ラスト
基本的設定
漫画版メダロット2・3に登場する、ロボロボ団のメダロット(メダル)の1人。
ある使命を受けて
メタビーとの戦いを始めるが、その中で自我に目覚めてゆく。
名前の由来はおそらく「錆(Rust)」。
漫画版メダロット2
初めての接触
快盗レトルトによる犯罪が増加していた時、
アリカは犯罪を犯しているレトルトは偽物と推測。
偽快盗レトルトの正体をつかむため、商品のメダルを別ルートで運んでいるセレクト隊が管理する船に
こっそり乗り込んだ
イッキたちであったが、見つかってしまう。
そんな時、偽物の快盗レトルトが水面から登場!アリカの予想は正しかった。
偽物の快盗レトルトはロボロボ団であり、彼らは複数の
ゴーフバレットと
バイフィッシュ型のメダロットを呼び出し、襲いかかる。
この時の
バイフィッシュ型のメダロットが「ラスト」である。
メタビーと
ブラスに倒されたゴーフバレットの脚部を使い、
水面から浮上し、両腕でブラスをホールドし追い詰めたが、メタビーに倒される。
新たなボディ
カリンに紹介され、
メダロット博士による新型メダロットの発表会に訪れる
イッキ達。
しかし新型メダロット
アンビギュアスはロボロボ団の手によってメダルとティンペットを入れ替えられていた!
メタビーを狙って発砲し、暴走するアンビギュアス。
ロボロボ団はこの隙に目的であったメダロット博士のカバンを強奪する。
追いかけるイッキ達、しかし屋上ではアンビギュアスに加え、複数のロボロボ団とメダロット達が待ち構える。
アンビギュアスの発砲でダメージを受けているためメタビーは不在、
そのため初めは
アリカの
ブラス一人で相手をすることになるが、
カリンの
クイックシルバの修理を受けて
メタビーが戻ってくる。
不利だと判断したロボロボ団は、用意した気球で逃げ出そうとする。
この時
サケカースが
アンビギュアスに向かって「もどれ ラストよ」と呼びかける。
この時初めてメタビーは「ラスト」の存在を知る。
コウジに正月パーティーに招かれた
イッキたち、
この時
ビーストマスターと
ロクショウの接触、
そして
メタビーの
メダフォース発動。
これを見てメタビーの
メダルは
レアメダルだと判断したロボロボ団は、
メタビーを手に入れようとラストを始めとするメダロット達を呼び出し、攻撃を開始する。
(この時も奪った
アンビギュアスのパーツと
サボテンナの左腕を付けて登場)
しかしさすがにメダフォースを発動していたメタビーには勝てず倒される。
この時の戦いでラストは初めてふきだしで意思を示す(ただし「!」「!!」といった感嘆符だけだが)。
最終通告
決戦
セレクト島へやってきた
イッキ達。襲いかかるロボロボ団のメダロットを撃退し、
ヘベレケ博士を追い詰める。
この時ヘベレケ博士の後ろからラストが現れる。
イッキと
メタビーも「ラスト」だと気づく。
基地が浮く、というヘベレケ博士の合図を無視し、こう言った。
「
私と戦え メタビー」
浮き上がった基地「フユーン」の上で、メタビーに襲いかかる。
反撃をしないメタビーに疑問を投げかける。
「下で私の部下と戦っておいて私とは戦えないとでも?」
イッキは「メタビーはロボロボ団のメダロット達がみんな襲ってくるから・・・・」と言ったが、
その矢先「!? ヤツらと一緒にするな!」と怒りイッキに向かって発砲(この時テラカドにジャミングをかけていたらしく、制裁を加えられない)。
メタビーもまた、「おまえらただ機械みたいに命令どおり働いて楽しいか」と彼に問いかける。
「ヤツらと一緒にするなと いってるだろうが」
「じゃあどこが違う おまえはなんで戦う」
ラストの目的、それはマスターであり忠誠を誓った
ヘベレケ博士から受けている最大にして唯一の命令、
「
メタビーを超えること」。
本人はその命令が正しいかどうかは気にしてはいないものの、メタビーを倒すことで自由になろうとしていたのだった。
ラストの目的を知ったメタビーは反撃を開始する。
(このときのラストはベルゼルガ一式で登場したが、フユーン上昇後メタビーと闘い始めてからフユーンコンピュータに命じて
サボテンナの左腕を転送させている)
ヘベレケ博士はセレクト島に
イッキたちが来ることを予期していなかった。
それはラスト自身がヘベレケ博士の許可なしに、基地の場所を教えていたからであった。
成長し、自我を持ったラストは、
メタビーと戦いたいという望みを叶えるために独断で行動したのであった。
メダロットに自我を持たせることに反対するヘベレケ博士は動揺する。
そして激しい戦いの末、メタビーをフユーンにできた穴から落下させることに成功。
「
勝った」
ラストは命令を果たしたことでヘベレケ博士の元へと戻ろうとする。
しかしメタビーはなんとか縁に捕まりまだ無事だった。
「オレはおちてないぞ!続きだラスト」と言いかけるが、セレクト隊のメダロットが基地内になだれ込みラストを連れ去ってしまった。
墜落するフユーンの中で1人崩れ落ちる
ヘベレケ博士。
その後ろに、セレクト隊のメダロットを倒し満身創痍の状態のラストが戻ってきた。
「命令は果たした 自由になったのだろう なぜもどった?」と問うヘベレケ博士。
「もどった・・・・・・・・・なぜ?・・・・自分でもなぜか・・・・わかりません」
すでにラストは、自身の行動に悩む人間的な存在に成長していた。
自我をもつこと、それがメダロットの当然の成り行き。
ヘベレケ博士もそれくらい分かっていた。
だからこそヘベレケ博士は「メダロットが人間の敵になること」を懸念していたのだった。
そして二人を乗せたまま、フユーンは墜落する。
漫画版メダロット3
物語終盤、突如メダロット社屋上に集められた
イッキ達、それは元ロボロボ団幹部達と
鮟倉具左衛門?による罠だった。
彼らの目的は違法強化メダロットによる罪をなすりつけ、
さらにフユーンから回収した
メダフォースを人工発動させるという
ヘベレケ博士の研究、
「
メダリアシステム?」を搭載した違法強化メダロット達の実験台となってもらう事だった。
違法改造メダロットに苦戦するイッキ達、
タマオは父親がデザインしたパーツを付けた
マケットが相手にいることで戦う事を躊躇していた。
そんな時、マントで身を隠した人物が空から降りてきた。
その正体は死んだと思われていた
ヘベレケ博士とラスト。
どうやらラストはフユーンのチャイルドシートで助かっていたようだ。
ラストは研究を無断で利用されることを許さないヘベレケ博士の望みに従って、
メタビー達に加勢する。
メタビーの「手伝ってくれるのか?」に対し、「父の望みだ カン違いをするな」と告げている。
ラストは博士のことを父親と思うようになっていた。
そして躊躇っているタマオに言い放つ。
「小僧! おまえの父は何を望んでいる? おまえの父は破壊の道具の開発者として世に認められたいのか?」
「そしてお前自身はどうありたいのだ?」
このセリフは自我を持ったラストがタマオに「自分の意思を持て」と説いているようにも取れる。
(この時元々メダロットに自我を持たせることに反対していたヘベレケ博士はその発言に対し「くだらんことを・・・・」と呟いているが)
そしてラストは
ヘベレケ博士に呼ばれ、博士を掴んで空を飛んで何処かへ行ってしまった。
(この時ラストは
ベルゼルガのパーツを付けていたが、ジェットパックを背負って飛行することが出来ていたようだ)
主な関係者
進化の系譜
最終更新:2019年07月06日 13:27