「象の啼く街」
最近、恵栖二市に夜な夜な象の群が現れて町を徘徊するという。最初は酔漢や徘徊する痴呆老人、ホームレスなどによる目撃証言だったので、誰も信じようとしなかったがやがて人が襲われる事件が発生する。
裕福な女性、ヤクザ、友人の家に麻雀を打ちに行った一般人などが襲われる。
調査を開始したPC達は、被害者達の意外な共通点に気付く。
彼らは所持していた象牙製品を悉く奪われているのだ。
一行は、その奪われた品々が、最近闇ルートで出回っている見事な象牙の製品である事を知る。
製品を製作していると思しき場所へ踏み込もうとした一行の眼前で、象の群が巨体を揺るがしながら工場を蹂躙する。
生き残った職人から、この事件の背後にある真相が語られる。
恵栖二市内にある「象の墓場」。死期を悟った象が自ら赴きそこで穏やかに死を迎えるという安息の地を荒らした愚か者がいるのだ。
墓場から象牙を持ち帰った墓荒らしは一度では飽き足らず、二度三度と霊たちの安息を乱した。
聖地を管理していたワーナウマンゾウ(データはSkinchangersを購入して自作してください)のシャーマンが祖霊の力を借りて驕り高ぶった愚かな人類に罰を与えているのだ。
PC達は犯人を捕らえ、シャーマンにとりなして荒ぶる霊たちをなだめなければいけない。
