''Inverness Square Set''
カナダのノヴァスコシア州 ケープブレトンで踊られているセット。当地ではコーラーによるフィガーのコールがダンサーをリードします。フィガーは3つしかなく、1つのケイリー(Ceilidh)では、同じセットを繰り返し踊り続けます。ひと昔前のクレアでも、カレドニアン・セットばかりひと晩中 踊っていたというから、かつては当たり前の踊り方だったのでしょう。
以下の説明で用いる用語は、アイルランドのセットダンスで用いるものを使用していますが、当然現地では違う言葉で説明します。例えばTop Couples → Head Couples など。
なお、bar数は表記していません。コーラーがダンスをひっぱる関係で、必ずしも8bars
を単位として、フィガーが展開されるわけでなく、必要な伴奏の長さは一定ではありません。フィガーが終わるとダンサーはみんなで拍手をし、それを合図に伴奏が終わります。
を単位として、フィガーが展開されるわけでなく、必要な伴奏の長さは一定ではありません。フィガーが終わるとダンサーはみんなで拍手をし、それを合図に伴奏が終わります。
フィガー1(ジグ)※まず、パートナー、コーナー・パートナーと挨拶
- サークル(アドバンス&リタイア 2回)
- トップス: 右のサイド・カップルと向かい合い、向かいの相手と回る×2(両手をつなぐ)
- トップス: スルー・ザ・カップル(向かいのカップルの間をスルー)
- 全員: コーナー・パートナーとホーム×2
- 1-4を繰り返す(反対側のサイドカップルと向かいあう)
- 1-5を繰り返す(スルー・ザ・カップルでは、サイドが中をスルー)
- サークル
- クラッピング
フィガー2(ジグ)
- サークル
- レディ・ホイール時計回り ジェンツは反時計回り(4bars)
- レディ・ホイール反時計回り ジェンツは時計回り(4bars)
- パートナーとホーム2回
- リードアラウンド
- 1-5を3回繰り返し(リード・アラウンドは順→逆→順→逆)
- クラッピング
フィガー3(リール)
- チェーン(ジェンツは反時計周り) パートナーと会ったらスイング ※右手を組んで左手は上で結ぶ
- ハーフ・ターンして、チェーンで戻る(反対に動く)
- リードアラウンド
- ファースト・トップを先頭に整列(最後尾はセカンド・トップ)
- トップカップル: 後ろのカップルの間を抜け(後のカップルも続く)、キャストオフ
- 全員: ラインを作ってアドバンス&リタイア×2
- ホーム×2をしながら、元の位置に戻る
- 1-7を繰り返す×3(2,4回目の整列はセカンド・トップが先頭となる)
- サークル
- クラッピング