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オルフィレウスの車輪

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【オーパーツ】

1712年、ドイツ南部の街ゲラに現れたオルフィレウスは、街の人々に「自動輪」を展示した。
直径は90センチ、厚さ10センチのその機械は、オルフィレウス曰く一度動かせば「永遠のに動き続ける」とのことだった。
これが本当ならば、石油も石炭も原子力も、あらゆるエネルギー源が不要となる。

世紀の発明を認められないまま失意の内に各国を放浪していたオルフィレウスは1716年、小さな独立公国ヘッセ・カッセルへとたどり着く。
ここの支配者カール大公は、この流浪の発明者にいたく感銘を受け、彼を手厚く庇護した。
その結果、1717年、オルフィレウスはこの国で直径3.6メートル、厚さ35センチという最大の「自動輪」を完成させる。

定常回転にはいるとこの車輪は1分間に25〜26回転した。外部の力をまったく借りることなく回転を続けるこの車輪を、多くの学者が検査・点検したが、誰にもその原理がわからなかったという。

オルフィレウス自身が1719年に執筆した『勝利のオルフィレウス式永久運動機械』という題名の説明書が現存しているが、結局のところ謎を多く残したままだ。

この「自動輪」はのちにオルフィレウス自身の手によって破壊された。その後、彼の詳しい足取りはしれず、1745年に彼がこの世を去ると同寺にその秘密もともに消えた。
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