T16満天星国総合計画

序章:計画の策定について


1.策定の主旨
 満天星国は合併以後、様々な苦難に晒され続けてきましたが、現在まで“どっこい生きて”まいりました。T15の半ばからは社会環境の好転も進み、我々が満天星国として活動するための環境は徐々に整いつつあるといえるでしょう。これは国民の皆様の気付きと弛まぬ努力の結果であります。
 こうした中で、満天星国行政がT16で満天星の未来のために何をするべきかをまとめ、行政の指針とするため、また、当計画を国民の皆様に見て頂くことで、皆様それぞれが生活の中で政治に関心を持ち、自らや家族、友人などとともに良い社会のため何をすれば良いのかを考えても頂きたいと考え、当計画は策定されました。

2.計画の性格と役割
 当計画は以下のような性格・役割を持っています。
  • 過去から現在にかけての状況を確認し、行政の動きを定める
  • 経済における活性化を企図し、国内の景況改善と経済活動による社会構築を促進する
  • 社会制度の整備を行い、国民が最低限の生活を行え、更には自らの望む未来を構築できる環境を構築する
  • 藩国、企業、地域、家庭など様々な主体がそれぞれに連携できる環境を整え、より良い藩国状況を構築する
  • 警察および国軍による安全保障体制を整え、国民の生命と生活を護る


1章:現在からの展望


1.これまでの状況

(A)社会状況
 満天星国はこれまで長く合併からの不和を孕んだまま、その国体をどうにか維持してきました。しかしながら、現在ではそれぞれの国民がそれぞれに理解し合えるような環境が出来つつあり、大変喜ばしく感じています。我々は過去を無くして、現在に立ち、未来へと進むことはできません。過去を見返し、何が良く何が悪かったのかという反省を行うことで、その進歩はさらに前へと進むことでしょう。

(B)経済状況
 T13時に生じた大不況から、T14~15を経て、現在帝國の失業率は40%以下に抑えられている状況です。満天星国では現在失業率10%まで状況を好転させていますが、未だに失業されている国民の方々がいることには変わりなく、状況を更に進展させる必要性は存在しています。しかし、T15における観光産業での他国からの集客増加や、農産業のけん引役となりうるレンコンの栽培と販売の開始など、進展への機運は見えつつあるといえるでしょう。

(C)敵対勢力などへの対応
 T15において、満天星国だけでなく、テラ全域はクーリンガンの復活により大きな痛手を受けましたが、クーリンガンとの戦争に我々は勝利し、また対応を行うことで、その影響は下火になってきています。しかしながら、現在、別の敵対勢力の活動が確認されていることや、宇宙ではネーバルウィッチ艦隊が和平交渉を行おうとしているなど、新たに対応すべき要素が生じてきています。

2.満天星国の展望
 東洋医学には“気血”という概念があり、人が生きるために重要不可欠な要素で、その流れが止まると人間は死ぬとされています。気とは見えぬ流れを、血とは形となった流れを言います。
 この概念から、T16においては、気として文化や社会などの関係性の流動を整え、血として経済やインフラなどを整えていくことと企図します。気血は不可分な存在であり、国内の社会や文化的な不具合はそのまま経済へと悪影響を及ぼしかねなく、その逆もまた然りであるというように例えられます。この2つの要素を対するものでなく、相するものとしてとらえ、国体の健康化を図っていきます。
 また、わんわん帝國やテラ領域の一藩国として、軍事的・経済的な脅威の除去を目指し、これを行うため各国・各組織との連携を努めて参ります。


2章:計画の展開


1.個別政策

(A)経済-工業分野
#先の政策提出から兵器関係がメインになっている可能性が高い。産業構造として大手から下請けまで、ひとつけん引役がいるだけである程度全体の活性化は図れるため、これを機に開発生産を行っていきたい。

(B)経済-運輸分野
#主要産業が運輸から工業に移り変わっており、この意味を確認する必要がある。
#また、運輸は全産業分野のインフラでもあるため、状況によってはある程度の再活性を図っていく。
#具体的には陸海空及び宇宙の輸送路の再整備と連携、他にはロジスティクス(運輸マネジメント)の構築など。

(C)経済-農業分野
#レンコンの取得によるけん引役の出現を機に、合併時の弱体化を取り戻していきたい。
#具体的には、1)レンコンをメインとして満天星農産物のブランド化と販売路の開拓という商業的分野、2)農業手法に関する見直し、3)機材や運営資金の融資、など。

(D)経済-観光分野
#観光地系施設の現状確認と、国内外へ向けた広告やイベントの提示などを行い、集客の継続・増加を図りたい。
#T16では温泉をメインに据えた企画を行っていく。

(E)社会-福祉分野
#育児出産にかかわる政策を提出しており、この流れを継続して行っていく。
#具体的には、片親や収入の少ない家庭に対しての補助を重点的に行い、地域社会での連携についてもある程度進めていきたい。

(F)社会-教育分野
#教育補助にかかわる政策の提出により、基本法となるものはできあがっている。
#T16では、1)大学での産学連携を図ることで技術面での促進と実のある就職ルートの構築を図り、2)他国との交換留学による文化、技術、学術の交流を行っていきたい。

2.総合政策

(A)産業連携による全体成長
 輸送産業におけるインフラ構築は工業や商業へ影響を与えるものですが、工業の技術力は輸送産業の効率化へも影響を与えるものです。こうした相互関係の重要性を今一度見直し、各産業、各企業間での連携を今いっそう高めることで、お互いの経営改善を図り、経済への好影響を与えていくことを企図していきます。
 具体的には、例として輸送にかかわる点でのフォーラムなどを開催し、各産業からの意見を集約するなど、ネットワーク構築を重要な点として行ってまいります。

(B)家庭環境と社会の連携
 社会は家庭の集合といえ、また家庭は家庭の構成員の集団といえます。それぞれは単独として概念づけられてはいるものの、実際には連環のなかにあり、どこかに不和が生じた際はそれが全体へと影響しうる可能性をはらんでいます。
 このため、T16においては今一度、「家庭とは何か、社会とは何か」という点で国内での対話を促進し、また具体的な生活の中で、家庭と社会とが連携を図ることのできるような制度構築を行っていきます。

(C)コスモス完全復帰に向けて
 満天星国の宇宙開発拠点コスモスは、宇宙開発における一大拠点であり、満天星国の今後にとって欠かせない施設のひとつです。しかしながら、T15における襲撃によってその運用状況は、停滞しており、この対策を行うことが必要不可欠となります。
 そのためT16では、1)コスモスの再稼働に向けた改装事業、2)治安維持活動全般の促進、3)親しみやすいコスモス構築のための企画、という3点から、コスモスの再稼働と今後の運用を目指していきます。

(D)他国との連携強化
 満天星国は満天星国のみでなく、わんわん帝國や各藩国、テラなど様々な領域や国家、組織と連携して成り立っています。これらはそれぞれに持ちうる要素を、お互いに譲り合い、或いは補てんし合うことでこれまで維持と成長を行ってきました。
 T16ではこの相互関係を今一度見直し、相互の協力体制を形成することでさらなる成長を目指していきます。
 具体的には、1)他藩国との技術・文化・教育などにおける交流の促進、2)経済的協力体制の構築、などを行ってまいります。

3.治安維持・軍事展開

(A)治安維持展開
 T15において、満天星国ではクーリンガンからの襲撃を受けました。撃退を行ったものの、コスモスが基地化されてしまったことなど、現在まで及ぶ影響がありました。
 これを受け、満天星国では警察組織への装備拡張や、治安維持に関わる施設・機器の導入を行い、具体的な治安維持方法のグレードアップを図ります。また、治安維持活動が必要とされる区域への調査や実際の活動の効率化を図るための制度構築を行ってまいります。

(B)軍事展開
 T16における満天星国国軍の具体的な派兵計画は未だ定まっていませんが、現在のテラ領域における安全確保や、宇宙方面での和平交渉の進展の具合によって、派兵を行う可能性は高い状況です。
 これに対し、1)他藩国との連携のもとで密接な情報収集、2)国内外に対する迅速な治安維持派遣のための準備、3)国軍人員の強化と戦闘教義の見直し、4)新兵装の開発生産、などを行うことによって、危機対応への対応を行ってまいります。



最終更新:2010年05月08日 19:33