CentOS5 よくあるエラーとその対処法
CentOSをインストールしたときに比較的ありがちなエラー、
その他、個人的に遭遇したエラーとその対処法など
※エラー構文は省略されている場合があります
iscsi/iscsidサービス停止時のnetworkエラー
find: /sys/class/iscsi_session/: No such file or directory
対処法その1 Nullを返す(エラーを出力しない)
# vi /etc/rc.d/init.d/network
203行目
if [ `find /sys/class/iscsi_session/ -mindepth 1 -maxdepth 1 -type d | wc -l`-ge 1 ]; then
↓書き換え
if [ $(ls -d /sys/class/iscsi_session/*/. 2>/dev/null | wc -l) -ge 1 ]; then
対処法その2 エラーを回避する
iscsi/iscsidサービスが起動したあとに、イニシエータが正常にログアウトできずに停止した場合、
iscsiターゲットは、そのイニシエータに対するセッションを保持しつづける。イニシエータは再起動して
ターゲットに再びログインしようとするが、ターゲット側には同一パス/イニシエータ名のセッションが既に
存在するので、このログインを拒否するため、イニシエータはストレージにアクセスできずエラーになる。
iscsi/iscsidサービスの起動スクリプトの再起動・停止(RUNLEVEL6/0)実行後の処理部分をすべて
コメントアウトして無効にし、不正終了したイニシエータに対するセッションを保持させないようにする。
# vi /etc/init.d/iscsi
# vi /etc/init.d/iscsid
該当部分をコメントアウト
#if [ "$RUNLEVEL" = "6" -o "$RUNLEVEL" = "0" -o "$RUNLEVEL" = "1" ]; then
# success
# return
#fi
※lvm, dm, mdなどマウント後のiSCSIボリュームを弄ったりする場合は注意が必要
メディアが見つかりませんエラー
/dev/hda: open failed: メディアが見つかりません
# vgscan
# vgdisplay
sambaエラーいろいろ
getpeername failed. Error was 通信端点が接続されていません
write failure in writing to client 0.0.0.0. Error 接続が相手からリセットされました
# vi /etc/samba/smb.conf
[global]
smb ports = 139 ←追加
Unable to find the Domain Master Browser name *** for the workgroup ドメインマスターが見つかりません
# vi /etc/samba/smb.conf
自分をマスターに設定
local master = yes
domain master = yes
preferred master =yes
Avahi-daemonがmDNSを解決できない
server avahi-daemon[2695]: WARNING: No NSS support for mDNS detected, consider installing nss-mdns!
ホスト名の設定を確認
vi /etc/sysconfig/network
NETWORKING=yes
HOSTNAME=hoge.local
nss-mdnsのインストール
nss-mdnsパッケージは,CentOSの標準リポジトリにないのでEPELを追加
nss-mdnsインストールのために利用するだけなので普段はEPELを無効
(/etc/yum.repos.d/epel.repo [epel]セクションで「enable=0」)にしておく
# yum --enablerepo=epel install nss-mdns nss-mdnsのインストール
nss-mdnsの設定
名前解決に利用するにはconfファイルの修正が必要ですが
nss-mdnsをインストールすると自動で設定されています
vi /etc/nsswitch.conf
hosts: files mdns4_minimal [NOTFOUND=return] dns
Firewallの設定
# system-config-firewall-tui ←CentOS 6の場合
# system-config-securitylevel-tui ←CentOS 5の場合
「マルチキャスト DNS (mDNS)」を信頼するサービスに追加する
追加するとポート5353宛のUDP通信が許可される
最終更新:2015年08月19日 15:21