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<h2>はじめに:このページの趣旨</h2>
<p>Tactics Ogreをプレイした方はご存知でしょうが、このゲームは後半になるにつれて大味なゲームバランスとなっていきます。<br />
パワーインフレ。魔法偏重。強すぎるハボリムなどなど・・・。プレイ時に不満を感じていた人も多いのではないでしょうか。</p>
<p>そこで、ここではアナタ流のTactics Ogreを作る方法を紹介します。<br />
用意するものはTactics Ogreの構造体(バージョン1.2)と、フリーソフト「BNE2」です。<br />
この魔法のツールがあれば残念設定で使えないユニットやアイテムの数々を救済したり、<br />
強すぎてゲームバランスを損なっている原因を取り除くことができます。</p>
<p>後世まで名が残る名作を、あなたなりにカスタマイズして骨の髄まで味わってください。</p>
<hr />
<h3>準備段階:用意するもの</h3>
<p>まず、http://www7.atwiki.jp/tacticsogre/pages/4.htmlでも紹介されているBNEをダウンロードします。<br />
これは構造体を直接書き換えることができるすぐれものです。</p>
<p>次にマジコンを使ってROMを吸い出します。日本語版のV1.2のものでないとBNEが使えないので注意を。</p>
<ol>
<li>現在の配布サイトでBNE2本体をダウンロードし解凍します。<br />
下記URLに動作に必要なランタイムの説明もあるので、必要ならXTRM Runtimeもインストールします<br />
https://cheatcodes.web.fc2.com/binary/bne2.html</li>
<li>下記URLからBNE2設定ファイルをダウンロードして解凍すると「BNE2SET20110711」というフォルダが作成される<br />
http://ogre.my.land.to/up/src/TO_1254.zip</li>
<li>「BNE2SET20110711」フォルダ内の下記のフォルダを1.で解凍したBNE2フォルダのSettingsのフォルダに入れます。<br />
・Tactics Ogre Rom Data<br />
・Tactics Ogre Ram Data<br />
・Omake2 Rom Data</li>
<li>そして1.のBNE2フォルダ内にあるBNE2のアイコンをダブルクリックでBNE2が起動します。</li>
</ol>
<hr />
<h3>使用法説明:実際にやってみましょう</h3>
<p>BNE2を起動すると次のような画面になります。</p>
<p><img alt="起動画面" src="//www7.atwiki.jp/tacticsogre?cmd=upload&act=open&pageid=111&file=bne_chart1.jpg" /></p>
<p>ROMを開いてみましょう。<br />
左上にある「ファイル」→「開く」でROM選択画面に移行しますので、マジコンで吸い出したROMを探して開きます。<br />
すると次のような画面になると思います。</p>
<p><img alt="ROM読み込み後の画面" src="//www7.atwiki.jp/tacticsogre?cmd=upload&act=open&pageid=111&file=bne_chart2-1.jpg" /></p>
<p>よく使うところだけ説明します。</p>
<h4>アイテム</h4>
<p><img alt="アイテムカスタマイズ画面" src="//www7.atwiki.jp/tacticsogre?cmd=upload&act=open&pageid=111&file=bne_chart3.jpg" /></p>
<p>Tactics Ogerで使用しているすべてのアイテムの性能や効果などをカスタマイズできるのがここです。<br />
意味のある箇所だけ説明します。<br />
行でそのアイテムの性能を、列でその具体的な設定方法を選択します。以下、列の情報を簡単に説明します。</p>
<dl>
<dt>アイテム種</dt>
<dd>そのアイテムがどの種類に該当するかを決めます。武器なのか防具なのか消耗品なのかを変更可能です。<br />
銃(4F~51)と汎用銃(60~62)は通常所持&直接攻撃時の処理と間接攻撃時の処理が異なるために分けてあります。<br />
ここはお互いにリンクしている部分なので下手にいじらないようにしましょう。</dd>
<dt>属性</dt>
<dd>
アライメントの設定ができます。アライメントはゲーム内ではさほど影響してないのですが、属性攻撃or防御あるいはユニットの所持属性による影響度を調整したときに大きな影響が出るのでいろいろ遊んでみるといいと思います。</dd>
<dt>装備部位</dt>
<dd>実際に装備するときの処理判定です。</dd>
<dt>装備部位(リスト)</dt>
<dd>
装備したときにアイテム名の横に出てくるマークです。このマークが一致した装備は同時に装備できないこともあるので注意(靴を二足履くことはできない) 装備部位と矛盾が出ないように設定しましょう。</dd>
<dt>射程</dt>
<dd>ユニットを中心にした攻撃射程を決めます。0にすると選択可能範囲が消えますが、射程無限になります。</dd>
<dt>重量</dt>
<dd>WTに影響します。負の値も有効です。</dd>
<dt>STR~LUK</dt>
<dd>ユニットが持つ基本ステータスに上乗せされます。単純な足し算です</dd>
<dt>物理RES~闇RES</dt>
<dd>特定の攻撃に対する防御のRESを決めます。この値を正にとると被ダメが増えます。<br />
逆に負にとると被ダメが減ります。<br />
計算方式は[理論攻撃力/100-RES]なのでRESが1減ると受けるダメージが1%下がります。<br />
たとえば物理ダメージを50%軽減するアイテムを作りたければ物理RESに-50と入力すればいいのです。</dd>
<dt>STR~LUK成長率</dt>
<dd>ユニットがLvアップした際にボーナスとして加算される各ステータス数値を決めます。<br />
後で紹介する『クラス』のもともとの設定数値を下げたりして<br />
「特定の武器を使い続けることで特定の能力が上がる」というゲーム設定に変えることも可能です。<br />
ただしLUKだけはマイナス成長ができません。</dd>
<dt>値段</dt>
<dd>入力した値に10をかけたものがショップの売値になります。</dd>
<dt>アイテム特性</dt>
<dd>(攻):攻撃時にどの効果が発動するかです。</dd>
<dd>(防):防御時にどの効果が発動するかです</dd>
<dd>(常):常にどの効果が発動するかです</dd>
<dt>使用効果</dt>
<dd>戦闘中にアイテムとして使用した場合の効果です。<br />
そのアイテムが消耗品ではないときは繰り返し使用することが可能です。WPも減りません。</dd>
<dt>武器種</dt>
<dd>攻撃時のアクションを決めます。槍は貫通する。鞭は貫通しない。<br />
投射は投射専用武器になります(直接攻撃は殴りになる)</dd>
</dl>
<h4>アイテムカスタマイズ例</h4>
<p>ではこのアイテムカスタマイズを使用してどういったことができるかといいますと、<br />
たとえば特定の装備品の色づけをすることなどが可能です。</p>
<p>具体的には「剣は攻撃力が低いけど比較的軽くて防御力もあがる」とか「斧は重いけど攻撃力が飛躍的に上がる」とか<br />
「鎧は重いけど物理防御力が非常にあがる」とか「ローブは物理防御が無いけど魔法防御が高くて軽い」とか・・・。</p>
<p>攻略サイトなどを見ると「体装備は後半は死に装備でつけても意味が無い。重視されるのは回避とユニットのステータスのみ」<br />
といわれますが、RESの%を調整することで軽くてもろい軽装歩兵と重くて硬い重装歩兵に両極化できるのです。</p>
<p>あるいは封魔シリーズのような回復魔法すら拒絶するために使い勝手が悪いといわれるものも、<br />
アイテム特性(常)で「HP回復」をいれてやるだけでかなり使いやすくなると思います。<br />
サガフロのギュスターブのようなキャラも作りやすくなるでしょう。</p>
<h2>はじめに:このページの趣旨</h2>
<p>Tactics Ogreをプレイした方はご存知でしょうが、このゲームは後半になるにつれて大味なゲームバランスとなっていきます。<br />
パワーインフレ。魔法偏重。強すぎるハボリムなどなど・・・。プレイ時に不満を感じていた人も多いのではないでしょうか。</p>
<p>そこで、ここではアナタ流のTactics Ogreを作る方法を紹介します。<br />
用意するものはTactics Ogreの構造体(バージョン1.2)と、フリーソフト「BNE2」です。<br />
この魔法のツールがあれば残念設定で使えないユニットやアイテムの数々を救済したり、<br />
強すぎてゲームバランスを損なっている原因を取り除くことができます。</p>
<p>後世まで名が残る名作を、あなたなりにカスタマイズして骨の髄まで味わってください。</p>
<hr />
<h3>準備段階:用意するもの</h3>
<p>まず、http://www7.atwiki.jp/tacticsogre/pages/4.htmlでも紹介されているBNEをダウンロードします。<br />
これは構造体を直接書き換えることができるすぐれものです。</p>
<p>次にマジコンを使ってROMを吸い出します。日本語版のV1.2のものでないとBNEが使えないので注意を。</p>
<ol>
<li>現在の配布サイトでBNE2本体をダウンロードし解凍します。<br />
下記URLに動作に必要なランタイムの説明もあるので、必要ならXTRM Runtimeもインストールします<br />
<a href="https://cheatcodes.web.fc2.com/binary/bne2.html">https://cheatcodes.web.fc2.com/binary/bne2.html</a></li>
<li>下記URLからBNE2設定ファイルをダウンロードして解凍すると「BNE2SET20110711」というフォルダが作成される<br />
http://ogre.my.land.to/up/src/TO_1254.zip</li>
<li>「BNE2SET20110711」フォルダ内の下記のフォルダを1.で解凍したBNE2フォルダのSettingsのフォルダに入れます。<br />
・Tactics Ogre Rom Data<br />
・Tactics Ogre Ram Data<br />
・Omake2 Rom Data</li>
<li>そして1.のBNE2フォルダ内にあるBNE2のアイコンをダブルクリックでBNE2が起動します。</li>
</ol>
<hr />
<h3>使用法説明:実際にやってみましょう</h3>
<p>BNE2を起動すると次のような画面になります。</p>
<p><img alt="起動画面" src="//www7.atwiki.jp/tacticsogre?cmd=upload&act=open&pageid=111&file=bne_chart1.jpg" /></p>
<p>ROMを開いてみましょう。<br />
左上にある「ファイル」→「開く」でROM選択画面に移行しますので、マジコンで吸い出したROMを探して開きます。<br />
すると次のような画面になると思います。</p>
<p><img alt="ROM読み込み後の画面" src="//www7.atwiki.jp/tacticsogre?cmd=upload&act=open&pageid=111&file=bne_chart2-1.jpg" /></p>
<p>よく使うところだけ説明します。</p>
<h4>アイテム</h4>
<p><img alt="アイテムカスタマイズ画面" src="//www7.atwiki.jp/tacticsogre?cmd=upload&act=open&pageid=111&file=bne_chart3.jpg" /></p>
<p>Tactics Ogerで使用しているすべてのアイテムの性能や効果などをカスタマイズできるのがここです。<br />
意味のある箇所だけ説明します。<br />
行でそのアイテムの性能を、列でその具体的な設定方法を選択します。以下、列の情報を簡単に説明します。</p>
<dl>
<dt>アイテム種</dt>
<dd>そのアイテムがどの種類に該当するかを決めます。武器なのか防具なのか消耗品なのかを変更可能です。<br />
銃(4F~51)と汎用銃(60~62)は通常所持&直接攻撃時の処理と間接攻撃時の処理が異なるために分けてあります。<br />
ここはお互いにリンクしている部分なので下手にいじらないようにしましょう。</dd>
<dt>属性</dt>
<dd>
アライメントの設定ができます。アライメントはゲーム内ではさほど影響してないのですが、属性攻撃or防御あるいはユニットの所持属性による影響度を調整したときに大きな影響が出るのでいろいろ遊んでみるといいと思います。</dd>
<dt>装備部位</dt>
<dd>実際に装備するときの処理判定です。</dd>
<dt>装備部位(リスト)</dt>
<dd>
装備したときにアイテム名の横に出てくるマークです。このマークが一致した装備は同時に装備できないこともあるので注意(靴を二足履くことはできない) 装備部位と矛盾が出ないように設定しましょう。</dd>
<dt>射程</dt>
<dd>ユニットを中心にした攻撃射程を決めます。0にすると選択可能範囲が消えますが、射程無限になります。</dd>
<dt>重量</dt>
<dd>WTに影響します。負の値も有効です。</dd>
<dt>STR~LUK</dt>
<dd>ユニットが持つ基本ステータスに上乗せされます。単純な足し算です</dd>
<dt>物理RES~闇RES</dt>
<dd>特定の攻撃に対する防御のRESを決めます。この値を正にとると被ダメが増えます。<br />
逆に負にとると被ダメが減ります。<br />
計算方式は[理論攻撃力/100-RES]なのでRESが1減ると受けるダメージが1%下がります。<br />
たとえば物理ダメージを50%軽減するアイテムを作りたければ物理RESに-50と入力すればいいのです。</dd>
<dt>STR~LUK成長率</dt>
<dd>ユニットがLvアップした際にボーナスとして加算される各ステータス数値を決めます。<br />
後で紹介する『クラス』のもともとの設定数値を下げたりして<br />
「特定の武器を使い続けることで特定の能力が上がる」というゲーム設定に変えることも可能です。<br />
ただしLUKだけはマイナス成長ができません。</dd>
<dt>値段</dt>
<dd>入力した値に10をかけたものがショップの売値になります。</dd>
<dt>アイテム特性</dt>
<dd>(攻):攻撃時にどの効果が発動するかです。</dd>
<dd>(防):防御時にどの効果が発動するかです</dd>
<dd>(常):常にどの効果が発動するかです</dd>
<dt>使用効果</dt>
<dd>戦闘中にアイテムとして使用した場合の効果です。<br />
そのアイテムが消耗品ではないときは繰り返し使用することが可能です。WPも減りません。</dd>
<dt>武器種</dt>
<dd>攻撃時のアクションを決めます。槍は貫通する。鞭は貫通しない。<br />
投射は投射専用武器になります(直接攻撃は殴りになる)</dd>
</dl>
<h4>アイテムカスタマイズ例</h4>
<p>ではこのアイテムカスタマイズを使用してどういったことができるかといいますと、<br />
たとえば特定の装備品の色づけをすることなどが可能です。</p>
<p>具体的には「剣は攻撃力が低いけど比較的軽くて防御力もあがる」とか「斧は重いけど攻撃力が飛躍的に上がる」とか<br />
「鎧は重いけど物理防御力が非常にあがる」とか「ローブは物理防御が無いけど魔法防御が高くて軽い」とか・・・。</p>
<p>攻略サイトなどを見ると「体装備は後半は死に装備でつけても意味が無い。重視されるのは回避とユニットのステータスのみ」<br />
といわれますが、RESの%を調整することで軽くてもろい軽装歩兵と重くて硬い重装歩兵に両極化できるのです。</p>
<p>あるいは封魔シリーズのような回復魔法すら拒絶するために使い勝手が悪いといわれるものも、<br />
アイテム特性(常)で「HP回復」をいれてやるだけでかなり使いやすくなると思います。<br />
サガフロのギュスターブのようなキャラも作りやすくなるでしょう。</p>