アクセスポイントモード(APモード)
携帯電話本体を無線LANの親機(インフラストラクチャーモードのアクセスポイント)として、パソコンやポータブルゲーム機など様々なWi-Fi通信対応機器を、ドコモのFOMAエリア内であれば好きな時にいろいろな場所でインターネット接続を利用できる便利な機能です。
後述する説明の中で「アクセスポイント」という単語には二つの意味があるので、混同しないように注意して下さい。
①「アクセスポイントモード」
アクセスポイントモード機能を搭載したFOMA電話機が、Wi-Fiの親機(インフラストラクチャーモード)として動作していることを意味する。
②プロバイダーの「アクセスポイント」
アクセスポイントモードのFOMA電話機がインターネットへ接続するためのパケット通信の「宛先」で、「APN」というURLのような文字列で接続先を指定する。
注意
アクセスポイントモード通信中は、エリアメール受信以外のパケット通信を伴う操作ができなくなります。
エリアメール以外のメールはiモードメールセンターに保管されます。
はじめかた
①インターネット接続のためのプロバイダー契約が必要です。
通常はドコモが提供する「mopera U(モペラユー)」のUライトプラン(月額315円)を契約すると良いでしょう。
http://www.mopera.net/
設定・申込み方法については、最寄りのドコモショップまたは「ドコモeサイト」へ。
②プロバイダーが用意するアクセスポイントへ接続します。
接続先のアクセスポイントによって料金・速度などが異なるので注意。(後述)
利用料
プロバイダー利用料とパケット通信料が必要です。
①プロバイダー利用料
ここではドコモが提供するインターネットサービスプロバイダー「mopera U」を例に説明します。
「ISPセット割」という割引サービスが2010年5月から開始されたため一台の携帯電話(一つの回線契約)で、mopera U(ライトプラン:315円)とiモード(iモード付加機能使用料:315円)の両方に加入した場合、それぞれを157.5円ずつ割引する施策により合計で315円となり、見た目の上では追加料金を支払うことなくmopera Uを使用することができるようになりました。
②パケット通信料
パケ・ホーダイ ダブルの場合
●128K通信のアクセスポイントを利用の場合
月額上限額 5,985円(税込)
●上記以外のアクセスポイントを利用の場合
月額上限額 13,650円(税込)→2010年6月1日(火曜)より月額上限額10,395円(税込)
※旧パケットパック契約や旧パケ・ホーダイ契約のままだと、携帯電話によるiモード通信以外はパケット通信料の上限が無い「青天井状態=無限地獄」のため、ちょっとWebサイトを見たつもりでも数十万円~数百万円のパケット代が何の予告もなくシレッとカウントされます。(特にFlashを使ったサイトは危険です!)
そのため、アクセスポイントモードを利用するのであれば、旧パケットパックや旧パケ・ホーダイ契約からパケ・ホーダイ ダブルへの変更を強くお勧めします。
接続先アクセスポイント別の速度について
128Kbpsのアクセスポイント
APN: mpr.ex-pkt.net
最大で下り128Kbps、上り64Kbpsのベストエフォート。
2ch見たりとかメール、twitterする位なら特に問題ないが、PC向けのWebサイト(特にFlashを仕込んだサイト)だとジリジリ表示されるので正直"殺意"を覚えるレベル。動画サイトのyoutubeやニコニコ動画はそもそも問題外、またNDSやPSPによるインターネット越しの対戦はゲームタイトルによって何とかなるものとどうにもならないものがある。
上記以外のアクセスポイント
APN: mopera.net
最大で下り7.2Mbps、上り5.4Mbpsのベストエフォート。※端末の性能・仕様に依存します
HSPA「FOMA ハイスピード」の速度で利用可能。
最終更新:2010年05月25日 17:19