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・ペルソナ使いの作成
ペルソナ使いは通常のモータルとして作成し、これに〈従者:ペルソナ〉5レベルを加えます。 その後ペルソナのデータを作成すればデータは完成です。 データが完成したあと、あるいはデータを考えるまえに、どうやってペルソナ使いになったのか、ペルソナについてどう考えているのかを決めればキャラクターの完成です。
・ペルソナの作成
ペルソナは以下のようなデータを持ちます。
・名前:ペルソナの名前です。 ・美徳:ペルソナの美徳です。 ・悪徳:ペルソナの悪徳です。ペルソナの能力に影響します。 ・強度:ペルソナのもつパワーの強さです。 ・技巧:パワーをどれだけ正確に操作できるかを示します。 ・耐性:外部からの影響にどれだけ耐えられるかを示します。 ・長所;ペルソナの持つ長所です。ペルソナを召喚すると、ペルソナの長所はペルソナ使いにも適用されるようになります。これは原則として基本ルールの長所と同じものですが、ペルソナ専用の長所もいくつかあります(後述) ・技能:ペルソナによっては技能を持っています。 ・真力:ペルソナのもつ神秘的な力です。この力を使うためにはペルソナ使いが〈意志力〉を消費する必要があります。 ・装備:ペルソナによっては装備を持っていることがあります。 ・サイズ:ペルソナの大きさです。通常、1から5の範囲を取りますが、ストーリーテラーの許可があれば最大で7まで増やすことができます。実体化させないかぎり影響はありません。プレイヤーが任意の値を定めてください。
名前は好みで決めます。 美徳と悪徳は基本ルールの7種から任意のものを選択します。 悪徳によって、長所ないし技能が与えられます。以下の表を参照してください。
・傲慢:名声(Fame)●● または虚言●● ・嫉妬:危険感知(Danger Sense)●● または調査●● ・憤怒:脅迫●● または格闘●● ・怠惰:情報源(Contats)●● または政治●● ・強欲:資産(Resource)●● または盗み●● ・暴食:鉄の胃袋(Iron Stomach)●● または生存●● ・姦淫:はっとする美貌(Striking Looks)●● または共感●●
強度、技巧、耐性は合計で8点になるように割り振ります。ただし最低でも1点は振らねばなりません。上限は5点です。4点から5点にする場合、2点ぶんを消費します。
長所は悪徳によるもの以外に5点が与えられます。これは基本ルールから選びますが、それ以外にペルソナ専用の長所が存在します(後述)。
技能は合計で7点が与えられます。これは基本ルールから選びます。上限は5点です。4点から5点にする場合、2点ぶんを消費します。
真力は基本ルールから2種類を選びます。ストーリーテラーの許可があれば、ワーウルフやメイジの精霊のルールから選んでも構いません。このとき、消費するエッセンスはペルソナ使いの意志力で代用します。
ペルソナが〈資産〉を持っている場合、このペルソナは装備を取得することができます。〈資産〉で購入できる範囲の装備を、最大で〈資産〉と同じ個数まで取得できます。〈資産〉のレベルが上昇したら、新しく装備を増やすことができます。
ペルソナ専用の長所
・〈遠距離行動〉 ●-●●●●● ペルソナは普通、ペルソナ使いから1ヤード程度の範囲に留まりつづけます。しかしこの長所を持つペルソナは、ペルソナ使いから離れた地点にまで移動できるのです。ただし移動できるのはペルソナ使いの視界内に限られます。ペルソナ使いが盲目の場合、視界については「音の聞こえる程度」「臭いのかげる程度」などに置き換えてください。また召喚されたペルソナは、つねにペルソナ使いの1ヤード以内から出現します。
● ペルソナ使いから10ヤード程度。 ●● ペルソナ使いから50ヤード程度。 ●●● ペルソナ使いから100ヤード程度。 ●●●● ペルソナ使いから500ヤード程度。 ●●●●● ペルソナ使いから1000ヤード程度
距離を伸ばすほかに、〈遠距離行動〉のレベルを上げることで以下のような利点を与えても構いません。
+1 視界外に移動させることができる。 +1 出現時に、ペルソナ使いの周囲ではなく、移動可能範囲の任意の場所から出現させることができる +1 ペルソナの五感をペルソナ使いも感じることができる
例:〈遠距離行動〉4レベル、そのうち距離を伸ばすのに2レベル、視界外に移動、ペルソナの五感をペルソナ使いと共有しているペルソナ使いは、ペルソナを50ヤード以内の任意の場所に移動させることができ、たとえそこがペルソナ使いの視界外であってもペルソナの五感を利用しながら移動させることができます。
・〈失われた記憶〉 ●-●●●●●
この長所を持つペルソナは、ペルソナ使いにとってなじみのない記憶を持っており、ペルソナが召喚されるとこの記憶の一部がペルソナ使いにも感じられます。この記憶はペルソナの出自に由来するものです。ペルソナ使いの幼少期の記憶や、あるいは前世の記憶かもしれません。 この長所を持つペルソナ使いがペルソナを召喚しているあいだ、ペルソナ使いは0レベルの知識分野技能での判定において、〈失われた記憶〉のレベルを足すことができます。ただし、これは知識系技能そのものではないので、技能なしの-3ペナルティーは残ります。
・〈実体化〉 ●-●●●●●
このペルソナは実体を持った状態で召喚されます。一般人であってもこのペルソナの姿を見ることができ、触れることもできます。この長所はペルソナの〈サイズ〉と同じレベルで取得しなければなりません。 ペルソナがダメージを受けた場合、通常はペルソナ使いにダメージが与えられるのですが、〈実体化〉したペルソナは「〈耐性〉+〈サイズ〉」だけの〈生命点〉を持っており、この〈生命点〉が尽きるまではペルソナがダメージを受けます(ペルソナ使いはダメージを受けません)。ペルソナの〈生命点〉が0以下になると、ペルソナは自動的に退去してしまい、そのシーンのあいだペルソナを召喚することはできなくなります。 実体化しているペルソナは〈防御〉を持ちます。これは〈強度〉と〈技巧〉のいずれか高いほうに等しい値となります。また実体化しているあいだは、物理的な手段によってダメージを受けます。 ペルソナの〈生命点〉は、〈意志力〉を1点消費するごとに1点づつ回復します。この回復は1アクションとして扱います。ペルソナの〈生命点〉は0にまで低下しますが、マイナスにはなりません。〈生命点〉が0のペルソナは、回復するまで召喚できません。
・〈愚者〉 ●●
このペルソナは倫理から逸脱した存在です。このペルソナは判定において、〈道徳〉と〈不道徳〉の低いほうを用いなければなりません。 このペルソナは意志力を消費せずに召喚することができます。 〈愚者〉を取得したペルソナは、今後〈救済者〉や〈真の邪悪〉を取得することができません。すでに〈救済者〉〈真の邪悪〉を取得している場合、〈愚者〉を取得することはできません。
・〈救済者〉 ●●●
このペルソナは理性、慈悲、勇気といったものの顕現であり、人間の歴史に影響を及ぼしかねない存在です。この長所を取得した時点でペルソナの悪徳は失われ、ペルソナ使いの〈不道徳〉は通常の「11-〈道徳〉」ではなく、常に1点で固定されます。またペルソナの美徳は常にペルソナ使いの美徳として扱われます。 この長所によって悪徳が失われても、悪徳によって得たペルソナの長所/技能は残ります。
・〈真の邪悪〉 ●●●●●
このペルソナは完全なる邪悪の権化であり、人間の魂を根本から揺るがすような存在です。この長所を取得した時点でペルソナの美徳は失われ、ペルソナ使いの〈不道徳〉は通常の「11-〈道徳〉」ではなく、常に9点で固定されます。ただし〈道徳〉が1にまで低下すると、〈不道徳〉は10に上昇します。 ストーリーテラーは〈真の邪悪〉の取得を禁止することができます。
もしペルソナが〈救済者〉と〈真の邪悪〉の両方を取得した場合には、次のように処理します。ペルソナ使いの〈道徳〉が6-10の場合には〈救済者〉のルールを適用し、〈真の邪悪〉のルールは無視します。〈道徳〉が1-5の場合には〈真の邪悪〉のルールを適用し、〈救済者〉のルールは無視します。
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