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シナリオフック5

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「私を、捜して」

《設定》

ある夏の夜の市街で、とある雑居ビルの基部が突然崩壊する。剥き出しになった基礎部分から人間の死体が発見されて大問題になる。ビルを建設したのは小和建設なのだが、工事に関わった現場責任者は無実の罪を訴えながら、マスコミによる批判に耐え兼ねて自殺を遂げる。このため逆に一人の人間を死に追い込んだマスコミが批判され、また警察にもと外部から圧力がかかって捜査はうやむやに終わる。だがそれは連続ビル倒壊事件の始まりに過ぎなかった

《導入》以下から選ぶこと

  • 新聞記者:報道の加熱から自殺者を出した事を悔やんだが、ある時自殺そのものに疑いを抱き、編集部の方針に逆らいながらも独自に調査を進める
  • 私立探偵:ビル倒壊の犠牲者の遺族から依頼を受けて、自殺者と小和建設について調査を行う
  • 刑事:現場近くで不審な男を見たという目撃証言をあたっていたのだが、捜査自体が縮小され上の方針に不信を抱きながらも他の案件にあたることになった。しかしある時、街で証言と酷似した男を見つける
  • 司祭:SM教団大司教ジョナサン・伊藤の命を受け、恵栖二の地脈を揺るがせ、死者の眠りを妨げる邪まなる力を封罰せんとミッションに赴くことに

《展開》

木曜の晩、PCの一人(刑事以外)が、知り合いである久我長房を見かける。彼は数年前に姉が行方不明になってから人が変わったようになり学校(or職場)もやめ、姿を消してしまっていた。久しぶりに出会った彼は、以前とは見る影も無い有様だった。一言二言言葉を交わすと彼は去ってしまい、後を追っても見失う。直後第二のビルが倒壊する
偶然(あるいは狙って)二番目のビルの倒壊に居合わせたPC達が、急行したWSS社のバンが骸らしきものをPCの一人(私立探偵か新聞記者)が(裏道などで)突如襲撃を受け、事件を追うのをやめるよう脅迫される。判定に成功すれば彼らがWSSの精鋭第七課である事が判明する
次の木曜までに久我を見つけ出し(スラム・エスニに潜伏している)、彼の手助けをするかとめるかをPCに決めさせる。止める場合(笛を取り上げたり破壊したりしないと駄目)はそのままエンディング>しばらくしてから久我長房はまた行方不明になり(浚われたらしい)、PCたちは街を歩く時、時折建物から怨嗟の声を聞く事に

《真相》

和田産業配下の小和建設はビルやマンションを建設する際に人柱を立てる風習を大正104年の今に至るまで実施していた。その為に幾人もの犠牲者が出ており、その一人が久我伊織である。建物自体は封印を施されているため、どのビルに誰が埋められているかわからない。龍脈を通じて外界へと流れ出て、双子の弟である久我長房にとりついた伊織は自分の肉体を捜し求めて彷徨っていた。それを知った黒い頭巾を被ったコヨーテ状の邪妖精が、正しく埋葬されなかった遺骸を見つける笛を渡す
笛によって恵栖二各地にある小和建設の建築物の基礎となった人々が発見されるのだが、それらの建築物は龍脈に打ち込んだ針の役目を果たしており、そこの要となっている霊を無理矢理呼び覚ましたために、力の流れが乱れビルを倒壊させたのだ

《結末》

あくる木曜の晩、伊織が失踪した直後に建設されたビルへ向かう。長房が笛を吹くと果たしてビルは崩壊し、基礎から表れ出でた骸はやんぬるかな彼の姉だった。そこへWSS第七課が登場し戦闘になる。数ターン持ちこたえれば人が集まるので彼らは撤退する
泣きながら再会をかわす久我と一行の前に、犬の姿にも似た不気味な妖精が現れる。「この地の封印に未だ囚われたる骸は多い、汝ら罪無き者を見捨てるのか?己が願いを果たせば他はどうなってもかまわんのか?」と問いかけ、返答に関わらずその姿を消す
もしもPCが他の死者を解放する事を選んだ場合はまた別のお話になる(第七課と正面対決をする事になり、和田産業の政治力によって一行はテロリストとして手配され、また歪められた龍脈を無理矢理解放してまわったために地脈が不安定になり恵栖二全土を大規模な地震が襲うようになる)。

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