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追加ルール:残虐ダメージ

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残虐ダメージ Savage Damage

「残虐ダメージ」は(超自然存在ではない)人間に対して適用される「再生不能ダメージ(Aggravated Damage)」のようなものである。「残虐ダメージ」は「致死ダメージ」以上に酷く人体を破壊し、出血させるものであり、この結果、「残虐ダメージ」を被った人間は出血死や、身体の一部が恒常的に破損させられうる。
このルールは非常に凶悪なものであり、シナリオやムードにおいて必要がなければ使うべきでない。


・残虐ダメージの発生条件

「残虐ダメージ」の発生条件は以下の通りである。

・対象が人間であること。対象がヴァンパイアやワーウルフ、メイジのように「再生不能ダメージ」を受ける場合には、このルールは適用されない。また犬、猫、牛などに対しては、わざわざこのルールを使う必要がないだろう。
・ダメージを発生させるものが、「対象の体力+1」以上の致死ダメージ武器か、「対象の体力+2」以上の打撃ダメージ武器か、大型の車両ないしそれに類するものであること。

例:体力2の人間に対して、カタナ(ダメージ+3、致死)で切りかかった場合、与えるダメージの種類は(致死ダメージから)「残虐ダメージ」に変更される。


・残虐ダメージの記録

「残虐ダメージ」を被った場合、その記録は「再生不能ダメージ」と同様に処理する。


・残虐ダメージの効果

「残虐ダメージ」は致死ダメージ以上に悲惨な結果を生み出す。
一度の攻撃で受けた「残虐ダメージ」が被害者の〈体力〉以上であった場合、被害者は直ちに〈体力〉で判定を行う。この判定に失敗すると、被害者は〈身体損壊〉の効果を受ける(後述)。たとえ〈身体損壊〉を免れたとしても、「残虐ダメージ」を受けるとひどく失血する。これをあらわすため、被害者は即座に1点の「打撃ダメージ」を追加で受ける。
受けたダメージが〈体力〉の2倍以上であった場合、あるいは〈サイズ〉以上であった場合には、即座に〈身体損壊〉となる。
受けたダメージが〈体力〉未満の場合には、追加の効果は生じない。

〈身体損壊〉となったキャラクターは、手足が切断されたり、失明したり、顔に酷い傷を負ったりする。この効果はストーリーテラーとプレイヤーが相談して決めるか、あるいはダイスを1個振って以下の表を参照し、ランダムに決定する。
効果の種類を問わず、〈身体損壊〉は非常に激しい苦痛を伴う。〈意志力〉が6以下のキャラクターは即座に気絶する。〈意志力〉が8以下のキャラクターはかろうじて意識を保つことができるが、ほとんどの行動は起こせない。どうしても何か行動したい場合には、1ターンにつき2点(!)の〈意志力〉を消費することで行動できる。〈意志力〉9以上のキャラクターは、-3のペナルティーを被った状態で行動ができる。

〈身体損壊〉が生じるのは人間だけであり、これは自然には回復しない。ある程度までの回復は起きるが、それは出血が止まり、皮膚が再生するといったレベルのことであって、切断された腕が生えてきたり、潰された目が元にもどったりするようなことはありえない。義手や義足で補ったり、あるいは超自然の手段によって回復させることは不可能ではない。

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〈身体損壊表〉 1d10
1-2:顔面に醜い傷跡。〈はっとする美貌/Striking Looks〉がある場合、即座に失われる。顔を見せた状態での誘惑や説得には-2のペナルティを被るようになる。一方、脅迫の場合には+2のボーナスを受ける。この効果は美容整形手術によって消すことができるが、それには長い時間と、少なくとも4点の〈資産〉が必要になる。
3:内臓への負傷。内臓が破損し、呼吸、消化吸収、排泄、生殖などに問題が生じるようになる。〈体力〉を1点失う。これによって、そのキャラクターの〈体力〉の上限は4に低下する。具体的にどの内臓が破損したのかは相談のうえ決めること。
4-5:失明。片目が潰され、あるいはえぐられる。〈隻眼/One Eye〉の短所を得る。
6-7:腕の喪失。片腕が切断、あるいは粉砕される。〈隻腕/One Arm〉の短所を得る。
8-9:足の喪失。自由に歩くことができなくなる。〈歩行障害/Crippled〉の短所を得る。
10:脳障害。出血による酸欠や、激しい衝撃によって脳の機能に異常が生じる。なんらかの精神障害が発生する。具体的には相談のうえ決めること。

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・残虐ダメージの回復

「残虐ダメージ」それ自体は自然に回復する。回復の速度は「致死ダメージ」と同じだが、回復の順序は先に「致死ダメージ」からとなる。
また魔術などで回復を行う場合には、「残虐ダメージ」は「致死ダメージ」と同様に扱うこと。


・覚醒

「残虐ダメージ」は命に関わる負傷であり、キャラクターに秘められていた力が目を覚ますきっかけとなるかも知れない。具体的に言えば、「残虐ダメージ」はワーウルフやメイジとして目覚める引き金となりうるということだ。これについてはストーリーテラーがどのようなストーリーを考えているかに任されており、プレイヤーは安易に「危険が迫ればワーウルフになれるさ」などと思うべきではない。

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