Royal Guard

ロイガ戦隊そるれんじゃー ダイジェスト

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「えるー。またあまししがやらかしたみたいだよ」
 髪の長い少女は、帰ってくるなりそう言った。
 少女の名前は、そると。
 ピンクの長髪が自慢の自称16才の美少女キャット。
「ふぅん」
 えると呼ばれた黒髪を三つ編みでとめたシープの少女は、ねそべっていた。
「また寝てたんでしょ。しょうがないなぁ」
 ガズエル、通称えるの趣味は昼寝だった。


 ほわいとはすっと手をぶらっくに差し出した。
 ぶらっくはほわいとの意図に気がつき、その手を握り、二人の手は堅く結ばれた。
「ぶらっくさんだーーー」
 ぶらっくは空いている右手を前に差し出した。
「ほわいとさんだーーー」
 ほわいとは左手を天に掲げる。
「なっ…その技はっ!!」
 ラクーンはきょがくの声を挙げた。
 黒い稲妻と白い稲妻がそれぞれを撃つ。


「スンスンスーーン」
 安全帽をかぶったバニーの声が、バンパイヤキャッスル月光の調べに木霊する。
 うさぎの名前は熱暴走。
 攻撃型でありながら、感覚に特化した魔術回路。
 熱暴走は調査のためにこの月光の調べに来ていた。
 完全電球でしらみつぶしに掘り続ける様はまさに感覚型のそれであろう。
 ついた二つ名が、狐の皮をかぶった兎。


「風のシンボル、そるほわいと!」
「太陽のシンボル、そるいえろー!」
「月のシンボル、そるぶらっく!」
「愛のシンボル、そるぴんく!」
「光のシンボル、そるれっど!」
『ロイガ戦隊、そるれんじゃーー!』


ロイガ戦隊そるれんじゃー ~もうひとりのガズエル~ より抜粋。

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