読書感想しりとりリレー2006@Wiki
「浪漫倶楽部 1」 (天野 こずえ)
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幼い頃に 何度か“不思議な存在”と出会ったことがある中学生・火鳥 泉行(かとり せんこう)は、学園で起きる数々の怪現象を解明するために発足された部活・浪漫倶楽部に入部することになった。
とぼけた先輩・綾小路宇土(あやのこうじ うど)や、同級生の橘月夜(たちばな つくよ)らと共に、泉行は 様々な不思議現象に遭遇することに…。
とぼけた先輩・綾小路宇土(あやのこうじ うど)や、同級生の橘月夜(たちばな つくよ)らと共に、泉行は 様々な不思議現象に遭遇することに…。
アニメ化・ゲーム化もされた人気作品「ARIA」(→アニメ公式サイト)の作者の、初期連載作品です。
「ARIA」や「AQUA」は、『水の星となった近未来の火星を舞台に、観光都市・ネオ=ヴェネツィアのウンディーネ(ゴンドラによる水先案内人)となるべく 日々鍛錬を重ねる少女たちのハートフルストーリー』で、これらは まったり加減とほんわか具体と癒しテイストが絶妙な作品なのですが…今回ご紹介する「浪漫倶楽部」の方は…ううむ。
絵柄がまだ荒削りであるところとか、主人公が少年で ドタバタした空気であるところとか、舞台が普通の中学校なのに 様々な事件が とてもファンタジックであることの違和感だとか、それでいて 涙腺を刺激されてしまう苛立ちだとか……どうもバランスが悪い、というか、好みではない、という感じ。
…てか、主人公、「かとり せんこう」て。
現在連載中の「ARIA」、および その前身である「AQUA」(全2巻)については、とてもオススメです。機会があれば是非。