を振り落とす「ウギャァァァ」キメラの左腕を切り落とした。そして傷口に聖なる印が刻まれる。
キメラの傷口から聖なる印が記された魂が漂う。「アリガトウ」初めて聞いた魂が礼を言うのは。
「グルルルゥゥゥ」キメラが右腕で攻撃してくる。その時、新たな声が聞こえた。「行きなさい。罪を滅ぼし、迷える魂を救うのです。あなたなら出来ます。罪を償うのです。」そして、クリマの体、全身から、白い光が放たれる。〔ホーリーピラー〕クリマの体から放たれた光が、キメラをかき消していく・・・その時、キメラに囚われた魂が解き放たれる。その中に、少女の父親の声が聞こえた。
「ありがとう聖の力を持つ青年よ・・・すまないが、娘にこれを渡してくれないか?これで私たちは、神の待つあの世へ逝ける・・・」
そして、クリマの足元に金色のリングと手紙が落ちた。
クリマは、その場に座り込んだ・・・「さっきの声は・・・メル?」オスカーがクリマに近づいた。「良くやったなぁクリマ・・・アイツの声がきこえたノカ?」首筋に寒気がよぎる。クリマは、ゆっくり振り向いた。
そこにいたのは、右手が変異したオスカーだった。
「マア、モウ。オマエニハヨウハナイ。その、セイナルチカラヲヨコセ!!」クリマは、凍りついた。なんだ?この恐怖は?
「おれは、ルシファーだ。キイタコトハアルダロ?」ルシファー?あの、悪魔の息子?
「ハヤク。ヨコシナ」はやく、少女を連れて逃げなければ!だけど・・・体が動かない!!
ルシファーがクリマに近づく・・・ルシファーがクリマに触れた、その時、ルシファーに光が集中する。「フフフフ、コレデ、ワレガ、サイキョウダ・・・ナンダ?チカラガ、ハンパツ、シテイル!!」その時、メルの声が聞こえた「この力を持つに相応しくない者がこの力を持つべからず!!」そして、ルシファーの体が蒸発していく。「グアアァァァァ~~~!!!」ルシファーが光の球体に包まれる・・・
ルシファーを包んだ球体が小さくなっていく・・・ついに消えた・・・
「一体・・・」その時、少女が起きた。「お父ちゃんは?」クリマは、しばらく黙っていた。そして、金色のリングと手紙を渡した。
「これ・・・おとうちゃんが私にくれた物・・・」少女は泣きそうになったが、手紙を読んでグッと堪えた。
「君は、帰る所はあるの?」クリマが聞いた。少女は答えなかったが、首をゆっくりと横に振った。
「ならお兄ちゃんと行こうか・・・」そう言うと少女は、顔を上げて。ニッコリした。
「ありがとう」そして、クリマは、少女の腕を取り歩き始めた。
「君の名前は?」少女がゆっくりと答えた。
「メルって言うの」
そこに、ハンターのクリマがいた。
「ようここにいたかクリマ」クリマの隣に今回の依頼者で育ての親、オスカーが来ていた。
「・・・今回のギャラは?」クリマが無感情に問いただした。まるで、感情の無い機械のように・・・
「100万だろ?ところでいくら貯まったんだ?」無感情なクリマにはもう慣れたかのように、いつもの質問をした。
「今回で、9億9000万と290だ。そろそろノルマを超えれる」と言いながらクリマは立ち上がった。
クリマの前に、動く何かが横たわっている。
「おいおいクリマ、まだ動けるようだぞ。こいつ」その何かは、約100年前、の20XXの世界大戦争に造られたモンスター。〔キメラ〕だ。
クリマは、その人間が作り出した大罪の源、生物兵器を捕獲または、殺す仕事、ハンターをしている、キメラは、人間が作り出したから命はあるが。魂は無いとされる。だから殺してもかまわないと言うことだ、だが、他の生物を殺すことは、法律で硬く禁じられている。食べるためだけに殺すのだと。しかし、キメラは、生きている生き物の魂を喰い、その魂を吸収または、寄生するのだ。
「また、声が聞こえたか?取り込まれた生き物の・・・」そう、キメラを殺すと、キメラが吸収した、生き物の声が聞こえる。(助けて)しかし、キメラに吸収されては、もうどうにもならない。
たったった後ろから、誰かが近づいてくる「ハンターのお兄ちゃん。助けて、お父ちゃんが」赤い服を着た少女が走ってくる。父ちゃんが?ドスッ ドスッ ドスッ大きな何かが近づいてくる。
「なんだ?あっあれは、キメラ?いや何かが違う」オスカーがかなり驚いている。
「もしかして・・・人間を吸収したか?」クリマが、キメラに近づいていく、そして、「た・たすけてくれ。うあ~~~~~グッ」キメラの腹部から、大人の顔が出てきた「お父ちゃん!」少女が泣き叫ぶ。
「やはり!だが、吸収仕切れなかったか。」どうする・・・吸収仕切れなかった場合は、まだ、生きていると言うことだ。「あと10体のキメラで、メルに会えるのに・・・」そう、吸収された生き物を有一取り戻せるのは、神の信者メル。だが、彼は、世界大戦争のとき。マモンに取り込まれてしまった。マモンは強欲な人間の意志から生まれた悪魔だ。メルには邪を取り払う力があろうがマモンの力には、かなわないそして、マモンは1億体のキメラを殺せばメルを返すと言った。
「どうする・・・ここで殺しても、また、罪が増えるだけだ。・・・どうする・・・」その時、キメラが、少女を襲った。「キャーーー」クリマは、仕方が無く聖なる十字架を取り出した。
「チクショウてめぇの娘だろう!!」クリマの腕に十字架が張り付く。〔聖なる拳:ホーリーフィスト〕クリマの腕が白き光を放つ。
ピカッ ドシュ~~
白い閃光がキメラの腕を貫く。そして、傷口から魂が出てきた。かなりの量だ。その時キメラが大きく息を吸った。キメラから離れていった魂が、キメラに喰われていく・・・そして
ムク ムクムク キメラが、どんどん大きくなっていく・・・
「うあ~~~~」キメラの腹部にいた少女の父親がキメラに完全に取り込まれた。「お父ちゃ~~~ん」今がチャンス。少女の父親は取り込まれて死んだ。だが、クリマは、動かない・・・「くっ!!」クリマの隣で少女が絶望したように泣き叫ぶ。「お父ちゃ~~~~~ん」
キメラがとうとう。6メートルにまでになった。そして、ドスッ!!
キメラが襲ってきた。クリマは、泣き叫ぶ少女を抱え、オスカーの元に戻った。「どうする?クリマ。お前がちゃんとさっきのうちに止めを刺さないからこうなるんだ。早く殺して来い!」クリマは、凍りついた。え?法律は、どうする?それに、少女の目の前で殺すのか?俺には、出来ない!「お父ちゃ~~~ん」仕方が無い。クリマは少女のお腹を殴った。「うっ」少女は気絶した。
「ごめんよ・・・」クリマの両拳から十字架が現れる。
〔聖なる剣;エクスカリバー〕清き剣を振り落とす「ウギャァァァ」キメラの左腕を切り落とした。そして傷口に聖なる印が刻まれる。
キメラの傷口から聖なる印が記された魂が漂う。「アリガトウ」初めて聞いた魂が礼を言うのは。
「グルルルゥゥゥ」キメラが右腕で攻撃してくる。その時、新たな声が聞こえた。「行きなさい。罪を滅ぼし、迷える魂を救うのです。あなたなら出来ます。罪を償うのです。」そして、クリマの体、全身から、白い光が放たれる。〔ホーリーピラー〕クリマの体から放たれた光が、キメラをかき消していく・・・その時、キメラに囚われた魂が解き放たれる。その中に、少女の父親の声が聞こえた。
「ありがとう聖の力を持つ青年よ・・・すまないが、娘にこれを渡してくれないか?これで私たちは、神の待つあの世へ逝ける・・・」
そして、クリマの足元に金色のリングと手紙が落ちた。
クリマは、その場に座り込んだ・・・「さっきの声は・・・メル?」オスカーがクリマに近づいた。「良くやったなぁクリマ・・・アイツの声がきこえたノカ?」首筋に寒気がよぎる。クリマは、ゆっくり振り向いた。
そこにいたのは、右手が変異したオスカーだった。
「マア、モウ。オマエニハヨウハナイ。その、セイナルチカラヲヨコセ!!」クリマは、凍りついた。なんだ?この恐怖は?
「おれは、ルシファーだ。キイタコトハアルダロ?」ルシファー?あの、悪魔の息子?
「ハヤク。ヨコシナ」はやく、少女を連れて逃げなければ!だけど・・・体が動かない!!
ルシファーがクリマに近づく・・・ルシファーがクリマに触れた、その時、ルシファーに光が集中する。「フフフフ、コレデ、ワレガ、サイキョウダ・・・ナンダ?チカラガ、ハンパツ、シテイル!!」その時、メルの声が聞こえた「この力を持つに相応しくない者がこの力を持つべからず!!」そして、ルシファーの体が蒸発していく。「グアアァァァァ~~~!!!」ルシファーが光の球体に包まれる・・・
ルシファーを包んだ球体が小さくなっていく・・・ついに消えた・・・
「一体・・・」その時、少女が起きた。「お父ちゃんは?」クリマは、しばらく黙っていた。そして、金色のリングと手紙を渡した。
「これ・・・おとうちゃんが私にくれた物・・・」少女は泣きそうになったが、手紙を読んでグッと堪えた。
「君は、帰る所はあるの?」クリマが聞いた。少女は答えなかったが、首をゆっくりと横に振った。
「ならお兄ちゃんと行こうか・・・」そう言うと少女は、顔を上げて。ニッコリした。
「ありがとう」そして、クリマは、少女の腕を取り歩き始めた。
「君の名前は?」少女がゆっくりと答えた。
「メルって言うの」