【-St.Sera's Temple-】

南側の壁画

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いつか、どこかであった、誰かの物語。



■壁画を展望できる、物語の中心へ。


>*【聖セラ神殿】 [建築物/ギルド]
>
>-ずぅっと昔の帝政時代。不思議な癒しの力を持った故初代セラは、「ジュノーの聖女」と呼ばれ、圧政による飢えや疫病に苦しんだ民衆の支持を集めていた。
>-(注釈:聖女が真に何者であったのかは、数世紀経った今となっては、もはやそれを知るすべはない。)
>-やがて聖女は、武力による帝政打倒を目指す。しかし激しい戦いの末に成し遂げられず、没した。野心とは縁遠い人柄だったが、成り行きで追い詰められ、やむをえず武力蜂起したと伝わる。
>-時の皇帝が人心の安定のため故初代セラを皇帝と同等視=神格化。神話として主に自分の名を残すため、神殿を建立しセラを祀る。セラ神殿のはじまり。
>-「神々の戦い」の一幕として、皇帝とセラの戦が神話として語り継がれる。主な舞台は皇帝の祭事だったが、やがて民衆に伝播していく中で編纂が繰り返され、比較的傲慢に描かれていたセラの表現がやがて真実よりもさらに善の側に傾き、「聖セラ(St.Sera)の神話」として語られるように。
>-いつしか神殿も「聖セラ神殿」と呼称され、帝政に反感を持つ諸侯の後押しなどもあり、一時は他に例をみない栄華を誇る。
>-影響力を無視できなくなった時の皇帝は、民衆にまぎれていた10代目聖セラを捕獲、皇帝の一族として迎える。しかし、この頃から帝国の基盤は綻びはじめていた。
>-諸侯の反乱による帝政の崩壊。セラも処刑されるところだったが、聖セラ神殿に縁の深い、ある力のある領主の働きかけで赦されることに。流刑となった。
>-王権の成立。以後、過去の神話は邪教または異端と位置づけられ、古い時代の神殿などは教会勢力により破壊されていく。優美だった聖セラ神殿も本殿を含む大部分が失われ、後に残ったのは基礎や一部の小規模な建築物のみとなる。
>-長い空白の時代。一時乱れる事もあったが、王権は総じて安定していた。
>-もはや過去の遺跡と化し、ひっそりと郊外にたたずむ聖セラ神殿に、ある日2人の旅人が辿り着く。セラの血をひく姉妹…。
>-聖セラ神殿を人が暮らせるように復旧し、姉妹がひっそりと生活をはじめた。神殿は数世紀の永い眠りから、ついに醒めたのかもしれない。
>



>*【Sera's Ark (アーク)】 [人物/Wizard]
>
>セラの姉と名乗る女魔術師。耳が長く人間ではないと思われるのだが、真偽の程は定かではない…。
>セラがジュノーの僻地から旅をする道中、まるでセラの出生を全てお見通しといった様子で近付いてきた。以降、強引に旅を共にする。
>”わたしはセラに災いをもたらす者”と、「セラの棺(Sera's Ark)」を自ら名乗り、また時折まるで見てきたかのように遥か太古の話をすることがある。不思議な謎に包まれた人物。
>四大精霊の魔術に精通し、特に炎の壁を操る術をよく用いる。どんな敵の大群を前にしても、うっすらと笑みを浮かべたような表情を変えない度胸の持ち主。
>近年は神殿に住みつきながら、「アルカナ騎士団」のシーラ=クレリーの招きに応じて騎士団付魔術師を務めるが、旧時代の図書館の資料研究に夢中の様子で、ろくに戦場に姿を現していない。
>



>*【Pan-dora (パンドラ)】① [人物/Critical-Knight]
>
>或る日、聖セラ神殿で祈りを奉げていた弱々しい少女は、突然とその場に倒れ伏し、神の啓示を受けたと呟いた。
>いわく、
>『汝の萎えた脚に、どんな脅威にも怯まない勇気を与えよう』
>『その細い腕に、地上の全てを切り伏せる刃を与えよう』
>『その虚ろな瞳に、希望の光を与えよう』
>『漣の様に響く優しい声、銀色に輝くしなやかな髪、透き通る雪のような美しい肌を与えよう』
>『尽きない幸運と、枯れない若さを与えよう』
>気付くと、少女の手には白銀に輝く長剣があり、それは少女に挨拶をするかのように澄んだ音を鳴らせた。
>少女はうめいた。
>「あぁ神様。私の信心に応えてくださった。ただ神様、私は剣や若さよりも、優しい家族がほしい。それから名前も―私は孤児で、記憶すらありません。あぁなんということでしょう、いま私がどうしてここにいるのか、それすら忘れているのです」
>「せめて名前を思い出せるよう、こうして毎日祈っているのです…」
>『汝に家族を贈ろう。そはすぐにここへ現われる』
>『汝に記憶も返そう。我は汝に全てを贈る』
>声が言うと、少女はまた倒れ伏し、それまでの人生をなぞる夢を視た。それは、長い長い、悲しい夢であった…。
>



>*【Pan-dora (パンドラ)】② [人物/Critical-Knight]
>
>少女は長い長い夢を視て、色々なことを知った。
>家はやはり貧しく、父は大酒飲みで教養がなく、すぐに暴力を振るう男だったこと。母は信仰心はあったがやはり愚かで怒りっぽく、お世辞にも子供を大切にしているとは言い難く、どう褒め称えようとしても器量よしではなかったこと。
>父が持ち帰った最低の材料で母が作る料理の味が、だがそれでも堪らなく美味に感じられ待ち遠しかったこと。
>どれだけ虐げられていても家族が好きで、家計を助けるために首都に出て、よく花売りをしたこと。
>厚切りの贅沢なパンと引き換えに、命より大切だったはずの十字架を売ったこと。
>やがて病で母が死に、父がはじめて泣いたこと。泣きながら父が言ったこと―血がつながらない捨て子、”お前が来てからロクなことがない、呪われろ”
>父から逃れるために神殿にやってきて、しかしそれでも見つかったこと…死ぬ寸前まで暴力を振るわれた末に捨てられ、傷口からくる高熱と空腹、例えようのない絶望感から、記憶と正気を失っていったこと。
>長い長い夢の中でも、ついに最後まで、少女は名無しだったこと。
>泣きながら目を覚ますと、声が言った。
>『我は汝にすべてを贈る。故に贈る名も、”パンドラ”』
>声はもう聴こえない。
>少女は気まぐれとも取れる「声」の御心が理解できない。が、しっかりと光を帯びた瞳で立ち上がった。
>白銀の剣を虚空に一振りする。この剣を胸に、生きて行こうと思った。
>後日、パンドラはある女剣士に出会う…。
>
>(”Pan-dora”には、「すべての贈り物」という意味があります。)
>



>*【MuRaMaSa (ムラマサ)】 [武器/Legendary-Blade]
>
>華奢なパンドラが携えるには、いささか不釣合いな白銀の長剣。(本来は日本刀のデザインですが、ここでは西洋剣です。イメージ優先v)
>柄も刀身も非常に長く、控えめだが見る者を魅了する装飾と、判別ができないほど古い文字が刻まれている。
>両刃の直刀であるにもかかわらず湾刀のような鋭い切れ味で、闇雲に振り回すだけでも強い殺傷力を発揮する。また、ひとたび柄を握る者があると、まるで意思を持つかのように敵の急所に向かっていこうとするという。
>高名な剣士はこぞって所有したがったが、剣はごく限られた人間にのみその身を委ねた。選ばれない者が振っていると、時間を追うごとにまるで鉛のように重くなり、身動きが取れない呪いにかかる。
>
>本来は非常に細身で、軽量。それでも女のパンドラが扱うには長大すぎ、両手を埋めても剣に振り回されるような様子だった。
>(パンドラは元々ただの村娘なので、十分な剣の修行を積んだ一般的な剣士さんよりも身体能力が劣ります。事実、この剣を手放した彼女は、まだまだ一人前と言えない駆け出し騎士さんと同等くらいの能力しか持たないでしょう。)
>世界に数振り存在すると言われているが、パンドラが所有するものは比較的特殊な仕様のもの。
>



>* 【トライアンフ (Triumph)】① [人物/Vital-Crusader]
>
>アルトリアという名の少女は、ミッドガッツ王国内でも名の知れた貴族の生まれであった。生活には何も不自由なく、広大な宮殿の中で幼少期の殆どを過ごした。
>物心ついた年になると、好奇心の強い彼女は宮殿の外の世界に強く興味を示し始める。だが、父上や母上にお願いしようとも、召使いに命令しようとも、外界に出る事は叶わなかった。
>最初は悪戯心であった。外界がどんな所なのか、はやる気持ちを抑えられずに宮殿を抜け出しただけであった。だが、少女はその先で見た光景に息を呑む。
>荒み切った街並、食料を求める人々・・・少女には、そこに住む人々の生きる希望すら感じる事が出来なかった。
>その光景に少女は、ただただ恐怖した。早くこの場所から逃げ出したかった。少女は我を忘れて貧民街を逃げ惑った。
>どれ程走ったであろうか。気がつけば少女は、とある教会の前に立っていた。走り疲れた少女は中に入り、祀られた十字架の前で倒れ伏す。
>「あぁ、これが宮殿の外の世界・・・人々はなんて疲弊しているのでしょう・・・」
>それだけを口にし、少女の意識は闇へと沈んだ。
>
>次に目を覚ましたのはベッドの上であった。どうやら教会の神父が介抱してくれたらしい。私は神父への感謝も忘れ、貧民街での出来事を話す。
>神父は、貴族が豊かで何不自由ない生活を送る一方で、他の市民が飢えに脅え、明日を生きる希望すら失っている事、そして我々は貧しい人々が救われる様に、毎日祈りを捧げている事を教えてくれた。
>
>宮殿に帰ってからも、少女は疑問であった。自分はどうしてこんな豊かな暮らしに甘んじているのだろうか、宮殿の外では今も飢えた市民達が倒れ、死んでいっているというのに。少女の中で貴族に対する嫌悪感が生まれる。
>数日後、少女はまた宮殿を抜け出す。だがもう恐怖はない。一つの決意を胸に秘め、教会へと駆ける。
>教会の入り口に立ち、神父の前で少女は言い放つ。
>「私の名はトライアンフ、プロンテラ教会聖騎士団への入団を希望します。」
>少女は自分で市民の助けになる事を志し、貧富の差を排斥するという「勝利」を得るために。
>少女はアルトリアの名を、ここで捨てる事になる。
>
>
>tri・umph
>【古ローマ】凱(がい)旋(式); 勝利; 偉業; 大成功(の喜び)(goo辞書より)
>


>*【ルナ・ダイアル (Luna・Dial)】① [人物/Priest]
>
>過去の記憶を失っている謎のプリースト。ルナ・ダイアルは本名ではない。
>唯その身の振る舞いから裕福な家柄の出身であることが伺える。
>記憶を失う前のことを思い出そうとするがその度に激しい頭痛に襲われる。
>そのおぼろげな記憶には一面の氷の世界と血塗れた自分と誰かの声しか残っていない。
>彼はその氷の世界を練り歩き、力尽き倒れようとした時プロンテラ教会のシスターに助けられた。
>記憶を失ってしまった日、彼が持っていたのは6時18分で時を止めた懐中時計だけであった。
>
>
>記憶を失った彼は「失語症」を発症し、その治癒には2年もの年月がかかってしまった。
>彼はシスターの元でプリーストとなるべく修行を続けていたが、各地への巡礼の旅先で何者かの息のかかった刺客に命を狙われ続け、自身の記憶を知りたがるようになる。
>そして、彼がプリーストに転職した夜。命の恩人であるシスターの制止の声も聞かずに教会を飛び出ていった。失った記憶を取り戻すためだ。
>彼はシスターから貰った名前すら捨て自らを霞んだ記憶に残っている月と手掛かりでもある懐中時計にちなんで「ルナ.ダイアル(月時計)」と名乗った。
>
>
>そうして旅を続けていたある日、不意の隙をつかれ刺客囲まれてしまい窮地に陥ってしまった。
>防戦一方になってしまい徐々に追い詰められていき(もうダメか)と思った矢先自分の前に飛び出てくる影がひとつ・・・・
>彼は確認しようとするが限界だったのか意識が遠退いていくのと他人事のように感じた。
>
>
>次に目を覚ましたのはベッドの上であった。周りを見渡すとそこにいるのは美しいクルセイダーであった。
>「君が俺を助けてくれたのか?」と尋ねると、
>「そうよ。」と返事が返ってきた。
>「どうして襲われていたのか?」と彼女に問われて彼は自分の境遇を話した。
>彼女も自らのことを話し出した。
>話を聞けば彼女は貧困にあえぐ人々を助ける為に活動してるという。
>敬謙なプリーストである彼はその思いに共感して手伝いたいと申し出た。
>彼女は快くその申し出を受けてくれた。
>彼はそのまま彼女のGに所属することになり、人民救済の手助けをしつつ自らの記憶探しを再会した。
>彼の記憶の手掛かりは未だ何も掴めていない・・・・・・・・
>



>*【†神薙† (kannagi)】 [人物/Monk]
>*【★ Top of Stars ★】 [ギルド]
>
>「力だけが全て。それ以外に信じられるものはない」彼女はそう信じていた。
>
>「†神薙†」それはただの記号。「神の威にて薙ぎ払う」という意味を持ち、その役目を果たす者だけが受け継ぐ証である。その記号を手にしたときから、彼女は「しりる」という人の名前を捨て神罰の代行者になった・・・
>
>彼女は孤児であった。誰からも必要とされず、誰の目にも留まらない。そのような存在が彼女の始まりである。そんな彼女を救ったのは先代の†神薙†である。先代にそのときのことを尋ねると苦笑まじりに「ただの気まぐれ・・・かな」と答えるだけであった。
>
>先代は拾った少女に自分の技の全てを教え込んだ。気まぐれで拾った物のはずなのに、まるで自分の子であるようにもてる全てを伝えていった。自分の存在を残すかのように・・・
>
>先代は強かった。たった独りであらゆるものを打ち倒していった。少女にとって先代は理想であり、強さの具現であった。少女はいつか私もあの強さを手にしたいと思い始めていた。初めて手にした居場所であり、少女は幸いを感じていた。その幸いがずっと続くと、少女は微塵も疑わなかった。しかし、終わりは唐突に訪れる・・・
>
>先代の死、あれほど強かったのに、あれほど憧れていたのに、あれほど追いつきたかったのに、それはあっけなくやってきた。あらゆるものを打ち倒してきた先代も病には勝てなかった。病床でいつもの苦笑まじりに「迂闊だったかな。」とつぶやき、「あとは自分で決めなさい。あなたの生はあなただけのものだから」そういって動かなくなった。少女は迷わなかった。少女にはそれしかなかったのだから。そして少女は†神薙†の名を継いだ。
>
>彼女は強さを追い続けた。強さだけが絶対の価値、それ以外に必要なものなど何もない。そう信じて戦い続けた。常に独り、傭兵としてギルドに所属しながらも彼女は変わらなかった。心は次第に冷めていった。永遠に変わることはない。これが私の生だから。そう思いながら。そんな彼女が変わり始めるのはある姉妹との出会いからである。



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