任意整理とは
公的機関(裁判所など)を使わず、債権者と私的に話し合いをすることで
借金の減額、利息のカットなどの返済方法を考えて、和解を勧める手続き。
任意であるため、債権者には、話し合いに応じる義務がありません。
整理の後に残った債務は通常3年間で分割して支払っていくことになりますから、
将来的にそれなりの収入が見込めることが条件になります。
利息の引きなおし計算をしたあと、残りの借金がマイナスになった場合、
業者に対して払いすぎたお金を返還してもらうことができます。
特定調停と違い、弁護士や認定司法書士に依頼することで整理が進んでいきます
利息の引き直しとは
利息制限法で定められた金利で、今までの借金返済を計算しなおすことで
借金の残りを少なくすることを指します。
利息制限法で定められた金利は
【1】10万未満→20%
【2】10万以上100万未満→18%
【3】100万以上→15%
利率 返済期間
───────
19% 16年6ヶ月
20% 12年11ヶ月
21% 10年11ヶ月
22% 9年7ヶ月
23% 8年7ヶ月
24% 7年10ヶ月
25% 7年2ヶ月
26% 6年8ヶ月
27% 6年2ヶ月
28% 5年10ヶ月
29% 5年6ヶ月
この期間より長く返済しているなら、 過払いが発生しています。
(あくまで天井まで借りているケースです)
任意整理のメリット(一部)
- 自己破産と違って、一部の債権者のみを相手に出来る。
- 官報に載らない。破産者名簿にも載らない。
- 裁判所を使わないので、呼び出しなどがない。
任意整理のデメリット
- 任意整理をしたことが、5~7年間信用情報機関に登録される(ブラックリスト)
- 和解後に、和解条件に沿った返済をする必要がある。(借金がチャラにならない)
- 整理後に返済できない状態に陥ると自己破産になる。
特定調停か任意整理か?
- 利息を引きなおしても大幅な減額が見込めない
- 平日裁判所に行くことが可能
こんな場合は 特定調停 がベター。
民事再生かか任意整理か?
- 家・クルマのローン中
- 整理しても多額の債務が残るが、将来定期的に収入が見込める
という人には 民事再生 がふさわしいでしょう。
- このご時世返済は大変です。 -- 民事 (2011-02-28 08:49:13)
- わ -- 名無しさん (2013-10-13 13:42:59)
最終更新:2013年10月13日 13:42