今回のお題は「る」ということで……前回、「の」で本が見つからないーとのたうちまわった記憶も新たなままなのですが、「る」で思いつかなくてアマゾン検索しても大量の「るるぶ」なんとかに埋もれてしまって「るるぶ」じゃない他の本が全然みつからないのじゃぱおーん!と思いました。「るるぶ」強すぎです。
それはともかく、今回はあさりよしとおの「るくるく」を読みました。シリーズ続刊中で、これを書いてる現在は5巻まで出ているようです。
基本的には、悪魔の瑠久羽(るくは=「るく」)とそのしもべたちが、地獄が罪を犯した人間たちでいっぱいなため人間を救いたい、というなんだかトンチキな理由でやってきて、主人公である中学生の男の子、鈴木六文と同居生活を続けるホームコメディもしくはラブコメディ、といった感じなのですが、あさりよしとおらしいスプラッタでダークなギャグと、注釈なしの引用とパロディ満載の漫画になっています。
感想を書こうとして、「るく」はルシファー、しもべの悪魔「ブブ」はベルゼブブ、「ベル」はベルフェゴール、「レヴィ」はリヴァイアサンをモチーフにしているのだろうな、というあたりまで考えてから、たぶんそういうの好きな人が調べていそうだと思ってぐぐったら案の定Wikipediaに全部書かれていました。(リンク先下部はネタバレ表記あり注意)
http://z.la/55i6d
http://z.la/55i6d
悪魔も天使も仏教もなんでもかんでも出てくるんですが、そのあたりに深い知識がある人はより楽しめるのではないかと思います。(たぶん私にはわかってないギャグが混ざってる。)
とりあえず、ヤハウェが唯一神を表しているというのは知っていて読んだほうがいい気がします。(2巻以降ですが、少なくとも設定の理由の数分の一をそのギャグひとつが握っているような……。見事です。)
とりあえず、ヤハウェが唯一神を表しているというのは知っていて読んだほうがいい気がします。(2巻以降ですが、少なくとも設定の理由の数分の一をそのギャグひとつが握っているような……。見事です。)
以前から気になっていた作品だったんですが、この機会に読めてよかったー。「宇宙家族カールビンソン」とか好きだった人にはおすすめです。
「るく」がツンデレドジっ娘メイドっぽい感じなので、そうゆうの好きな人にもおすすめかもしれません。正統派じゃないっておこられるかもしれんけど。