読書感想しりとりリレー、昨年に引き続き、今年も参加することになりました。
昨年のうちに「う」のストックをすっかり使い果たした、今年最初の選書は「海のある奈良に死す」(有栖川有栖)。
作者の有栖川有栖は「学生アリス」と「作家アリス」の2シリーズで有名です。この作品は「作家アリス」シリーズに属するものです。
作者と登場人物の名前が同じであるというのは、エラリー・クイーンの流れだそうなのですが、正直なところ、自意識過剰に見えてしまって今まで食わず嫌いでした。
作者と登場人物の名前が同じであるというのは、エラリー・クイーンの流れだそうなのですが、正直なところ、自意識過剰に見えてしまって今まで食わず嫌いでした。
今回はなにやら意味ありげなタイトルに引かれて購入してみましたたが、地理には疎い私には、そもそも奈良に海があるのかないのかそれすらわからない、で、早速インターネットで検索をしてみたところ、あっさり「海のある奈良」なる言葉がさす地名を発見してしまいました(ちなみに現在の奈良県に海はないそうです。海なし県)
てっきり「海のある奈良」という言葉がさす地名がトリックなんだろうとばっかり思っていたので「やってしまった…」と思ったのですが、意外にも裏表紙のあらすじにすらその答えが書いてあるくらい、あっさりとその答えは与えられました。
なにをもって「本格」推理とするかは人それぞれではあるのですが、この作品に関して言えば、どちらかといえば、いわゆるトラベルミステリーのようなライトな印象でした。
既読の「学生アリス」シリーズから「がちがちの本格」を想像していたのですが、これがたとえば内○康夫の作品だといわれてたらだまされてしまいそうです。
既読の「学生アリス」シリーズから「がちがちの本格」を想像していたのですが、これがたとえば内○康夫の作品だといわれてたらだまされてしまいそうです。
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というわけで、若林さん次のお題は「す」でお願いします。
というわけで、若林さん次のお題は「す」でお願いします。