雑記
抽象的な話
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匿名ユーザー
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物事を考えるのには、「抽象化」というのは有効な手段だと思うんですよ。
ソフトウェアの開発においても、それはやはり有効だ。設計の初期の段階から、いちいち具体的なことを考えてはいられないし、自分の担当箇所以外の大まかな動きを把握する際に重宝するわけで。
でも、プログラミングの学習の「入り口」としては、いかがなものか、なあんて思うわけです。
たとえば、Windowsのプログラミング。
描画などの処理をDC(デバイスコンテキスト)として抽象化されているおかげで、細かい部分は別として大まかな捉え方としては画面(ウインドウ)に図形を描画するのとプリンタに出力するのを同じように扱えるメリットは大きいとは思います。
だけど、特にプログラミング自体が初心者だったら、抽象化された概念を把握するまでに時間がかかってしまうと思うのですよ。
たとえば、Javaのオブジェクト。
これって、実際にC言語の「ポインタ」の概念など、メモリとそれを参照するものの関係がわかっていないと結構怖いものがあるように思うんですが。つか、誰ですかJavaにポインタが無いなんて言ったの!
なんだかね、もうホント、「抽象的な話はやめて、もっと要領を得た話をしてよ!」って気分になりませんか?
HELPとか、読んでて。
HELPとか、読んでて。
いえ何も「だからC言語で下回りやるのが一番わかりやすい」なんてそんの無謀なことは言いいませんが。
でも、ねえ・・・。
面倒な手順やわけのわからない(は言い過ぎかな?わかりにくい、くらいにしておきますか笑)手順を踏まないと使えないような環境から入るのは辛いものがあります。
もっとこう、打てば響くじゃないけど、それこそコンソールにprintf()するくらいにわかりやすいところから入るべきだと思います。
でも、やっぱりコンソールって地味だから勉強してても楽しくないかもなあ。
その意味では、HSPとか、script言語いいかも・・・。
その意味では、HSPとか、script言語いいかも・・・。
プログラミングの学習って、壁が二つあるんですよね。
ひとつは、プログラミング言語自体の習得。
もうひとつは、実行環境についてのお約束事の学習。
もうひとつは、実行環境についてのお約束事の学習。
ひとつめに関しては、確かに言語によって多少の違いはあるけど基本的な考え方を身に着けておけばある程度吸収できると思う。どれかひとつ言語をマスターしておけば、他のプログラミング言語の文法を習得するのは難しくは無い。だって、プログラミングの基本は「代入・比較・分岐」しかないんだもん。
なので、これからプログラミングの学習をしようとしてる人は、そういう「わかりやすくて」「打てば響くようにコードが見た目に反映される」言語(script含む)から入ると良いと思います。